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旅のしおり

 ここには、ダイヤモンドフェリー「フェリーダイヤモンド」今治−神戸、の乗船記があります。
 「おれんじホープ」で着いた新居浜から、特急列車で今治にやって来ました。
 今治での乗り換え時間は40分しか無いのですが、フェリーターミナルは駅から徒歩15分とのことなので、歩いて行っても間に合うよね。
 途中で、オレンジフェリー(瀬野汽船)の本社前を通ったりしつつ。

 信号を渡ったら、街路樹越しに突然フェリーが見えたので、ちょっとびっくりしちゃいました。
 それと、今治のドライバーさんは、信号の無い交差点に歩行者が立っていると、直ちに停まって道を譲ってくれるのにもびっくりです。
 優しいね(^^)。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ。

■07/07/21 ダイヤモンドフェリー「フェリーダイヤモンド」乗船記 今治14:10→神戸21:10

 今治って、かなり手狭な港なんですねー。
 トラックの積み込みが行なわれていますが、道路から直接船内に入るような感じで、誘導とか大変そうですもん。
 私は乗船名簿を記入して、ネット予約の乗船券を購入。
 昼間の航海なのに、グリーン寝台Aを予約してたりします。
 寝る気満々なのですねえ。
 さんふらわあのスタンプラリーも、まだしつこく続けているので、スタンプを押して貰って、と。
 情報誌「さんふらわあ」の新しいのが出ていたので、そちらも貰って来ました。
 「さんふらわあぱーる」の進水式を組み込んだツアーのチラシもありましたが、その日程での参加は、私には絶対に不可能です…。

 船内の案内所で寝台の指定を受け、階段を上がって、自分のベッドを探します。
 何故か、真ん中のベッドが指定されていました。
 12人分のベッドがありますが、私一人の貸切です。
 のんびり出来ちゃいますね。
 寝台にもお部屋の中にも、コンセントはありませんけど…。
 まあ、別にいっか。
 窓付きなのが嬉しいな。

 通常の2等にも、余裕はかなりありました。
 船内には、気怠い空気が漂っています。

 とりあえずデッキに出て、出航の様子を眺めようっと。
 「フェリーダイヤモンド」はうんせうんせと転回を始めて、その横を大三島へのフェリーが行き来して、遠くにはしまなみ海道の大きな橋が見えてます。
 日射しが眩しいっ。
 こういう瞬間に、旅に出た!っていう実感が湧いて来て、嬉しくなっちゃいますね。
 同じくデッキに出て来た外人さんと一緒に、瀬戸内の景色を楽しく眺めていたのでした。

 1400から1430まではレストランが開いているので、私も何か食べようっと。
 カフェテリア方式なので、好きな物を選べます。
 んーと、んーと…。
 特に食べたい物が無いよー(^^;。
 困ったなあ。
 さすがにこの時間は、品数も少ないみたい。
 結局、唐揚げに決めて、それだけじゃ寂しいので、日本酒を…。
 一皿で620円だったかな。
 味はまあ普通なのですが、ちょっと高いと思いますです。

 窓側に席を取ると、足元まで窓があるので、景色をじっくり楽しめますねー。
 これは嬉しいです。
 そういえば、ゲームコーナーからもトイレからも、見通しはとっても良くなってます(笑)。

 居心地はそんなに良くありませんけど、レストラン閉店後も、席は自由に使うことが出来るみたい。
 電子レンジもありますよ。
 冷水と煎茶とほうじ茶は、サーバーから自由に飲めます。
 外人さん達は、ここに定住して、本を読んだり、ゲームをやったりしていました。
 レストランからコーヒーを取ったり。
 まあ、2等船室は座敷ですし、文化が違う欧米の人達は、座敷じゃあくつろげませんよね。
 お隣りには、特等専用のラウンジがあって、特等利用なら自由に休憩出来ますが、さすがに利用者さんは居ませんでした。

 そうそう、船内にはアンケートを記入する机があちこちに置いてあるのですが、どうしてそんなあちこちにあるんだろ。
 本来は別の用途で使っていたのかしらん。
 私はもう一度デッキを一回りした後、ベッドに戻り、そのまま寝てしまうのでした。

 夕方に目を覚まして、とりあえずお風呂へ。
 この「フェリーダイヤモンド」は、さすがに古い作りなのですが、湯船は結構広いのですね。
 ちょっと意外です。
 真ん中で区切ってあるのは、一度に大人数が入れるように、なのかな。
 勿論、他には誰も居ないので、のんびり過ごすことが出来ました。

 1900からは、30分だけレストランが開きます。
 やる気があるのか無いのか分からないような営業時間ですけど、お客さん自体、少ないですから。
 仕方無いか。
 昼と同じくカフェテリア方式です。
 にしても…。
 やっぱり食べたいものが無いなあ。
 私の場合、カフェテリアだと目移りして、ついつい色々なものを取り過ぎてしまう傾向があるのですけど、それとは逆パターンなのです。
 悩ましいなあ…(^^;。
 おかずを選ぶと、すぐにレンジで暖めてくれるので、有り難いのですけど。
 おかずを一つとご飯、そしてお味噌汁を選んで、970円になりました。
 夕暮れの中、窓の外を阪九フェリーの「やまと」か「つくし」が反航して行くのを眺めつつ、のんびりとご飯を食べたのでした。

 さあて、後は寝台でごろごろして過ごそうっと。
 神戸が近付くと、お掃除のおばちゃんが入って来て、室内のゴミ箱の確認をして行きました。
 その後、クルーのおねーさんが来て、間もなく入港です、と。
 はあい。
 にしても、二人共突然入って来るので、びっくりしましたよお。
 別に、ハダカとかで居た訳じゃありませんけど(^^;。
 色々と油断しているから…(←?)。
 まあ、ノックするのも変ですしね。

 神戸のターミナルは、折り返しを待つお客さんで、大賑わいでした。
 連絡バスには数人が乗り込み、ポートターミナルと間違えて来てしまった高校生が二人、一緒に戻って行きます。
 考えてみたら、ここって、今朝方「おれんじホープ」で停泊していた港なんですよねー。
 夜にまた、戻って来てしまいました。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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