「Top」 [旅のしおりのMenu]

旅のしおり

 ここには、東日本フェリー「ナッチャンWorld」函館−青森、の乗船記があります。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ☆。
 函館駅09:45発のフェリーターミナル行き帝産バスは、「ナッチャンRera」のラッピング車だね。
 いつの間にか、観光タイプから路線タイプのバスに変わったみたい。

 バス自体は、とても古いです。
 床は板張りだし、車掌さんのスペースが健在だったり。
 このバスに乗車したのは、私の他に家族連れが一組だけで…。
 あれれー?。
 もっと混んでるかと思ったのにな。
 ともあれ、05/02にデビューしたばかりの、「ナッチャンWorld」だよー。
 就航がGW中だったので、妹ちゃんの「ナッチャンWorld」は、初日に乗りに行けませんでした。
 函館−青森、魔法の2時間♪。
 あ、以前の「ナッチャンRera」の乗船記は、こちらこちらに有るです。
 2009年春、横浜にやって来た「ナッチャンWorld」の様子は、こちらに。

■08/05/10 東日本フェリー「ナッチャンWorld」乗船記 10:45→12:45

 バスを降りて歩いて行くと、丁度「びるご」が出航する所でした。
 岸壁を覗いてみると、テレビのクルーが何やら撮影をしていたよ。
 そういえば、ホテルでテレビの番組表を見ていたら、夕方のニュースの中で、伝統の青函航路を守る為に、みたいな特集があったっけ。
 渋谷から函館までの連絡切符を発売していた、夜行高速バス「ブルースター」号は、04/20で運行を終了しちゃいましたし。

 今日の函館フェリーターミナルは、結構人出がありました。
 カフェのテーブルにもお客さんが居たし。
 カレー屋さん「MAHALO」はまだ開店していません。
 11:00からですものね。
 2階にはお好み焼き屋さんの「はち屋」が出来ていて、こちらの営業時間は11:00から21:00までとのことでした。

 私はカウンターでコムレイドカードを出して、エコノミーの発券を受けます。
 コムレイドカードを見たおねーさんは、一旦奥に引っ込んで、持って来たファイルの書類を確認しながら、1割引いてくれました。
 4,500円。
 このカード、なかなか認知度が上がりませんね(^^;。
 割引率はネット予約と変わりませんけど、私は基本的に、事前の予約が好きじゃ無いので…。
 チケットの様式も変わって、「ナッチャンWorld」のイラストと二次元バーコードが入るようになっていました。
 高速船は、出航の20分前までに乗船口へ来るよう、注意書きがあるです。
 結構早いかも。

 本日の10便に乗船する車は、これで↓全部かな。

 うろうろと3階に上がると、パンスターから寄贈された自動ピアノが演奏中。
 ここにあった「ナッチャンRera」の模型は青森に移ったみたい。
 25分前に乗船開始の放送が流れたので、私が一番最初に乗船しました。
 わざわざ船長さんが入り口に立って、お出迎えをしてくれているので、びっくりです。

 全て指定席なので、席の場所はおねーさんが教えてくれます。
 最前列ですねー。
 わざわざ最前列を指定してくれたのかな。
 同じく最前列を指定されていた他の皆さんは、それぞれフリースペースのソファーに移動され、指定された席に座っていたのは、私一人だけなのでした。
 それだけ、ゆとりの空間があるってことなのですよね。
 さすがフェリーなのです(^^)。
 それでも、このキャパシティーが完全に満席になったりしたら、きっと、それはそれは恐ろしいことに…(^^;。
 今日のお客さんは、60人位かしら。

 船内は、「ナッチャンRera」と全く同じ作りみたい。
 いえ、そんなに良く覚えている訳ではありませんけど…。
 T4のエグゼクティブへの階段は、立入禁止の案内が出ていました。
 その後、インポートフェアの案内と共に開放されたので、後で覗いてみようっと。
 掲げられているINCATのシリアルは、「ナッチャンRera」から連番の065です。
 船名のロゴ、っていうか書体は、「ナッチャンRera」と「ナッチャンWorld」で微妙に違っているね。

 ショップでは、ナッチャンの関連グッズが凄く充実していて…。
 文房具関係は、目移りしそうになる位に沢山のグッズがありました。
 わあ。
 いいないいな、こういうのって。
 思わず一気買いしそうになったけれど、荷物になるし、今回は「ナッチャンRera」と「ナッチャンWorld」のレターセットだけにしたです。
 可愛いし、実用的だし、これは嬉しいよ。

 追記、です。
 家に帰ってレターセットを開封してみたら、実際に郵便で送るには、かなり使い勝手が悪いことが判明しました(^^;。
 これは、スキャナで画像を読んで、ハガキかなんかに印字した方がいいみたい。

 出航時間が近付くと、怪しげな音と振動が伝わって来ます。
 実際の所、別に怪しくは無いのですが、今にも出航するぞ、っていう雰囲気いっぱい。
 窓の外には、小さく「ばにあ」が近付いて来るのが見えます。
 湾内の遊覧船は、わざわざ私達の「ナッチャンWorld」に近付いて来ました。
 やっぱり珍しいのでしょうね。

 「ナッチャンWorld」は、ゆっくりゆっくりと動き出し、湾内を進みます。
 実際以上に、ゆっくりと進んでいる印象で。
 前面展望が開けているので、そう思っちゃうのかな。
 程なく、船長さんからの案内放送が入り、土曜日でレジャーボートが多く出ていることが予想され、減速運航する場合もあるとのことでした。
 そう言えば、現在の速度の案内は、全く無くなってしまったのですね。
 乗員は9名、客室乗務員も9名、合計で18名が乗船しているとのこと。

 11:30、函館を45分早く出発している「びるご」に追い付いた所で、後部デッキへと出てみます。
 放送では、「びるご」の着発時刻から、全長なんかの諸原まで、丁寧な案内があってびっくり。
 「ばにあ」のことは、どスルーだったし、高速船以外は敵なのかな、なんて思っていたもん。
 …敵って何ですかあ(^^;。

 それはそれとして、真上から見るウォータージェットの水流、その迫力は実際見ると凄いです。
 ちゃんと仕事してます、って感じだよー。
 それでも、車輌も人も満載ではありませんし、「ナッチャンWorld」にとっては、まだまだ余裕のある運航なのでしょうね。
 もっとじっくり見ていたかったけれど、飛沫がかなり飛んで来るので、退散するしかありませんでした。
 そういえば、今日はビジネスにもお客さんが居ましたあ。
 座席は進行方向と後ろ向きですが、その分、後方展望が開けているっていう、面白い作りのビジネスなのです。

 席に戻ると、真っ正面、本当に真っ正面から、「ナッチャンRera」が近付いて来るのが見えて。
 出航から丁度1時間、行程の半分まで来たのですねー。
 程なくおねーさんから放送が入り、「ナッチャンRera」とは左側で擦れ違うとのことです。
 私は、またまた後部デッキへ出て行って、長い航跡を引いて走って来る「ナッチャンRera」をお見送りしたのでした。
 「ナッチャンWorld」が最初に汽笛を鳴らして、続けて「ナッチャンRera」の汽笛が鳴りました。
 姉妹船の反航って、本当に楽しいのですよね。
 その瞬間に触れる度に、ドキドキするよ。

 ついでに、T4へと上がって、と。
 階段前にはマッサージチェアが並んでいて、既に席は殆ど埋まってます。
 15分で交替して下さい、みたいな掲示はありますけど(笑)。
 資材の遅れでまだ設定の無いエグゼクティブ、本当にからっぽでした。
 ELは即売会会場(怪しい響き)に、ERはパーティー会場の設定になっていましたあ。

 シャワーもちゃんとあるです。
 「ナッチャンRera」よりも濃い曇りガラスになって、ストッパーも付いていません。

 「ナッチャンWorld」は、随分と下北半島に近い所を進んで行くね。
 私も左側に移って、下北半島の景色を眺めていたのでした。
 お魚さんの形をした鯛島の案内が流れたりしたよ。
 2時間っていう乗船時間は、丁度いい感じなのです。

 そうこうするうち、前方にアスパムが見えて来ました。
 入港だね。
 放送によると、約10分の遅れとのことで。
 うげ。
 …とか一瞬思ったのは内緒です(^^;。
 カーデッキ開放の案内が流れると、客室内は一気にがらがらになりました。
 残ったのは20人位かな。
 そのまま席に座っていたら、下船口前でお待ち下さい、とのことで、そちらに移動して。
 でも、なかなか降りられないのでした。

 ボーディングブリッジを通って、新しい高速船ターミナルに下船出来たのは、13:05過ぎ。
 青森駅への連絡バスは、勿論ちゃんと待ってくれてます。
 これで、シリアル064とシリアル065、両方の乗船が完了でーす。
 私は、旧ターミナルへと急いだのでした。
 それでは、東日本フェリー「びなす」青森−室蘭、乗船記へと続きます(^^)。
 次は在来船だよ♪。
 こちらにも、ちょっとだけ続いてたりして☆。
 「ナッチャンWorld」最終航海の乗船記は、こちらです…。


「Top」 [旅のしおりのMenu]

 ゆかねカムパニー ©C.Maya 2008