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旅のしおり

 ここには、新日本海フェリー「らいらっく」新潟−苫小牧東、の乗船記があります。
 今年最初の船旅だよっ。
 「らいらっく」への乗船は、まだ2回目なのですよね。
 前回は4年も前、今日と全く同じ日、同じコースでした。
 懐かしいな。
 今回も、新潟駅から万代シティバスセンター前まで10分程歩いて、21:58発の松浜行き新潟交通バスに乗って。
 10分ちょっと、料金200円で、フェリーターミナル最寄りの末広橋まで行ったのでした。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■11/01/03 新日本海フェリー「らいらっく」乗船記2 新潟23:30→苫小牧東17:20

 年末の日本海は悪天候が続いていて、新日本海フェリーの公式サイトでも、欠航や遅延のお知らせが、毎日のように出ていたです。
 一度大幅に遅れると、なかなか元に戻せませんしねー。
 私はまだ、日本海で時化にぶつかった経験が無くって、新年早々に船酔いするのも嫌なので、執念深く天候調査を続けていて。
 少しでも危なそうだったら、電車で札幌まで行くって意気込みだったりしたよ。
 幸い、今日は大丈夫そう。
 ん、絶対、大丈夫だよ。
 正月三が日だけは、奇跡的にお天気が良かったのですよね。
 まるで神様からの贈り物みたいに。

 そんなわけで、予約はしていなかったので、乗船名簿の記入をして、乗船券の発券を受けましょう。
 2等寝台は、7,500円。
 前回と比べて、200円お安くなっています。
 iDで支払いを済ませると、乗船開始は22:30からとのことで、出航時刻は変わっていませんが、乗船開始は30分早くなっていましたです。

 2階に上がって、イスに座ってみると、待合室に有るコンセントは全て塞がれていて。
 特に注意書きは有りませんでしたけど、徹底していますねん。
 まあ、勝手に使われては困るのも確かですから。
 私はですね、乗船が始まってもすぐには乗船しないで、人の流れが途切れるまで、ぼーっとしていたのでした。
 急いで乗船しても、仕方有りませんもの。
 40人位のお客さんが、エスカレーターで上がって行ったです。

 その後、ゆっくりと乗船したものの、案内所の前には2列の行列が出来ていて。
 あらら。
 2等寝台も、ベッドの指定は船内なので、列に並んで名前を申告しなくちゃいけないのが面倒かな(^^;。

 指定されたベッドは、通路からすぐの所で、出入りが激しい私には、有り難かったりします。
 対面のベッドには、もう先客さんが居らっしゃったよ。
 まずはシーツを敷いて、ベッドメークをしちゃいましょう。
 その後、船内の探索に出ます。
 フロアを一つ上がってみると、売店は営業していますが、夜のカフェの営業は無くなってしまったのですね。
 営業は07:00〜09:00と、12:00〜13:00とのことで。
 JRの時刻表なんかも無くなってしまいました。
 ロビーの片隅には、「ふるさとPR強化月間」とのことで、新潟日報の朝刊が積み上げて有って、1部ずつ自由に持ち帰れるようになっていたよ。
 展望通路のソファーでは、皆さんそれぞれに食事をされたり、ご飯を食べたり。
 くつろいでいるご様子でした。

 お風呂にも入らなくっちゃね。
 「らいらっく」の展望浴場は、結構広くて嬉しいな。
 既にもう、何人かの方々が来られていたけれど、まだまだ余裕たっぷりなのです。

 出航時間が近付いたところで、デッキに出て、と。
 トラックの動きが全く無いターミナルっていうのは、やっぱり不思議な感じなのですよ。
 定刻よりも約3分早く、「らいらっく」は出航したです。
 船首と船尾の岸壁では、陸上の方が2人ずつ、ずっと手を振ってお見送りしてくれていたっけ。
 今、この時この場所から、少しずつ北海道を目指す喜びを(^^)。

 この後、私は何をしていたのかなあ。
 あんまり良く覚えてないや。
 こら。
 真夜中に、1人でティータイムだったりしたっけ…?。
 デジカメのタイムスタンプによると、03:00頃まで起きていたのは確実なのですけど(^^;。
 その後、くたびれ果てて、未明のベッドに倒れこんだです。

 翌朝は、秋田を出航して、レストラン開店の案内放送が流れたところで眼が覚めます。
 いつもなら、また寝てしまうのですけど、同室のどなたかの携帯のアラームが鳴り響いていて…。
 ようやく止まったと思ったら、スヌースでまた鳴り出すのですもん。
 ご本人は、何処かへ行ってしまったのでしょうか(^^;。
 更に、廊下を子供さんが走って行く、バタバタって足音が大きく響いて来て。
 何度も行ったり来たりしているみたい。
 船内での運動不足解消の為に、走り込みをしているのかしら(^^;。
 あ、日本には足音を立て続ける妖怪とかが居るって、聞いたことがありますよお。
 妖怪さんも、船の上じゃあ船酔いしちゃうだろうに。
 …そんなことが気になりだすと、もう寝ていられなくって、ごそごそ起き出してしまうのでした。
 たまには、朝ご飯を食べようかな…。

 レストランの1,000円のバイキング、さすがに種類は多くありませんけど、まあ朝ご飯なのですし、それはそれでいいのではないかと。
 私は、ジュースだけおかわりをして、おかずのおかわりはしなかったです。
 お客さんは、10人ちょっと?。
 その後、またお風呂に入って。
 誰も居ないフォワードサロンで過ごしてみたりしました。
 ちょっとした秘密の隠れ家ちっく。
 2組程、家族連れが入って来ましたけど、窓にカーテンがかかっているのを見て、すぐに部屋に戻ってしまいました。
 この時期、個室を取っているなら、そちらの方が景色が見えるし、居住性はいいですものね。

 揺れも無いので、陰気な点を除けば、フォワードサロンは快適です。
 船長さんの案内によると、波高は1.5メートル、風速は15メートルとのことで。
 30分程、早い到着になりそうだとか。
 今日の「らいらっく」は、いつもとは違う航路に配船されているので、姉妹船「ゆうかり」の案内は有りませんでした。
 こちらの現在地は、入道崎を回った辺り。
 デッキに出て、久しぶりの陸地を眺めてみたり。
 流れて行く雲の合間から覗いた青空が、凄く嬉しく感じられたりします。

 お昼ご飯は、カフェにしたよ。
 バイキングはヘビーなんですもの。
 ビーフカレー700円。
 写真を見直してみると、何だか不味そうなカレーなのですが、味はまあ普通なのです。
 他の皆さんには、麺類が人気みたいでした。
 たこ焼きやナゲットじゃ、ご飯にはなりませんものね。
 カフェはクルー1人で切り盛りしていて、なかなか忙しそうだったにゃあ。

 チルドレンコーナーには、たっくさんのぬいぐるみが装備されていたよ。
 出航前には、綺麗に積み上げてあったけれど、今はぐちゃぐちゃ。
 そーいえば、ゲームコーナーに、まいんのフィギュアマスコットが有ったのを確認したっけ。
 そんなこと、別にどーでもいいのですけど(^^;。

 苫小牧東港には、定刻での到着となりました。
 あれれ?、30分早着する筈なんじゃ(^^;。
 案内所の前で下船を待っていると、まずはお掃除のおばちゃん達が慌しく乗船して来ます。
 短い時間での折り返しですから、大変ですよね。

 下船後は、札幌までの高速バスに乗りますよお。
 船内のポスターには、「船内案内所にてバス乗車整理券を受け取って下さい」って書かれているのですが、案内所へ行ってみると、今日はその必要は無いとのことで。
 徒歩乗船の人数自体が、バスの定員以下ってことなのかな?。
 早めに乗車してみると、本便が満席になったところで、続行便を案内していたみたい。
 発車直前に、運転士さんが通路を歩いて、札幌駅まで2,000円の料金を回収して行きます。
 苫小牧駅行きは10人位かなあ。
 まずは苫小牧駅行きが5分ちょっと先行したけれど、国道との交差点が下船渋滞していて、追い付いちゃったね。
 その後は順調に走って、大谷地、時計台を経由して、札幌駅へと辿り着いたのでした。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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