■2002/12/01【東北新幹線、盛岡−八戸開業】
 まずは、現地で買って来た、開業翌日、12月2日の朝刊の記事から…。

「東奥日報」
 新しく設定された「つがる」「スーパー白鳥」「しもきた」に絡んで、起終点は勿論、途中駅でも出発式が行われたそう。
 浪岡駅で旗を振って「つがる8号」を迎える幼稚園児の写真が可愛いです(^^)。
 八戸の「つがる」出発式は、「はやて」の出発直後で、関係者は走ってホームを移動したとか…。
 大湊線は強風で度々の運転規制が発生する為、関係者のコメントにも風対策という言葉が目立ちますね。
 そういえば、私が乗ったときも、速度規制がかかってたっけ…。
 青い森鉄道では硬券が大人気で、1人で120枚買ったマニアも居たとか。
 …それって、既にマニアじゃなくて業者でしょう(^^;。
 青い森鉄道券売機への釣り銭準備でミスがあり、混乱があったとの記事も。
 八戸駅の1日のドキュメントが興味深いです。
 早朝4時58分に改札が開くと、報道関係者だけで100人以上がなだれこみ、盛岡側は身動き取れない状態になったとか(^^;。
 社説は、「利用し育てたい青い森鉄道」でした。
 ★上磯 快速(海峡)廃止・ダイヤ大改正 住民の戸惑い
 ★津軽・下北 期待と冷めた声と
 ★大混雑で始発に乗れず 八戸駅 憤慨する鉄道ファン
 ★効果活用 体制整わず 巨額負担どう回収? 見えない将来像、具体策
 ★JAS1便減便

「デーリー東北」
 歓迎行事の記事の中で見付けたのですが、米軍三沢基地には、和太鼓チームなんてのがあるんですね(^^;。
 それと、八戸駅のメロディーベル、JRが新たに作曲した「シーユーアゲイン」て曲だそうです。
 あ、全然覚えてない…。
 というか、発車のときはずっと車内に居たから…(^^;。
 東京発と八戸発、両方の1番列車同乗ルポがあって、気合い入ってます。
 ★どう生かす「はやて」効果 街づくり 2次交通 受け皿 企業意識
 この辺りの記事も、気合い入ってました。
 でも、答えを出すのは難しいですよねえ…。
 以上、この2紙は開業特別紙面でした。

「陸奥新報」
 弘前の新聞だけあって、取り上げかたは、比較的おとなしめ。
 一面から、「新青森へ重い地元負担」という見出しがあったりして…(^^;。
 同じく一面には、1970年に全国新幹線鉄道整備法が制定されてからの、八戸開業までのあゆみが載っていました。

 「さよならはくつる」で着いた上野から、20分後の「はやて1号」に乗車します。
 さすがに、この時間の上野や盛岡では、セレモニーは無いみたい。
 あ、上野の新幹線改札前で、「はやて」のバッチを貰いました

 盛岡では、澄んだ青空の中、雪を頂いた岩木山がきれいに見えました。
 でも、盛岡からの新線区間に入っても、見えるのはトンネルと防音壁ばっかりで、あんまり楽しくは無いのでした(^^;。
 途中の2駅での歓迎は素朴で、車内とホームから手を振り合います(^^)。
 特別なアナウンスは無く、何だか普通に八戸着。
 降りたドアの前で、八戸観光協会発行の開業記念誌「8・10(はち・いちまる)」を手渡されました。
 「南部と江戸、八戸と東京、2つの都市を見つめなおし、新しい八戸のアイデンティティを考える記念誌」とのことです。
 これは、1号と2号の限定で配ったそう.
 階段を登って改札を出ると、歓迎の人達がずらっと並んでいて、色々なお土産を手渡されて…。
 わい(^^)。

 青い袋に入った、パンフとストラップ2個とカレンダーとリンゴと苺。
 これには色々なバージョンがあるみたいで、苺の代わりにリンゴが2個入っていたり、時間が遅くなるとカレンダーが入っていなかったりしました。
 私は半日行ったり来たりしていたので、合計3つも貰ってしまった…。
 リンゴも、初期バージョンの物は「開業記念」の文字が皮に刻み込まれた特別品でした。
 後期バージョンだと、シール。
 苺とリンゴは、ホテルで食べました。
 甘くて、とっても美味しかったです。

 続いて、お花やら絵葉書やら別のパンフやらを貰って、コンコースを歩きます。
 新幹線から降りた人は、その一本道しか歩けないようになってるから…(^^;。
 歓迎コーラスの「第九」を嬉しく聞きながら、駅前広場へ。
 ここまでにも、クッキーとかマドレーヌとかを貰ってます(^^)。
 駅前には屋台がずらっと並んでいて、無料だったり有料だったり。
 市の中心部に向けて、新幹線シャトルバスも新設されていました。
 それにしても、凄い人出だよー。

 1時間後の上り「はやて」で、いわて沼宮内へ移動します。
 周遊きっぷのゾーン券があるので、お気楽に行き来出来ちゃうの♪。
 券売機の前は不慣れな人達で大混雑していて、一々買うのはとても無理そうです(^^;。
 階段の所で椎茸の詰め合わせを貰って、改札を出た所では、おねーさんにブルーベリーの缶ジュースを渡されました。
 旅行者を選んで渡してるみたい(^^;。
 手持ちが20分しか無かったので、駅前をざっと観察して、またホームへ。
 人は結構出てますけど、周りには何にも無いので、普段はとても寂しいんだろうな…。

 次は二戸です。
 ここで、またリンゴとパンフを貰います。
 リンゴ、貰い過ぎだよー。
 カバンがもう、重いのなんの…。
 それと、和菓子と書かれた記念品。
 ホテルで開けてみたら、紅白のお饅頭でした。
 これって、中学校の卒業式で貰って以来かも!。
 なつかしー。
 各駅ともそうなんですけど、郷土色豊かな屋台が沢山出ていて、見たり食べたりするのが楽しみの一つだったりします。
 私も、きりたんぽを食べたり、田楽を食べたり。
 ひとめぼれのレンジパックを貰ったり(^^;。
 ちなみに、ここの人出は、いわて沼宮内と同じ位みたい。

 そして、再び八戸です。
 またリンゴを貰って、「つがる」に乗車。
 そんなにお客は乗っていなくて、終点の弘前で降りたのは、本当に少数でした。
 うつらうつらしながら弘前へ着いたら、キャンペーンガールのおねーさんが1日駅長をやっていて、またまたリンゴを…(^^;。
 リンゴはもういいよー。
 一体何個貰ったんだろ?。
 それと、観光パンフと一緒に、リンゴのキャンディーを貰ったのでしたあ。

 さあて、旅はまだまだ続きます。
 大館経由で花輪線に乗るよー。
 まだキハ52が現役なんだもんね。
 オリジナルカラーのキハ58も居るです(^^)。
 盛岡駅の花輪線ホームは、元の山田線のホームに移っていました。
 というか、いわて銀河鉄道のホームなので、改札もJRとは別になってしまいました。
 ちなみに、今日のお宿は青森でーす。

 という感じの、「はやて」初日でした。
 八戸の凄い盛り上がりは、事前情報通り。
 マーチングバトンが見れなかったのは、ちょっと残念だったかな。
 そして、平行在来線、どうなっちゃうのかなあ…。

 全国紙では、「はつかり」に名残を惜しむ記事ばっかりで、「はやて」に関してはネガティブな意見ばかりが目立っていたように思います。
 盛岡の待合室で見たNHKの7時のニュースも、そんな感じ。
 まあ、私も同じような考えなのですが、今日明日の地方紙が、どんな視点の記事を載せているのか、ちょっと楽しみです。

 「はやて」、初日の午前中から空席が結構目立っていて、全車座席指定で10両編成っていうキャパシティが適正なのか、答えは時間が出してくれることでしょう。
 祈、大入り、です。

 千葉への帰りも、当然「はやて」。
 指定されたのは先頭1号車でしたけど、世界初のフルアクティブサスペンションの威力は、正直良く分かりませんでした(^^;。

 ドア故障で「スーパー白鳥」が3分遅れて、八戸の連絡自動改札は停止され、そのままお通り下さい、と。
 接続時間、短か過ぎると思うのです。
 買い物も出来無いよー。
 たった3分でこれじゃ、雪の季節になったらどうなることやら…。
 併結相手の「こまち」も、雪で遅れる常習犯だしなー(^^;。

 開業の翌朝は、開業当日の様子を伝える記事を目当てに、地方紙の朝刊を4紙も買ってしまいました。
 昔から青森駅の売店は、北海道から宮城まで、本当に各地の新聞を取り揃えてますねー。


 トップへ戻ります   Profile Menuへ戻ります   電車Menuへ