■2002/07/03【ごめん・なはり線、開業】
 今回はJRのびゅうの滞在型フリープランを利用してます。
 高知までの往復とホテルがセットで、2万ちょっと。
 お得(^^)。
 新幹線だと、遊々きっぷを使っても、こだまで京都往復がやっとですもんね。
 通常運賃だと、もっと悲しいことになります…(^^;。

 会員券とバウチャー券を、HNDのJAL団体受付カウンター21番へ持って行くようにとの指示なので、とてとてとカウンターへ。
 て、係員が誰も居ないよー!(^^;。
 しばらくそこで待って、搭乗券を入手。
 既に発券されて、封筒に入っていた物を手渡されたので、所要10秒。
 それどころか、既にチェックインまで済んでるー(^^;。
 いたれりつくせり。

 機内では、子供向けチャンネルの音楽を。
 堀江由衣さん歌を聞きつつ…(^^;。
 「うみ」や「かもめの水兵さん」に混じって、らぶひなやぴたテンやあずまんがの主題歌も流していました。
 合間に曲の紹介やおしゃべりをしてるのも堀江由衣さんかと思ったら、田中理恵さんでしたね…(^^;。

 高知空港の上空から見ると、ごめん・なはり線の高架が、後免駅のところで不自然なSカーブを描いているのが、良く見えました。
 空港連絡バスを後免町通りで降りて、てくてく歩きます。
 暑いよー、道が分からないよー、お腹空いたよー…。
 適当に歩いていたら、20分位かかって、無事に後免駅に着きました(^^;。
 でも後で、このルートにもちゃんとバスがあったことが発覚したのでした…。

 更に、食べ物屋さんが何にも無くって。
 やっと見つけたうどん屋さんで、天ぷらうどん。
 この暑いのに…。
 だって、他に何にも無いんだもん!。
 私は味音痴なので、そばの良し悪しは分かりますけど、うどんはさっぱりです。
 だから、味のコメントは不可能ね(^^;。
 つゆが結構濃い目なのは良かったかも、です。

 ホームへ降りると、1つ後になる、オープンデッキ付き車両がやって来ました。
 ちょっとぼてっとした印象はありますが、結構かわいいかも。
 (C)やなせたかせのイラストも付いてます。
 でも、高知側からやって来た通常タイプの車両、えらく淡白でした。
 前面は白1色で、アクセントが何にも無いんだもん(^^;。
 これって、寂しいよー。
 側面はまあまあだったので、ちょっと安心したけど(^^;。

 さあ、たった1両の快速に乗って、いよいよ新線の旅です!。
 座席に座ると寝てしまうので、最前部に立って、前をシッカリ見てなくちゃ(笑)。
 2駅だけ女性の車掌さんが乗って、手書きの車補を売っていました。

 よしかわの付近から、右手に海が見えて来ます。
 台風の影響か、とんでもない波が次々と(^^;。

 さすが、国が建設した最後の新線だけあって、路盤は殆ど高架で、踏切も2箇所位しかありません。
 だから、スピードも速いです(^^)。
 快速だったので、110キロまで出してたよー。

 運転席を覗くと、タッチパネル式のモニタが、えらくカラフル。
 言ってしまうと、ちゃちいかも…(^^;。
 車内は、ロングと転換クロスが3:2位かな。。
 転換クロスは背がすんごく高くて、私の座高をもってしても、前はまったく見えませんでした(^^;。
 車内に広告は無く、子供の描いた絵を展示中。

 各駅毎に、嬉しそうなおじいちゃんおばあちゃんの乗り降りが繰り返されます。
 それでも、1両で十分な乗車人員なんですよねー。
 何か、全て単行での運転みたいでした。
 沿線は意外にも人家が途切れることはないので、いかに継続して利用者さんを取り込めるかが課題になって来るのでしょう。
 鉄道を維持するには、本当に沢山のお金がかかりますから。

 終点の奈半利、えらく中途半端に高架が途切れていました…。
 駅の雰囲気は、本来繋がる筈だった、甲浦に似てるかも。
 3Fには、イタリアレストランも(^^)。
 早速、カルボナーラとカプチーノを注文。

 開通記事満載の朝刊と夕刊を貰って、展示されていた建設の歴史の写真パネルを見学。
 設計変更で不要になった高架を壊したりしてるんですね。
 記念切符は安芸だけの取り扱いで、フリー切符は無いみたい。

 バスで室戸岬まで往復して、岬に15分だけ滞在。
 高校経由だったこのバス、運送会社の敷地を使って転回するのが楽しいです。
 にしても、えらく飛ばすバスでした…。

 さあて、県庁前のホテルに帰るよー。
 明日は何処に行こうかな。
 テレビを付けたら、NHKでも開通記念番組を組んでるみたい。
 沿線、あちこちで撮影が行われていました。
 私も翌日、何故か後免の町中で、高知放送のインタビューを受けたりして…。
 旅先でのインタビューは、ガリンコ号に続いて、2回目。
 地元の人と間違えていたみたいなので、そういう受け答えをしておきました(^^;。

 翌日の午前中は、土電に乗ったり、鰹のタタキを食べたり。
 午後からは龍河洞に行こうかと思ったのですが、時間がかったるいし暑いしで、再びごめん・なはり線へ。
 またまた後免町から後免までてくてく歩いて、昨日と同じ快速列車に乗ります(^^;。
 ちなみに、後免で購入した切符の券番、昨日は801、今日は948でした。

 今日は田野まで行って、パンフレットに載っていた二十三志温泉へ。
 有る筈の送迎バスが見当たらなかったので、15分程歩き。
 着いた頃には汗だくです(^^;。
 気のせいか、田野より奈半利の方が近そうな…。
 この辺りの田んぼって、もう穂が出てるなー。
 開通記念で300円引きの500円だった温泉は、すべすべしたお湯で、リラックス出来ました(^^)。
 貸しタオルも付いてますから、手ぶらでもOKです。

 1時間弱滞在して、無料送迎バスに乗車。
 なんと、バスは奈半利発着なのでした…。
 インチキ!(^^;。
 折角なので、またまたスパゲティを食べたりして(笑)。

 さあて、高知空港から帰るよー。
 でも、まだちょっとだけ時間があるので、安芸とあかおかで下車。
 これで、スタンプラリーの応募条件を満たしました。
 何か貰えるといいな。
 せこい(^^;。

 安芸では、満開のひまわりとコスモスがお出迎え。
 少しは涼しくなったので、駅前をお散歩します。
 役目を終えた、鉄建公団の事務所があったり。
 そういえば、駅の構内には「鉄建公団が技術を結集して作り上げた」とのプレートがあったっけ…。
 民俗資料館でやっていた「懐かしの土電安芸線」の写真展、時間があれば見たかったです。

 あかおかは、住宅の中の、特に何にも無い無人駅。
 お母さんが小さな女の子に、電者の乗り方を教えていました…。

 というわけで、この旅もおしまいです。
 最後に、高知新聞に載っていた、ごめん・なはり線関係の記事の見出しだけ、ご紹介したいと思います。
 毎日、何らかの記事が載っていました。

・なはり線満員御礼
・初日乗客 予想の2倍8000人。
・人気過熱 乗るに乗れない「なはり線」
・漫画列車など満員
・車両、人員ともに不足 団体客お断りも


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