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旅のしおり

 ここには、商船三井フェリー「さんふらわあしれとこ」苫小牧−大洗の乗船記があります。
 ネットカフェで時間を潰して、近くのレストランでご飯を食べて、セイコーマートで買い出しをして、フェリーターミナルまでの約30分を歩いて、と。
 冬じゃないので、ちゃあんと歩道を歩いて行けます。
 夏は夏で、暑かったりするのですけど…。
 千葉よりはずっとずっとマシなのです。
 ターミナルには、22:30頃の到着となりました。
 丁度いい時間かな。
 今日の配船は、前回と同じく、「さんふらわあしれとこ」だよ。
 深夜便では、3回連続だあ。
 「さんふらわあだいせつ」には、実はまだ一度も乗ったことがありません。
 配船を全く考慮しないでスケジュールを組むと、姉妹船のどちらかに偏ったりとかしちゃうのですよね。
 今は、「大洗-苫小牧航路就航25周年記念第3弾!期間限定2週間だけのスペシャルキャンペーン!」期間中なので、通常は11,500円の運賃が、60%割引の4,600円なのです。
 安いなあ。
 このキャンペーンが有ったから、今回の北海道行きを決めたんだよ(^^)。

 船内、今もイルカのマークが残っているのは、この配置図だけでしょうか。
 「ニューれいんぼうべる」の文字が透けて見える掲示は、他にもまだいくつか有りました。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■10/07/02 商船三井フェリー「さんふらわあしれとこ」乗船記2 苫小牧01:30−大洗19:45

 今回は、ちゃあんとインターネットから予約をして有ったので、プリントして来た乗船名簿を2枚、カウンターに提出します。
 ネット予約だと、前日にお知らせメールが届いたりするので、便利なような、そうでもないような…。
 この前後に利用した、太平洋フェリーも津軽海峡フェリーも、やっぱり前日にメールが届きましたよん。
 決済は終わっているので、予約時のクレジットカードを提示して、乗船券の発券を受けましょう。
 丁度今、乗船開始になったとのことで。
 24:00出航の「べが」のお客さんが待合室に何人か見える中、私は「さんふらわあしれとこ」へと向かったのでした。
 こんな時間なのに、ターミナルの売店は、売り場を縮小して、ちゃあんと営業していました。

 船内へと進んで、エレベーターで案内所へと向かいましょう。
 船らしく、スイッチ類も大きく無骨なエレベーターなのです。
 「さんふらわあしれとこ」も、久しぶりだなあ。
 もう何度も乗船して、船内もすっかりお馴染みなのですけど、この瞬間は、いつもわくわくしちゃいます。
 今日はどんな航海になるのかな、って(^^)。

 案内所では、乗船券を提示して、ベッドの案内を受けます。
 ベッドの番号って、何処に書いてあるのでしたっけ?。
 私は、何だかマヌケな質問をしちゃったりして。
 ベッド番号、乗船券にはあまりにも大きく記載してあるので、逆に視界に入っていませんでした(^^;。
 58番だあ。
 お部屋に行ってみると、定員4名の「ベッドルーム57〜60」が割り当てられていたので、57番にはどなたかが来られるのでしょうね。
 取り敢えず、真っ暗なお部屋の電気を点けて、荷物の整理をしてみたりします。

 出航までまだまだ時間が有るので、船内の探索に出ましょうかあ。
 案内所には、クルーがお2人、常に待機されていますが、乗船開始からの時間が長いので、なかなか大変そうなのです。
 見ていると、ぽつりぽつり、お客さんが上がって来ていますねん。
 船長さんと機関長さんとマネージャーさんのお名前と写真も、ここに掲げられています。
 レストラン跡地には、数人のお客さんの姿が見えました。
 さんふらわあ文庫のコミックをチェックして、前回と同じく、「ケロちゃ」を確認したよ。
 他には、あんまり読みたいと思うコミックは無い感じ。
 あ、「俺フィー」の1巻が、凄く懐かしかった。

 自販機は、とっても充実しています。
 冷食のご飯から、お菓子まで。
 丁度、「新商品100円OFF 深夜便限定!「あったかお弁当」お試しキャンペーン」というのをやっていて、ターミナルのカウンターには、チラシも置いて有ったので、その自販機を確認して、と。
 オーシャン東九フェリーと、全く同じものでした。
 食べてみたいって思うのは、やわらかカツサンド580円、具たっぷりの本格炒飯580円辺りかなあ。
 この2つは、元々内蔵されている数が少なくって、翌朝にはもう品切れになっていました。
 航海中の補充は無いみたい。
 なので、早めの確保が好ましいかと。
 ちなみに、全く同じカツサンドが、オーシャン東九フェリーでは400円、津軽海峡フェリーでは550円なので、商船三井フェリーが100円引きの480円だと、各社が見事にばらばらの価格ってことになりますねん。
 私は結局、この自販機を利用する機会は有りませんでした…。

 次は、お風呂だね。
 「さんふらわあしれとこ」のお風呂は、浴槽が深くって、しっかり温まれますよん。
 …えと、ちょっと深過ぎるかも。
 前日の太平洋フェリー「きそ」と比べて、何だか極端な感じなのです。

 お風呂上りには、またレストランへ跡地へ。
 セイコマで100円お惣菜を沢山買って来たので、お酒でも飲みましょうかあ(^^)。
 電子レンジも沢山有ることですし。
 北海道限定のサッポロクラシックを、自販機でちゃあんと売ってます。
 でもでも、何故か私は、ビールでも日本酒でも無く、ブリックパックのミルクを買ったりとかしています。
 …牛乳かよ!(^^;。
 やっぱり、お酒は苦手なんだもん。
 あ、ちなみに、セイコマの100円お惣菜は、色々な種類が有って、船内に持ち込むには丁度いい感じなの。
 ホタテ耳バター醤油煮とか売ってます。
 それを肴に牛乳を飲んでいると、何だかヘンな感じかも…。
 まあ、他にお2人しか居ませんし(^^;。

 自分のベッドに戻ると、同室の方はまだ来られて居なくって、というか、誰も来ないまま、出航時間になりました。
 私1人で貸切なのですよー。
 60パーセント引きの運賃なのに、ちょっと申し訳無い気持ちだけれど、伸び伸び出来て嬉しいな。
 確かにお客さんは少ないみたいで、他のお部屋に人が居る気配は無くって、船室区画の通路でも、誰とも顔を合わせなかったりして。
 それでも、翌日のレストラン跡地では、一般客の方もちらほらお見掛けしましたよん。

 お部屋でくつろいでいたら、デッキに出るのが面倒になってしまって、出航風景はお部屋の窓から見たのでした。
 船内放送は、それなりに流れていましたあ。
 翌日の、「さんふらわあだいせつ」との擦れ違いの案内は無かったけれど、お部屋はカットして、廊下だけの放送とかも流していたみたいなので、もしかしたら私が聞き損ねていただけかもしれません。
 当然ながら、「さんふらわあだいせつ」は見逃したです。
 昼間から、ひたすら寝ていましたもの(^^;。
 お風呂に入って、ベッドでごろごろ怠惰に過ごすのは、ある意味最強の楽しさなのですよー。
 そんなことなら家でも出来ちゃいますけど、移動しながら、っていうのが、私にはとてもとても重要なのです。
 この気持ちは、乗り物好きな方でなくっちゃ、分かりませんよね。

 外は雨が降り続いていて、デッキに出るのを躊躇わせてくれちゃいます。
 ぽつぽつ降る雨と、降りしきる雨音、その違いが何か、ちゃあんと分かる人で居たいって思うけれど。
 やっぱり重っ苦しい気持ちになっちゃいます。
 福島が近付いた辺りで、デッキへの扉を開けて、暫く波を追い掛けてみたりして。
 船の作る波を覗き込むのって、なかなか楽しかったりします。
 面白い形をしているよ。
 関東が近付いても、思った程には暑くありませんでした。
 ずっと無人のフォワードサロンは静かで、思いっ切り開けた視界が嬉しいね。

 すっかり暗くなった中、大洗港に入港したよ。
 下船の順序は、一般徒歩→トラックドライバーさん→乗用車となるので、放送が流れた所で、真っ先に私が下船します。
 定刻ぴったりだね。
 下船用の半券を、案内所カウンターに置かれたボックスに入れて、と。
 前回同様、トラックドライバーさんが20人位、通路でカーデッキが開放されるのを待っています。
 私はその横を通って…、通ろうとしたら、クルーに呼び止められて、もう暫くお待ち下さい、って。
 あれれ?(^^;。
 下から上がって来たクルーが、もう大丈夫ですよ、って言ってくれたので、そのまま下船口まで進んだのでした。
 前後には誰も居なくって、徒歩下船、また私1人だけなのかなあ。
 まあ、時間的なメリットは全く有りませんものねー(^^;。
 入れ違いに、お掃除のおばちゃん4人が乗船しました。
 清掃担当のスタッフも、この船では少な目みたい。

 ターミナルには大きな七夕飾りが2つも有って、あ、もうすぐ7月7日なのですねー。
 季節の移ろいを、すっかり忘れてしまっていました。
 近頃、すっかり落ち着いてしまったみたいで…。
 そんなの、ちっとも嬉しくなんて有りませんよお。

 商船三井フェリーの窓口を覗いてみると、テーブルに輸送店向けの書類が何種類か置かれていたので、私も貰って来ましたです。
 「2010/04/30 飲酒運転禁止のお願い」には、飲酒運転が疑われるトラックドライバーにはアルコールチェックを行なうこと、「2010/02/16 積荷虚偽申告について」には、実車を空車と申告しているという通報が度々有るので、本当に空車なのか荷台の確認を行なうこと、「2006/10 固縛用リングの装着について(お願い)」には、ラッシングを4箇所で取ること、「2009/09 船内電源作業時の感電事故について(重要)」には、冷凍車のボディに触れた作業員が感電した事故が有ったこと、そういった内容で。
 船内での事故や不正は度々発生するのでしょうし、企業として当然の防止対策なのです。
 ドライバーさんが、命と同じ位に大切なサービスラインやエマージェンシーラインを取らず、そのままトラクタを発進させてしまうような事故も、度々有りますものね。
 あ、あと、船内の売店でEdyが使えるようになったとの掲示も有りましたあ。

 フェリーターミナルの食堂、かつては下船後にご飯が食べられたのですが、オーダーストップの時間が早まってしまったみたい。
 ぎりぎりアウトなのです。
 「さんふらわあふらの」は、週末を前に、結構混雑しているよ。
 前回は、水戸駅までの路線バスに置いて行かれそうになったので、ターミナル玄関前で待機します。
 大洗も、小雨だね。
 バスはバス停前でクラクションを鳴らして、到着を知らせてくれました。
 ここからの乗車は4人。
 徒歩下船の方は、他にもちゃあんと居たのでした。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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