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旅のしおり

 ここには、阪九フェリー「つくし」新門司−泉大津、の乗船記があります。
 お正月早々、01/02の乗船になるので、2ヶ月前には予約と決済を済ませて有りました。
 出発前に確認したら、2等以外は全て満席になっていて。
 そこまで混んでいるフェリーに乗るのって、初めてかもしれません。
 そして、「やまと」と「つくし」には、どちらも一度しか乗ったことが無かったりするので、久しぶりの乗船なのです。
 楽しみだあ。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■13/01/02 阪九フェリー「つくし」乗船記2 新門司17:30→泉大津06:00

 門司駅前からの無料連絡バスは、16:35に発車します。
 名門大洋フェリーは北口、阪九フェリーは南口からの発着で。
 駅構内にも、でっかい看板が掲げられているので、間違えることは有りません。
 なのですが、そもそも、乗るべきフェリー会社を勘違いしていたりすると…。
 大変なことになります。
 私だ私(^^;。
 なあんて、さすがに今日は大丈夫なのですよ。

 小倉駅からのバスは、定刻で到着して。
 ここからの乗車は2名だけなのでした。
 思ったよりも空いてます。
 やっぱり皆さん、車と一緒の乗船なのかしら。
 車のスペースには空き多数のマークが出ていましたけど、トラックが載っていない時期なので、当然と言えば当然なのです。

 ターミナルが近付いて、船体の「つくし」っていう文字を確認。
 お久しぶりなのですよー。
 今回はさすがにネット予約なので、乗船名簿の記入の必要も無く、窓口へ直行です。
 待ち時間無しで乗船手続きをして貰えちゃいました。
 乗船名簿自体は、ネットからもダウンロード出来ますよん。
 予約番号と氏名を口頭で申告して、クレジットカードを提示します。
 2等指定Aシングルは、10,100円。
 備考欄に「指定料金含む」「冬休特別」の文字が入った乗船券が発券されました。

 既にもう乗船開始になっているので、そのまま真っ直ぐ乗船口へ。
 要所要所に社員さんが立っていて、道案内をしてくれてます。

 「つくし」の船内は、もう人でいっぱいだあ。
 案内所前のテーブル席もみんな埋まって、売店には行列が出来ていて。
 特設のワゴンが二つも置かれて、ちらし寿司とか焼き立てパンとかを売っています。
 船内で焼いているパイなんて、山積みなのですよー。
 これ、後で見たら、綺麗に売り切れてましたもん。
 大賑わいなのです。

 「本日満席」の張り紙がしてある案内所で、お部屋のキーを受け取りましょう。
 2等席も、本日は全て指定席になっているそうで。
 席番の書かれた紙を車内に忘れて来た家族連れが、カーデッキへと戻って行きました。
 そんな感じに、エントランスは慌しい雰囲気でいっぱいです。
 階段前では、仮説ステージの準備が進んでいて、何かイベントが有るみたい。

 本当に居場所が無い感じなので、船内の探索は後回しにして、暫くはお部屋に引きこもることにしましょうか。
 あ、レストランのオープンは、出航後の17:30からなのですって。
 事前にオープンするんじゃないのですね。
 既にもう、長蛇の行列が!。
 カフェテリア方式のレストラン、店内を覗いてみると、ラップされた食べ物のお皿が、鬼のように積んであるのが見えます。
 凄い量!。
 入り口横には、お子様セット500円のお皿が、これまた山のように積んでありました。

 出航は、定刻通りに。
 薄暗くなって来たデッキに出てみると、こちらもかなり賑わっています。
 陸側の手摺は、入り込む余地が無い感じで。
 私は周囲をぐるっと見回して、遠くの名門大洋フェリーを見届けると、お部屋に戻ってしまったのでした。
 人の多さに圧倒されちゃいます。

 お部屋は、前回の乗船のときと、殆ど変わっていません。
 洗面台も有るし、コンセントは沢山有るし、空調の制御も出来るし、使い勝手のいいお部屋なのですよー。
 入室すると、ふわっといい匂いがするのが嬉しいです。
 片隅に置かれた芳香剤、かなり好み。
 以前と違うのは、テレビが液晶になったことと、ハンガーが2本置かれていたこと。
 毛布が変わったこと。
 「救命胴衣 LIFE JACKET」っていうプレートの下に、中韓表記のステッカーが貼られたこと。

 テーブルの上には、「阪九フェリーガイドブック」っていう小冊子が置かれています。
 「初心者ポイント」から「船内施設利用時間」、船内の案内まで、カラーでコンパクトにまとめられていて、とってもお役に立ちます。
 これは、阪九フェリーの公式サイトからもダウンロード出来ますよお。
 本当に、「便利な情報盛り沢山」なのです(^^)。

 18:00になると、船長さんからの案内放送が入りました。
 現在「つくし」は宇部市の沖合い、周防灘に有って、これから徐々に加速し、21.5ノットまで速力を上げるそうです。
 西風が11〜12メートル、海上警報も発令されており、進路変更の際、船体が傾くかもしれません、とのこと。
 その為、接岸に時間がかかる可能性も有るとか。
 日の出は接岸後の07:05、乗組員は26名と案内されました。
 真っ暗な中での入港になりますねん。
 どーでもいいのですが、船長さん、最初は新門司港行きって、間違えて案内してましたあ(笑)。

 私は、ずっとお部屋でごろごろしてましたけど、ここって、妙にエントランスの音がはっきりくっきり聞こえてくるみたい。
 途中に扉が2枚有って、距離もそこそこ有る筈なのですけど。
 換気のダクトの関係なのかな?。
 出航と同時にステージが始まり、お歌がクリアに聞こえます(笑)。
 あ、ちなみに、この時点ではリハーサルだったみたい。
 歌っていたおねーさんが、ミニライブは18:40からって言ってましたし。
 その後、船内放送でも案内が流れましたが、詳細の説明は無くって。
 何処で誰がどんなことをするのかっていう情報は無く、ステージの開始時間が案内されただけなのです(^^;。

 あと、子供さんが多数乗船しているので、通路をどたばた走って行く音が物凄くって。
 全力で走って行ってるみたい。
 それと、大声で泣きながら走って行くなんてパターンも…(笑)。
 繁忙期ならではですねー。
 船内では退屈でしょうから、仕方有りません。
 長い通路は、格好の遊び場なのですよ。

 レストランは20:00までなので、閉店30分前に行けば、さすがに空いているよね。
 予想通りでした(^^)。
 もう、数人しか残っていません。
 そもそも、今日は21:00までの営業なのですって。
 万全の体制です。
 ただ、お客さんの動きから見ると、閉店を1時間遅らせるよりも、開店を30分早めた方がいいみたい。

 私は、そんなにお腹が空いていないので、ナスの小鉢とホルモン鉄板、それから日本酒をチョイスしたのでした。
 ホルモン鉄板は、熱々なのを席まで届けてくれます。
 かなりボリュームが有りますよー。
 小鉢はレンジで暖めて、と。
 のんびりとレストランでの食事を楽しんだのでした。
 ちなみに、個室への持ち帰りも可で、その際は出口からレジへお越し下さい、なあんて放送も流れていたっけ。
 さすがに、お部屋に持ち帰って食べる気にはなれませんでした。

 帰りがけに売店を覗くと、山積みだったパイが綺麗に売り切れていて。
 凄いなあ。
 揚げたこ焼きとかのホットスナックも、在庫0なのです。
 明朝の、焼き立てパンやパイの予約受付をしていますが、そこまでの執着は無いので、なりゆきに任せちゃいます。
 出遅れて何も買えなかったとしても、早朝ですし、下船後の食事でも問題は有りません。
 淡白なのです。
 私は、朝ご飯はあまり重視しないので…。
 初めて「やまと」に乗船したときは、04:30からの朝食を予約までしたのにね。

 21:00近くには、追加のパイシューが焼き上がりました、との船内放送が流れたよ。
 まだ焼いてるんだあ。
 やけちゃうわ。
 その後、更に追加になって、今晩最後のパイシューが焼き上がりました、と。
 一晩中、焼いて焼いて焼いて。
 割引イベント期間中だったみたいですけど、本当に凄いなあ。
 結局、私は買わなかったですけど…。

 浴室は22:00までとのことなので、またまた30分前に入りに行きます。
 朝の早い「つくし」ですから、この時間にはがらがら。
 のんびりと入浴出来ちゃいます。
 翌朝も、早くからちゃんとオープンしていますが、私は下船後には帰宅するだけなので、朝のお風呂はパスなのですよー。
 冷水やお湯、お茶は紙コップ付きのサーバーがあちこちに置かれているので、お水を飲んで、お部屋に戻ったのでした。
 日付が変わる頃に、寝てしまいましょう。
 シーツは事前に敷いて有って、スイッチ2つの蛍光灯が珍しい「つくし」です。

 翌朝は、05:00のレストランオープンの放送で目が覚めました。
 私は、そのままうだうだして、05:30頃に起床。
 レストランは使わずに、売店を覗きに行きます。
 こちらも行列が出来ていましたが、メロンパンとチョコクロワッサン、それからコーヒーを購入して、お部屋に戻ったのでした。
 さすがに、コーヒー割引券の配布は有りません。
 次回、100円でコーヒーが購入出来る割引券、下船したら次回は無いのですし…。
 あ、カップはそのまま使い回すのでしょうか。

 入港時には、汽笛らしき音が何回も聞こえていたよ。
 ルームキーの回収は、特に指示が無く、下船までに持って行けばいいみたい。
 適当なところで、私はデッキに出て、まだ真っ暗な港内を眺めて過ごしたのでした。
 06:05には、早くも一般徒歩の下船が始まります。
 同乗者は車と一緒の下船が出来ないので、ぞろぞろと結構な人数が移動を開始したのでした。

 ちらっと覗いたターミナルの待合室には、コミックコーナーが有ったです。
 その品揃えに、萌えの要素は皆無…。
 うーん(^^;。
 バスは、OCAT行きが1台、泉大津駅行きが2台停まっていて、全て岸和田観光バスの車輌でした。
 私は泉大津駅に出ます。
 OCAT行きの方が便利では有るのですが、さすがに早く着き過ぎなのと、南海にも乗りたかったのでっ。
 2台目のバスに案内され、同時に06:15に発車。
 港内から出て、振り返ると、対岸のマンションの明かりをバックに、「つくし」の船体が浮かび上がっていました。
 阪神高速の泉大津入口横を通って、06:30には泉大津の駅前着。
 06:32発の電車はさすがに無理で、06:42発の空港急行への連絡となりました。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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