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旅のしおり

 ここには、商船三井フェリー「さんふらわあつくば」苫小牧−大洗、の乗船記があります。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。
 レンタカーを返す都合もあって、20時過ぎにはターミナルに帰って来ました。
 さくっと乗船手続き。
 私がこんなに早くから港に居るのって、驚異的なのです。
 これからは、時間に余裕のある旅をする、真人間になろうかしら。
 ぴゅあ♪。

■06/05/25 商船三井フェリー「さんふらわあつくば」 苫小牧23:45→大洗19:15

 本船だけは、ネットから2等寝台を予約してあったので、カウンターにプリントアウト2枚とスタンプカードを渡します。
 スタンプカードを見たおねーさん、それを持って、一旦奥に引っ込んじゃいました。
 もしかしたら、ネット予約(割引あり)でも押していいのか、確認していたのかしら。
 ツアーやパックはともかく、ネット予約は認めて欲しいなあ…。
 勿論、ちゃんと押して貰えました(^^)。
 これで、二つだよ。

 夕便、団体で貸し切りの為、満席になってる便があるんですって。
 大洗発は05/24,26,27,31,06/02,07,09で、苫小牧発は05/27,29,06/03,05,10,12ですって。
 一般売りは一切していないのかしら。
 それで、同日の深夜便が混んでるわけですかあ。

 ターミナルの売店前のイスに座って、乗船開始を待ちます。
 22時30分頃、案内の放送が入りました。
 周囲には10人程の人が居たのですが、放送を聞いて立ち上がったのは、何故か私だけ。
 あれれ?、みんな「フェリーはちのへ」に乗るのかなあ。
 出港してからも、船内はとても静かで、数えてみたら2等寝台には8名しか乗っていませんでした。
 みんな完全に分散したので、自分のベッドに居ても、人の気配が全く…。
 私も、四人区画に一人です。
 入口のカーテンを閉じると、もうS寝台気分ですね。

 人が居ないので、各室、カーテンが開いたまんま。
 ベッドの反対側は壁だし、スリッパはあるし、中々いい2等寝台だと思います。
 ハンガーは、壊れてるのが多かったですけど。

 まずは、インフォメーションで三食セット券2,000円を購入。
 メニューを見せてくれて、こういった内容ですけどいいですか、という確認がありました。
 あ、何でもいいですー。
 これを食べてみたかったから、深夜便に乗ったんですもん。
 ついでに、夜食のお弁当400円を購入。
 400円のが四つ、500円のが二つ、カウンターに置いてありました。
 コストパフォーマンスを考えると、500円の方が良さげに見えるかも。
 次の機会があったら、そっちにしてみようっと。

 まずはお風呂だあ。
 さすがに私だけしか居ません。
 困ったことに、脱衣場に20個あるロッカー、うち5個は鍵が故障していて、貴重品は案内所にお預け下さい、なんて掲示があるのでした。
 ロッカーの整備位、ちゃんとやって欲しいなあ(^^;。
 この航路って、利用者さんも多いと思うのに。
 利用時間は、0時30分までですって。
 朝は、8時00分から。

  案内所前のさんふらわあ文庫、いつもぐちゃぐちゃな印象なのですが、今日はちゃんと作品毎に整理整頓されていました(^^)。
 「季刊さんふらわあ」も、バックナンバーの全てが置いてあって。
 西大分での、トレーラー転落寸前事故に関しての掲示もありました。
 サイドブレーキは確実に、というお願いです。
 単純だけれど、時々起こる事故ですもんね。
 なかなか衝撃的な写真が添付されていましたが、出所は「インターネットより入手」とか。
 そして、「西日本の某社フェリー」なんて、ぼかした表現になってます。
 一応、同じグループじゃなかったっけ(^^;。

 ここで、出港の時間になりました。
 デッキに出てみると、「ほっかいどう丸」はいつの間にか先に出たみたい。
 特に放送等は入らないまま、「さんふらわあつくば」は、ゆっくりと北海道を離れたのでした。
 出港でしょでしょ♪。

 イートインコーナーって、深夜は開いて無いんですねー。
 なので、ラウンジへ行って、さっき買ったお弁当を食べます。
 当然ながら、誰も居ません。
 正面のカーテン、ちゃんと鍵がかかるようになっていて、随分と頑丈なの。
 このお船、かなり前に一度乗ったことがあるのですが、船内の作り、もう完全に記憶にありません…。
 ずっと寝ていたもん(またかい)。

 そんな感じで、午前1時に就寝。
 ベッドのランプにコンセントがあるので、パソコンの充電をしつつ…。
 明日は8時に起きて、ご飯食べなくっちゃ。

 翌朝。
 きちんと時間前に起きました。
 偉い偉い(^^)。
 8時丁度に、放送で朝食の案内もあって。
 ちなみに、朝は8時から9時まで、昼は12時から13時まで、夜は17時から17時45分までですって。
 ご飯はこんな感じ。

 美味しいよ。
 ご飯のおかわりもしちゃったもん。
 入口の所でトレーを貰って、席の指定は特に無し。
 お茶とお水はご自由に。
 写真には写ってませんけど、たくわんと梅干しを渡し忘れたそうで、後から持って来てくれました。
 7人分の用意がしてありましたけど、そんなに利用者さん、居るんだあ。
 かなり陸に接近しているので、レストランからの眺めが楽しいです♪。
 のんびり。
 今日は、セット券を買っていない人にも、同額払えば朝の販売もしてくれてました。

 その後、カーテンの開いたラウンジへ。
 ワイヤーのドラムが目の前にどん!とあるので、見通しはそんなに良く無いのが残念ですけど、前面展望が楽しめるのは嬉しいですよね。
 さあて、対向の「さんふらわあみと」はいつ来るのかなあ。
 わくわく。
 あ、見えて来た!。
 時刻は、9時15分。
 左舷のデッキへ移動して、と。
 風が強い中、「さんふらわあみと」をお見送りしたよ。
 こちらからだと、逆光になるのがちょっと残念かな。
 それに、結構遠いんだもん。
 あのお船に、友人が明日、大洗から乗船するそうです。
 結構混んでるって。
 それは…、お気の毒です…。

 体がすっかり冷えてしまったので、お風呂へ。
 やっぱり、長時間開いているお風呂は嬉しいです。
 もういちいち書きませんけど、やっぱり誰も居ません。
 他に気付いたことは…。
 トイレのペーパー、普通のでは無く、業務用(?)の細長いやつでしたけど、これって以前もそうだったかなあ…。
 こっちの方が、コスト的に合うのかしらん。

 10時20分頃、ブリッジから放送が入りました。
 船長は石井さんですって。
 放送の声、渋くて格好いいよ。
 この先の航海、特に問題無しとのこと。
 そういえば、おねーさんの放送も、格好良かったです。

 12時には、お昼ご飯だよ。
 まだそんなにお腹は空いてませんけど…。
 時間が経つの、遅いようで早いです。
 船の中の時間は、時計に騙されているみたい。
 数少ない他のお客さんは、本や雑誌を読んだり、海を見ていたり。
 同じフェリーで、同じ時を過ごすことの意味を考えてみたり、しているのは私だけなんだろうな…(^^;。
 過ぎて行く時間と、自分なりの過ごし方。
 間の時間が長いフェリーって、私は好きだぞ。

 それはともかく、ご飯。
 ちらし寿司とお蕎麦だよー。
 結構ボリュームあります。
 何げにお蕎麦が結構美味しかったの。
 ツユが良ければ、尚良かったのにな。

 ご飯の後は、必ずデッキを一回りしましたけど、海を走る風が少しずつ柔らかくなって来るのが分かります。
 北海道が遠くなって行くのは寂しいけれど、またいつか来ればいいんですもんね。
 お散歩のあと、さんふらわあ文庫からコミックを借りて来て、ベッドで読みつつ、少しだけお昼寝。
 これが堪らないのだ(^^)。
 その後、3回目のお風呂。
 自堕落、しちゃいましょう。
 ホテルや旅館に泊まるより、船に泊まった方がずっとくつろげるみたい。
 食べ物だってちゃんとありますし。
 このお船は、売店が無くなって、インフォメーション前のささやかなスペースに、必要最低限の物を置いてる感じですけれど。
 れで十分だよね。

 17時に、最後の夕食。
 お魚とハンバーグの組み合わせ。
 船のご飯って、こういう組み合わせのメニュー、好きですよね。
 色々な好みの人に対応する為なのかな…?。
 バイキングやカフェテリアとは違う、いかにも船!、っていう感じのメニューが満喫出来て、嬉しかったよ。

 さあ、大洗が近付いて来ました。
 「さんふらわあさっぽろ」と反航して。
 その後、こちらが小さく汽笛を鳴らしたよ。
 ここまで来ても、特に放送は入りません。
 他の会社だと、1時間も前から催促されちゃうのにな。
 まあ、ここはトラックドライバーさんが激しく優先なので、なかなか降ろして貰え無いっていうのはありますけど(^^;。
 接岸してからも、インフォメーション前に早く来い、なんてことは言われません。
 私も、ずっと自分のベッドで寝ていて。
 さんふらわあの歌は、一度も流れませんでした。

 下船券を渡して、と。
 一般徒歩って、もしかして、私1人ー!?。
 乗客自体、10人ちょっとしか居なかったみたい。
 タクシーまで居ないんだもん。
 …居ても乗りませんけど。

 大洗に帰って来たよ。
 夜の闇の中に浮かび上がる、さんふらわあのマークにご挨拶。
 明日を信じて眠る、健気なひまわりの花みたい。
 「さんふらわあつくば」に、またいつか乗船出来たらイイナ。
 近くの交番まで歩いて、19時58分発水戸行の最終バスを捕まえます。
 600円。
 水戸からは、20時51分の「フレッシュひたち」で柏まで。
 大洗から船橋って、近そうだけれど、遠いのです。
 この旅の後の様子はこちら をどうぞ(^^)。
 この航路の他の船の乗船記は、旅のしおりのMenuからどうぞ。

 おまけ。
 この翌日、私とは逆に、大洗から苫小牧まで「さんふらわあみと」に友人が乗船しました。
 私のときとは違って、夜食のお弁当にはサンドイッチとかもあったんですって。
 三食セットのお昼も、カレーとサラダだったとか…。
 団体さんが乗船しているので、イートインの席がちっとも空かないとか、何かと大変そうなのです(^^;。
 しかも、結構揺れたみたい。
 私は快適だったのにな。


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