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旅のしおり

 ここには、阪九フェリー「やまと」新門司−泉大津、の乗船記があります。
 当日は、門司からタクシーに乗って、と。
 個人タクシーの運転手さんと話していたら、こちらでは5月から雨が降ってないんですって。
 大阪の景気とか聞かれたけれど、私は千葉の人間なので…。
 千葉の人間が、どうしてわざわざ泉大津行きのフェリーに乗るのか、それは謎です(^^;。
 ちなみにこの運転手さん、昔は千葉で働いてたんですって。
 え、サッポロビールの千葉工場なんですか?。
 わ、それって私の住んでる船橋ですう!。
 てことで、船橋の話題で盛り上がって、タクシー代の端数をおまけして貰っちゃったのでした。
 2,000円。
 でも、連絡バスなら無料なのに、どうして私はわざわざタクシーに乗ったのでしょう。
 門司と門司港を間違えて待ってたなんて、鉄道好きの私としては、そんなこと口が裂けても言えません…(^^;。

■05/06/19 阪九フェリー「やまと」新門司−泉大津

 というわけで、真っ赤なターミナルに到着っ。
 立派な建物だなあ。
 それに、もうひとつ別の建物があるし…。
 すごーい。
 バスで来ていた友人と合流して、早速チェックインするよ。
 2等指定Bですが、今日は二人で部屋を占有出来るって(^^)。

 個室には、ベッドが4つと、2人分のソファー、小さなテーブル。
 それから、テレビと洗面台があります。
 ベッドの蛍光灯は、コンセントが付いているタイプで。
 まだ新しいですー。
 当然ながら、インサイドなんですけど。
 まあ、入港は早朝ですもんね。
 あんまり関係無いや。

 早速、お風呂に入って、と。
 今日は暑かったもん。
 出港前に行ったら、そんなに混んで無くって、良かった良かった。
 お風呂もレストランも、21時30分で閉まっちゃうので、早め早めに行動しなくっちゃ。

 出港の時間になったので、デッキへ。
 ドアを開けて外に出て、客室添いに歩いて行ったら、何故か立入禁止区域に紛れ込んじゃった…。
 どーして??。
 仕方ないので、柵を乗り越えて、出入り可能区域へと出ます。
 デッキに立つと、前後左右、大型フェリーがいっぱい見えます。
 全部で6隻も見えたもん。
 凄いなあ。
 遠くには新空港も見えるけれど、そんなに空港が必要なのかしらん。
 あ、「ニューせっつ」のお隣に居るの、私が明日、徳島から乗る予定のオーシャン東九フェリーだあ。
 だったら、最初からあっちに乗ればいいのにね(^^;。
 しかも、あれって前に乗ったことのある「おーしゃんさうす」だし。
 何か、乗る意欲が失せて来たよー。
 4隻も居るオーシャン東九フェリーなのに、わざわざ前と同じ「さうす」に乗るのも…。
 ちゅことで、翌日の予定は全てキャンセルしちゃったのでした。
 酷い(^^;。

 それじゃ、早速レストランに行こー。
 営業時間前には、団体さんが入っていたみたい。
 カフェテリア方式で、好きなものを選びます。
 ここのメニューは、安くて美味しいよ。
 やっぱり、名門大洋フェリーと競争してるからなのかなあ。
 私はお酒を飲まないので、会計は1,000円ちょっとでした。
 ついでに、レジで明日の朝食の予約をして、っと。
 890円。
 べーグルとオムレツの2種類があったので、べーグルを選択。
 レジのおねーさん「べーグル出来るー?」なんて厨房に確認してたし、利用者さん、そんなに居ないのかなあ。
 まあ、入港は5時30分なので、予約時間も4時30分とかになります。
 家に居たら、午前4時30分に朝食を取るなんて、有り得ませんよね。
 や、旅先でも普通は有り得ませんケド(^^;。

 レストランは座席がさらっと埋まって、そんなに混んではいませんでした。
 ついでに、ホルモン鉄板650円を追加。
 暫くしたら、出来立て熱々の、量もたっぷりな鉄板焼きが届いたよ。
 これはいいかもっ。
 ひたすら飲み続けている友人につきあって、ビールで乾杯(^^)。

 その後、焼き立てパイの販売があるって放送が流れて。
 パイとかパンとか、わざわざ船内で焼いてるんですって。
 わ、早速買って来なくっちゃ。
 別にお腹は空いてませんけど、折角なので、パイシューとアップルドームを1ピースずつ買いました。
 あああ、甘いの大好きなんですう(^^;。
 いっそ、ホールで行っちゃおうかしら(おいおい)。

 まだ熱々のを買えました。
 翌朝食べたら、どっちも美味しかったです。
 私はアップルドームの方をお勧めしちゃいます。

 そんなこんなで、部屋に戻って。
 もう一度お風呂に入ったり、船内の散策をしたりして、のんびり。
 友人は、部屋でもずっと飲み続けていたなあ。
 本当に良く飲むね(^^;。
 テレビで船内案内を見ていたら、23時丁度に来島大橋を通過するみたい。
 解説によると、この橋って、人も渡れるんだあ。
 ちょっと渡ってみたいかも。

 15分前になったところで、部屋からお出かけ。
 船内は、すっかり寝静まっていて、もう誰にも会いません。
 友人も含めて、ぐっすりみたい。
 みんな、夜が早いんだなあ。

 船内のこのオブジェ、面白いの。
 波とプロペラのイメージなのかしら…?。
 レストランの一部は、フリースペースみたいに解放されていました。
 電子レンジとかもあって。
 でも、やっぱり誰も居ません。

 デッキはちょっとだけべとべとした風が吹いてるけれど、まだ真夏の風じゃないよね。
 ちゃぷちゃぷと聞こえる波の音が気怠いの。
 瀬戸内の狭い航路を、明かりをつけた大小様々なお船が行き交っていて…。
 少しずつ少しずつ、来島大橋が近付いて来ます。
 予定より5分早く、橋の真下を通過。
 このおっきな橋を下から見上げると、やっぱり圧倒されちゃいます。
 思わず、両手を橋に向かってかざしてみたりして…。
 やってから恥ずかしくなったので、こそこそとデッキから撤収します(^^;。
 誰も見て無かったよね。
 ブリッジからだって、遠いもん(笑)。

 部屋に戻って、すやすや寝ます。
 翌朝は、当然のように4時半起床(^^;。
 お風呂は閉鎖されているので、シャワールームでお湯を浴びて、何とか意識を戻します(^^;。
 シャワールームには、寝台特急みたいなシャワーが三つあって、シャンプーやボディーソープも装備されていました。
 脱衣場は共用なので、三人入ったらちょっと手狭かも。

 レストランのレジで予約券を提示して、席の案内を受けます。
 10席しかない窓側を押さえてくれてるの。
 まあ、予約してたの、私だけでしたけど。
 がらがらです。
 しかも、「予約席」って書かれたプレートは、わざわざ通路側に置いてありました(笑)。
 さあ、景色を楽しみつつ、ご飯だよー♪。

 このべーグルの朝食、正直あんまり美味しく無かったです(^^;。
 なので、フツーにカフェテリア方式の朝御飯を選択した方が無難みたい。
 友人の方が、何か美味しそうだったもん。
 ちなみに、コーヒーカップをレジに持って行けば、コーヒーはおかわり自由でした。
 これは、予約もカフェテリアも一緒だよ。

 その後、カウンターで焼き立てパンやおにぎりの販売があって。
 友人は、でっかい熱々のおにぎりを買ってましたあ。
 何か、結構色々と買い物したよね。
 しかも、食べ物ばっかり(笑)。

 さあて、泉大津が近付いて来ましたよー。
 定刻の05時30分より、5分早着ですって。
 夏至も近いし、外はとっくに明るいです。


 ターミナルから、連絡バスにお乗り替え。
 徒歩客は20人ちょっとかな。
 一斉に下船し始めた車は、信号にひっかかって中々外に出れません。
 急いでいたら、これにはちょっといらいらするかも。
 私は全然急がないので、少しずつ遠くなって行く「やまと」を見て、ゆっくりお別れをしたのでした。

 今回の旅の前後の様子は、こちらからどうぞ(^^)。


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