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旅のしおり

 ここには、関西汽船「さんふらわあこがね」松山−今治、の乗船記があります。
 松山駅前からリムジンバスに乗って、松山観光港へと戻って来たよ。
 ぱらぱらと雨が降り出しちゃいました。
 明るい昼間に来島海峡大橋を見るのが目的だったので、ちょっとだけ憂鬱な気持ち。
 現地の天気予報までは確認していませんでした…。
 しなくちゃ駄目でしょ。
 この便の乗船手続きはフェリーターミナルのカウンターでは無く、車輌の受け付けをしている別の建物となります。
 駐車場の片隅を歩いて、関西汽船の小さな建物へ行くです。

 丁度「さんふらわあこがね」が入港して来た所だよ。
 接岸する所まで、ほわほわと観察しちゃいました。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■08/01/11 関西汽船「さんふらわあこがね」乗船記 松山11:50→今治13:30

 この便も、ネットから予約済みなのです。
 折り返し届いた予約確定のメール、タイトルはちゃんと「関西汽船乗船予約についてのご回答」になっていました。
 昨日の「ブルーダイヤモンド」では「ダイヤモンドフェリー乗船予約についてのご回答」になっていたし、差し出しのアドレスは同じなのに、律義です。
 フェリーさんふらわあのサイトも随分と縮小されて、とうとう時刻表だけになってしまったのですが、どうしちゃったんだろ…?。

 ともあれ、お金を払って、と。
 2等の利用で、960円です。
 係の人が案内してくれるそうで、それまで建物内でお待ち下さい、とのことでした。
 掲示やパンフレットを眺めつつ過ごします。
 やがてお迎えが来て、長い連絡通路の、その反対側から階段を登って、「さんふらわあこがね」の船内へと進むよ。
 「さんふらわあこがね」に乗船するのは初めてなので、嬉しいな。
 松山からの徒歩乗船は、私一人だけでした。

 乗船券を見せると、クルーが奥の方の2等船室へと案内してくれました。
 結構広いスペースがあるのですが、他に誰も居らっしゃいません。
 空いていても、1人で使える毛布とマットレスは1枚のみです、みたいな掲示がありました。
 それはそうですよね。
 私はハンガーだけ使うです。
 クルーによると、松山から車で乗船の方が、同室ということでもう1組居らっしゃるそう。
 左は船尾のホールですが、やっぱり誰も居らっしゃいません。
 大分からの2等船室は相部屋状態だったから、こっちの方が快適そうなのにな。
 まあ、皆さん、ほぼ全員がお昼寝されてましたけど。
 船でのお昼寝って、気持ちいいですもんね。
 単に暇を持て余しているのかもしれませんけど(^^;。

 もう出航時間なので、デッキに出て、本当に短い滞在だった松山とお別れするよ。
 10分位遅れての出航になりました。
 船内放送によると、営業中のレストランは間もなく閉店するそうなので、ご飯を食べに行きましょう。
 レストラン内、殆ど無人だね。
 今治出港後の営業は無いそうです。
 あれれ、前回のダイヤモンドフェリーでは営業していたのにな。
 レストランはカフェテリア方式なのですが、私はなんとか定食みたいな、お弁当にしてみましたあ。

 正式な名前は忘れちゃいました。
 何もおかずの置かれていないスペースが寂しげ…(^^;。
 お値段は600円。
 食べたいならオススメ、天然だよー(うそ)。
 でもでも、結構美味しかったです。

 ご飯の後は、お風呂だね。
 掲示を見たら、松山〜今治は展望浴室の営業時間外だったけれど…。
 一応覗きに行ってみたら、鍵とかはかかっていなくって、フツーに入浴出来ました。
 他にも、入っている方が1名。
 窓の外の景色は、曇り空で殆ど何も見えませんねー。
 2等船室に戻ると、同室の方はカップルさんで、もうお休みになっていました。

 私は、船内をうろうろとお散歩。
 船内のインテリアとか、結構凝っているみたい。
 さすがに、今となっては古ぼけちゃってますけど。

 左の写真、ここがサロンっていうのは、どうなのかと(^^;。
 窓から景色を見つつ、橋が近付くのを待ってようかと思ったけれど、あまりにも見通しが悪いので諦めました。
 各コンセントには、個人の責任において充電に使用出来ます、みたいなテプラが貼ってあって。
 ん、これも納得の掲示なのです。

 そして、レストランと売店の間には、こんな畳敷きの臨時席があって。
 カーテンは一応ありますけど、自販機の目の前だし、本当にロビーの片隅だし、落ち着きません…。
 年末年始の混雑時に使っていたのでしょうねー。
 こんな席を割り当てられたら、泣いたたたー、なのです。
 ミルクとビールを一緒に売っている自販機は、フェリーならでは、でしょうか。

 橋が近付いて来ると、「さんふらわあこがね」は大きく舵を切ります。
 そろそろ来島海峡大橋だね。

 デッキに出ると、冷たい雨がぱらぱら降っていて。
 ぱらぱらと言っても、外に居ると結構濡れちゃいます。
 風も強いなあ。
 信号が「1」と「↓」と「S」を繰り返し表示していますが、意味は全く分かりません(^^;。
 軒先に隠れて、橋の下を潜ったときだけ、手摺の方まで出て行ったのでした。
 そんなことをやっていたら、寒さで掌の感覚が…。
 はわわー。
 ともあれ、ここを通るのはいつも夜中だったので、やっと景色の確認が出来ました。
 満足しましたあ。
 でもやっぱり、「さんふらわあこがね」のデッキは日溜まりの中が良かったな。
 その花は、太陽を仰いで、風を受ける花なんですもん。

 橋を抜けると、もう今治はすぐそこです。
 約20分遅れでの到着になりました。
 徒歩下船は私だけ。
 徒歩乗船もおねーさん1人だけなのでした。

 さあて、今治駅まで歩きますよー。
 乗り換える列車まで、余裕は結構あるので、全然慌てません。
 ゆとりは大切ですよね。
 というか、単に列車が無かったんですけど。
 今度こそ瀬戸内海倶楽部のカードを作ろうと思いつつ、そんなには利用しないかなあ、なんて思って、またまた作らなかった私なのです。
 それで後悔するんだ、きっと(^^;。

 それより、雨が結構強くなって来たみたい。
 我慢して歩いてみたものの、国道を渡る歩道橋の辺りまで来た所で諦めて、傘をさします。
 かなりびしょびしょ。
 なら、最初っから傘をさせば良かったのにね。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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