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旅のしおり

 ここには、青函フェリー「あさかぜ5号」函館−青森、の乗船記があります。
 この旅の前後の様子は、こちらをどうぞ。
 東日本フェリー「びいな」青森−函館の乗船記から続いてまあす。
 今回は、「びいな」で、23時40分に函館に到着した後、そのまま02時00分の青函フェリー「あさかぜ5号」で青森に戻るっていう、何だか意味不明なコースなのでした。
 宿代わりだもん。
 東日本フェリーの函館ターミナルから青函フェリーの函館ターミナルまでは、徒歩約20分。
 01時00分に東日本フェリーを出て、ラッキーピエロの店の前を通って、貨物線を越えて…。
 あ、青函フェリーの看板を発見!、だよ。

 青森にて。
 ぴかぴかボディの「あさかぜ5号」です。
 どうして5号なのかは謎なの。

■06/03/10 青函フェリー「あさかぜ5号」函館−青森

 ターミナル(?)の小さな建物で乗船券を購入して、と。
 JCBも使えるんだあ。
 ドットプリンタで印刷された、ぺらぺらの「乗船指示書」が乗船券です。
 領収書代わりの「運賃請求書」も、同じ体裁なの。
 乗船開始は20分前とのことなので、待合室のイスに座って、ちょっとだけ待機。
 少し離れた乗り場まで歩いて、乗船開始を待ちます。
 寒いー。
 もっとゆっくり出れば良かったかなあ…。
 や、本当に凄く寒いんですもん。
 星は凄く綺麗なんですけど。
 遠くには、函館山の明かりが見えてますね。

 心底冷え切った所で、トラックの乗船が始まり、私も船内へ。
 特に徒歩客の誘導はありません(^^;。
 係の人に「乗船指示書」を渡そうとしたら、下船のときに渡して下さいって。
 んと、それじゃあ、勝手に乗ってても良かったのかしら…?。
 階段を登ると、一旦デッキに出て、少し離れた客室区画へ。
 ここには屋根がないので、雨だったりすると、傘が必要だね。

 3区画に分かれたカーペット敷きのお部屋と、テレビのある小さなロビー、冷水器と給湯器、自販機とトイレとシャワーがあります。

 コンパクトに必要なものがまとまってる感じかしら。
 トイレは、男性用女性用、とても見通しがいいです(^^;。
 部屋の1区画は禁煙ルームになっていたので、そこに入りました。
 綺麗なカーペットルームだよー。
 コンセントは各区画に二つずつ。
 それから、細長い、枕。
 元々の素性が良く分からないクッションが、三つ置いてあるの。
 使い途は当然枕なんでしょうけど。
 どうしてそんなに長いの…?。

 一般徒歩での乗船は当然私だけで、後はドライバーさんが二人程上がって来ていました。
 音楽付きの自動放送が流れて、出港。
 機関の音は聞こえて来ますが、私はそういうのを全然気にしないので、他の船と比べて大きいのか小さいのか、良く分かりません。
 すやすや寝ちゃったもん。
 明かりも点けたまんま。

 で。
 午前04時に目が覚めます。
 これは…。
 寝てられないよう!。
 何故かというと、客室、凄く寒いのですね(^^;。
 寒いの大好きな私がそう思う位なので、これはかなり温度が下がってるみたい。
 熱いシャワーでも浴びようかと思うけれど、体がもう動きません…。
 なので、丸まって寒さに震えている私なのでした(^^;。
 吹き出し口の真下に居たら、暖房が送風に切り替わっていたみたい。
 ちなみに、「あさかぜ5号」のシャワーは、とうとう浴びなかったです。
 ドライバーさんは使っていたっけ。

 間もなく放送が入って、15分で青森到着ですって。
 「あさかぜ5号」はなかなか良かったです。
 寒かったですけど(^^;。
 次は、明るい昼間に乗りたいな。
 そういえば、テープ放送では北日本海運「あさかぜ5号」っていう案内だったなあ。

 放送で、一般徒歩の人はそのまま客室で待つように言われたので、待機。
 暫くしたらクルーが来て「どうぞ」と。
 てくてくと車輌甲板に降りたら、まだハッチが開いていませんでした…。
 こらこら。
 寒いっすー。
 適当な所に立っていたら、ヘルメットに白線3本の班長さんらしき人が来て、「いいよ」って。
 いや、「いいよ」と言われましても…。
 まだハッチが開いてないのではないかと(^^;。
 最前列に立って、開くのを待てってことなのかなあ。
 なので、そうしちゃいました。
 放送では、徒歩が一番最後の下船とのことでしたが、誰よりも早く私が下船。
 ハッチが開き切る前に、作業の人達にくっ付いて、降りちゃったもん。
 まだ危ないとか面倒なことは言われないので、私にはその方が性に合うですう。
 ちなみに、乗船券は回収されませんでした。
 とゆーか、確認すらされなかったよー(^^;。
 まあ、徒歩客1名有りっていうのは、当然、事務所から連絡が行ってるのでしょうけど。

 さあ、寒い寒い青森に戻って来ました。
 05時50分、定刻だね。
 すぐ後ろに、室蘭からの「びなす」がついて来てます。
 山から登る朝日を受けて進む「びなす」の写真を撮って。

 遠くには、もう「びるご」も見えていますね。
 先に着いていた「びいな」は、出港まで時間があるから関係ありません、とばかりにハッチを閉じて、静かに佇んでいたのでした。
 というわけで、東日本フェリー「びるご」青森−函館の乗船記へと続きます。
 また函館へ戻るのだあ!(^^;。


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