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旅のしおり

 ここには、東日本フェリー「びなす」室蘭−青森、の乗船記があります。
 東日本フェリー「ほるす」青森−函館へ続いてます。
 

 前回までのあらすじ、ですの。
 GW終了直後の05/09、私はそこから丁度2.5連休だったので、北海道へ行こうとしたのですけど…。
 前後の仕事がきつかったせいもあって、結局何処にも行きませんでした。
 プランをじっくり練り直して、05/25の出発で北海道へ行こー!。
 と思って、切符の手配をしようとしたら、今度は仕事のスケジュールに変更があって、05/21出発に変更です。
 ばたばた。
 あ、でもでも、土曜出発なら直江津から「れいんぼう」で行けるよね。
 なんて喜んでいたら、タイミング悪く、ドック入りで休航中なのでした。
 あらら。
 仕方無いので、当初の予定通り、行き帰りに「ぐるり北海道フリーきっぷ」を使って、東日本フェリー中距離航路乗り継ぎの旅に出るです。
 今回も、凄いです。
 ひたすら船に乗りっぱなしだよー。
 いかに効率良く回るか、それだけに重点を置いたプランだもん。
 これは、旅じゃ無くってゲームということで(笑)。
 でも、更に問題発生。。
 あー!、「シルバークイーン」もドック入りしてるよー!。
 こちらも、いきなりプランが破綻しました(^^;。
 何かもう、全てが面倒臭くなって来た…(悪い癖)。
 でもまあ、折角の機会ですし、行きの新幹線を北斗星に変更して、日程を短縮して実行です。
 たまにはブルートレインもいいよね。
 やっぱりちょっと面倒臭いけれど。

 この旅の様子は、携帯からココログにリアルタイムで送信していたので、宜しければこちらもご覧下さいませ(^^)。
 というわけで、長い前置き、でした。

■05/05/22 東日本フェリー「びなす」室蘭−青森

 「すずらん」崩れの781系(しかも試作編成)で着いた室蘭駅から、フェリーターミナルまで歩きます。
 徒歩5分なんていう、最高のロケーションなの。
 途中にコンビニもありますし。
 とりあえず、コンビニに用は無いですけど。
 でも、ターミナルって、何処ー?。
 以前、旧「らぶ」に乗ったときは、車だったからなあ。
 しかも岸壁が工事中で、見通しが利かないんだもん(^^;。
 
  ▲これが試作型。量産型と何処が違うのか、と聞かれても困ります(^^;。

 何とか辿り着いて、乗船手続き。
 コムレイドカードを提示したら、扱いが分からないみたいで、おねーさんがおろおろしてました(^^;。
 私自身も使うの初めてだし、冷や冷やしちゃった。
 普段は2等寝台を愛用してますけど、今日の「びなす」には設備が無いので、2等です。
 ちょっと気が重いなあ。
 まあ、乗船時間、短いですし…。
 全体的に、空いてますし。
 クレジットカードで支払を済ませて、と。
 1割引になって、3,120円。
 船は安いですう。
 リベラグループのマークが入った、東日本フェリーの新しいパンフと時刻表があったので、早速貰って来ましたよー。
 観光地のガイドが入ったりと、リニューアルしてます。

 てくてくと長いタラップを歩いて、乗船。
 蝶ネクタイのおじさんに迎えられて、車輌甲板を横切り、エスカレーターでエントランスに上がります。
 皆さん、丁寧に迎えてくれましたあ。
 

 誰も居ない部屋の区画に入って、コンセントの近くに荷物を置いて、と。
 暖房、効き過ぎで暑いなあ。
 300円の貸し毛布、いらないや。
 でも、皆さん結構借りて、カーペットの床に敷いたりしていました。
 ちなみに、出港したら、逆に寒くてたまらなくなったの(^^;。
 まあ、私は暑いより寒い方が有り難いです。

 のんびり出来るかと思ったら、大学の団体さんが入って来てしまい、大騒ぎに…。
 ひゃあ(^^;。
 他のお客さん達は、あまりの騒々しさに呆れて、みんな別の部屋に移っちゃいました。
 私もそうしようかと思ったけれど…。
 発想の転換をして、私も一緒に騒ぐことにしましたよー(おいおい)。
 別に眠くないもん。

 とりあえず、お風呂に行こうっと。
 船が小さいから、お風呂も小さいし。
 行ってみたら、誰も居ませんでした。
 のんびり。
 キャパシティーは、ロッカーが8個に洗い場が6つなので、そんな感じ。
 ただし、いくつかのロッカーは鍵が壊れてます。
 丁度私が出たところで、人がぞろぞろやって来て、大混雑になりました。
 本当、タイミング良かったです。
 お風呂はずっと入れますけど、翌朝覗いてみたら、いつの間にか浴槽のお湯が抜かれていて、シャワーオンリーになっていました。
 ちなみに、固形石鹸のみ装備されてます。
 

 レストランびなすは…。
 さすがにさっき食べたばかりなので、今回は遠慮です。
 明日の青函航路で食べるんだ☆。
 営業時間は、22時30分から23時30分まで。
 つまり、出港前から行ってないと、食べ損ないます…。
  

 さあて、部屋の自分の区画に戻って、っと。
 凄い騒ぎだなあ(笑)。
 前部の2等部屋、303号室は鍵がかかって、閉鎖になっていました。
 展望室は、常連さんが愛用してるみたい。
 そんなこんなで、定刻の23時30分、いつの間にか「びなす」はゆっくりと出港していました。
 カーテンを開けて覗くと、七色にライトアップされた地球岬(のアンテナ)と、緩やかなカーブを描く白鳥大橋が綺麗なの。
 他の人達は、誰もそんなの見てませんでしたけど…。

 雑誌読んだりしてたら、24時丁度、部屋の明かりが消灯されて。
 テレビの電源も自動的に落とされました。
 それが「びなす」の消灯時間みたい。
 真っ暗じゃん(^^;。
 ならばとパソコンでもいじろうと思ったら、大学の団体さんもお喋りを中止して、みんな寝る体制に入っちゃった。
 あ、いきなり静かに…。
 予定と違うぞ(笑)。
 さすがにこれじゃ気が引けるので、私も寝ることにしましたよー。
 私は横になれさえすれば、何処でも寝れますもん。
 ちょっと寒いのが、逆に心地良いです。
 にしても、全然揺れないなあ。
 「びなす」は静かに呑気に進んでます。
 や、実際動かしてる方は大変なんでしょうけど、雰囲気はそんな感じなの。

 翌朝。
 5時半に起きて、船内の探索。
 ここぞとばかりに、デジカメで写真を撮ります。
 今朝の青森は雨で、デッキにはちょっと出れないや。
 間もなく電気が付いたけれど、みんな気怠く転がったまま。
 昨日はあんなに元気だったのにい(笑)。
  
  ▲2等は、こんな感じなの(笑)。外はもう明るいよ。

 到着は、定刻の06時25分ですって。
 結局、テンション低いまま、ぞろぞろ下船して行きました。
 バスと一緒の乗船だったみたい。

 私達数名の徒歩客は、車の下船が終わるまで、エントランスで待機します。
 間もなく時間になって、車輌甲板を歩いて、前方から下船。
 わ、雨が結構強いよー。
 ターミナルの建物からかなり離れた所に入港しているので、無料のタクシーでターミナルまで運ばれて。
 とうちゃーく。
 外から見上げた「びなす」は、塗装もまだ綺麗でした。
 船内も、そんなに汚れてないし。
 2等に乗るなら、以前乗った「おれんじエース」より、こちらの「びなす」の方が私は好みです。
 「エース」は何か汚かったもん…。
 
  ▲でも、展望通路のソファーに白い布を被せてるのは、えらくセンス悪いです…。

 今回は全く全然揺れず、本当に穏やかな航海でした。

 港には「びいな」と「あさかぜ5号」が居るよ。
 さあて、私はフェリーを乗り替えて、函館に戻るです。
 配船は「びいな」なのかと思ったら、折り返しの「ほるす」なんですって。
 まだ到着していませんね。
 続きは、東日本フェリー「ほるす」青森−函館へどうぞ。
 今回の旅の前後の様子は、こちらからどうぞ(^^)。


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