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旅のしおり

 ここには、阪九フェリー「つくし」新門司−泉大津、の乗船記があります。
 今回、九州からの帰りは、阪九フェリーの利用って決めていました。
 さあて、どの船で帰ろうかな…?。
 色々と考えるのは楽しいよ。
 しかも、3便全てがまだ乗ったことのないフェリーなんですもん。
 でも、この日は3連休前で、時間帯のいい便は、ほぼ満席なのでした。
 あんまり混んでるのも嫌だし、空席状況が全て○印になっていた「つくし」にしよー!。

 前回の「やまと」乗船から、もう2年半が経っちゃいました。
 その時のことを思い出しつつ…。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■07/11/22 阪九フェリー「つくし」乗船記 17:30→05:30

 ターミナルへの送迎バスは、小倉駅北口を15:50に発車します。
 早いよう。
 確かにこの時間だと、一般のお客さんは利用しづらいですよね。
 私も、九州内であんまりゆっくり出来ませんでした…。
 なんて、仕方が無いのですけど。

 名門大洋フェリーの送迎バスが出て行くのを眺めていたら、阪九フェリーの送迎バスも到着。
 いつも、微妙に遅く到着するみたい(^^;。
 団体さんが一緒だったので、バスの座席はほぼ埋まりました。
 発車して交差点に差しかかった所で、お客さんの中から「このバスは名門大洋フェリー行きじゃないのですか?」との声が上がって…。
 違いますよお(^^;。
 乗り間違えちゃったんだ。
 運転士さんに、名門大洋フェリーのバスや乗り場のことを聞いてましたけど、運転士さんも分からないみたい。
 そりゃ、運転士さんは船会社の人じゃありませんものね。
 そのお客さんのグループは、諦めてそこで降りて行きました。
 もうバスは無いので、タクシーで行くしかありませんねー。

 ターミナルに着いたら、早速乗船手続き。
 そういえば、予約をしていませんでした。
 だって、空席多数だったから…。
 本当は、何かのトラブルに備えて、ちゃんと予約はしておくべきなんです。
 例えば、突然他の便の欠航が決まったりすると、この便への振り替えでいきなり満席になっちゃうようなケースとか、とてもとても不利になりますから…。
 それは、電車でも飛行機でも一緒です。
 なのですが、私はいい加減なので、運命に全てお任せして、ここに居るよ。

 無事、2等指定Aが取れました。
 マリンメイトクラブのカードを出して、クレジットカードで決済。
 そこまでは順調でしたが、窓口のおねーさん、何か端末の操作がうまく行かなくって、困ってるみたい。
 はわわ?。
 お隣りの窓口のおねーさんと相談したりの後、マリンメイトカードの初回乗船では、2割引きは適用されません、とのことで。
 クレジットカードの操作も、一旦取り消してやり直しだね。
 何だか損をしたような気持ちになった私なのです(^^;。

 それじゃ、エレベーターに乗って、乗船口へ行こー。
 わくわくするね。
 ここって、いつもエレベーターに案内されるけど、階段とかは無いのかしら。
 乗船口前のベンチに座って、メールの送信を済ませておいて、と。
 なかなか乗船しないので、係の人から声を掛けられてしまいました。
 そんなことをしていたら、あ、会社からメール…?。
 報告書を早く提出しろっていう、催促のメールなのでした。
 え、急がないって言ってたから、全然急がなかったのにい。
 まさか今すぐ出せなんて話なのかと思ったら、3連休前だったのが幸いして、月曜の朝一でいいって。
 ほっ。
 船内でお仕事なんぞするのは、もう嫌だよお。
 幸せはいつでも、危険と隣り合わせなのですね…。

 船内のカウンターで鍵を貰って、自分のお部屋へと。
 以前の「ニューながと」とほぼ同じ作りですが、「つくし」の方が広いのですねー。
 さすがに、若干古く感じますけど。
 何でかと思ったら、テレビが液晶じゃないからなのでした(笑)。
 机と洗面台があるのはとっても便利。
 机の前に、コンセントが三つもあって。
 使い勝手いいです。
 ハンガーも2本、ちゃんとありますよお。
 …当たり前ですか?(^^;。

 2等指定Aの通路は、他に人の気配がありません…。
 冷水器と紙コップがあるのは嬉しいな。
 レストランは18時オープンとのことなので、まずは売店に行って、チキンスティックを購入してみました。
 スパイシーチキン串、なんてのも売ってますねん。
 アップルドームと飲み物も買っておこ♪。
 忘れずに、マリンメイトカードにポイントを加算して貰います。
 そういえば、船内では北海道フェアをやっていて、いくらとか売っていました。

 出航前に、お風呂へも行っておこうかな。
 混雑って程の人は居ないのですが、洗い場も浴槽も、ちょっとした順番待ちになってしまいました。
 お風呂、手狭ですもんね。
 ピーク時には、大変なことになりそう…。
 お部屋に戻るときにレストランを覗いてみたら、まだ開店前なのに、もう行列が出来ていました。
 皆さん、気合いが入ってます。
 ん、私は空いてからにしよ。
 それが私なりの選択だぞ(^^)。
 今日は空いてますし、「カフェつくし」はクローズしていました。
 他には、カラオケ値下げのポスターとかが貼ってあったよ。

 出航した所で、デッキへ出て、あちこちに泊まっているフェリーを眺めます。
 ここは楽しいね。

 でも、結構寒いよお。
 もうかなり暗くなっているので、オーシャン東九フェリーの船名を確認したところで、船内へと戻ります。
 程なく、船長さんからのごく簡単な挨拶と、船長・機関長・事務長の名前が案内されました。
 そういうの、私は大好きです。
 船はちょっとした生活空間なので、そういった方々のお名前が分かると、安心感と一体感があるっていうか。

 カフェテリア方式のレストラン、今日はそんなに品数は多くないみたい。
 フライとか、単品で一つから選べるのはいいですね。
 ん、私はフライの気分じゃ無いし、パスかしら。
 暖かいものが食べたかったので、ホルモン鉄板を注文したよ。
 番号札(いえ、札っていうか…)を渡されましたが、殆ど待つことも無く、席まで届けてくれました。
 もうすっかり空いたレストランで、のんびりご飯を食べます。
 もう景色は見えないけれど、優雅な気持ちなのです。

 この後、夜食のお弁当の販売があるっていう放送が流れましたが、限定4個だそうで、10分後位に覗きに行ってみたら、もう売り切れになっていました。
 少なっ。

 その後、私はずっと起きてましたが、船内はとっても夜が早くって。
 早朝05:30の入港っていうのは、結構なプレッシャーですものね。
 レストランの開店が04:30って、やっぱり凄いです(^^;。

 そんな中、私は船内の写真を撮って歩きます。
 それは、大切にしたい場所に、ひとつひとつ印を付けて行くってことなのです♪。
 後から見直せば、自分の足跡を見直す地図になるよ。
 でも私は、写真を撮るのが好きじゃありません。
 って、おい。
 だって、写真撮ると安心しちゃって、肝心の記憶が曖昧になっちゃうんだもん…。

 来島海峡大橋が近付いて来ると、インサイドの2等指定Aに居ても、携帯が圏内になりました。
 それじゃ、橋を見に行こうっと。
 デッキへの扉を開けたら、いきなり目の前に、でん!と島が見えたので、びっくり。
 だって、すぐ目の前なんですもん。
 赤いマーカーが、びかびか光っていて…。
 船は大きく舵を切って、橋へと向かいます。
 周囲の真っ黒な島々が、覆い被さって来るみたい。
 凄いなあ。
 狭いなあ。
 ここ、昼間に通ってみたいです。
 ちょっとした感動なのでした。
 そして、橋の真下を通ると、やっぱり腕を延ばしてみたくなったりして。
 今日は他にもデッキに出て来られた方が居て、橋の写真を撮られていたので、やりませんでしたけど(笑)。

 翌朝、レストランのオープンを告げる放送で起きます。
 開店10分後のレストランは、私一人だけだったりして。
 あれれ。
 前回の「やまと」では、もっと沢山の人が居たのにな。
 私が食べ終わる頃、お二人さんが入って来ましたけど…。
 激しく空いてます。
 真ん中の席には、団体さん用の朝食が用意されていて。
 こちらは、時間をずらしてあるみたい。

 売店前では焼き立てパンの販売もあったので、そっちも買ったりしています。
 ポスターにあったメロンパンは無くって、3種類だけの縮小販売なのでした。
 でも、まだ暖かいから嬉しいな。
 コーヒーは、勧められなかったので、買いませんでしたあ。

 そんなこんなで、入港だよー。
 まだ真っ暗なのです。
 徒歩客は少ないので、連絡バスもすぐに発車して。
 港の出口の信号渋滞もそんなでは無く、3回位で通れちゃいました。
 06:00前には、泉大津の駅前に到着。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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