■15/05/26 佐渡汽船「ときわ丸」乗船記 両津16:05−新潟18:35
「ときわ丸」は、就航から約1年が経ちました。
職場に佐渡島出身の方が居て、帰省で乗船した話を聞いていたので、私も乗りたいってずっと思っていたのです。
やっと実現したよ。
ここは佐渡島〜新潟のメインルートだけ有って、ターミナルも人でいっぱい。
「ときわ丸」には特等室や、スイートルームまで有るのですよね。
片隅に、「おけさ丸」と併せて、客室の写真が掲げられていたよ。
まあ、私は普通に2等なのです。
2,510円。
券売機で、クレジットカード決済をしたよ。
ちなみに、運賃の差は、特等で約3倍、スイートで約6倍。
やっぱり上等級はお高いね。
ジェット運賃が、特等とほぼ同じ。
あ、そう考えると、上等級も実はお安いのかもしれません。
まだ時間はたっぷり有るので、お土産屋さんを覗いたり、掲示物を見て歩いたり。
土日のお昼の便では、航路活性化船内イベントを開催中なのですって。
船内では皆さん退屈でしょうから、そういうイベントはいいですね。
地域の団体さんが、色々なパフォーマンスを見せてくれるそう。
毛布の貸し出しは、船内の自販機で100円を支払う方式に変わったそうです。
改札口を見ると、何と!Suica専用のレーンが有って。
あ、これなら、乗船券を買わなくっても良かったね。
乗船開始が近付くと、改札口には行列が出来ましたが、Suicaレーンに並んでいたのはお1人だけでしたし。
Suicaがいいです。
ターミナルの売店は勿論、船内の売店でもSuicaが使えます。
便利。
さすがに、船内の食券までは買えませんけどねー。
乗船開始は、出航の15分位前に。
2次元バーコードをタッチして、ぞろぞろと船内へ進みます。
豪華でしっかりした造りの船内なのです。
雰囲気有るね。
看板娘として、何処へ出しても恥ずかしく有りません。
離島航路のフェリーとはとても思えませんもん。
乗船前は人でいっぱいな印象でしたが、船内は広く、実際には余裕たっぷり。
イス席をちらっと覗いて、私はジュータン席へ。
入り口横を確保します。
こちら、ジュータン席へ来る方々は、真っ直ぐ毛布の券売機へ向かって、毛布を借りて、すぐに寝てしまう感じ。
プロだ…。
だから、何の(^^;。
勿論、初心者の方も居て、毛布の借り方を教えて貰ったりしていました。
私は、船内の探索に出ましょうかあ。
デッキは歩くところがいっぱい有って、嬉しいのです。
2階層の階段を登って。
鳥さんがいっぱい飛んでいるので、新日本海フェリーの「ゆうかり」と同じく、手摺にはロープが張って有ったよ。
エサを投げている方が何人か。
船らしい光景なのですが、実際には、あんまり良いことでは無いのですよね…。
銅鑼の音が鳴って、もうすぐ出航。
船尾からは、結構高い山が望めます。
とっても短い、佐渡島の滞在でした。
船内の装備は充実していて、下手な長距離フェリーより、ずっと立派なのです。
パンやカップ麺の自販機も有りますが、立派な売店とスナックコーナーが有るです。
メニューも豊富で、目移りしちゃいます。
この、トキワバーガーが凄く美味しいそう。
むむむ、食べてみたいなあ。
でも、まだお腹が空いていなくって。
でもでも、「ときわ丸」に乗る機会なんて、もう殆ど無いよね。
そんな風にひたすら悩んでいたのですが、食券の券売機を見ると、トキワバーガーは売り切れランプ。
へなへなと力が抜けたのでした…(^^;。
カレーなんかの食事系は全て売り切れで、これは時間帯によるのでしょうか。
うどんやそばは、ちゃんと販売されていたよ。
皆さん、たこ焼きとか食べていました。
イベントプラザも、今日はがらんとしていて。
毛布の使用は不可って書かれていますね。
本当に、イベントホールって感じのスペースだあ。
ここまで立派なのって、凄いと思います。
テーブルは便利に使えそう。
「ときわ丸」は、本当に気合が入っているのですよー。
あちこちに、佐渡と朱鷺をイメージしたイラストが掲げられていて。
そんな雰囲気作りは大切なのです。
スイートルームなんて、すっごく広くて豪華。
いえ、写真で見ただけなのですが…。
それでは、私も、寝てしまうことにしましょう。
スペースに余裕はたっぷり有るので、寝返りをうっても大丈夫。
いつぞやの「ばあゆ」みたいに、膝を抱えて小さくなっている必要は有りません(^^;。
あかね色に染まる船。
ふと気付くと、夕陽が眩しいっ。
もう間もなく、新潟に到着ですね。
港内へと入ると、すぐ後ろから、ジェット船が追い掛けて来ています。
両津17:30発の「つばさ」だあ。
1時間25分の差を、あっさり詰められてしまいました。
ちょっとびっくり。
ジェット船はお高いけれど、その値段分の価値は有ります。
新潟港の岸壁には、役目を終えた205系が並べられていて。
南武線の205系だね。
ここから船積みして、ジャカルタへ譲渡するのでしょう。
その先には、「フェリーあざれあ」が待機中。
でっかいね。
ここ最近、新潟発着のフェリーには、結構乗船しています。
そろそろ、舞鶴か敦賀へ行きたいなあ…。
更に、おんぼろな貨物船が見えます。
WISDOM LINEなんて、随分と立派な名前の船社さんなのですが。
調べてみると、台湾の会社みたい。
岸壁には佐渡汽船名義の郵便車が停まっていたよ。
佐渡の輸送は何でも佐渡汽船にお任せっ、なのです。
デッキから接岸とタラップを架ける作業を見守って、ぞろぞろと下船したのでした。