■05/08/22 新日本海フェリー「あかしあ」舞鶴−小樽
とりあえず、東舞鶴の駅まで行かなくっちゃね。
青春18きっぷが使える期間だし、勿論、普通列車を乗り継いで行きます。
夏休み中は、駅から連絡バスも出てるの。
でもでも、バスの時間は21時45分と22時10分で、私が東京を出た時間だと、もう間に合わないんです(^^;。
しかも今日は、途中で列車が抑止になっちゃうし。
仕方ないので、綾部から最終列車で東舞鶴に着いて、タクシーで港まで行きました。
1,020円。
十分歩ける距離なんですけど、もう疲れちゃった(^^;。
徒歩客も結構居ましたよー。
相乗りしても良かったんですけど…。
ターミナルに着いたら、早速、乗船手続き。
珍しく事前にネットから予約をしていたので、乗船名簿の記入は必要ありません。
昼のグリルも一緒に予約済み♪。
今回は、S寝台です。
口頭で予約番号を伝えて、っと。
全等級にまだ空席があるし、そろそろ繁忙期も終わりかしら。
席の指定は船内で、ですって。
ついでに、朝のバイキングのチケットも購入。
100円引きだもん。
以前だったら、船酔いが怖くて事前に食事の予約なんて出来なかったのにな。
乗船開始は23時30分とのことで、暫く2階のイスに座って待機します。
結構古ぼけたターミナルですよね。
お客さんがいっぱいだあ。
最ピーク時には、こんなもんじゃ済まないと思いますけど…。
ちなみに、出港は01時00分です。
さあて、行っくよー。
インフォメーションで席の指定を受けて、昼のグリルの時間を確認。
12時30分からですって。
朝は早めに食べておかなくっちゃね。
お風呂は01時30分に閉まっちゃうそうなので、最初にお風呂だあ。
脱衣場、そんなに広くない作りなの。
それに、ロッカーが入口の所にあるので、渋滞を起こしちゃってました。
私と入れ違いにみんな出て行っちゃったので、出たときは広々使えましたけど。
湯船でのんびり。
さすがにこの時間なので、繁忙期の今日もレストランやカフェの営業はありませんでしたが、売店はきちんと営業していました。
それから、5階の階段前に屋台があって、生ビールとちょっとした食べ物を販売中。
唐揚げとかおでんとか…。
つまり、おつまみです。
私も生ビール500円とたこ焼き350円を購入。
ちょっと高いですけど、しょーがないか(^^;。
自分の区画に戻って食べよー。
あ、何か幸せ。
2等寝台と違って、S寝台は棚が自由に使えて、いいですよね。
他のお客さん達も、凄いなあって、みんな感心していたよ。
わーい♪、なんて声も聞こえて来たもん。
S寝台の居心地がいいし、どうせデッキには出れないし、出港のときも自分の区画に引きこもっていました。
少しずつ少しずつ、携帯が圏外になっていくのを見守りつつ…。
就航から1年、まだまだ新しいフェリーです。
でも、S寝台にも2等寝台にも、個別のコンセントは無いんですよねー。
ちょっと残念なポイント。
それから、枕元のライトが、結構熱を持っていて…。
眩しいし。
ベッドをイス代わりにして、棚をデスクに使おうとすると、あっついの。
というか、カーテン閉めてると、普通にベッドに座ってても暑いです。
それに耐え切れず、カーテン全開で扇子使ってる人も居たもん。
気持ちは分かります。
でも、ちょっと見苦しいなあ(^^;。
それから、周囲の壁がぎしぎし言うのは残念な所なのです。
このS寝台、夜になるとお部屋の入口の扉が閉められて、翌日はずっと閉まったままでした。
静かに開閉出来るので、防犯上も、その方がいいかな。
でも、扉自体にはS寝台の文字が無いので、廊下を歩いて来ると、非常口の扉かと勘違いしちゃうんです。
私は何度も気付かずに通り過ぎて、あれれ?、と戻って来るパターンの繰り返し(笑)。
翌朝は、07時30分に起床。
ん、頭もすっきりだよー。
08時00分にお風呂行って、08時30分にレストラン、10時30分に姉妹船と反航して、12時30分からグリルでランチ。
それぞれの施設、時間によって開いたり閉まったりするから、ちゃんとスケジュールしておかなくっちゃ。
お風呂、時間よりも少しは早く開いてるかなと思ったけれど、そんなことはありませんでした(^^;。
それじゃあ、レストランでバイキングだあ。
朝でも、品数は結構豊富でした。
ついつい食べ過ぎてしまうので、バイキングって実は好きじゃ無いんですけどね。
和食っぽいメニューが多いかしら。
味は、普通に美味しいよ。
お味噌汁に、最初から揚げ玉を入れてくれるのが珍しー。
パン類はパックされたクロワッサンだけなので、トースト派の人には物足りないかも。
去年話題になったイクラ丼、今年は朝も夜も見当たりませんでした(^^;。
窓際の席を取って、のんびり。
牛乳とコーヒーは自由に飲めるけれど、ドリンクバーは別料金みたい。
コーヒーのカップが何処に置いてあるのか分からなくって、うろうろしちゃった。
それ以前に、コーヒーが何処に置いてあるのか分からないしい。
そうそう、事前購入の人は、入口でチケットの半券を渡すのですが、間違えて下船用の半券を渡しちゃった人が居たみたいで…。
係の人が、一生懸命持ち主を捜していました。
私も、2回聞かれたよ(^^;。
あるある、こういうのって、ありそうですよねー。
だからこそ、もぎりのときに、きちんと確認しなくっちゃ。
10時過ぎに船内放送が入って、10時30分に姉妹船の「はまなす」と反航するんですって。
これは、船内にも掲示してありました。
右舷側を通過するのが放送で分かったので、とりあえずフォワードサロンへ。
正面がばっちり見えます。
まだ遠くに居るよー。
テーブルに頬杖を付いて、少しずつ近付いて来る「はまなす」を眺めて。
適当な所で、後部デッキへ移動。
デッキに出て来たお客さん、そんなに多く無いのは意外でした。
子供達が歓声を上げたので、「はまなす」の接近が分かりました。
あ、結構近くを通るよー。
太平洋フェリーと同じ位の距離かな?。
「あかしあ」が先に汽笛を鳴らして、ご挨拶。
こっちが妹で、あっちがおねーちゃんなのかなあ…。
相対速度は110キロにもなるので、あっという間の出来事でした。
デッキがちっこいので、お互いに手を振り合ったりは出来ないんですけど、姉妹船との出会いって、やっぱりいいですね。
感動するもん。
病み付きになるし(^^)。
その後は、またベッドに戻ってごろごろ。
船長からの挨拶放送があったので、全神経を集中してブリッジからの放送を聞きます(笑)。
現在の状況は、波高1.5メートル、風速11メートルで、今後も概ね順調でしょうって。
速度は30ノットをキープ。
その割には、ちょっとしたゆらゆら感があるけれど、それは本来持っている揺れなのかしら。
陸から200キロも沖を航行しているそうで、だから携帯もずっと圏外なんだなあ。
まあ、能登半島からの直行ルートを取ると、自然にそうなります。
船長の他、機関長、事務長、レストランマネージャーの名前が紹介されて、挨拶はおしまい。
司会(?)の人の放送が、ちょっと格好良かったです。
さあて、次はグリルだあ。
これは事前予約制で、2,000円です。
夜は倍以上するので、今回はパス。
指定の時間よりも少し遅めに行ったら、誰も居ませんでした。
係の人も居ないし(^^;。
席に付くと同時に、フルネームでの呼び出し放送が流れているのが聞こえて来ました…。
お客は、他にお歳のご夫婦だけ。
一人きりじゃ無くて良かった…。
とりあえず挨拶はしましたけど、席が離れているので、会話は成立しないです。
ちなみにこのご夫婦、夜もグリルを利用されていましたあ。
前菜のサラダは、既にテーブルに置かれてます。
北海道の食材を使っている筈ですが、おねーさんの蘊蓄が無かったので、イマイチ不明(^^;。
各地の地酒を取り揃えてます、みたいな掲示があったけれど、メニューを持って来て貰ったら、単に日本酒としか書いて無くって。
もう、それでいーや。
普段はお酒を全然飲まないのに、何か1年分をここで一気に飲んじゃったみたいな…(笑)。
ご夫婦は、私と同じく洋食のチョイスでしたあ。
その後、メインとライスとスープが一緒に出て来ました。
料理の説明を聞き逃したので、詳細はやっぱり不明。
味はフツー、かな。
そればっか(^^;。
なんて、食べてみてがっかりすることはありません。
それって大切だぞ(^^)。
最後に、デザート。
コーヒーは付かないみたい。
ちなみにこのデザート、夜のカフェテリアで、同じ物を売っていました。
500円位だったかなあ。
確かに、少しだけ作るのは効率悪いですもんね(笑)。
グリルは外から覗かれることも無いし、結構落ち着いて食事が出来ます。
内装が妙に簡素なのが玉に瑕、かな。
係のおねーさんは、別につきっきりってことは無く、食事中は奥に引っ込んでいるので、逆に気を遣わなくって嬉しいです。
この少人数で、側にずっと立ってられたら、鬱陶しいですもんね(^^;。
食事が終わると、ドリンクのお金を払います。
手書きの領収書をくれて、私の名前の他に船名のスタンプが押してあるので、ちょっとした記念になります。
おねーさんが扉の前でお辞儀して、きちんとお見送りしてくれました。
扉までは開けてくれませんけど(^^;。
追記。
「すいせん」でグリルメニューの確認をしました。
両船、メニューは一緒みたい。
前菜:生ハムと温野菜のアンサンブル。
んと、完全に冷たくなってましたけど、あれは温野菜だったんだあ(^^;。
スープ:日替わりスープ。
普通のコンソメスープだったよー。
材料を言わない所を見ると、当ててみろってことかしら。
そんな、美味しんぼじゃあるまいし(^^;。
メイン:ロブスターのテルミドール。
殻の下にパスタがあるので、ちょっと食べにくい、かも。
デザート:水菓子。
水菓子なのは、横に置いてあるメロンの欠片だけですよねー。
メインはババロア。
でも、私はこういうの、大好きです。
甘いのって、いいよね♪。
そうそう、例の屋台、13時30分から14時00分も営業していたみたいです。
きちんと放送が入ったもん。
にしても、色々な施設がありますよねー。
S寝台の区画に居ると暑いので、サロンへ。
ここに来ている人は少なくって、落ち着いたいい雰囲気です。
ひとつ下の喫煙コーナーは、空気が悪いからパス。
柄も悪いの(笑)。
皆さん、楽しそうに北海道のガイドや地図を広げていました。
いいなあ。
私なんか、下船したらもう千葉に帰らなくちゃいけないんだぞー(^^;。
…悔しくなんか、ないやい(^^;。
浴室が17時00分に閉まってしまうので、その前にまたお風呂に入って。
その後、18時00分からレストラン。
本当、スケジュールが固定化されちゃいますよねー(笑)。
レストランは、席がさらっと埋まる感じ。
皆さん、それぞれ何か持ち込んでる人が多くって、レストランの利用率は低めみたい。
それは確かにそうなんでしょうね。
夕方はカフェテリア方式なので、適当にメニューを選んだら、1,270円になりました。
オープンデッキでは、ジンギスカン用の食材を売っていて、その場で焼いて食べられるんですけど、実際に食べている人は見ません。
私も、一人じゃ無かったら、試してたのにな。
私はカフェでチーズアイスを買って、と。
今日はコーンが無いそうで、カップに入れてくれました。
だからか、50円引き。
デッキの風に吹かれて、暮れなずむ海を見ながらアイスを舐めるのも幸せですー。
このデッキがもっと広ければ、尚いいんですけど。
さあて、下船まで残り数時間。
のんびりのんびり過ごします。
船はやっぱりいいですねー♪。
定刻に、小樽とうちゃーく。
接岸はしたものの、タラップから降ろして貰うまで、結構ロビーで待たされました…。
長い通路をてくてく歩いて。
動く歩道まであるんだあ。
ここは、かなり前に「フェリーあざれあ」で降りたことがあるのですが、あの時は車だったし、ターミナルは全然歩かなかったんですよねえ。
今日は沢山の人が降りたので、急いでバス乗り場へ行ったのですが、小樽駅行きのバスに乗った人はそんなに多くありません。
座席が全部埋まったけれど、立ってるのは数人だけなの。
…あれれ?(^^;。
21時00分に接岸して、バスに乗って、小樽駅21時38分発の列車に間に合っちゃいました。
ちょっと走ったけれど、予定より1本早いから助かるよー。