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骨髄バンク、ドナー体験記

 ここでは、私の骨髄提供体験を書いてみます。
 骨髄バンクも、登録するだけなら結構お気楽なのですが、いざドナー候補になってみると、色々と考えたり尻込みしたりしちゃいますよね。
 そんなとき、インターネット上にある他の皆さんの体験談は、すっごく参考になりました。
 本当、コーディネーターさんの説明が必要無い位です(笑)。




-- 07/18/2001 --「ドナー候補に選ばれる」

 骨髄データセンターから郵便が届きました。
 
ドナー候補に選ばれたそうです。
 それって、A座とB座の6つが一致したって事ですよね。
 確率は数万分の1くらい?。
 すっごい偶然!。おい(^^;。

 3次検査でDP座まで一致すれば、骨髄を提供出来る可能性が出て来ました。
 そうすると入院だなあ…。
 ま、時期的な問題は無いかな?。
 ただ、一番問題なのは、現状私が医者と病院を全く信用していないという…(^^;。
 最近の事件報道見てると、信用しろって方が無理ですよね。
 正直、医者と病院には関わりたくありません…。

 ちなみに、日本で1件、世界で3件のドナーの死亡事例があります。
 骨髄バンクでは無く、近親者によるものですが…。

 でもまあ、折角の機会なので、挑戦してみることにしました。
 ここで断ってしまったら、何の為に登録したのか分からないし…。
 少なくとも、話のネタにはなりますもん(おい)。

 んで、健康状態に関しての簡単な問診票に記入します。
 煙草は吸いますか?、とか。
 質問は簡単ですが、全ての用紙にサインをするのが面倒です。
 …何て言ってたら怒られそうですけど(^^;。
 去年の健康診断の結果をコピーして同封。

 結局、締め切りを4日もオーバーして、7月下旬に発送しました。
 ただ問題は、両親に全く話をしていないという…。

 私が骨髄バンクに登録したのは、「友人が登録したのに影響されて」なのですが、その友人よりも先にドナー候補になってしまった…(^^;。
 登録から、約10ヶ月でした。


-- 08/16/2001 --「コーディネーターさん決定」

 また郵便が届きました。
 随分薄かったので「?」と思ったのですが、私担当のコーディネーターがNさんに決まったとのお知らせでした。
 今後は、彼女を通して検査や法的な問題をクリアして行くことになりますね。
 それはともかく、3次検査は一体いつなんだろう(^^;。
 「それまで献血はしないで下さい」って書いてあるのですが。

 あ、ちなみに現在、2次検査というのはありません。一緒にやります。


-- 08/20/2001 --「コーディネーターさんから初めてのお電話」

 Nさんから携帯に電話がありました。
 3次検査のスケジュール調整で、9月3日予定ということで。
 都内の病院に行くことになりそうです。
 最後に、家族の了解に関して念を押されました。
 そろそろ話しておこうっと(^^;。
 まあ、別に反対はされないでしょうけど。


-- 08/21/2001 --「3次検査の病院が決定」

 3次検査の日程が、正式に決まりました。
 詳しい説明と、ビデオとか会社に出す証明書とかを送るそうです。
 またまた、家族の了解に関して念を押されます。
 今後も、これは聞き続けるとか(^^;。


-- 08/23/2001 --「ビデオが届く」

 調整医師がFさんに決まったというお知らせと、ビデオが届きました。
 「お気持ちに変わりありませんか?−骨髄提供意思確認ビデオ−」っていう、凄いタイトル。
 内容的には、以前送られた冊子と同じです。
 画像があるだけ、生々しいかもしれませんけど(^^;。
 骨髄って、ドロッとした赤い液体で…。
 殆ど血液?。
 3次検査から実際にドナーになれるのは、5割の確率だそうです。
 10数分で見終わり、同封されていた返信用封筒で返送しました。


-- 09/02/2001 --「3次検査の前夜」

 まだ検査ですから、別に緊張とかはありません(笑)。
 Nさんからは、律義に日付確認の電話が入りました。
 大変ですよねー(^^;。
 以前貰った資料と、印鑑を用意。
 血液検査の同意書に押印が必要とのことですが、また大袈裟な(^^;。
 交通費を支給してくれるそうなので、用紙に記入しておきました。


-- 09/03/2001 --「3次検査は眠かった…」

 Nさんと、都内の病院入口で待ち合わせ。
 時間通りに、F先生の診察室へ通されました。

 以前送られた「骨髄提供者となられる方へのご説明書」に添って、Nさんが骨髄移植に関しての説明してくれます。
 医学的な部分は、F先生の担当。
 でも、全て書いてあることの繰り返しなので、実は結構退屈です(^^;。
 まあ、手順として仕方無いとは思うのですが…。
 1つの章が終わると、「何か質問はありますか?」と聞かれるので、その度に私は「ありません」と…。
 これを10回以上繰り返しました(^^;。

 その後で、検査の同意書に署名と押印をして、血液を数十CC抜かれます。
 これは献血前の検査と同じようなものですね。
 最後に簡単な問診をして、所要時間は丁度1時間でした。

 私は全く質問をしなかったので、帰りにNさんに不思議がられてしまいました。
 んー、聞きたいようなことは、全てインターネットで調べてしまったので…。
 実際にドナーになられた方の体験談は、本当に参考になりました。
 心境とか、痛みとか、手順とか、入院日数とか、周りの反応とか…。
 3次検査の時には、匿名の体験談を資料として配ればいいのに、と思います。


-- 09/07/2001 --「証明書」

 前回の検査の、「ドナー休暇証明書」が届きました。
 私は申請していないのですが、手配して頂いていたようです。
 要は、会社に出す正式な書類ですね。


-- 09/13/2001 --「3次検査の結果」

 結果が届きました。
 全て基準値に収まって、問題無し。
 本人ちょっと意外です(笑)。
 エイズに感染していないのも確認されました。っておい。

 ちなみに、HLAの型は、本人にも教えて貰えません。
 この情報が流出すると、個人で勝手に骨髄液を取引したりする恐れがある為らしいです。
 あ、成る程…。

 で、DNAタイピングの結果、複数いるかもしれないドナー候補者の中から、いよいよ私が選ばれるかもしれません。
 その結論が出るまで、また長かったりするらしいですけど。
 患者さんの容態にもよりますが、一体いつになるのやら…。


-- 10/27/2001 --「コーディネート終了」

 本日郵便が届いて、意外にも私のコーディネートは終了となりました。
 うー、今までの苦労(?)は何だったのやら(^^;。
 ま、仕方無いですね。
 登録は自動継続されたので、いつかまた機会があるかもしれませんし。

 郵便に書かれていた、主な終了理由は以下の通り。
 勿論、実際どれかは非公開です。
 患者さん死亡、とかだと後味悪いし…。

 ・HLA(DNA)が不一致の時。
 ・他のドナー候補者の方が骨髄採取の運びとなったとき。
 ・患者さんの病状変化等により治療方針が変更、または骨髄移植を見合わせたとき。


-- 11/01/2001 --「完結編」

 コーディネーターさんから電話を頂きました。
 今回のコーディネートの終了と登録の継続の確認の件。
 さあて、次はあるのでしょうか。

 後日、私の友人もコーディネートへ進んだのですが、その友人も同じく途中で中止になってしまいました。
 やっぱり、提供するのって、難しいんですね…。

  (もしかしたら)つづきます…。




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 ゆかねカムパニー 2002