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旅のしおり

 ここには、新日本海フェリー「あかしあ」舞鶴−小樽、の乗船記があります。
 「あかしあ」の個人的な愛称は、シアちゃんに決定!。
 それでお願いするっす〜(笑)。

 「あかしあ」のフォワードサロンは落ち着いた雰囲気で、お気に入りなのです。
 居心地いいよ。
 夏は窓がちゃんと生きてますし。
 9月になったら、容赦無く閉められちゃうからなあ…。
 …この一週間後、08/30の「すいせん」に乗ったら、既に閉じられていて真っ暗でした…。
 ひどいっ(^^;。

■05/08/22 新日本海フェリー「あかしあ」舞鶴−小樽

 とりあえず、東舞鶴の駅まで行かなくっちゃね。
 青春18きっぷが使える期間だし、勿論、普通列車を乗り継いで行きます。
 夏休み中は、駅から連絡バスも出てるの。
 でもでも、バスの時間は21時45分と22時10分で、私が東京を出た時間だと、もう間に合わないんです(^^;。
 しかも今日は、途中で列車が抑止になっちゃうし。
 仕方ないので、綾部から最終列車で東舞鶴に着いて、タクシーで港まで行きました。
 1,020円。
 十分歩ける距離なんですけど、もう疲れちゃった(^^;。
 徒歩客も結構居ましたよー。
 相乗りしても良かったんですけど…。

 ターミナルに着いたら、早速、乗船手続き。
 珍しく事前にネットから予約をしていたので、乗船名簿の記入は必要ありません。
 昼のグリルも一緒に予約済み♪。
 今回は、S寝台です。
 口頭で予約番号を伝えて、っと。
 全等級にまだ空席があるし、そろそろ繁忙期も終わりかしら。
 席の指定は船内で、ですって。
 ついでに、朝のバイキングのチケットも購入。
 100円引きだもん。
 以前だったら、船酔いが怖くて事前に食事の予約なんて出来なかったのにな。

 乗船開始は23時30分とのことで、暫く2階のイスに座って待機します。
 結構古ぼけたターミナルですよね。
 お客さんがいっぱいだあ。
 最ピーク時には、こんなもんじゃ済まないと思いますけど…。
 ちなみに、出港は01時00分です。

 さあて、行っくよー。
 インフォメーションで席の指定を受けて、昼のグリルの時間を確認。
 12時30分からですって。
 朝は早めに食べておかなくっちゃね。

 お風呂は01時30分に閉まっちゃうそうなので、最初にお風呂だあ。
 脱衣場、そんなに広くない作りなの。
 それに、ロッカーが入口の所にあるので、渋滞を起こしちゃってました。
 私と入れ違いにみんな出て行っちゃったので、出たときは広々使えましたけど。
 湯船でのんびり。

 さすがにこの時間なので、繁忙期の今日もレストランやカフェの営業はありませんでしたが、売店はきちんと営業していました。
 それから、5階の階段前に屋台があって、生ビールとちょっとした食べ物を販売中。

 唐揚げとかおでんとか…。
 つまり、おつまみです。
 私も生ビール500円とたこ焼き350円を購入。
 ちょっと高いですけど、しょーがないか(^^;。
 自分の区画に戻って食べよー。
 あ、何か幸せ。
 2等寝台と違って、S寝台は棚が自由に使えて、いいですよね。
 他のお客さん達も、凄いなあって、みんな感心していたよ。
 わーい♪、なんて声も聞こえて来たもん。

 S寝台の居心地がいいし、どうせデッキには出れないし、出港のときも自分の区画に引きこもっていました。
 少しずつ少しずつ、携帯が圏外になっていくのを見守りつつ…。
 就航から1年、まだまだ新しいフェリーです。
 でも、S寝台にも2等寝台にも、個別のコンセントは無いんですよねー。
 ちょっと残念なポイント。
 それから、枕元のライトが、結構熱を持っていて…。
 眩しいし。
 ベッドをイス代わりにして、棚をデスクに使おうとすると、あっついの。
 というか、カーテン閉めてると、普通にベッドに座ってても暑いです。
 それに耐え切れず、カーテン全開で扇子使ってる人も居たもん。
 気持ちは分かります。
 でも、ちょっと見苦しいなあ(^^;。
 それから、周囲の壁がぎしぎし言うのは残念な所なのです。

 このS寝台、夜になるとお部屋の入口の扉が閉められて、翌日はずっと閉まったままでした。

 静かに開閉出来るので、防犯上も、その方がいいかな。
 でも、扉自体にはS寝台の文字が無いので、廊下を歩いて来ると、非常口の扉かと勘違いしちゃうんです。
 私は何度も気付かずに通り過ぎて、あれれ?、と戻って来るパターンの繰り返し(笑)。

 翌朝は、07時30分に起床。
 ん、頭もすっきりだよー。
 08時00分にお風呂行って、08時30分にレストラン、10時30分に姉妹船と反航して、12時30分からグリルでランチ。
 それぞれの施設、時間によって開いたり閉まったりするから、ちゃんとスケジュールしておかなくっちゃ。
 お風呂、時間よりも少しは早く開いてるかなと思ったけれど、そんなことはありませんでした(^^;。

 それじゃあ、レストランでバイキングだあ。
 朝でも、品数は結構豊富でした。
 ついつい食べ過ぎてしまうので、バイキングって実は好きじゃ無いんですけどね。

 和食っぽいメニューが多いかしら。
 味は、普通に美味しいよ。
 お味噌汁に、最初から揚げ玉を入れてくれるのが珍しー。
 パン類はパックされたクロワッサンだけなので、トースト派の人には物足りないかも。
 去年話題になったイクラ丼、今年は朝も夜も見当たりませんでした(^^;。
 窓際の席を取って、のんびり。
 牛乳とコーヒーは自由に飲めるけれど、ドリンクバーは別料金みたい。
 コーヒーのカップが何処に置いてあるのか分からなくって、うろうろしちゃった。
 それ以前に、コーヒーが何処に置いてあるのか分からないしい。

 そうそう、事前購入の人は、入口でチケットの半券を渡すのですが、間違えて下船用の半券を渡しちゃった人が居たみたいで…。
 係の人が、一生懸命持ち主を捜していました。
 私も、2回聞かれたよ(^^;。
 あるある、こういうのって、ありそうですよねー。
 だからこそ、もぎりのときに、きちんと確認しなくっちゃ。

 10時過ぎに船内放送が入って、10時30分に姉妹船の「はまなす」と反航するんですって。
 これは、船内にも掲示してありました。
 右舷側を通過するのが放送で分かったので、とりあえずフォワードサロンへ。
 正面がばっちり見えます。
 まだ遠くに居るよー。
 テーブルに頬杖を付いて、少しずつ近付いて来る「はまなす」を眺めて。
 適当な所で、後部デッキへ移動。
 デッキに出て来たお客さん、そんなに多く無いのは意外でした。

 子供達が歓声を上げたので、「はまなす」の接近が分かりました。
 あ、結構近くを通るよー。
 太平洋フェリーと同じ位の距離かな?。
 「あかしあ」が先に汽笛を鳴らして、ご挨拶。
 こっちが妹で、あっちがおねーちゃんなのかなあ…。
 相対速度は110キロにもなるので、あっという間の出来事でした。
 デッキがちっこいので、お互いに手を振り合ったりは出来ないんですけど、姉妹船との出会いって、やっぱりいいですね。
 感動するもん。
 病み付きになるし(^^)。

 その後は、またベッドに戻ってごろごろ。
 船長からの挨拶放送があったので、全神経を集中してブリッジからの放送を聞きます(笑)。
 現在の状況は、波高1.5メートル、風速11メートルで、今後も概ね順調でしょうって。
 速度は30ノットをキープ。
 その割には、ちょっとしたゆらゆら感があるけれど、それは本来持っている揺れなのかしら。
 陸から200キロも沖を航行しているそうで、だから携帯もずっと圏外なんだなあ。
 まあ、能登半島からの直行ルートを取ると、自然にそうなります。
 船長の他、機関長、事務長、レストランマネージャーの名前が紹介されて、挨拶はおしまい。
 司会(?)の人の放送が、ちょっと格好良かったです。

 あて、次はグリルだあ。
 これは事前予約制で、2,000円です。
 夜は倍以上するので、今回はパス。
 指定の時間よりも少し遅めに行ったら、誰も居ませんでした。
 係の人も居ないし(^^;。
 席に付くと同時に、フルネームでの呼び出し放送が流れているのが聞こえて来ました…。
 お客は、他にお歳のご夫婦だけ。
 一人きりじゃ無くて良かった…。
 とりあえず挨拶はしましたけど、席が離れているので、会話は成立しないです。
 ちなみにこのご夫婦、夜もグリルを利用されていましたあ。

 前菜のサラダは、既にテーブルに置かれてます。
 北海道の食材を使っている筈ですが、おねーさんの蘊蓄が無かったので、イマイチ不明(^^;。
 各地の地酒を取り揃えてます、みたいな掲示があったけれど、メニューを持って来て貰ったら、単に日本酒としか書いて無くって。
 もう、それでいーや。
 普段はお酒を全然飲まないのに、何か1年分をここで一気に飲んじゃったみたいな…(笑)。
 ご夫婦は、私と同じく洋食のチョイスでしたあ。

 その後、メインとライスとスープが一緒に出て来ました。
 料理の説明を聞き逃したので、詳細はやっぱり不明。
 味はフツー、かな。
 そればっか(^^;。
 なんて、食べてみてがっかりすることはありません。
 それって大切だぞ(^^)。
 最後に、デザート。
 コーヒーは付かないみたい。
 ちなみにこのデザート、夜のカフェテリアで、同じ物を売っていました。
 500円位だったかなあ。
 確かに、少しだけ作るのは効率悪いですもんね(笑)。

 グリルは外から覗かれることも無いし、結構落ち着いて食事が出来ます。
 内装が妙に簡素なのが玉に瑕、かな。
 係のおねーさんは、別につきっきりってことは無く、食事中は奥に引っ込んでいるので、逆に気を遣わなくって嬉しいです。
 この少人数で、側にずっと立ってられたら、鬱陶しいですもんね(^^;。
 食事が終わると、ドリンクのお金を払います。
 手書きの領収書をくれて、私の名前の他に船名のスタンプが押してあるので、ちょっとした記念になります。
 おねーさんが扉の前でお辞儀して、きちんとお見送りしてくれました。
 扉までは開けてくれませんけど(^^;。

 追記。
 「すいせん」でグリルメニューの確認をしました。
 両船、メニューは一緒みたい。
 前菜:生ハムと温野菜のアンサンブル。
 んと、完全に冷たくなってましたけど、あれは温野菜だったんだあ(^^;。
 スープ:日替わりスープ。
 普通のコンソメスープだったよー。
 材料を言わない所を見ると、当ててみろってことかしら。
 そんな、美味しんぼじゃあるまいし(^^;。
 メイン:ロブスターのテルミドール。
 殻の下にパスタがあるので、ちょっと食べにくい、かも。
 デザート:水菓子。
 水菓子なのは、横に置いてあるメロンの欠片だけですよねー。
 メインはババロア。
 でも、私はこういうの、大好きです。
 甘いのって、いいよね♪。

 そうそう、例の屋台、13時30分から14時00分も営業していたみたいです。
 きちんと放送が入ったもん。
 にしても、色々な施設がありますよねー。

 S寝台の区画に居ると暑いので、サロンへ。
 ここに来ている人は少なくって、落ち着いたいい雰囲気です。
 ひとつ下の喫煙コーナーは、空気が悪いからパス。
 柄も悪いの(笑)。
 皆さん、楽しそうに北海道のガイドや地図を広げていました。
 いいなあ。
 私なんか、下船したらもう千葉に帰らなくちゃいけないんだぞー(^^;。
 …悔しくなんか、ないやい(^^;。

 浴室が17時00分に閉まってしまうので、その前にまたお風呂に入って。
 その後、18時00分からレストラン。
 本当、スケジュールが固定化されちゃいますよねー(笑)。
 レストランは、席がさらっと埋まる感じ。
 皆さん、それぞれ何か持ち込んでる人が多くって、レストランの利用率は低めみたい。
 それは確かにそうなんでしょうね。
 夕方はカフェテリア方式なので、適当にメニューを選んだら、1,270円になりました。

 オープンデッキでは、ジンギスカン用の食材を売っていて、その場で焼いて食べられるんですけど、実際に食べている人は見ません。
 私も、一人じゃ無かったら、試してたのにな。

 私はカフェでチーズアイスを買って、と。
 今日はコーンが無いそうで、カップに入れてくれました。
 だからか、50円引き。
 デッキの風に吹かれて、暮れなずむ海を見ながらアイスを舐めるのも幸せですー。
 このデッキがもっと広ければ、尚いいんですけど。

 さあて、下船まで残り数時間。
 のんびりのんびり過ごします。
 船はやっぱりいいですねー♪。

 定刻に、小樽とうちゃーく。
 接岸はしたものの、タラップから降ろして貰うまで、結構ロビーで待たされました…。
 長い通路をてくてく歩いて。
 動く歩道まであるんだあ。
 ここは、かなり前に「フェリーあざれあ」で降りたことがあるのですが、あの時は車だったし、ターミナルは全然歩かなかったんですよねえ。
 今日は沢山の人が降りたので、急いでバス乗り場へ行ったのですが、小樽駅行きのバスに乗った人はそんなに多くありません。
 座席が全部埋まったけれど、立ってるのは数人だけなの。
 …あれれ?(^^;。
 21時00分に接岸して、バスに乗って、小樽駅21時38分発の列車に間に合っちゃいました。
 ちょっと走ったけれど、予定より1本早いから助かるよー。

 今回の旅の前後の様子は、こちらからどうぞ。
 この後私は、東日本フェリーの「べが」に乗って帰るのでした。
 「べが」の乗船記はこちらです(^^)。


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