■07/08/30 新日本海フェリー「フェリーあざれあ」乗船記 23:30→17:20
前回乗船したときの、自分で書いたWeb日記を見ると、「船内では殆ど寝て過ごしましたが、結構いい船でした」としかフェリーの記述がありません。
それだけかよー(^^;。
当時は日記と旅日記を別に書いていたので、旅日記の方にはもっと何か書いている筈、って思うのですが。
作者本人ですら、それが何処にあるのか、見付けられなかったのでした。
ばか。
フェリーへの興味が無かった頃なら、感想なんて、そんなものかもしれないですね。
当時の「フェリーあざれあ」は小樽航路に配船されていたので、千葉から夜通し走って新潟まで行き、翌朝も早いしで、とにかく強烈に寝不足でした。
さて、今回。
新潟駅から万代バスセンター前16番乗り場までは、歩いて10分とかかりません。
2208発の北部営業所行きバスを捕まえて、末広橋で下車。
後払いの運賃は200円です。
このルートでフェリーターミナルへと向かったのは、勿論私一人だけなのでした。
乗船名簿を記入して、クーポンと一緒に窓口へ提出するよ。
お昼のグリルも忘れずにお願いして、と。
窓口の人は、一旦奥へと引っ込んで、何処かへ電話した後、グリルの利用券を発券してくれました。
2,500円。
もしかして今日も、他に利用者さん、居ないのかなあ…。
乗船開始時刻の2300、エスカレーターに並んだ人達を眺めると、30人位な感じです。
もう夏も殆ど終わって、フェリーも空いて来ましたねん。
運賃的には、期間Bなのが、ちょっと悔しい所なの。
列が解消した一番最後に乗船して、2等寝台の指定を受け、グリルの時間を確認します。
1230ですって。
今回もお肉でお願いして。
今までだと、チケットの半券は返してくれたのですが、今回は全券片回収されてしまって、私の手元には何も残りません。
あれれ…?。
証明するものが何も無くなってしまいました。
グリルでは、名前を言えばいいのかしら。
やっぱり私一人なのかなあ…。
自分のベッドに荷物を置いて、とりあえず船内を一回りしよー。
これが楽しいのですよね♪。
懐かしいな。
でも、フォワードサロンは夜間閉鎖されていて、明朝にならないと開きません。
つまんないの。
通路のカーペットは、かなり痛んでいます。
次のドックで変えなくっちゃ駄目かも。
売店はちゃんと開いていますが、夜食的なものの販売はありませんでした。
新日本海フェリーオリジナルのカップ麺も、取り扱わなくなっちゃったみたい。
お腹が空いたら、ニチレイの冷食の自販機が1台あるので、それを活用することになります。
ニチレイの自販機、結構利用者さんが居ましたよん。
新日本海フェリーの絵葉書は、一部のお船は品切れになっていました。
売店の品揃え、以前よりも寂しい感じがするのですが、白い恋人が撤去されたから、ボリュームが減っているのかしらん。
インフォメーションのカウンターには、船内配置図のコピーが置かれていたので、一部貰って。
記念スタンプは押さなくってもいいかな。
後部デッキ(案内放送ではジャクジーデッキ)に出ると、ジャグジーの水は張られていませんでした。
もう涼しいですもんね。
今年の役目は終わりなのです。
本当、吹く風は冷たい位なのですよー。
イスとテーブルが沢山置かれたジャグジーデッキは、ちょっとしたビアガーデンになるみたい。
屋台があって、昼にはジンギスカンセットや生ビールを売ってます。
翌日にはジンギスカンを楽しまれている方々が居て、凄くいい匂いがしてましたよお。
そうそう、このジャグジーデッキ、あちこちでコオロギがころころ鳴いているのですね。
船で飼っているのかと思ったら、そうでも無さそうで…。
密航なのです(笑)。
一匹二匹じゃ無く、もっと沢山居たけれど、コオロギさん、いつの間に住み着いたんだろ。
I区画にある自分のベッドへ戻ると、下段がほぼ全て埋まっていました。
使っていないお部屋もあったので、やっぱりお客さんは少ないです。
シーツはちゃんと2枚ありますねん。
大きな棚もあって。
個別のコンセントは無いのが残念な所です。
ベッドではカップ麺を食べている方が居て、それがまたニンニクだかキムチだか、きょーれつな匂いを発していたので、私はまたジャグジーデッキへと逃げ出したのでした。
「フェリーあざれあ」は定刻にゆっくりと出航したよ。
デッキに出て来たのは、家族連れとカップルが一組ずつ。
それから、私です。
岸壁で手を振っていた方々は、途中で引き上げていかれました。
あれってやっぱり、上等級向けのサービスみたい。
デッキで見ていた私が前を通り過ぎる頃には、もう居なくなってましたもん(^^;。
お風呂は2430で終了なので、2400頃に入りに行って。
チルドレンコーナーが、案内所前のヘンな所に移動していましたねん。
ロビーの一部をソファーで囲んであるので、不思議な感じ。
やっぱり、喫煙所にスペースを取られてしまったのでしょうか。
それなら、ビデオルームを止めちゃえばいいような気がするけれど…。
ビデオルームの利用者さんて、居るのかなあ?。
ちなみに、船内には座ったままコンセントを使えるソファーって、何処にも無いみたい。
プロムナードも、この船は海側にコンセントがありませんし。
強いて言うと、チルドレンコーナーの両端かな…(^^;。
ちょっと薄暗いのが難点です。
てことで、私はここでごそごそと。
さすがに昼間は、ここに居ちゃまずいでしょうね。
昼間なら、フォワードサロンが使えるから、いっか。
ロビーには、寝ている方が1名。
ずっとここに居たら、ジュースを買ったりタバコを吸ったり、結構お客さんが起きて来るのですねー。
照明の消えた案内所でも、クルーがずっとお仕事をされていました。
さすがに眠くなって来たので、自分のベッドに戻って、寝ましょうかあ。
もう03時近いよお。
翌朝。
07時前には起きます。
というか、起こされました。
秋田着発の放送ががんがん流れて、とても寝てられないんですもん(^^;。
デッキに出て、汽笛を鳴らして出航した「フェリーあざれあ」から、懐かしい秋田の景色を眺めるよ。
小雨。
ちょっと寒いかも…。
レストラン開店の放送が流れたので、レストランへ行きます。
1,000円のバイキングなんですって。
以前よりも100円値下げした?。
レストラン入口では、コーヒー250円とパン2個付きのモーニングセット350円も販売中。
販売中というか、買いたい人はベルを鳴らして係の人を呼ぶシステムです。
相対的に、コーヒーが高く感じるなあ。
バイキングも、ちょっと寂しい感じなのでした。
私は、デザートのゼリーを二つ食べてみたり。
食後は二度寝しちゃおうかとも思ったけれど、フォワードサロンへ移動して、景色を眺めつつ、携帯の充電をしていたのでした。
2箇所あるコンセント、ソファー下の変な所にあるです。
このフォワードサロンは、デッキに直接出て行ける扉があるのですねー。
クルーが来て、チェーンをはずしていましたよん。
そうこうするうち、男鹿半島が遠離っていったのでした…。
さあて、今度こそ二度寝しよ。
すやすや…。
でも、カフェの営業案内やら何やらの放送ががんがん流れるので、その度に起きてしまう私なのでした。
強風の為、サイドデッキを閉鎖します、との案内もありました。
すみやかに船内にお戻り下さい、と。
風、強いんだ。
揺れは特に無いけれど…。
1200ちょっと前に起きて、と。
お風呂に行こー。
お風呂、0800から1400までしか開いて無いんですもん。
温めのお湯に浸かって、のんびりします。
ちなみに私は、あのシャンプーとソープの匂いで、新日本海フェリーに乗ったんだなあ、なんて実感がわいて来る人なのでした。
あは。
その後は、お楽しみのグリルです。
時間きっちりに行って、カウンターの伝票を覗いてみたら、他にスイートのお客さんが居らっしゃるみたい。
ほっ。
一人きりじゃ無くって、良かったね。
でも、席は遠いし、しかも背中合わせの席割りなので、これでは会話が成立しません。
どんなメニューなのか、確認もしたかったのにな。
私が担当だったら、グリルとスイートのメニューを同じにして、手間を省いちゃうと思うけれど、そういう訳でも無かったみたい。
ちらちらと観察した限りだと、明らかに品数が違ったもん。
グリルのメニューは
以前の「すいせん」と同じですけど、お肉のボリュームが、かなり減ってしまいましたね。
写真にきちっと残っているので、明らかな違いが分かるです。
折角のコースなのに、料理の説明は全く無しでした(^^;。
このグリルは、デザートがたっぷりなので、私は嬉しいよ。
あ、ちなみに、スイートの方は、男性がお一人でした。
一人でスイート…?、とも思うのですが、あちらにしてみれば、一人でグリルかよ!、なんて思ってる筈なので、あまり他人のことを言うのは止めておくです(^^;。
幸せはいつでも、危険と隣り合わせなのですねえ。
ご飯の後、ジャクジーデッキに出たら、遠くに青森へと向かう、東日本フェリーの「ほるす」が見えました。
私が青函航路で一番沢山乗った船が、「ほるす」なのです。
もう明日で最後の運航なのですねー。
「ナッチャンRera」でも見えないかと思ったけれど、見えません。
幸い雨は上がったみたい。
またまたフォワードサロンでのんびりするです。
疲れたら、ベッドへ戻って、お昼寝。
このコンボは最強なのですよん(笑)。
そんな感じで、1600には、入港の案内が流れたのでした。
20分の早着ですって。
私は早めにベッドを引き払って、フォワードサロンからの景色をずっと眺めつつ。
明るいうちに苫小牧東港へ入港したのって、初めてかもしれないよ。