■10/07/02 商船三井フェリー「さんふらわあしれとこ」乗船記2 苫小牧01:30−大洗19:45
今回は、ちゃあんとインターネットから予約をして有ったので、プリントして来た乗船名簿を2枚、カウンターに提出します。
ネット予約だと、前日にお知らせメールが届いたりするので、便利なような、そうでもないような…。
この前後に利用した、太平洋フェリーも津軽海峡フェリーも、やっぱり前日にメールが届きましたよん。
決済は終わっているので、予約時のクレジットカードを提示して、乗船券の発券を受けましょう。
丁度今、乗船開始になったとのことで。
24:00出航の「べが」のお客さんが待合室に何人か見える中、私は「さんふらわあしれとこ」へと向かったのでした。
こんな時間なのに、ターミナルの売店は、売り場を縮小して、ちゃあんと営業していました。
船内へと進んで、エレベーターで案内所へと向かいましょう。
船らしく、スイッチ類も大きく無骨なエレベーターなのです。
「さんふらわあしれとこ」も、久しぶりだなあ。
もう何度も乗船して、船内もすっかりお馴染みなのですけど、この瞬間は、いつもわくわくしちゃいます。
今日はどんな航海になるのかな、って(^^)。
案内所では、乗船券を提示して、ベッドの案内を受けます。
ベッドの番号って、何処に書いてあるのでしたっけ?。
私は、何だかマヌケな質問をしちゃったりして。
ベッド番号、乗船券にはあまりにも大きく記載してあるので、逆に視界に入っていませんでした(^^;。
58番だあ。
お部屋に行ってみると、定員4名の「ベッドルーム57〜60」が割り当てられていたので、57番にはどなたかが来られるのでしょうね。
取り敢えず、真っ暗なお部屋の電気を点けて、荷物の整理をしてみたりします。
出航までまだまだ時間が有るので、船内の探索に出ましょうかあ。
案内所には、クルーがお2人、常に待機されていますが、乗船開始からの時間が長いので、なかなか大変そうなのです。
見ていると、ぽつりぽつり、お客さんが上がって来ていますねん。
船長さんと機関長さんとマネージャーさんのお名前と写真も、ここに掲げられています。
レストラン跡地には、数人のお客さんの姿が見えました。
さんふらわあ文庫のコミックをチェックして、前回と同じく、「ケロちゃ」を確認したよ。
他には、あんまり読みたいと思うコミックは無い感じ。
あ、「俺フィー」の1巻が、凄く懐かしかった。
自販機は、とっても充実しています。
冷食のご飯から、お菓子まで。
丁度、「新商品100円OFF 深夜便限定!「あったかお弁当」お試しキャンペーン」というのをやっていて、ターミナルのカウンターには、チラシも置いて有ったので、その自販機を確認して、と。
オーシャン東九フェリーと、全く同じものでした。
食べてみたいって思うのは、やわらかカツサンド580円、具たっぷりの本格炒飯580円辺りかなあ。
この2つは、元々内蔵されている数が少なくって、翌朝にはもう品切れになっていました。
航海中の補充は無いみたい。
なので、早めの確保が好ましいかと。
ちなみに、全く同じカツサンドが、オーシャン東九フェリーでは400円、津軽海峡フェリーでは550円なので、商船三井フェリーが100円引きの480円だと、各社が見事にばらばらの価格ってことになりますねん。
私は結局、この自販機を利用する機会は有りませんでした…。
次は、お風呂だね。
「さんふらわあしれとこ」のお風呂は、浴槽が深くって、しっかり温まれますよん。
…えと、ちょっと深過ぎるかも。
前日の太平洋フェリー「きそ」と比べて、何だか極端な感じなのです。
お風呂上りには、またレストランへ跡地へ。
セイコマで100円お惣菜を沢山買って来たので、お酒でも飲みましょうかあ(^^)。
電子レンジも沢山有ることですし。
北海道限定のサッポロクラシックを、自販機でちゃあんと売ってます。
でもでも、何故か私は、ビールでも日本酒でも無く、ブリックパックのミルクを買ったりとかしています。
…牛乳かよ!(^^;。
やっぱり、お酒は苦手なんだもん。
あ、ちなみに、セイコマの100円お惣菜は、色々な種類が有って、船内に持ち込むには丁度いい感じなの。
ホタテ耳バター醤油煮とか売ってます。
それを肴に牛乳を飲んでいると、何だかヘンな感じかも…。
まあ、他にお2人しか居ませんし(^^;。
自分のベッドに戻ると、同室の方はまだ来られて居なくって、というか、誰も来ないまま、出航時間になりました。
私1人で貸切なのですよー。
60パーセント引きの運賃なのに、ちょっと申し訳無い気持ちだけれど、伸び伸び出来て嬉しいな。
確かにお客さんは少ないみたいで、他のお部屋に人が居る気配は無くって、船室区画の通路でも、誰とも顔を合わせなかったりして。
それでも、翌日のレストラン跡地では、一般客の方もちらほらお見掛けしましたよん。
お部屋でくつろいでいたら、デッキに出るのが面倒になってしまって、出航風景はお部屋の窓から見たのでした。
船内放送は、それなりに流れていましたあ。
翌日の、「さんふらわあだいせつ」との擦れ違いの案内は無かったけれど、お部屋はカットして、廊下だけの放送とかも流していたみたいなので、もしかしたら私が聞き損ねていただけかもしれません。
当然ながら、「さんふらわあだいせつ」は見逃したです。
昼間から、ひたすら寝ていましたもの(^^;。
お風呂に入って、ベッドでごろごろ怠惰に過ごすのは、ある意味最強の楽しさなのですよー。
そんなことなら家でも出来ちゃいますけど、移動しながら、っていうのが、私にはとてもとても重要なのです。
この気持ちは、乗り物好きな方でなくっちゃ、分かりませんよね。
外は雨が降り続いていて、デッキに出るのを躊躇わせてくれちゃいます。
ぽつぽつ降る雨と、降りしきる雨音、その違いが何か、ちゃあんと分かる人で居たいって思うけれど。
やっぱり重っ苦しい気持ちになっちゃいます。
福島が近付いた辺りで、デッキへの扉を開けて、暫く波を追い掛けてみたりして。
船の作る波を覗き込むのって、なかなか楽しかったりします。
面白い形をしているよ。
関東が近付いても、思った程には暑くありませんでした。
ずっと無人のフォワードサロンは静かで、思いっ切り開けた視界が嬉しいね。
すっかり暗くなった中、大洗港に入港したよ。
下船の順序は、一般徒歩→トラックドライバーさん→乗用車となるので、放送が流れた所で、真っ先に私が下船します。
定刻ぴったりだね。
下船用の半券を、案内所カウンターに置かれたボックスに入れて、と。
前回同様、トラックドライバーさんが20人位、通路でカーデッキが開放されるのを待っています。
私はその横を通って…、通ろうとしたら、クルーに呼び止められて、もう暫くお待ち下さい、って。
あれれ?(^^;。
下から上がって来たクルーが、もう大丈夫ですよ、って言ってくれたので、そのまま下船口まで進んだのでした。
前後には誰も居なくって、徒歩下船、また私1人だけなのかなあ。
まあ、時間的なメリットは全く有りませんものねー(^^;。
入れ違いに、お掃除のおばちゃん4人が乗船しました。
清掃担当のスタッフも、この船では少な目みたい。
ターミナルには大きな七夕飾りが2つも有って、あ、もうすぐ7月7日なのですねー。
季節の移ろいを、すっかり忘れてしまっていました。
近頃、すっかり落ち着いてしまったみたいで…。
そんなの、ちっとも嬉しくなんて有りませんよお。