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旅のしおり

 ここには、新日本海フェリー「ゆうかり」小樽−新潟、の乗船記があります。
 小樽築港の駅から程近いホテルをチェックアウトして、勝納埠頭へ向け、とてとて歩きます。
 ちなみに、勝納埠頭の読みは、かつないふとうなのですよ。
 知ってましたか…?。
 私は、今回初めて知りました(^^;。
 出航も入港も早いので、滅多に選択肢に入ってこない「ゆうかり」に乗船しますよー。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ☆。

■13/10/30 新日本海フェリー「ゆうかり」乗船記2 小樽10:30−新潟06:00

 ともあれ、ターミナルのカウンターに行って、ステートB和室と、グリル夕食の申し込みをします。
 そう言えば、予約とかをするの、すっかり忘れてました。
 飛び込みでの乗船なのです。
 空席多数なのは分かっていましたし…。
 カウンターのおにーさんは、後ろに引っ込んだり、別のおねーさんに何か尋ねたりしながら、乗船券を発券してくれたよ。
 運賃が12,600円、グリルが5,250円、合計で17.850円をカードで決済します。
 部屋の準備が出来ていない可能性が有るので、船内でちょっと待つかもしれません、とのことで。
 …そんなこと、有るのかにゃ?。

 乗船開始にはまだ時間が有り、待合室のベンチも少な目なので、暫くはその辺りをうろうろして過ごします。
 「ゆうかり」の船名を含めた写真を撮りたいのですが、障害物が多くって、なかなかままならないです。
 それに、船体がおっきいですものね。

 待ちくたびれた頃に乗船開始になって、長い通路を歩き、船内へと進みます。
 グリルの時間は18:00と案内され、「グリルのご案内」のカードを受け取って。
 朝ご飯はホテルのバイキングだったので、さすがにお昼のグリルは重いのですよ。
 勿論、ルームキーもすぐに渡されたです。

 和室なんて、久しぶりだあ。

 新潟発着の航路でアウトサイドに拘ると、自動的に和室になります。
 自分で布団を敷いたり畳んだりするのが面倒ですけど、靴を脱いでごろごろ出来るのは、なかなか魅力的。

 なので私も、ずっとごろごろしてました(^^;。
 船名の「ゆうかり」にちなんで、客室内の冊子には、コアラの写真が載っていたりしたっけ。

 銅鑼の音と蛍の光のメロディが流れて、出航の準備が整った「ゆうかり」は、定刻での出発になりました。

 明るいうちの出航も、久しぶり。
 デッキに出て、遠ざかる北海道、小樽の街を眺めます。
 景色をしっかり焼き付けなくっちゃ。
 岸壁では、出港の作業を終えた人達が、整列して手を振ってくれてます。
 随分長い間、お見送りしてくれていたっけ。
 大きく汽笛を鳴らして、「ゆうかり」は港外へと出て行きます。

 11:16になると、船長さんから挨拶と運航状況の放送が入って。
 現在地は余市沖。
 20ノットで航行中。
 波の高さは1メートル。
 12:15に積丹、16:30に何処か(←聞き逃しました)、23:00に入道崎に達するそう。
 平穏な航海になりそうですね。

 まずはお風呂に入った後、久しぶりの「ゆうかり」なので、船内をうろうろ歩きます。

 カフェもちゃあんと営業していますよん。
 残念ながら、フォワードサロンの窓は、既に塞がれていました。

 閉鎖期間、長いですよね。
 私は幸い、日本海で大時化になったこと、まだ全く無いのですけど。

 お昼ご飯は、レストランへ食べに行きます。
 海老味噌ラーメンとミニカレーのセット。

 お値段は忘れてしまいました(^^;。
 まだあんまりお腹は空いて無かったけれど、美味しかったです。
 カレーのお皿が、何気にビーナス仕様だあ。
 レストランの利用者さんは、8人位…?。
 船内はすかすかですもん。

 その後は、お昼寝したり、パソコンをいじったり。
 ぐーたらします。
 だって、個室が畳に枕なんですから!。
 これは、自堕落するしか有りません(^^;。
 本当は、同時進行で乗船記とかを書ければいいのですけどねー。
 だらだらとしまくりなのです。

 携帯の電波は、入ったり、途切れたり。
 比較的、陸に近いところを航行してますし。
 ちなみに、私のお部屋は、右舷側。
 陸とは反対方向なのです。

 程無く日が沈んで来た感じなので、障子を明けて、夕日を眺めます。
 太陽が、どんどん島へと近付いて行くです。

 あ、奥尻島だね。
 北行の「はまなす」に乗船したときは、外洋側を通りましたが、南行の「ゆうかり」は陸側を通るみたい。
 あの眩しさの真ん中へ。
 船内放送でも、日本海に沈む夕日がご覧頂けます、との案内が流れて。
 暗くなると、今度はイカ釣り漁船らしい、白い明かりが灯りだしました。

 さあて、グリルでご飯だよー。
 私1人きりかと思ったら、年配のご夫婦と一緒に。
 ちょっと意外です。




 手持ち無沙汰なのは変わらないので、日本酒を飲みつつ、「秋の味わい紀行」っていうコース料理を食べのでした。
 デザートがたっぷりなのが嬉しいな。

 お風呂に入って、また船内を一回り。
 スイートルームの名前が、ちょっと楽しかったです。

 スオミとタカヤマですって。
 地名から取ってるの…?。

 売店では、熊さんのお肉まで売ってるみたい。

 20:50になると、船外の照明が点灯したのでデッキに出てみます。
 そろそろ姉妹船「らいらっく」がやって来る頃合だね。
 真っ暗な海を眺めると、引き込まれちゃいそうで、生理的に苦手なのですけど、そうも言ってられません。
 何人かの方がデッキに出て来て、左舷側を「らいらっく」がすれ違って行きました。

 どちらが先に汽笛を鳴らしたのかは、もう忘れちゃったなあ。
 私は、随分長い間デッキに留まっていて、照明が消えるのを見届けようとしましたが、寒さに負けて撤収なのです。

 さあて、後はもう寝るだけですねー。
 明日の朝は早いですけど、寝過ごす心配は絶対に無いので、目覚ましはセットしなくってもいいや。
 案の定、04:20になると、下の車両甲板からどっかんどっかんと音がして来て、とても寝てはいられません(^^;。
 その後、音楽が流れ、船内放送が入ったです。
 布団を押入れにしまって、と。

 案内所前に機械を持ち込んで、コーヒーの販売なんかもしていましたねん。
 さすがに食べ物は有りません…。
 早朝だからか、デッキの放送はこれで終了するとの案内が有り、キーが回収されます。
 接岸したら降りようと個室に隠れていると、クルーが巡回して来て、ロビーで待つように促されて。
 はあい(^^;。
 06:00前には、下船も完了です。
 やっぱり、ちょっとした時差ぼけ状態で、ぽわぽわした気持ち。

 新潟駅への路線バスの時間まで、ターミナルのベンチに座って時間を潰しましょう。
 そんなに早く行っても仕方無いですし。
 タクシーも、すぐに居なくなってしまいました。
 バスに乗り換えたのは、8人位かにゃ。
 WILLERのバスが到着して、車内には10人位が見えました。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ☆。


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