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旅のしおり

 ここには、商船三井フェリー「さんふらわあみと」苫小牧−大洗、の乗船記があります。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。
 札幌駅からの高速バスに乗って、苫小牧フェリーターミナルへと入ります。
 札幌と苫小牧では、こまめに乗降を扱って、通勤に利用されているみたい。
 商船三井フェリーのカウンターで、乗船手続き。
 バスから降りた10人ちょっとの人達は、私以外の全員が東日本フェリーの八戸行きカウンターへと…。
 あれれー?。
 「フェリーはちのへ」って、人気あるんですね。
 まあ、大洗までは時間がかかるし、わざわざ徒歩乗船する人なんて、シーズンオフには殆ど居ないかあ。
 太平洋フェリーのカウンターには、「きそ」初日の出クルーズのチラシが置いてありました。
 噴火湾を回るんだ。
 でも、どーして襟裳岬の方へ行かないんだろ。
 そっちのが初日の出は早いんじゃ…?。

■06/10/20 商船三井フェリー「さんふらわあみと」乗船記 23:45→19:15

 既に乗船開始になっているので、ひとりぼっちで乗船。
 人の気配が無いです…。
 エスカレーターの案内放送は、ラジカセから流れていました。
 ラジカセの置き場、わざわざ壁に窪みを作ったんですね(笑)。
 乗船券を提示して、部屋の場所を教えて貰って、と。
 3食セット券2,000円の購入もしなくっちゃ。
 「さんふらわあつくば」同様、パウチされたメニューを見せてくれましたが、私は別に何でもいいので、ちらっと見ただけ(^^;。
 夜食のお弁当は、カウンターに3つ載っていました。
 私には母恋めしがあるので、今回の購入はパスですねー。

 船内を歩くと、あれれ?、こんなに狭かったかしらん。
 前回、船酔いしながら乗船したときは、通路も死ぬ程長く感じたのですけど。
 どーいうわけか、私の記憶と船内の配置が180度ひっくり返っていて、これは最後まで修正出来なかったのでした。

 私の2等寝台は、6人部屋の一番奥。
 通路側のベッドには、既に1人居らっしゃって、同室(?)が来るとは思わなかったらしく、慌てて荷物を片付けていました。
 ごめんなさい(^^;。
 私のベッド、カーテンのフックが外れていて、どうやっても完全に締め切るのは無理みたい。
 20センチは隙間が出来ちゃう。
 申し出れば別のベッドに変えてくれたでしょうけど、一番奥だし、誰も目の前を通ることは無いから、そのまんまそこを使います。
 他の2等寝台エリアを覗いてみると、誰も居ない区画が殆どですが、グループは4人区画に、他は6人区画に2人ずつ入れているみたいでした。
 本当は1等にするつもりだったのですが、がらがらだし、どうせあちこち出歩くからいいや、ということで2等寝台のまま。
 予算の問題もあったりして…。
 手持ちの現金が全然無かったりしてます(^^;。

 売店では、色々なさんふらわあグッズを販売中。
 「さんふらわあつくば」とは違って、大きな売店があるんだあ。
 ゴルフマーカーまであります。

 何と、昆布が10%オフです!(笑)。
 さんふらわあ絵葉書、何故か「えりも」と「おおあらい」が残っているのに、本船「みと」は売り切れですって。
 生産終了の為、次回入荷は未定とのことですが、何かもう補充されることは無さそうな…。
 折角なので、「えりも」と「おおあらい」を購入しました。
 「みと」も欲しかったんだけどな。
 なんて、自分で書いた乗船記を読み直してみたら、以前にちゃんと「みと」を買っていたことが判明。
 データ管理がいかにいい加減かっていう…(^^;。
 北海道では職場用のお土産を買っていなかったので、下船前にさんふらわあクッキーととうきびチョコを購入したよ。
 それから、自販機でサッポロクラシックを2本。
 これもお土産用です。
 そういえば、「ばるな」の初日の出クルーズのときには、屋台でクラシックの生を売ってたっけ。
 懐かしいな。

 船内を回ると、イートインコーナーは夜間閉鎖になっています。
 そういえば、そうでした。
 飲み物の自販機は、結構あちこちにありますね。
 さんふらわあ文庫を覗いて、どんなコミックがあるのかチェック。
 数人の方が、テレビを見たり、コミック読んだり。
 ラウンジへ上がると、アップライトピアノの置かれたフロアは、以前と変わらぬ佇まいでした。
 ちなみに、航海中、私はここを愛用してましたけど、常に他には誰も居なくって。
 ひとりぼっちです。
 わざわざここまで上がってくる人は居ないみたい。
 ちょっと暑いですしねー。

 飲酒運転撲滅キャンペーンの放送が流れて、10/17の日付で、来年以降の大洗航路取り扱いについて、の掲示が既にありました。
 私が東京を出たその日に、「さんふらわあみと」「さんふらわあつくば」がこの航路から離脱するっていうアナウンスがあったんですよね。
 船の世界も色々と大きな動きがあって、初心者の私はついて行くのがとても大変です。

 試験寄港で注目を浴びたばかりの「ニューれいんぼうらぶ」と「ニューれいんぼうべる」が、こちらの航路に回って来るのですねー。
 日本海航路はどうなっちゃうんだろ…?。
 晴れた青空に、突然の雨みたい。
 まあ、虹は雨の後でなくっちゃ架かりませんし、太平洋に、そして日本海に、綺麗なレインボーが架かるといいな。
 そしたら、向日葵は虹を映す鏡になるよ。
 私としては、提供されているサービスに応じて、自分なりの楽しみ方を見付けて、乗船するかしないか決めるわけですから、船や会社が変わっても、旅のカタチは何ら変わることはありません。

 出港後、ちょっと脱衣場の狭いお風呂に入って。
 同時に入っている方は2,3人だけなので、余裕は結構ありました。
 繁忙期には、大変そうだなあ(^^;。
 ロッカーの鍵は、きちんと全部availableでしたあ。

 船内はすっかり寝静まってますけど、私はラウンジに移動して、買ってあった母恋めしを食べたのでした。
 美味しかったよ♪。
 照明がかなり暗いですけど。
 何だかんだで、午前02時過ぎまで起きてたりして。
 静かに自分の寝台に戻って、と。

 ハンガーの隣りにある、白いボックスの使い途がイマイチ分かりません(^^;。
 ベッド毎にコンセントがあるのは、やっぱり凄く便利です。

 翌朝は、イートインコーナーからの呼び出し放送で目が覚めました。
 もう08時だよ。
 その前の06時、誰かの目覚まし時計のけたたましい音で目が覚めたりはしてましたけど(^^;。
 またすぐに眠っちった…。
 今日は夜まで、たっぷり「さんふらわあみと」に乗ってられますよお。
 船内が空いてるときの昼間の航海って、嬉しいね♪。

 顔も洗わないまま、朝ご飯。
 こら。
 前回と殆ど同じメニューでした。

 お皿が一つ減ってますけど(笑)。
 お皿に書かれているハスカップは、レストランだった頃の名前みたい。
 ご飯のおかわりをすると、お昼ご飯食べるのがきつくなるので、おかわりはしません。
 3食セット券を買われたのは、10人位かな。
 カップルで来られていた方、女性は浴衣で、男性はパジャマ…?(^^;。
 ここはレストランじゃないから、別にいいのかにゃ。

 この後、お風呂に入って、デッキを散歩して、ラウンジへ上がって。
 朝昼晩、ご飯の後は、ずっと同じ行動を繰り返していたのでした。
 船内に掲示してある時間毎の位置情報を参考にしつつ…。

 0930頃、船長さんから放送が入り、07分後に「さんふらわあつくば」と右舷側ですれ違うとのことです。
 07分後って、ちょっと半端(^^;。
 早速デッキへ出ていくと、もうかなり近くまで来ていました。
 結構近くですれ違うのね。
 汽笛までは鳴らしませんでしたけど。
 7,8人の方がデッキに出て来られて。
 やっぱり姉妹船の反航って、楽しいです。
 冷たい風の吹く曇り空の下、さんふらわあのマークは暗く沈んでいたけれど…。
 楽しそうにお見送りする人達の横顔に、大きく咲いた向日葵の花を重ねてみたり。
 通り過ぎて行く「さんふらわあつくば」を眺めて、ときの移り変わりを一人感じていた私なのでした。
 空に向かって羽ばたいた飛沫が煌いて、静かに消えて行きます。

 お昼ご飯はこんな感じで。

 前回とは全く違うメニューでした。
 こういうの、私は結構好きですよ(^^)。

 風はちょっと冷たいけれど、逆にそれが私には嬉しくって、天気も良くなったし、缶コーヒーを買って、左舷側のデッキチェアでぼーっと海を見ます。
 そんなことしてるのは私だけかと思ったら、何人かが適当に分散して、同じことをしているのでした。
 皆さん、それぞれに船旅を楽しんでいるみたい。
 時にはこうやって海を眺めて、ゆったり素直な気持ちになってみるのもいいと思いますよん。

 その後、右舷後方に見えていた太平洋フェリー(船名までは分かりません)が真後ろに来た辺りで、日没近くなりました。
 大きなレンズで、太平洋フェリーを撮影されていた方が居たよ。
 間もなく太平洋フェリーは左舷側、遠くへと。

 この後、ちょっとだけお昼寝。
 晩ご飯の呼び出し放送が流れた所で、起きます。
 こういう怠惰な時間を過ごせるのが、堪えられません(^^;。
 晩ご飯はこれです。

 前回と殆ど一緒ですね。

 さあて、入港まで1時間ちょっと。
 荷物を持ってラウンジに移動して、下船に備えます。
 大洗を出た「へすていあ」の汽笛が聞こえても、下船の案内は流れません。
 遅れてるのかと思って外を覗くと、もう大洗の港内みたい。
 本船が汽笛を鳴らした所で、放送が入りました。
 ゆっくりゆっくり、接岸。
 下船までは時間がかかるよね、なんて思ってのんびりしていたら、すぐに「只今タラップの取り付けが完了しました」との案内が流れ、慌てて私は下船したのでした。

 この便に接続する路線バスがターミナル前から発車するようになったのですが、前回の徒歩乗船で、家まで凄く時間がかかることが分かったので、友人に迎えに来て貰っちゃいました。
 ありがとー。
 友人二人と一緒に、ターミナルのレストランでご飯。
 って、また食べるのー?(^^;。
 さすがに私は食欲が無かったので、もりそばを…。
 って、結局食べてるじゃん。

 私の生活パターンだと、深夜便って、実はかなり使いにくかったりもします。
 逆方向、大洗発苫小牧行の深夜便は、まだ一度も利用したことがありませんし。
 今後も使うことは無いと思いますけど、「ニューれいんぼうらぶ」と「ニューれいんぼうべる」が来たとき、その後船名が変わったときには、それぞれ一度ずつ乗ってみたいなあ、なんて。
 やっぱり乗るんだ。
 そうなんだ(^^;。
 いつだってこういう気持ちになれて、乗りたいお船があるのは嬉しいよ。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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