「Top」 [旅のしおりのMenu]

旅のしおり

 ここには、東日本フェリー・川崎近海汽船共有船「フェリーはちのへ」苫小牧−八戸、の乗船記があります。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。
 千歳駅から普通列車に乗って、苫小牧駅に到着です。
 札幌からの高速「とまこまい」号を捕まえるよー。
 2137発のバスで、ターミナルまで。
 中央バスの待合室に座っていたら、2115頃に警備の人が来て、待合室を施錠するとのことだったので、周囲をお散歩して時間潰し。
 そんな方が、もう一人。
 ターミナルまでの乗客は、札幌からとのトータルで4名。
 苫小牧フェリーターミナル、もうすっかりお馴染みさんになりました。
 あ、丁度「フェリーはちのへ」が入港して来ましたよお。

 商船三井のカウンターを覗いたら、夏休み期間中、「星座早見盤」(星のてびき付き)&「ロープ」(ロープワークテキスト付き)を船内で無料レンタルしてくれるそうです。
 見本も置いてありましたけど、面白いなあ。

■06/07/28 東日本フェリー・川崎近海汽船共有船「フェリーはちのへ」乗船記 24:00→09:30

 今回は、川崎近海汽船のサイトから予約を済ませていました。
 事前に空席状況を調べたら、2等寝台△だったし…。
 金曜の夜だから、結構混んでるよね。
 たまには、お客さんの多いフェリーっていうのも体験しなくっちゃ。
 というわけで、わざわざこの時期に乗船してみた私なのです。
 乗船名簿も、事前にネットからプリントして、記入済み。
 段取りいいです(^^)。
 さすが、来た時間が早いので、窓口は待ち時間ゼロで受け付けて貰っちゃいました。

 ターミナルの売店が閉まる前に、北海道限定のジュースを何本か買って、と。
 晩ご飯は千歳でたらふく食べたので、食料は何も要らないね。
 23時に売店が閉まると同時に、乗船開始。
 気のせいか、団体さんが滅法多いみたい。

 船内に入ると、2等のお部屋に人が入りきらなくなっていて…。
 皆さん、妙に荷物がでっかいんですもん。
 クルーがせっせと交通整理をしています。
 えーと、2等寝台は奥の方なのですが…。
 通路を通れないよお(^^;。
 最初から、廊下のデッドスペースに持参の毛布を敷いて、寝床を作っている方々もいらっしゃいますね。
 プロだ…(何が)。
 まあ、最ピーク時には、こんなもんじゃ済まないと思いますけど。

 体をナナメにして通り抜けて、私のベッドは、と。
 扉のすぐ前でした。
 しかも上段なの。
 上段なんて、初めてです。
 寝台を上下で使うのも、これが初めて。
 いつもガラガラのお船にばかり乗ってるもんね。
 うん、これを体験してみたかったんだし。
 出港後に覗いてみたら、他に誰も居ない区画もあるのに、どーして私だけ上段なんだろ。
 ネット予約だと、若い番号から機械的に埋めて行くのかしら。
 そんなリーズンが思い浮んじゃった。

 まあ、いっか。
 気にしてませんじょ。
 出港後、私は頻繁に出入りするので、ハシゴの登り降りやカーテンの開閉で、下段の人にかなり気を遣わなくっちゃいけないのは厳しいかな…。
 船内変更を受け付けていたので、2等寝台もかなり埋まりましたが、上段はあんまり埋まらなかったりとか…。
 って、目茶苦茶気にしてるじゃん(^^;。

 船内をざっと歩いてみましたが、人が多くて、どうにも居場所がありません。
 ささやかなソファーが何ヶ所かありますが、当然そこにも人が居ます。
 通路を歩くと誰かにぶつかっちゃうし。
 船内、暑いし。
 つまり、デッキが一番居心地がいいという結論に…(^^;。
 でも、ずっとデッキに立っている訳にも行きません。
 仕方無いので、自分のベッドに戻って、寝てしまうのでした。
 お風呂はどうせ混んでるだろうし、後でいーや。

 このお船には、ベッド毎のコンセントも無くって。
 ちょっと古い作りのお船です。
 あ、シーツが最初から敷いてあるのは嬉しいな。
 上段でごそごそ敷くの、大変だもん(^^;。
 そしてお船は、いつの間にか出港したみたい。
 本船は只今出港しました、的な放送が入らなかったので、分かりませんでした。
 ベッド降りるのが面倒なので、私はそのままごろごろ。
 消極的だなあ。
 そんなこんなで、いつの間にか眠っちゃったのでした。

 ふと気が付くと、6時。
 船内を歩いてみると、さすがに人の動きも落ち着いたみたい。
 良かった良かった。
 こんな時間から歩き回っている方も、結構居たりするわけですけど。
 勿論、私もその一人です。

 お風呂に入って、と。
 さすがに朝は空いていて、ゆったり入れました。
 シャンプーとボディソープは、三人で一つ、って感じの置き方なので、混んでると大変そうだなあ。

 一旦寝台に戻って、資料の整理とかしつつ、0730のレストラン開店10分前に、また上段から脱出。
 レストラン前には、既に5人程が並ばれていました。
 凄いなあ。
 いつもがらがらなレストラン体験ばかりなので、これはかなり新鮮です。
 入口の扉は既に開いていますが、今は団体さんの時間みたい。
 時間になった所で、食券を購入して、と。
 和定食800円。
 朝のメニューは、かなり限定されちゃいますね。
 他には、カレー600円とか。
 ジュースやトーストの単品もありました。
 生卵や目玉焼きも単品として買えちゃいます。

 まずは自分の席を決めて、その席番を申告しつつ食券を出すっていうシステムみたい。
 船らしく、殆ど待たずに和定食が出来て来ました。
 なかなか美味しいよ。
 洋定食も、なみなみと注がれたオレンジジュースが羨ましかったり。
 そうこうするうち、お客さんが次々とやって来て、カウンター席も含めて、完全に満席です。
 商売繁盛、だあ(^^)。

 後は下船を待つばかり、かな。
 案内所、兼売店もオープンしましたが、用事無いもん。

 わざわざ、ショーケースでスナック菓子なんかを売ってるよ。
 貸し毛布のチケット券売機は終了。
 女性用のトイレには、行列が出来ています。
 トイレ、小さいですもんね。
 1等区画は別として、実はもう一箇所あるトイレ、奥の方にあるから殆ど誰も気付いてないみたいでした。
 私はデッキに出ようとしたのですが、雨が凄くって、断念。
 やっぱり、自分のベッドに戻るしかないみたい。
 シルバークイーンを見るのも投げちゃいました。

 というわけで、接岸後、下船開始の案内があるまで、私はベッドでごろごろしていたのでした。
 結局、トータルで7回も登り降りしちゃいました。
 いや、わざわざ数えなくっても…(^^;。
 そういえば、共有船だからか、船内放送では会社名を一切言わないんですね。
 ずっと「フェリーはちのへ」だけで通してたもん。
 船内の掲示、こちらは殆ど川崎近海汽船でしたけど、禁煙のお願いだけが二社併記になっていたみたい。

 下船っ。
 八戸は雨。
 涼しいなあ。
 苫小牧より涼しいかも…。
 15分後に、本八戸駅までのバスがあります。
 市営バスは運行を投げてしまって、補助金付きで南部バスが引き継いだんですって。
 実際、乗客はたったの7名なのでした。
 やっぱり、フェリーは車と一緒に乗るべきものなのかなあ。
 私はこの後大間へ出て、「ばあゆ」で北海道へと戻ります。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


「Top」 [旅のしおりのMenu]

 ゆかねカムパニー ©C.Maya 2006