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旅のしおり

 ここには、商船三井フェリー「さんふらわあさっぽろ」苫小牧−大洗、の乗船記があります。
 北海道での短い滞在を終えて、苫小牧に戻って来たです。
 西埠頭通から市営バスに乗ると、車内には数人のお客さんしか居なくって。
 寂しいな。
 もう夏休み期間中なのですけど。
 お客さんの流動としては、圧倒的に札幌を指向しているので、いくら最寄りとは言え、苫小牧の人気はあまり無いのかもしれません。
 私はですね、殆どが苫小牧駅利用です。
 電車好きなのですもん♪。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■11/07/28 商船三井フェリー「さんふらわあさっぽろ」乗船記 苫小牧18:45−大洗14:00

 市営バスは空いていましたが、ターミナルの乗船手続きカウンターは、大賑わいでした。
 窓口は全て開いていて。
 私はネット予約の上、乗船名簿をプリントして持って来ていたので、そのまま列に並びます。
 カジュアルの運賃は、13,300円。
 既にもう、乗用車とオートバイの乗船が始まっていて、同乗者と徒歩のお客さんも、間もなく乗船開始になるとのこと。
 ちょっと早く来過ぎちゃったね。
 …こら(^^;。
 普段の私はいっつもぎりぎりに乗るけれど、バスが他に無いのですもん。
 ネットカフェから歩いて来れば、もうちょっとのんびりも出来たけれど、実は今朝から体調があまり良くなくって。
 昼間、温泉を諦めたのも、そういう事情が有ったりします。
 いくら北海道とは言え、真夏の竹浦をえっさえっさ歩いたのは、かなり堪えたよー。
 私は、炎天下を歩いて来た汗が、船内の冷房で急速に冷やされるのを感じながら「さんふらわあさっぽろ」の通路を歩いていて、また暫く北海道とはお別れなんだなって、寂しい気持ちになっていたのでした。

 まずは、荷物を自分のベッドに置いて来ちゃおうかな。
 指定されたカジュアルのお部屋は、333号室。
 定員30名の、1段ベッドのエリアだね。
 大洗航路では、未だかつて2段ベッドのお部屋を割り振られたことが無いのですけど、あちらはグループのお客さんメインで使っているのかなあ。
 出航後に確認したら、333号室も完全な満席では有りませんでした。
 ベッドには既にシーツが敷いて有るので、カーテンだけ引いて、と。
 ランプを確認すると、確かにコンセントが付いていました…。
 今まで、全く気が付いていませんでしたよお(^^;。

 出航前に、取り敢えず船内を一回り。
 この瞬間が、実はかなり楽しかったりします♪。
 わくわくするよ。
 これから20時間、のんびり過ごせちゃうのですもん。
 割と呑気な船旅、一人ぼっちの船旅。
 お願い聞いて下さい、勝手な期待(^^)。

 廊下には「船上のカメラマン さんふらわあ船長の写真館」ってことで、船長さんが撮られた写真が掲示されていたりして。
 綺麗で貴重な写真だよ。
 そのうちの一つが外れて落ちていたので、壁に貼り直します。
 でも、後で見たら、また落ちちゃっていました。
 船内を巡回していたクルーが、気付いて貼り直していましたけど…。
 やっぱり、その後また落ちてしまうのでした(^^;。

 案内所のカウンターでは、JRの時刻表が自由に閲覧出来て、便利です。
 お子様のスリッパと浴衣は、無料でレンタルして貰えるのですね。
 知らなかったよ。
 スタンダード区画の給湯室には、電子レンジが装備されていて、便利そう。
 例によって、私は何を持ち込みをしていないけれど…。
 あ、あと、さんふらわあ船内スタンプラリーっていう企画をやっていて。
 今回、私は参加しませんでした。

 程無く、出航の時間が近付いたので、デッキへと向かいましょう。
 北海道ともお別れ。
 次は、一体いつ来れるやら。
 いつも以上にセンチメンタルな気持ちなのです。
 あ、出航を告げる船内放送のチャイム、以前とは機材が変わっていたっけ。

 デッキに出てみると、霧が濃くってびっくりなのです。
 さっきまでは、そんなこと無かったのに。
 ターミナルの建物が見えません…。
 「さんふらわあさっぽろ」が動き出すと、大きく汽笛が鳴ります。
 …直下に立っていたので、かなり驚いたよう(^^;。
 出航のときに汽笛を鳴らしてくれるのは、嬉しいですよね。
 そんな呑気なことを考えていたら、その後、何回も何回も汽笛が鳴って。
 これは、危険回避の為に、必然として鳴らしていたのですねー。
 なんせ、この濃霧ですから。

 真っ白い中を進んで行くと、他のお客さんも殆ど船内に戻られて。
 私もご飯にしましょうかあ。
 苫小牧のターミナル内のレストランで済ませてしまおうかとも思ったけれど、やっぱり船内で食べたいですものね。
 バイキングで無ければ、もっといいのですけど。
 自販機で、セット券2,300円を購入したよ。
 残りは明日のお昼のカレーに使いましょう。
 自販機の表記は、日英中韓の四カ国語対応。

 はい、お約束のデザートの写真です。
 アイスが新たに加わりましたあ。
 全部で3種類。
 これは、ハスカップのアイスです☆。
 他のメニューは、以前より種類が減った気はしますけど、前日に乗船した太平洋フェリーより、私は商船三井フェリーのバイキングの方が好きかな。

 食後、またまた船内を回って、と。
 インフォメーション前に置かれていた、「まんが 地球にやさしく産業と暮らしを運ぶ これが内航海運だ!」が私はとっても気に入りました。
 一冊貰って帰りましょう(^^)。

 さんふらわあ文庫には、特に読みたいコミックは無かった感じ。
 そうそう、「さんふらわあカフェ」の営業に関しての掲示が有ったので、試しに使ってみようと思っていたのに、何故か翌朝の営業は有りませんでした。
 特に放送でも触れていなかったですし。
 ぷんぷん(^^;。
 最繁忙期の、ごく僅かな期間の営業なのかなあ。

 あと、船内のショップで、レジの打ち間違いが有ったり。
 さんふらわあチャリティーステッカーを2種類と、さんふらわあアマンドショコラを買って、その後にお風呂に入っていたとき、アマンドショコラの値段が違っていることに気が付きました(^^;。
 賞味期限が近いからか、大幅な割引になっていたのですけど、その割引が反映されて無くって。
 ショップに戻って事情を説明したのですけど、レシートを貰っていなかったから、調べるのにちょっとだけ手間がかかったり。
 レジの操作を見ていたら、バーコードのスキャンでは定価が入り、その後に手動で値引き操作をしなくちゃ駄目みたい。
 あ、これは間違えます。
 さっきのレジ、バイトさんだったもんね。
 てことで、441円が返金されたのでした。
 何か疲れたあ(^^;。

 揺れは全然無く、夜はぐっすりと眠って、体調もすっかり回復したです。
 癒されちゃいました。
 デッキを覗くと、小雨が降っているみたいで、外のお散歩は断念。
 基本、私は夏のフェリーって好きじゃあ無いのですね。
 こら。
 夏のフェリーと言うか、夏のデッキが。
 べたべたとした潮風が嫌なんだもん。
 真冬の冷たい風に吹かれるのが好き。
 デッキに出るなら、フェリーは冬がいいよねっ。

 後はベッドでごろごろ過ごして、お昼にはカレーのバイキングを食べると、間もなく大洗だね。
 お昼のレストランも、結構な利用者さんが居ましたよー。
 4種類のカレーと、サラダのバイキング。
 サラダってゆーか、レタスしか置いてませんけど。
 あ、そしたらこれって、ハネムーンサラダじゃん!。
 レタスだけのサラダは、lettuce only→let us onlyって読めるので、2人きりにして!って意味から、ハネムーンサラダと呼ばれています。
 まあ、私は1人で乗船しているので、全然関係が有りません。
 寂しいね(^^;。
 ちなみに現在(平成23年9月中旬)、レタスの相場が大層お高くなっているので、このサラダが今どうなっているのかは不明です。

 港外で汽笛を鳴らして、定刻で大洗に到着します。
 津波の被害は、ちょっと見た感じでは分かりません。
 ただ、悪天候のせいもあるのでしょうけど、大洗サンピーチには人が殆ど居なくって。
 この時期、こんなに人が居ない大洗は、初めて見ました…。
 ボーディングブリッジも津波で破壊されたので、タラップからの下船となります。
 太陽に守られての歌が小さく流れていたよ。

 結構愛用していた、ターミナルのレストランも売店のみでの営業だったり、全てが元に戻るまでには、もう少し時間がかかりそうな大洗でした。

 水戸駅行きのバスまでにはかなりの時間が有るので、大洗駅まで歩きましょう。
 雨降りだから面倒だあ…。
 と思ったら、大洗町循環バス海遊号が来たので、そっちを採用したよ。
 数人のお客さんと共に、大洗駅へと。
 バスから見たターミナルの建物には、大きく「がんばっぺ!茨城」と書かれていたっけ。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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