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旅のしおり
ここには、新日本海フェリー「らいらっく」新潟−苫小牧東、の乗船記があります。
今年初めての船旅は、ドックダイヤで苫小牧東へと向かう「らいらっく」に決め。
いつもの小樽航路だと朝が早いので、「らいらっく」や「ゆうかり」に乗ろうなんて思わないのですが、ここぞとばかりに乗りに行っちゃいます。
この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。
ターミナル最寄りのバス停は、末広橋っていうみたい。
ネットで調べてみると、休日ダイヤの新潟駅万代口からのバスは2100が最終で、とても間に合いません。
万代シティバスセンター前からなら、22時代のバスが3本もあるので、そっちにしたよ。
駅から乗り場までは、徒歩10分。
2208の北部営業所行きの新潟交通バスに乗り、10分、200円で到着です。
バス停に降りて見回したら、「北海道航路」と書かれた道路標識が見えました。
■07/01/03 新日本海フェリー「らいらっく」乗船記 23:30→17:20
05分程歩いてターミナルへ行くと、さすがにトラックの動きはありませんが、利用者さん、結構居らっしゃるのでびっくりです。
40人位かしら。
って、別に多くないですか…?(^^;。
普段は設定の無い、S寝台や特等Aの発売もありましたが、私は普通に2等寝台を購入したよ。
予約はしていませんでした。
7,700円。
乗船開始は、出航30分前の2300とのこと。
後で指定されたベッドに行ってみると、4人区画に1人ずつ入れているみたいでした。
この「らいらっく」は、東京港での展示会を見に行ったので、正確には初めてのお船では無い筈なのですが、何を見たのか、もう全く覚えていません。
覚えているのは、カーデッキに屋台があったこと位…。
こら(^^;。
あ、2等寝台のベッドに、コンセントが無いのも覚えていました。
出航15分前にのんびり乗船すると、出会った係員の人達みんなが「いらっしゃいませ」と声をかけてくれるので、気持ちがいいです。
インフォメーションでベッドの指定を受けると、お正月らしく、鏡餅とお飾りがありました。
デッキに出ると、長い長い通路があって、歩く楽しみがあったりして。
左舷側と右舷側は連絡していないので、一旦船内に入らないと、左右行ったり来たりは出来ません。
銅鑼と蛍の光が流れて、出航です。
出航の様子を眺めていたら、プライベートテラスから同じことをしているカップルが何組か。
どうも新年早々負けている気がするけれど、それはあながち間違いじゃありませんよね(^^;。
ブリッジの方へ向かってずんずん歩いて行くと、船内への扉が閉鎖されていて、行き止まり。
階段を降りると、こちらも扉が閉鎖されていて、行き止まり。
来た道を延々と戻るしか無いんだあ。
ちょっとした迷路みたい。
売店がインフォメーションとは違うフロアにあるのって、他の新日本海フェリーのお船とは違っているね。
カフェもしっかり営業していて、広々としたスペースが嬉しいです。
どちらも、2400までですって。
ちなみにこれが↓、今回のカフェの全メニューだぞ(笑)。
あげタコ焼400、チキンナゲット400、フライドポテト300、焼きおにぎり150、ハヤシライス700、ビーフカレー700、枝豆400、ソフトクリーム(牛乳、チーズ、メロン)300、ソフトドリンク200、コーヒー200、生ビール500、日本酒400、水割ウィスキー450、しょうゆラーメン700、きつねうどん650、きつねそば650、スパゲッティ(ミートソース、アラビアータ、カルボナーラ)650。
お風呂は2450まで。
消灯は2430。
カフェの前のデスクには、JRの時刻表と思い出ノート(4と5)まで置いてあるのでした。
2層あるフォワードサロン、掲示では2200で閉鎖となっているのですが、夜間もそのまま使えました。
0130に係の人が巡回に来ましたけど、特に何も言われず。
私の他には誰も居ません。
私は03時までここに居たりして…。
お仕事が終わらないよう(^^;。
本当はもっと頑張りたかったけれど、さすがにもう限界です。
自販機でお茶を買って、と。
さすがにロビーで寝ている人は誰も居ません。
自分のベッドに戻ると、ちょっと揺れて来たみたい。
それはいいのですが、壁が妙にぎしぎし言うのですね。
私の枕元でもぎしぎしいってるので、これじゃ気になって眠れないよお!、なんて思いつつ、秒殺で熟睡してしまう私なのでした…。
0550着の秋田なんて、気が付く筈もなくって。
10分遅れで秋田を出ました、っていう放送はちゃんと聞こえたけれど。
実は、秋田で下船してJRで青森へ行き、「びるご」で室蘭へ、なんていうコースも考えなくは無かったのですが…。
ゆっくり寝てられないから、却下(^^;。
その後、レストランが開店して、閉店して、売店とカフェが開店して、閉店して、ビデオシアターのお知らせがあって…。
それでもずっと寝ていました(^^;。
1150にやっと起床。
デッキに出ると、もう舮作まで来ています。
船上から陸が間近に見えると、凄く得をした気になっちゃう私なのでした。
船尾で、「カモメに、餌をあげないで下さい。」っていう掲示の写真を撮りました。
すぐにレストラン開店の放送が入ったので、早速レストランへ行きます。
朝は1,000円、昼は1,200円のバイキングですって。
私は、定食かカフェテリアの方が嬉しいけれど、仕方無いですね。
一応今日も、繁忙期シフトなのかしら。
さすがにちょっと品数は少なめ。
カツとオニオンリングとロールキャベツとオムレツとチャーハンと焼きそばとさんまの煮物と、他に2種類位。
味はフツー。
甘い物が欲しかったので、ムースがとても美味しかったよ。
お客さんは全然居ないんじゃないかと思ったら、実は沢山の家族連れが乗っていて、レストランは賑わっているのでした。
現在地は、丁度大間の沖です。
若干、函館寄りを航行中。
北海道も本州も、とっても良く見えます。
にしても、どちら側が北海道ですか?、なんてことを聞いてるお客さんが居て、私はびっくりなのですよー(^^;。
札幌と苫小牧へのバスを使う人は、1300までにインフォメーションに申し出るよう放送があったので、私も申告。
今現在、どちらも7人程みたい。
ご飯の後は、お風呂です。
1400で閉まっちゃうみたいだし。
昨晩に続いて、これで2回目。
洗い場がいっぱいあって、使い勝手のいい作りだよ。
ただ、場所によっては冷たいお湯(←?)しか出て来ない蛇口が何ヶ所かあって、そこにぶつかったお客さんは、???と色々いじった後、別の場所に移動していました。
私も同じく(^^;。
まあ、今日は5,6人しか入ってないので、特に問題にはなりません。
お風呂の後は、フォワードサロンへ移動。
この時期、全ての窓に鉄仮面がかかっていて、昼でも薄暗いスペースなのですが、コンセントを使いたかったので…。
ここには、他に3人程。
ちょっと暑いのを我慢すれば、静かに過ごすには最高かもしれませんね。
喫煙可のフォワードサロンと違って、テレビもありませんし。
ちなみに私は、船に乗っても景色とかはあんまり見ない人です。
放送で案内が無ければ、姉妹船との反航にも気付かないし。
じゃあ、鉄仮面、全然OKじゃないですかあ。
まーね(^^;。
それではここで、各所のお名前。
レストランはタヒチ。
太平洋フェリーの「きそ」のレストランと同じ名前ですね。
グリルはスーニオン(Sounion)。
カフェはハバナ。
禁煙のフォワードサロンはラプラージュ(La Plage)。
喫煙可のフォワードサロンはサブマリン。
ネタ元(というか、由来)が良く分かりません(^^;。
後で調べたら、デザインコンセプトは「澄んだ空と透き通る海」とのことでした。
その他、気が付いたこと。
洗面所には全て「手洗いをお願いいたします。」のプレートが付けられていて、これはノロウィルス防止の為みたいでした。
レストラン前にも、そんな掲示があったっけ。
ゴミ箱は、燃えるゴミ・ペットボトル・新聞雑誌・ビン・かんの五段階の区分です。
その昔「フェリーあざれあ」に乗ったとき、ゴミ箱から溢れたゴミの山にびっくりしたことがあるのですが、さすがに最近はこまめに抜いているのかなあ…。
見苦しいし、不潔ですもんね。
ビデオシアター入口、ここは両隣りにトイレの入口があるっていう、面白い作りです。
航海中、エレベーターは「調整中」の貼り紙がしてあって、使用不可。
別に、「使用中止」でもいいのにな。
コンセントのあるビジネスコーナーは人気で、全ての席が埋まっていました。
携帯電話やパソコンの充電をしつつ。
インフォメーション横のチルドレンコーナーは、ただカーペットを敷いただけのスペースみたいな…。
それでも、ちびっこがごろごろ嬉しそうに転げ回っていました。
やっぱり、こういうスペースも必要なんですよね。
さあて、入港まで40分。
ルームキー回収の放送が入って、20分程遅れているとのことです。
この頃になると、皆さん本当に退屈そー(^^;。
手持ち無沙汰な感じで、気怠い空気が漂います。
なんて、ベッドでごろごろしていたら、いつの間にか着岸していて、徒歩客の下船も終わっていて、間もなく連絡バスが発車します、なんていう放送が流れて…。
慌てて下船。
言われてみれば、お掃除の人達が掃除を始めていました(^^;。
苫小牧行きの連絡バスは、10人以下の少数でしたが、札幌行きの高速バスは続行便も出る賑わいで。
秋田からのお客さんが多かったのかなあ。
苫小牧も、雪は全くありません。
信号を越えるまで、下船した車でちょっとした渋滞が起きてたりして。
途中、バスの車窓から、太平洋フェリーと東日本フェリーのファンネルが見えました。
夕便で帰れば、明日の夜は家でのんびり出来るんだけどなあ。
きっともう満席だよね。
とほほ(^^;。
この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。
後っていうか、苫小牧から「ニューれいんぼうべる」に乗船して、そのまま大洗へ帰るだけ、なんですけどね(^^;。
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ゆかねカムパニー ©C.Maya 2007