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旅のしおり

 ここには、川崎近海汽船「フェリーはちのへ」苫小牧−八戸、の乗船記があります。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

 苫小牧駅08:30発の市営バスに乗ると、フェリーターミナルには08:47の到着です。
 料金の240円は、きっちり用意しておきました。
 バスに乗ったのは、私の他にお一人だけ…。
 苫小牧駅のバス乗り場には、間もなく夏季ダイヤに変わり、フェリーターミナル行きのバスが増発される旨、掲示が有りました。
 苫小牧が賑わいを見せるのは、まだもうちょっと先みたい。
 街角には今、ささやかなざわめきだけが流れています。
 それとは別に、ヨーカドーは苫小牧から撤退してしまうそうで…。
 ダイエーに続いての撤退で、駅前がまた寂しくなってしまいます。

■09/07/22 川崎近海汽船「フェリーはちのへ」乗船記 苫小牧09:15→八戸18:15

 実は今日、お友達が札幌発上りの「トワイライトエクスプレス」展望室スイートに乗車するとのことで、事前に分かっていたなら、私のスケジュールを調整して、どこかでお出迎えしたのですけど…。
 丁度入れ違いになっちゃいました。
 「トワイライトエクスプレス」は、苫小牧発が15:00で、五稜郭着が18:32ですから、「フェリーはちのへ」とはかすりもしません。
 残念っ。

 苫小牧のターミナルで、まずは乗船手続きだね。
 今回はネットから予約していたので、確認メールのプリントアウトを提出して、1割引になった運賃をクレジットカードで支払います。
 ここの窓口にも、コムレイドカードが写真入りで掲示して有りましたけど、割引率は一緒なのですよね。
 そのコムレイドカード、9月をもって、割引の適用が終了になるとのことで…。
 使える航路が、ますます減ってしまいます。
 次回はもう、更新しなくっても良さそうな感じかなあ。

 その後、ターミナルの2階へ上がって、お土産屋さんを覗きます。
 北海道へ来た!、っていう実感が、本人にもあんまり無いので、特に何も買いませんでした。
 道中の食料も、船内にはレストランが有りますから、必要有りませんものね。

 もうとっくに乗船開始になっているので、長い連絡橋を歩いて、「フェリーはちのへ」へと向かいます。
 この「フェリーはちのへ」に乗船するのは、これで2回目。
 前回は、結構混雑した夜行便だったっけ。
 2等寝台の上段から、ハシゴを降りたり登ったり、当時を思い出すとわらわらなのです(笑)。
 向かう方向は、苫小牧から八戸なので、一緒だよ。
 配船が変わって、今回は昼間に乗ることになりました。
 毎日、時間によって配船が固定されているのは、私には有り難いです。

 2等室の通路を歩いて行くと、203号室にはどなたも居らっしゃらなかったので、ここに荷物を置きました。
 真ん中で区切られて、二区画に分かれた203号室を、私一人で貸し切りなのです。
 他のお部屋も、大体1グループで貸し切り状態になっていたみたい。
 夜行便では、本当にぎゅうぎゅう詰めだったけれど…。

 船室内には、川崎近海汽船のカレンダーが掛かっていたりします。
 その隣りには、大きな鏡もありますね。
 オーソドックスな作りの船室なのです。

 出航前に、既にオープンしているレストランを覗いてみたり。
 朝ご飯は、もうホテルで食べて来たので、私がレストランを使うのは、お昼ご飯と晩ご飯の予定だよ。
 8時間の航海の間に、3食全てをレストランで取ることが可能なのって、結構凄いです(^^)。
 食券の券売機を見ると、この時間から、ほぼ全てのメニューが食べられるみたい。
 お酒やおつまみも、大丈夫ですよー。
 というか、「フェリーはちのへ」では、朝のこの時間だけしか、お酒の販売はしていないのでした。
 あと、さすがに、重めの定食は売り切れランプです。
 何故か、朝洋定食とトーストも売り切れ。
 パンを切らしちゃったのかなあ。
 ここのレストラン入口には電子レンジが有って、手前の何席か、レストランの中扉の外はフリースペースみたいで、航海中はずっと自由に使えるようになっていました。

 そろそろ出航時間が近付いたので、私はデッキへと出ます。
 港内を見回すと、本船「フェリーはちのへ」の他に、川崎汽船のファンネルが二つも見えるね。
 赤い「K」のマークでいっぱいだよ。
 船内にお客さんは少ないのですけど、珍しく、私の他にもデッキに出て来た人達が居ました。
 おねーさんが3人。
 乗船のとき、一緒だった人達ですねん。
 不思議な荷物を持っていたので、あれれ?、と気になっていました(^^;。
 皆さん船尾に居て、離岸と同時に、船室に戻られました。
 ちなみに、船内に居るより、デッキの方がずっと涼しかったりもします。

 なので、私は港外に出るまで、ずっとデッキに。
 苫小牧と八戸をひたすら往復している「フェリーはちのへ」にとっては、ありふれた風景の、ドラマにもならない日常なのでしょうけど。
 私には、ずっと楽しい場面が展開していて。
 総天然色な景色も、肌に感じる海からの風も、ずっと記憶に留まるよ。

 この先、10:05頃に苫小牧行きの太平洋フェリーと、11:50頃には同じく苫小牧行きの商船三井フェリーと擦れ違います。
 その度に、私は右舷側のデッキに出て行って。
 対向して来た船の名前は、もう忘れちゃいました。
 こら。
 商船三井フェリーの深夜便とも、勿論擦れ違いますけど、時間を計算するのが面倒になって、結局気が付かないまま通り過ぎてしまったという…。
 太平洋フェリーと夕便を見届けただけでも、何だか達成感が有ったんですもん。

 船内は狭いのですけど、結構くつろげるスペースが有りますねー。
 新聞や雑誌の置かれたコーナーも有って。
 売店前、両隣りにあるソファーには、大体いつもドライバーさんらしき方が居らっしゃいました。
 案内所では、ショーケースに入れて、大袈裟にお菓子とかを売っています。
 何だかちょっと、買いにくい雰囲気が…(^^;。

 そろそろお昼ご飯の時間になって、私はいそいそとレストランへの階段を上がります。
 何を食べるか迷って、カツカレー700円に決定(^^)。
 普通のカレーは600円なので、その差額がたったの100円っていうのは、何だか不思議な感じ。
 食券は有りませんでしたけど、カツ単品をお願いしたら、100円で食べさせてくれるのかしら。
 と、私はせこいことを考えてみたり(^^;。

 お昼のレストランの利用者さんは、他にドライバーさんが一組です。
 数少ない一般のお客さんは、それぞれに持ち込みをしているのでしょうね。
 車なら、事前の買い物も持ち込みも、自由が効きますもん。
 私はレストランが楽しみだったので、持ち込みはしていませんけど。

 その後、お風呂お風呂☆。
 このお気楽な感じがいいのですよねー。
 当然ながら誰も居ない展望浴室で、のんびりなのです。
 陽の高いお昼ですし、本当に展望浴室で、とっても見通しがいいですよー。
 …だから逆に、落ち着きません(^^;。
 窓の外がすぐに海ならともかく、目の前がデッキっていうのは、やっぱり何だかヘンな感じですもん。
 それって、「おれんじホープ」にも言えるのですが。

 お風呂上がりには、またデッキを一回り。
 涼しくって、気持ちいいよ。
 ほのかに漂って来る重油の匂いも、心地好く感じます。
 あ、でも、また「あぜりあ丸」の船酔いのことを思い出しちゃいました。
 今日は、特に船酔いはしてませんけど…。
 体に刻み付けられた恐怖は、そう簡単には消えないのですね(^^;。
 楽しいだけじゃ無かった筈なのに、この匂い、今はひだまりと同じ匂いみたいなのです。

 そんなこんなで、晩ご飯です。
 チキン唐揚げ定食、1,000円。
 結構なボリュームで、お腹がいっぱいになりました。
 利用者さんは、他にお一人だけ。
 もう八戸は近い筈なのですが、まだ陸は全く見えて来ないです。

 夕方の八戸は本当にいいお天気で、デッキから覗き込んでみると、海の色と波の色は、本当に色々なパターンの青と白に変化して、見ていて全然飽きません。
 楽しいね。
 それを何とか写真に撮ろうと頑張ったけれど、全く再現出来なくって(^^;。
 全ては、記憶の葉脈の中に。
 そんなことをしていたら、入れ違いに八戸を出航した「べにりあ」が、反対側を通り過ぎて行きました。
 気付いたときには、遠く、もうかなり小さくなっていて…。

 「フェリーはちのへ」の旅も、そろそろ終わりが近付いて来ました。
 風吹くゴールへ飛び込みます☆。
 船をめぐっての寂しい話は、何だか試されているような気になったりもしますけど…。
 さらりとフェードアウトしていい訳が有りませんし。
 いつだって、海の青さを瞳に写していられたらいいなって、私は思うのでした。
 そんななことを思いながら、またまたずっと、デッキで接岸作業の様子を眺めつつ。
 本日の徒歩下船は、合計5名でーす。

 バスの発車までは、まだちょっとだけ時間が有るね。
 ターミナルの2階へ上がって、待合室で無料の無線LANに繋いで遊ぼうっと。
 ここは本当に便利なのです♪。
 それでは、フェリー埠頭18:30発の南部バスで、本八戸駅まで行きましょう。
 280円。
 このバスは平日だけしか走っていませんが、土休日でも、上浜名谷地まで歩けば、利用可能なバスはちゃあんと有りますよん。
 歩いた分、料金が50円安くなりますし(^^;。
 玄関前に横付けのバスはがらがらで、フェリーから乗り継いだのは、私一人だけなのでした。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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