■05/08/23 東日本フェリー「べが」苫小牧−八戸
馬鹿な事情があって、北海道滞在12時間30分で、家に帰ることになりました。
「べが」に乗るべく、札幌駅前のホテルで6時前に起きます。
結構トホホな気持ちなの。
JRで苫小牧の駅に着いたら、丁度上野からの北斗星3号がやって来ました。
つまり、上野からこいつに乗って来れば、苫小牧で「べが」に接続します。
わざわざそんな暇な(お馬鹿な)乗り方をする人なんて、居ないと思いますけど。
駅前のバスターミナルからバスに乗って、と。
フェリーターミナル行きの市営バスに乗ったの、私一人だけでした…。
まんが喫茶が開店してるのを眺めつつ、バスに揺られて。
まさか、そこに一週間後に来ることになるなんて…!。
窓口でコムレイドカードを提示して、1割引の乗船券をカードで購入。
当然、2等だよ。
乗船開始は、出港30分前の9時丁度ですって。
船の前まで行って写真を撮っていても、車の動きは全然ありません。
人も車もがらがらなんだなー。
夜行便の折り返し回送みたいなものかしら。
ターミナルの売店では、さんふらわあのクッキーをお土産に購入。
420円と格安だったので…(笑)。
職場で食べたら、甘くて美味しいクッキーでしたっ。
それから、私の好きなガラナのジュースを買っておきます。
09時10分、のんびりと乗船。
東日本フェリーのシリーズ恒例、蝶ネクタイのおじさんに丁寧に迎えて貰って。
まず展望室を覗いてみたら、もうぱらぱらと先客が居らっしゃるみたい。
見晴らしは最高ですけど、暑そうだし、ここはパスかな…。
下の客室へ行ったら、一人で一区画を使える人数しか乗っていません(笑)。
さすがにアウトサイドは埋まっていたので、インサイドの区画を一人で占有。
これはいいですねー。
みんなテレビを見てますけど、私はテレビはいらないもんっ。
とりあえず、レストランでご飯だよー。
出港15分前のドラが鳴ってる中、食券を購入して…。
とんかつ定食900円。
コックさんは奥の方で仕込みをしているので、大声で呼んでも気付いて貰えず、更に大声で叫んで、やっと気付いて貰えました(笑)。
本当はセルフサービスなんですけど、出来た料理は席まで持って来てくれるの。
いつもと同じ、東日本フェリーお馴染みの味がするよー。
値段と味のバランスはいいと思います。
私は結構好き。
メニューはかなり豊富だし。
私が食べ終えるまでに、二人のお客さんが来ていましたあ。
一般の人と、ドライバーさん。
カウンターに食器を返し、丁寧に挨拶されて、レストランを撤収。
このレストラン前、ソファーが並んだサロンになっているのですが、壁がみんな鏡になっているので、何かちょっと変わった雰囲気なんですよね。
レストランの入口が何処だか分からなくなるー(笑)。
ちょっと狭いし。
そして、特等室がレストランの隣りの変わった場所にあります。
さすがにここは、階段登ったりもしませんでした。
ちなみに、レストランの営業時間は09時00分〜13時00分(ラストオーダーは12時45分)、16時30分〜17時00分と、朝昼晩を幅広くフォローしています。
昼も食べに行こうと思っていたら、ぐーぐー寝てしまって、駄目でした(^^;。
お風呂は11時で閉まってしまうので、そちらは終了前にきちんと行っておきましたよー。
結構狭いお風呂ですけど、他に誰も居ないから…。
昼の航海だもん、わざわざ入りに来る人は少ないよね。
浴槽が妙に深くて、のんびりは浸かってられませんでしたけど(笑)。
さあて、デッキで休もうっと。
遠くなって行く苫小牧の港を眺めるよ。
この先、太平洋フェリーと大洗発夕方便、それぞれとすれ違う筈なので、見逃せません。
到着時間から逆算すると、10時00分頃と11時30分頃の筈。
なので、それまではデッキと客室を行ったり来たり。
とゆーか、殆どデッキに出っぱなしだったんですけど。
「あかしあ」のデッキが狭かったから殆ど歩けず、フラスト溜まってたもん(^^;。
10時00分、右舷側で太平洋フェリーとすれ違い。
「きそ」じゃないのは間違いありませんけど、「きたかみ」なのか「いしかり」なのか、私にはさっぱり分かりません。
写真を拡大して確認すると、「きたかみ」って書いてあるように見えるから、あれは「きたかみ」だ!。
ちなみに、「きそ」じゃないのが分かったのは、船名の四文字が見えたからで、別に船の形で見分けられるわけじゃありません(^^;。
ともあれ、かなり本船の近くを通ってます。
山をバックにして、ゆっくりと苫小牧へ向かうフェリー。
いいな♪。
そういえば、逆に「きそ」から「べが」を見たことがあったっけ。
あのときは、もっと遠かったけれど…。
大洗航路の夕方便は、いつ来るのかあんまり自信が持てませんでしたけど、11時30分頃に見えて。
デッキに出たら、まさに真横に居たし。
左舷側、えらい遠くを「へすていあ」が走って行きました…。
ちっこい…(^^;。
ちょっと雲が多いけれど、天気は悪くありません。
海を走って行く北海道の風の匂い、忘れないようにしなくっちゃね。
デッキをとことこカモメが歩き、トンボが沢山飛んでます。
売店はずっと開いてましたけど、特に買う物は無いや。
インフォメーションで「べが」の船内配置図と諸元が書かれたコピーがあったので、貰って来ました。
それから、ゲロ袋もリベラのマークの入ったブルーの洒落たものに変わっていたので、一枚貰って。
私のゲロ袋コレクションが増えました(笑)。
サイズはかなり小さくなったけれど、大丈夫なのかなあ。
ちなみに、レストランのお箸袋は無地で、リベラのマークは入っていません。
以前は、東日本観光サービス、だったような…。
後はもう、本当にのんびりです。
デッキを散歩して、昼寝して、寝転がったまま荷物の整理をして。
昼間の空いてるフェリーはいいなあ。
病み付きになるー(^^;。
夕方、またレストラン。
今度はチャーハン600円を食べます。
これも安くて美味しいよー。
他に食べに来ていたお客さんは、やっぱり二人だけ。
たちまち八戸が近付いて来ました。
「びるたす」の写真を撮ろうとデッキで待ちかまえていたら、八戸の港内で「びるたす」をかわしたから、びっくりしちゃった。
すごーい。
で、一週間後、この
「びるたす」に乗ることになろうとは…。
ぎゅいーんと傾いてます。
陽の光を浴びて、「びるたす」の白の船体がきらきら輝いて。
いいシチュエーション♪。
なんて、デッキで粘っていたら、クルーが探しに来ちゃいました。
案内所前でお待ち下さい、って。
りょーかーい。
でも、まだ接岸してないのになあ(^^;。
というわけで、18時00分、明るいうちに八戸着。
18時21分に本八戸まで行くバスがある(平日のみ)のは分かっていましたが、それを待っていると新幹線が1本遅くなってしまうので、タクシーです。
1,620円と、結構な金額になっちゃいました。
勿体ないよー。
ゆとりのない行程で旅をしていると、えてしてこーゆーことになりますよね。
余計な出費が多くなるの(^^;。