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旅のしおり

 ここには、新日本海フェリー「フェリーあざれあ」新潟−苫小牧東、の乗船記があります。
 この「フェリーあざれあ」って、実は私が初めて一人で乗った長距離フェリー、なのですよね。
 ちょっとした、始まりの船、だったりします。
 前回の乗船は、01/09/14でした。
 その後、姉妹船の「フェリーしらかば」には何回か乗る機会があったのですが、「フェリーあざれあ」とは縁が無いまま、6年の歳月が流れてしまいました。
 本当に久しぶり。
 だから、今回の乗船は凄く楽しみでした♪。

 フォワードサロン、左右2箇所の窓は潰されてしまってます。
 折角だから、全部オープンしてくれればいいのにな。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■07/08/30 新日本海フェリー「フェリーあざれあ」乗船記 23:30→17:20

 前回乗船したときの、自分で書いたWeb日記を見ると、「船内では殆ど寝て過ごしましたが、結構いい船でした」としかフェリーの記述がありません。
 それだけかよー(^^;。
 当時は日記と旅日記を別に書いていたので、旅日記の方にはもっと何か書いている筈、って思うのですが。
 作者本人ですら、それが何処にあるのか、見付けられなかったのでした。
 ばか。

 フェリーへの興味が無かった頃なら、感想なんて、そんなものかもしれないですね。
 当時の「フェリーあざれあ」は小樽航路に配船されていたので、千葉から夜通し走って新潟まで行き、翌朝も早いしで、とにかく強烈に寝不足でした。

 さて、今回。
 新潟駅から万代バスセンター前16番乗り場までは、歩いて10分とかかりません。
 2208発の北部営業所行きバスを捕まえて、末広橋で下車。
 後払いの運賃は200円です。
 このルートでフェリーターミナルへと向かったのは、勿論私一人だけなのでした。

 乗船名簿を記入して、クーポンと一緒に窓口へ提出するよ。
 お昼のグリルも忘れずにお願いして、と。
 窓口の人は、一旦奥へと引っ込んで、何処かへ電話した後、グリルの利用券を発券してくれました。
 2,500円。
 もしかして今日も、他に利用者さん、居ないのかなあ…。

 乗船開始時刻の2300、エスカレーターに並んだ人達を眺めると、30人位な感じです。
 もう夏も殆ど終わって、フェリーも空いて来ましたねん。
 運賃的には、期間Bなのが、ちょっと悔しい所なの。

 列が解消した一番最後に乗船して、2等寝台の指定を受け、グリルの時間を確認します。
 1230ですって。
 今回もお肉でお願いして。
 今までだと、チケットの半券は返してくれたのですが、今回は全券片回収されてしまって、私の手元には何も残りません。
 あれれ…?。
 証明するものが何も無くなってしまいました。
 グリルでは、名前を言えばいいのかしら。
 やっぱり私一人なのかなあ…。

 自分のベッドに荷物を置いて、とりあえず船内を一回りしよー。
 これが楽しいのですよね♪。
 懐かしいな。
 でも、フォワードサロンは夜間閉鎖されていて、明朝にならないと開きません。
 つまんないの。
 通路のカーペットは、かなり痛んでいます。
 次のドックで変えなくっちゃ駄目かも。

 売店はちゃんと開いていますが、夜食的なものの販売はありませんでした。
 新日本海フェリーオリジナルのカップ麺も、取り扱わなくなっちゃったみたい。
 お腹が空いたら、ニチレイの冷食の自販機が1台あるので、それを活用することになります。
 ニチレイの自販機、結構利用者さんが居ましたよん。
 新日本海フェリーの絵葉書は、一部のお船は品切れになっていました。
 売店の品揃え、以前よりも寂しい感じがするのですが、白い恋人が撤去されたから、ボリュームが減っているのかしらん。

 インフォメーションのカウンターには、船内配置図のコピーが置かれていたので、一部貰って。
 記念スタンプは押さなくってもいいかな。
 後部デッキ(案内放送ではジャクジーデッキ)に出ると、ジャグジーの水は張られていませんでした。
 もう涼しいですもんね。
 今年の役目は終わりなのです。
 本当、吹く風は冷たい位なのですよー。
 イスとテーブルが沢山置かれたジャグジーデッキは、ちょっとしたビアガーデンになるみたい。
 屋台があって、昼にはジンギスカンセットや生ビールを売ってます。
 翌日にはジンギスカンを楽しまれている方々が居て、凄くいい匂いがしてましたよお。

 そうそう、このジャグジーデッキ、あちこちでコオロギがころころ鳴いているのですね。
 船で飼っているのかと思ったら、そうでも無さそうで…。
 密航なのです(笑)。
 一匹二匹じゃ無く、もっと沢山居たけれど、コオロギさん、いつの間に住み着いたんだろ。

 I区画にある自分のベッドへ戻ると、下段がほぼ全て埋まっていました。
 使っていないお部屋もあったので、やっぱりお客さんは少ないです。
 シーツはちゃんと2枚ありますねん。
 大きな棚もあって。
 個別のコンセントは無いのが残念な所です。
 ベッドではカップ麺を食べている方が居て、それがまたニンニクだかキムチだか、きょーれつな匂いを発していたので、私はまたジャグジーデッキへと逃げ出したのでした。

 「フェリーあざれあ」は定刻にゆっくりと出航したよ。
 デッキに出て来たのは、家族連れとカップルが一組ずつ。
 それから、私です。
 岸壁で手を振っていた方々は、途中で引き上げていかれました。
 あれってやっぱり、上等級向けのサービスみたい。
 デッキで見ていた私が前を通り過ぎる頃には、もう居なくなってましたもん(^^;。

 お風呂は2430で終了なので、2400頃に入りに行って。
 チルドレンコーナーが、案内所前のヘンな所に移動していましたねん。
 ロビーの一部をソファーで囲んであるので、不思議な感じ。
 やっぱり、喫煙所にスペースを取られてしまったのでしょうか。
 それなら、ビデオルームを止めちゃえばいいような気がするけれど…。
 ビデオルームの利用者さんて、居るのかなあ?。

 ちなみに、船内には座ったままコンセントを使えるソファーって、何処にも無いみたい。
 プロムナードも、この船は海側にコンセントがありませんし。
 強いて言うと、チルドレンコーナーの両端かな…(^^;。
 ちょっと薄暗いのが難点です。
 てことで、私はここでごそごそと。
 さすがに昼間は、ここに居ちゃまずいでしょうね。
 昼間なら、フォワードサロンが使えるから、いっか。

 ロビーには、寝ている方が1名。
 ずっとここに居たら、ジュースを買ったりタバコを吸ったり、結構お客さんが起きて来るのですねー。
 照明の消えた案内所でも、クルーがずっとお仕事をされていました。
 さすがに眠くなって来たので、自分のベッドに戻って、寝ましょうかあ。
 もう03時近いよお。

 翌朝。
 07時前には起きます。
 というか、起こされました。
 秋田着発の放送ががんがん流れて、とても寝てられないんですもん(^^;。
 デッキに出て、汽笛を鳴らして出航した「フェリーあざれあ」から、懐かしい秋田の景色を眺めるよ。
 小雨。
 ちょっと寒いかも…。

 レストラン開店の放送が流れたので、レストランへ行きます。
 1,000円のバイキングなんですって。
 以前よりも100円値下げした?。
 レストラン入口では、コーヒー250円とパン2個付きのモーニングセット350円も販売中。
 販売中というか、買いたい人はベルを鳴らして係の人を呼ぶシステムです。
 相対的に、コーヒーが高く感じるなあ。
 バイキングも、ちょっと寂しい感じなのでした。
 私は、デザートのゼリーを二つ食べてみたり。

 食後は二度寝しちゃおうかとも思ったけれど、フォワードサロンへ移動して、景色を眺めつつ、携帯の充電をしていたのでした。
 2箇所あるコンセント、ソファー下の変な所にあるです。
 このフォワードサロンは、デッキに直接出て行ける扉があるのですねー。
 クルーが来て、チェーンをはずしていましたよん。
 そうこうするうち、男鹿半島が遠離っていったのでした…。

 さあて、今度こそ二度寝しよ。
 すやすや…。
 でも、カフェの営業案内やら何やらの放送ががんがん流れるので、その度に起きてしまう私なのでした。
 強風の為、サイドデッキを閉鎖します、との案内もありました。
 すみやかに船内にお戻り下さい、と。
 風、強いんだ。
 揺れは特に無いけれど…。

 1200ちょっと前に起きて、と。
 お風呂に行こー。
 お風呂、0800から1400までしか開いて無いんですもん。
 温めのお湯に浸かって、のんびりします。
 ちなみに私は、あのシャンプーとソープの匂いで、新日本海フェリーに乗ったんだなあ、なんて実感がわいて来る人なのでした。
 あは。

 その後は、お楽しみのグリルです。
 時間きっちりに行って、カウンターの伝票を覗いてみたら、他にスイートのお客さんが居らっしゃるみたい。
 ほっ。
 一人きりじゃ無くって、良かったね。
 でも、席は遠いし、しかも背中合わせの席割りなので、これでは会話が成立しません。
 どんなメニューなのか、確認もしたかったのにな。
 私が担当だったら、グリルとスイートのメニューを同じにして、手間を省いちゃうと思うけれど、そういう訳でも無かったみたい。
 ちらちらと観察した限りだと、明らかに品数が違ったもん。
 グリルのメニューは以前の「すいせん」と同じですけど、お肉のボリュームが、かなり減ってしまいましたね。
 写真にきちっと残っているので、明らかな違いが分かるです。
 折角のコースなのに、料理の説明は全く無しでした(^^;。
 このグリルは、デザートがたっぷりなので、私は嬉しいよ。
 あ、ちなみに、スイートの方は、男性がお一人でした。
 一人でスイート…?、とも思うのですが、あちらにしてみれば、一人でグリルかよ!、なんて思ってる筈なので、あまり他人のことを言うのは止めておくです(^^;。
 幸せはいつでも、危険と隣り合わせなのですねえ。

 ご飯の後、ジャクジーデッキに出たら、遠くに青森へと向かう、東日本フェリーの「ほるす」が見えました。
 私が青函航路で一番沢山乗った船が、「ほるす」なのです。
 もう明日で最後の運航なのですねー。
 「ナッチャンRera」でも見えないかと思ったけれど、見えません。
 幸い雨は上がったみたい。
 またまたフォワードサロンでのんびりするです。
 疲れたら、ベッドへ戻って、お昼寝。
 このコンボは最強なのですよん(笑)。

 そんな感じで、1600には、入港の案内が流れたのでした。
 20分の早着ですって。
 私は早めにベッドを引き払って、フォワードサロンからの景色をずっと眺めつつ。
 明るいうちに苫小牧東港へ入港したのって、初めてかもしれないよ。

 ちゅことで。
 苫小牧駅行きの連絡バスに乗り換えたのは、7人でした。
 札幌駅行きは、もう少しだけ多かったかな。
 運賃700円を払って、と。
 苫小牧市内が若干渋滞していたので、駅前への到着は1800となりました。

 今回撮った写真、これ位だったりとかして…。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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