■06/02/02 シャトル・ハイウェイライン「しゃとるよこすか」大分−横須賀
坂ノ市駅からてくてく歩いて、乗り場までは約40分。
思ったより近いかも。
大分バスの大分東営業所から歩くより、こっちの方がいいな。
途中、真っ暗なのは一緒ですけどね。
駅前広場に立っても、線路を渡るルートが見当たらなかったりしましたけど、大分方向へ線路沿いに少し歩くと、踏切がありました。
ターミナルに着いたら、到着が60分程度遅れるそうで、乗船は23時45分頃とのことでした。
ここのフェリーは、サイトから事前に乗船名簿のダウンロードが出来て、しかもPDF上で必要事項の入力が出来るので、便利です。
私も印刷したのを持って来たよ。
でも、印刷後にサイズに合わせて切り取る必要があって、しかもそれが2枚だったりするので、面倒になって新たに手書きしちゃいました。
全然意味がなーい。
待合所に置いてあるマンガを読みつつ、ソファーに座って待ちます。
発券には、以前と同じiMacを使ってるんだ。
カウンターの掲示を眺めていたら、大分支店長名で飲酒運転防止のお願いがあって、その中の結びの文→「飲酒状態での乗下船状態が見られた場合は、他の旅客等から官憲に通報される場合も考えられます」。
官憲って言葉、最近はあまり聞かないなあ…。
その後、特に案内は無いまま、予定よりかなり遅れて00時30分に乗船開始。
ワゴン車に乗ったのは、4人。
丁度1台分ですけど、多客期はこれで大丈夫なのかなあ。
まあ、私が多客期に乗ることはありませんけど…。
ワゴン車はハザードを出しながら進行して、船尾で暫く待機。
無線から「12メートル2台、その後にシャトルバス」なんて声が聞こえて来て、平ボディのセミトレに続いて、その順番通りに船内へ。
階段を登って、おじさんに乗船券を示します。
私の2等寝台、311号室は通路を入った右手にあるよ。
扉を開けたら真っ暗だったので、ちょっと驚いちゃいました。
えーと、スイッチは…、と。
あ、あった。
8人分のベッドに、小さなシートと洗面台が付いてます。
他には誰も来なかったので、私一人で貸し切り。
このベッドの蛍光灯、コンセントが付いてないんですねー。
その点は「しゃとるおおいた」の方がいいみたい。
まあ、洗面台の所には三つもあるし、一人で使い放題なのですが。
2等部屋を覗いたら、こちらも一人だけしか居らっしゃいません。
みんな、それぞれ分散したみたい。
ドライバーさんも少ないなあ。
以前乗った「しゃとるおおいた」よりも、お客、少ないです。
こんなんで、大丈夫なのかなあ…。
とりあえず、お風呂に行こう。
普段は00時30分までなのですが、今日は遅れているので、01時00分までなんですって。
2等寝台のすぐ隣りのお風呂、妙に狭いの。
東日本フェリーの中距離航路のお風呂を一回り大きくした感じかしら。
固形石鹸とボディシャンプーとシャンプーの設備があって。
お湯が温かったので、のんびり浸かっちゃいました。
その後、出港の様子を見ようと思ってデッキに出たら、目の前は海なのでした。
ありり?、岸壁は反対側だったっけ?、なんて思いつつ移動すると、こちらもやっぱり海。
って、いつの間にか出港してるじゃん!(^^;。
全然揺れてないし、真っ暗だから、全く気が付きませんでした。
おいおい…。
簡単に船内を一回りすると、実はもう一つ、ちゃんと展望浴室があるのを発見。
あ、明日はこっちに入ろうっと。
私が入ったのって、元々は1等浴室だったのかなあ。
こちらは深夜でも閉鎖にはならないらしく、ドライバー浴室みたいに使われてる感じでした。
ロケーション的には、配置が逆みたい。
他にシャワールームもありますけど、こちらは昼間もずっと鍵がかかったままなのでした。
部屋に戻ると、もう動く気がしなくなっちゃった。
コーヒーでも買って来ようかなあと思いつつ、服を着たまま、寝てしまって。
つまり、床寝みたいなものです。
ふと気が付いたら、もう06時。
慌てて着替えて、ベッドメイクをして、寝直します。
面倒なので、照明は点けっぱなし。
何やってんだか…。
08時になると、レストラン開店の放送が流れました。
あ、行かなくちゃ。
和定食と洋定食、どっちにしようかなあ。
やっぱ和定食だよね。
コーヒーも飲みたーい。
…なんてことを考えつつ、二度寝。
気が付いたら、もう10時30分だったのでした。
幸せな人だよね>自分(^^;。
あああ、朝ご飯、食べ損なったよう!。
放送によると、現在35分遅れで航行中とのことで「ご迷惑をおかけしますが事情をお察し下さい」とのことです。
現在地は潮岬の沖なんだって。
確かに携帯も圏内に入ったのですが、陸は全く見えません。
ここの航路って、本当に陸から離れた所を進みますよねー。
途中、外に見えるのは、ひたすら海ばかりなのでした。
しょーがないので、お風呂に行こう。
展望浴室っ。
ロッカーには、特にお金が戻るとは書かれていないのですが、ちゃんと戻って来ましたあ。
当然のように誰も居ないので、のんびり。
またまた、お湯、温いし。
出て来たら、もうお昼のレストラン営業が始まる所なのでした。
11時45分スタートなんですね。
何を食べるか迷ったけれど、煮込みハンバーグ1,200円にしてみたよ。
おねーさんに食券を渡して、と。
お船のレストランって、注文してから出来て来るの、早いですよね。
海の上のコックさんは、手際も大切な要素なの、それは間違い無いですー。
味は普通、かな。
盛り付けはなかなか。
サラダ用に、「ゆふいんの森」っていう、ゴマとシソ2種類のドレッシングを持って来てくれます。
食後のコーヒー付き。
コストパフォーマンス的には、横須賀海軍カレー800円の方がお勧めかしら。
今回はカレーの気分じゃ無かったので、食べませんでしたけど。
メニューの価格や写真は、
シャトル・ハイウェイラインのサイトに詳しく載っていますので、そちらをご覧下さいませ(^^)。
追記。
今見たら、いきなりメニューがごっそり減っちゃってました…。
煮込みハンバーグも、無くなっちゃったんですね。
和室兼ミーティングルームを覗いたら、本棚にマンガが沢山あったので、「海猿」とかを借りて来て読みます。
本棚、ぐちゃぐちゃだよー。
電子レンジとかお箸とか調味料とかの装備もありますけど、これってやっぱり、ドライバーさん用なんでしょうね。
一般のお客が使ったりして、トラブルにならないのかしら。
食後はフォワードのサロンへ。
ちょっと場所が分かりにくいです。
ソファーでは、ドライバーさんが三人、お昼寝中。
これが噂の模擬操舵装置なんだあ。
他に、テレビとマガジンラックがあって。
殆どが靴を脱いで上がるソファースペースになっているので、結構快適なの。
お外、見えるのは海ばかりですけど。
イスに座ったまま使えるコンセントは2箇所、かな。
ここからデッキを覗くと、でっかい黄色の看板が付いていました。
こういうの、長距離フェリーでは初めて見ました。
人は誰もがみんな、産業廃棄物なのかもしれないです。
や、これはそういうことじゃ無いでしょー。
船内は、当然古ぼけてます。
1年半前に乗った「しゃとるおおいた」は、古いけれどそんなに汚い感じは無かったのですが、少しずつ汚くなって来ている感じはしますね。
そろそろメンテが必要みたい。
シーツもシミが目立ちますし。
「しゃとるよこすか」はごとごと進んでますが、そんなに振動は気にならないかも。
私の感覚がずれてるのかなあ。
デッキに立つと、風が強くて、潮がじゃんじゃん飛んで来て。
ずっと立ってるのは辛いなあ。
何か色々な匂いがするし。
重油とエビフライとあと一つ何かが混じったような…。
って、そのまんまじゃん(^^;。
重油とエビフライはともかく、正体不明な残り一つの匂いが結構強烈なんだこれが。
ファンネルと偽ファンネルの写真を撮ろうと思っても、内側はのっぺらぼうでシャトルのマークも入って無いし、意味が無いから止めちゃいました。
そうそう、このお船、歩けるデッキが広いのは嬉しいですね。
波は段々高くなって来て、風はずっと強いし、揺れてることは揺れてるみたい。
通路は真っ直ぐ歩けますけど、時々よろけちゃう感じかな。
ちょっと頭も重い感じ。
軽く船酔いしてます。
今更、その程度でくじけたりはしませんけど。
17時50分、レストラン開店を告げる放送が流れ、出港時からの持ち越しと時化の影響で50分程度の遅れが出ているとのことです。
入港は22時丁度の見込みだって。
それなら、何とか家には帰れるかなあ。
レストランに行って横須賀海軍カレー800円を食べていると、機関からの振動はがりがりばりばり、結構おっきかったのですねえ。
でも、ご飯を食べたら、船酔い気味だった頭もすっきりしちゃいました。
変な人…。
案内所と売店は、レストランが開店するのと同時に閉まって、また暫くすると開くっていうパターンみたい。
ゲームコーナーで取ったメダルは換金出来ないけれど、売店やレストランで使えるそうです。
そんな掲示があったよ。
船内でのホットプレートの使用は、海上保安庁の指導により禁止になりました、なんて掲示も…。
そんな掲示をひとつひとつ見ていたら、いきなり扉ががちゃっと開いて、ぶつかっちゃった…。
あ、クルーが出入りするんだあ。
ちょっと離れて、更に掲示を見ていたら、またまたクルーが出て来て、ぶつかりそうになって。
そんな人の出入りの多い扉に、避難要領を書いた掲示を出しちゃまずいと思います。
危ないですし、大クレームになりそうで(^^;。
さてさて。
空がゆっくりオレンジに染まって、日没の時間になりました。
まるで、私の心の熱い思いがお空に飛び火したみたい(…ナニ寝言言ってやがる)。
私はわざわざデッキに出て行って夕陽を見たりはしませんけど、長い航海では太陽の出入りって、ちょっとしたイベントですよね。
普段は気に留めないそういったことを意識するのは、きっといいことなんだと思うよ。
後はサロンへ行ったり、またまたお風呂に入ったり。
展望浴室は、20時までみたいです。
2等寝台は貸し切りなので、個室みたいなものなのですが、暖房が妙に暑くって。
部屋に居られないので、船内をあちこち移動しちゃいました。
そして、最後に「遅れましたことを、乗組員一同心よりお詫び致します」っていう放送が流れたのでした。
そのまま部屋でお待ち下さい、との放送だったので、そのまま待機。
暫くすると、クルーが呼びに来てくれました。
ロビーに座っていたら、徒歩客4人が真っ先に車輌甲板に案内されます。
先導に従って、最後尾へ。
ハッチ(正式名知らない)、まだ開いてないけれど…(^^;。
徒歩なのにここで開くのを待つなんて、変わった体験で嬉しいかもっ。
何だかんだで、トラックはそこそこ乗ってるみたい。
ぞろぞろと人が乗船して来た後、ワゴン車が来て、私達を真っ先に下船させてくれました。
そのまま、京急バスの乗り場へ横付け。
22時08分のバスに間に合ったあ。
明かりを煌々と点した「しゃとるよこすか」とも、これでお別れ。
夜の闇の中に浮かび上がるフェリーって、私の好きな光景の一つです。
活気のある港っていうのも、いいですよねっ。