■08/05/10 東日本フェリー「ナッチャンWorld」乗船記 10:45→12:45
バスを降りて歩いて行くと、丁度「びるご」が出航する所でした。
岸壁を覗いてみると、テレビのクルーが何やら撮影をしていたよ。
そういえば、ホテルでテレビの番組表を見ていたら、夕方のニュースの中で、伝統の青函航路を守る為に、みたいな特集があったっけ。
渋谷から函館までの連絡切符を発売していた、夜行高速バス「ブルースター」号は、04/20で運行を終了しちゃいましたし。
今日の函館フェリーターミナルは、結構人出がありました。
カフェのテーブルにもお客さんが居たし。
カレー屋さん「MAHALO」はまだ開店していません。
11:00からですものね。
2階にはお好み焼き屋さんの「はち屋」が出来ていて、こちらの営業時間は11:00から21:00までとのことでした。
私はカウンターでコムレイドカードを出して、エコノミーの発券を受けます。
コムレイドカードを見たおねーさんは、一旦奥に引っ込んで、持って来たファイルの書類を確認しながら、1割引いてくれました。
4,500円。
このカード、なかなか認知度が上がりませんね(^^;。
割引率はネット予約と変わりませんけど、私は基本的に、事前の予約が好きじゃ無いので…。
チケットの様式も変わって、「ナッチャンWorld」のイラストと二次元バーコードが入るようになっていました。
高速船は、出航の20分前までに乗船口へ来るよう、注意書きがあるです。
結構早いかも。
本日の10便に乗船する車は、これで↓全部かな。
うろうろと3階に上がると、パンスターから寄贈された自動ピアノが演奏中。
ここにあった「ナッチャンRera」の模型は青森に移ったみたい。
25分前に乗船開始の放送が流れたので、私が一番最初に乗船しました。
わざわざ船長さんが入り口に立って、お出迎えをしてくれているので、びっくりです。
全て指定席なので、席の場所はおねーさんが教えてくれます。
最前列ですねー。
わざわざ最前列を指定してくれたのかな。
同じく最前列を指定されていた他の皆さんは、それぞれフリースペースのソファーに移動され、指定された席に座っていたのは、私一人だけなのでした。
それだけ、ゆとりの空間があるってことなのですよね。
さすがフェリーなのです(^^)。
それでも、このキャパシティーが完全に満席になったりしたら、きっと、それはそれは恐ろしいことに…(^^;。
今日のお客さんは、60人位かしら。
船内は、「ナッチャンRera」と全く同じ作りみたい。
いえ、そんなに良く覚えている訳ではありませんけど…。
T4のエグゼクティブへの階段は、立入禁止の案内が出ていました。
その後、インポートフェアの案内と共に開放されたので、後で覗いてみようっと。
掲げられているINCATのシリアルは、「ナッチャンRera」から連番の065です。
船名のロゴ、っていうか書体は、「ナッチャンRera」と「ナッチャンWorld」で微妙に違っているね。
ショップでは、ナッチャンの関連グッズが凄く充実していて…。
文房具関係は、目移りしそうになる位に沢山のグッズがありました。
わあ。
いいないいな、こういうのって。
思わず一気買いしそうになったけれど、荷物になるし、今回は「ナッチャンRera」と「ナッチャンWorld」のレターセットだけにしたです。
可愛いし、実用的だし、これは嬉しいよ。
追記、です。
家に帰ってレターセットを開封してみたら、実際に郵便で送るには、かなり使い勝手が悪いことが判明しました(^^;。
これは、スキャナで画像を読んで、ハガキかなんかに印字した方がいいみたい。
出航時間が近付くと、怪しげな音と振動が伝わって来ます。
実際の所、別に怪しくは無いのですが、今にも出航するぞ、っていう雰囲気いっぱい。
窓の外には、小さく「ばにあ」が近付いて来るのが見えます。
湾内の遊覧船は、わざわざ私達の「ナッチャンWorld」に近付いて来ました。
やっぱり珍しいのでしょうね。
「ナッチャンWorld」は、ゆっくりゆっくりと動き出し、湾内を進みます。
実際以上に、ゆっくりと進んでいる印象で。
前面展望が開けているので、そう思っちゃうのかな。
程なく、船長さんからの案内放送が入り、土曜日でレジャーボートが多く出ていることが予想され、減速運航する場合もあるとのことでした。
そう言えば、現在の速度の案内は、全く無くなってしまったのですね。
乗員は9名、客室乗務員も9名、合計で18名が乗船しているとのこと。
11:30、函館を45分早く出発している「びるご」に追い付いた所で、後部デッキへと出てみます。
放送では、「びるご」の着発時刻から、全長なんかの諸原まで、丁寧な案内があってびっくり。
「ばにあ」のことは、どスルーだったし、高速船以外は敵なのかな、なんて思っていたもん。
…敵って何ですかあ(^^;。
それはそれとして、真上から見るウォータージェットの水流、その迫力は実際見ると凄いです。
ちゃんと仕事してます、って感じだよー。
それでも、車輌も人も満載ではありませんし、「ナッチャンWorld」にとっては、まだまだ余裕のある運航なのでしょうね。
もっとじっくり見ていたかったけれど、飛沫がかなり飛んで来るので、退散するしかありませんでした。
そういえば、今日はビジネスにもお客さんが居ましたあ。
座席は進行方向と後ろ向きですが、その分、後方展望が開けているっていう、面白い作りのビジネスなのです。
席に戻ると、真っ正面、本当に真っ正面から、「ナッチャンRera」が近付いて来るのが見えて。
出航から丁度1時間、行程の半分まで来たのですねー。
程なくおねーさんから放送が入り、「ナッチャンRera」とは左側で擦れ違うとのことです。
私は、またまた後部デッキへ出て行って、長い航跡を引いて走って来る「ナッチャンRera」をお見送りしたのでした。
「ナッチャンWorld」が最初に汽笛を鳴らして、続けて「ナッチャンRera」の汽笛が鳴りました。
姉妹船の反航って、本当に楽しいのですよね。
その瞬間に触れる度に、ドキドキするよ。
ついでに、T4へと上がって、と。
階段前にはマッサージチェアが並んでいて、既に席は殆ど埋まってます。
15分で交替して下さい、みたいな掲示はありますけど(笑)。
資材の遅れでまだ設定の無いエグゼクティブ、本当にからっぽでした。
ELは即売会会場(怪しい響き)に、ERはパーティー会場の設定になっていましたあ。
シャワーもちゃんとあるです。
「ナッチャンRera」よりも濃い曇りガラスになって、ストッパーも付いていません。
「ナッチャンWorld」は、随分と下北半島に近い所を進んで行くね。
私も左側に移って、下北半島の景色を眺めていたのでした。
お魚さんの形をした鯛島の案内が流れたりしたよ。
2時間っていう乗船時間は、丁度いい感じなのです。
そうこうするうち、前方にアスパムが見えて来ました。
入港だね。
放送によると、約10分の遅れとのことで。
うげ。
…とか一瞬思ったのは内緒です(^^;。
カーデッキ開放の案内が流れると、客室内は一気にがらがらになりました。
残ったのは20人位かな。
そのまま席に座っていたら、下船口前でお待ち下さい、とのことで、そちらに移動して。
でも、なかなか降りられないのでした。