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旅のしおり

 ここには、東日本フェリー「びるたす」苫小牧−八戸の乗船記があります。
 外観もカーペットも綺麗だったので、ドックから出て来たばかりみたい。
 新日本海フェリー「すいせん」敦賀−苫小牧東の乗船記から続いてます。
 空いてる昼間の中距離航路は、やっぱり楽しい♪。
 でも、時間が時間ですもんねえ。
 乗るのは結構大変なのです。

 はたはたとはためく、リベラのフラッグ。
 ちょっと見にくいかしら…。

■05/08/31 東日本フェリー「びるたす」苫小牧−八戸

 漫画喫茶で時間を潰して、てくてく30分歩いて、フェリーターミナルに到着っ。
 午前4時。
 まだ真っ暗です。
 深夜早朝も、このターミナルは閉鎖されないのかしらん。
 ベンチで寝ている人が何人か…。

 今回は、お友達と二人での乗船です。
 割引が適用になるので、コムレイドカードを提示して二人分の乗船券をカードで購入。
 そうしたら、割引が適用になっていませんでした…。
 友人の指摘で気が付いて、慌てて窓口へ戻ります。
 カード、スルーされちゃったみたい。
 窓口で申告したら、やっぱりこのカードのことを知りませんでした。
 はっきりと「割引出来ません」て言われちゃったもん。
 え、でも来るときは割引して貰いましたよー(正確には、一週間前のここ、なんですけど)。
 そうしたら、一旦奥に引っ込んで、誰かに確認してくれたみたい。
 「やはり割引は出来ません。ただ、往路は間違えて割引したようなので、今回は特別に割引します」って。
 そんなあ!(^^;。
 落とし所としては妥当だとも思いますが、何だかこっちが悪いみたいに聞こえるよー。
 係の人、応対は丁寧で親切なんですけど、基本的な部分が大間違いだよね。
 私も、とりあえず実害は無かったので、文句は言わずに乗船券を受け取りましたが…。
 今まで、東日本フェリーの窓口では全て割引を適用して貰ってますけど、殆どの人はカードのことを知らないみたいで慌ててたし、もしかしたら「トラブルになると面倒だから、このまま割引しちゃえ」みたいな感じだったのかにゃあ。
 ここにちゃんと書いてあるのにー。
 東日本フェリー、こんなんで大丈夫なのかしらん(^^;。

 それはともかく。
 出港は05時00分ですが、1時間近く前から乗船は可能みたい。
 1バースから乗船するのって、初めてだあ。
 他の徒歩客は、当然ゼロ。
 車での一般客も、1グループ3名だけ。
 時間が時間だもんね。

 船内の作りは、「べが」と殆ど一緒みたい。
 部屋と部屋とが壁で仕切られていて、通路ともパーティーションで仕切られているのが、違いかしら。
 カーペットも綺麗だよ。
 イルカのプリントは無くなっちゃった。
 レストラン前の鏡は一緒ですが、こちらはソファーがないので、広々としています。
 「べが」で団体席があった場所は2等寝台になっていて。
 レストランの営業時間の貼り紙とか船内案内のチラシとかは全然無くって、それは「べが」の方が充実しています。
 売店の品揃えも少なめ。
 同じ会社でも、船によって結構違いがあるんだなあ。
 まあ、こちらは空いてますし…。
 一般客は2組だけなので、どこも無人です。
 もう1チームは、毛布を借りてすぐに寝てしまいました。
 常連さんみたい。

 とりあえず、お風呂に行こう。
 お約束。
 昨日は結局、徹夜だったし。
 朝から歩いたし。
 まだ誰も居なかったですけど、後から2名程。
 これで、ほぼいっぱい。
 私の区画、シャワーの水温調節がうまく行かなくって、隣りの人と一緒にごそごそ頑張ったけれど、やっぱり温いお湯しか出ませんでした(^^;。

 いつの間にかするする動き出していたので、デッキへ。
 この時間の苫小牧港って、何か新鮮だよー。
 沢山のコンテナ船やRORO船が対向して来て。
 あ、あのコンテナ船、うちの船だ!。
 …別に私がオーナーってわけじゃないですけど(^^;。
 デッキは気持ちいいよ。
 風が吹いたら風に身を委ねて。
 雨が降ったら雨に濡れて。
 …それはちょっと嫌かも。

 友人は、MDレコーダーで船内放送を録音中。
 「びるたす」っていう船名もちゃんと流れたので、にこにこしていました。
 良かったね。
 船に乗ると必ず録音はしているそうなので、結構貴重な音源もあるみたい。
 整理が出来たらMDを借りて来て、ここのサイトにアップロードするって約束もしているのですが、本人はひたすら録音するだけで、整理っていうのが全く出来ない人なので、この企画は未来永劫実現しそうにありません…。
 ちょっと残念、かな。
 ちなみに、私がやたらと船に乗るようになったのは、この友人がそもそもの原因なの。
 昔、若い頃は近海郵船の「サブリナ」に乗って、アルバイトしてたんだって。

 あ、そだ。
 出港前の船内放送で「お見送りの方は下船して下さい」みたいなことを言いますけど、見送りでも船内に入れてくれるのかなあ…。
 もしかしたら、介護の必要な人だけ、とか。
 件の友人が「ブルーゼファー」の初航海に乗ったとき、私が車で有明まで送って行って、快く個室まで入れて貰ったことはあるのですけど。
 当時は船に全く興味が無かったし、「ブルーゼファー」のことは全く何も覚えていません(^^;。

 放送が終わると、船内の照明が減光されて、暗くなりました。
 外はこれから明るくなるのに、逆のような気もしますけど、実態としてはこれで正解ですよね。
 みんな寝ると思うもん。

 とりあえず、ご飯食べよ。
 営業時間は、こんな感じ。
 05時00分〜06時30分、11時30分〜12時30分、17時00分〜19時00分。
 いずれも、15分前にオーダーストップとなります。
 ドライバーさんで賑わうレストランへ。
 活気があるレストランって、いいですよね。

 東日本フェリーのレストランて、ひとりぼっちだったりすることが多いから…(^^;。
 食券の券売機を眺めると、メニューは微妙に「べが」と違ってます。
 チャーハンが無いかわりに、「べが」では単品だけだった唐揚げの定食があったり。

 私はカツカレー、友人は牛丼。
 それから、ビール。
 え、こんな早朝から飲むのー?。
 まあ、周囲がみんな飲んでるから、むしろ違和感無いですけど(笑)。
 個人的には、お酒が飲める人は羨ましいよー。
 ちゅことで、右舷側の席でのんびりとご飯。
 あ、「べが」が来た!。
 一旦デッキに出て、朝陽を受けて船体がきらきらと輝く「べが」の写真を撮りました。

 友人はビールを追加。
 本当、良く飲むなあ(^^;。

 それじゃあ、寝てしまうことにしましょうか。
 私は、明るい所でも枕が無くても何処でも寝れるよ。
 すやすや…。

 レストラン営業開始の放送が流れて、船内の照明が点いた所で起きます。
 何かぽけぽけなので、レストランはパスかなあ。
 友人はまだ寝てる。
 何か、私よりずっと床寝っぽいし。
 こっそり写真撮ったから、「ゆかねカムパニー」のイメージキャラにしようかなあ。
 顔がちょっと見苦しいけれど、そんなのはコラでどーにでもなりますもんね。

 売店でお菓子を買って、友人に貰ったコーヒーを入れます。
 給湯器、温度設定がマックス100度になってるから、もう熱いのなんの。
 紙コップにプラカップをかぶせたら、熱でぐにゃりと変形しちった…。
 熱くて持ってられないし。
 で、誰も居ない展望サロンのソファーに座って、のんびり。

 ちゃぶ台を置いた区画もあります。
 もう、八戸が近いよー。
 出港する「フェリーはちのへ」の写真を撮ってから、最後部のデッキに立って、バックしつつ接岸する様子を見学して。

 マイクで、岸壁に書かれた残りメートル数を読み上げてます。
 何かちょっとまだるっこしいような気も…(^^;。
 下船の案内があって、降りようとしたら、何故か上りで動いているエスカレーター…。
 あのー…(^^;。
 おじさんが飛んで来て、下りに直してくれましたあ。

 八戸港のターミナル2階では無料の無線LANが使えるので、周囲のバス停をチェック。
 …そういうことは、出発前に済ませておきましょうね(^^;。
 近くのバス停まで歩いても、バスを待っていると列車の時間に間に合わないので、タクシーです。
 1台だけ待機していました。
 助手席を見たら、東日本フェリーの時刻表にマーキングしたものが置いてあって。
 時間に合わせて、来たんですねー。
 でも、「びるたす」で着く徒歩客って、まず居ないと思うなあ…。


 実はこのボートが「びるたす」の本体で、私たちが乗って来たのは偽の船体、という裏設定を考えたけれど、そんなことは当然ありません。
 大体、設定って何だよ(^^;。

 本八戸から八戸線で八戸に出て、私は「はやて」で上野へ、友人は「つがる」で青森へ。
 青函航路に乗って、また苫小牧へ戻るんだって。
 …変な行程…。
 今回の旅の前後の様子は、こちらからどうぞ。


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 ゆかねカムパニー ©C.Maya 2005