■07/11/21 ダイヤモンドフェリー「さんふらわあごーるど」乗船記 大阪南港18:50→別府観光港06:30
出航の1時間前、関西汽船の窓口へ行くと、窓口が全て開いていて、「ツーリスト」と「スタンダード、デラックス」で窓口を別にして混雑を分散させていました。
ほぼ満席ですもんね。
掲示によると、ツーリストにはまだ空きがあるみたい。
乗船名簿を提出すると、予約はしてありますか?、って聞かれちゃった。
あれれ?、予約番号の記入欄に、ちゃんと番号を記入しておいたのにな。
窓口の人も、まだ慣れてないのかしら。
ここで、就航記念のペンセットを頂いて。
お部屋のカードキーも、ここで渡されたよ。
オートロックなので、その注意が書かれた紙も一緒に。
このカードキーには、三色ある船内通路の案内に「レ」が印字され、更に「6F 右舷 / Starboard」の表示もあって、面白いし親切だと思います。
船内では、エントランスからこの色のカーペットに沿って進めばいい訳ですねー。
案内所の労力も軽減されそう。
振る舞い酒もあって、船内のレストラン前では、船名入りの升が配られていました。
それじゃ、早速乗船しようっと。
ターミナルのながーい通路を歩いて、タラップから乗船です。
入口では、事務長さんと海上保安庁の方が並んで迎えてくれました。
船内にエスカレーターは無いので、階段での移動となります。
あちこちに、関係各所から贈られたファレノプシスの鉢植えがずらっと並んでいて、蘭のお花畑みたい。
華やかなのですよお。
ちなみに左は↑、レストランに置いてあった、調味料のお花畑でーす(笑)。
とりあえず、お部屋に行って、荷物を置いてこなくっちゃね。
私達のお部屋は、二人用のスタンダードです。
あ、左のお写真は↓、ちょっと覗いてみたツーリストのお部屋。
室内には、洗面台とテレビがあって、コンセントが複数あるので、便利だよ。
机はちょっと小さいけれど、予備の毛布もありました。
ただ、クローゼットはあるのに、肝心のハンガーが無いので、何の役にも立ちません。
クルーに聞いてみたら、そういう仕様なんですって。
変なの。
それと、家庭用と同じエアコンが置いてあるものの、集中制御なので暖房にしか使えず、もう暑くって仕方無いのでした。
これは船だと仕方無いのかなあ。
せめて送風に切り替えられればいいのにな。
テレビはデジタルハイビジョン対応のアクオスなので、画質は凄くいいですよー。
でも何故か、地上波も地デジもBSも、受信不可になることが多かったです。
アンテナが悪いのかなあ。
室内のテレビでも見られる航路案内表示には、現在の速力が表示されるのですが、淡路島の先辺りから「この区間は減速区域です」の表示に強制的に切り替わってしまいました。
速度を見せちゃ、まずいのかしら。
更に先へ進むと「只今調整中です」と画面が真っ黒に…。
まずい所を進んでいるとかー?(^^;。
暫くしたら、再起動の画面が2回出て、復活。
別府入港前には、22ノット近く出ていました。
カード型のルームキー、「きそ」の初航海時にはトラブルが続出していましたが、今回は調子が良かったみたい。
回収の手間がかからないのは、お互いに便利ですよねー。
オートロックで、いちいち鍵を閉めなくってもいいですし。
さあて、船内の探索に出かけましょうか。
バイキング方式のレストランは、出航してからでいいかな。
そのお隣りには、フリースペースのサロンがありました。
入口にサロンって書いてあったので、サロンなのですが…。
これがまた、味も素っ気も無いシンプルなお部屋なのですね(^^;。
喫煙可なので、灰皿が置いて有ります。
レストラン入口では、持ち込みを厳しくチェックしていたので、お弁当持参の人達をこちらに誘導していました。
ちなみに、船内の表記は、日英中韓の4ヶ語で統一されています。
売店の品揃えは少なめで、さんふらわあのグッズの方が多いくらい。
クリスタル9,000円は、船内で売っているグッズとしては最高価格に近いかも。
ちなみにこのクリスタル、船名決定のときに配られたものとは違っていました。
写真を見直していたら、ライト小500円がちょっと欲しくなったりとかして。
タオルを忘れた友人がタオルを買おうとしたら、お安いシンプルなものは無くって、さんふらわあ柄の750円のタオルを買うことになっちゃいました(^^;。
パンやおにぎりなんかの軽食は無く、それはニチレイの自販機を使うことになります。
カウンターでは、1,000円のお弁当を販売中。
1種類だけですが、無くなるとちゃんと補充されていました。
中身は不明だし、ちょっとお高いです。
カウンターには、乗船記念のスタンプと、「PORT OF OSAKA」のプレートも置かれていたよ。
エントランスからの階段に、ロープが回してあるのは面白かったな。
こういうのは、船らしくっていいですね。
いくら豪華になったとしても、陸上のホテルと全く一緒じゃ、楽しくありませんもの。
出航時刻になったのでデッキに出てみたけれど、舫いもかかったままだし、出航する気配が全然ありません…。
仕方無いのでお部屋に戻ろう。
この船って、船内放送が少ないみたい。
自動放送で注意事項なんかは流れているのですが…。
こっちは、同じ内容を2回繰り返すし、英語も流れるしで、結構くどいの。
まだ操作に慣れていないらしく、マイクのスイッチがONのままになってしまい、案内所の会話が船内にひたすら流れちゃったりとかも…(^^;。
それにしても、定刻から20分経っても30分経っても出航せず、何の案内も無いので、状況は全く分からないのでした。
結局、40分遅れで出航しましたが、やっぱり何のお知らせも無くって。
折角の初日なのに、新造船の案内とか挨拶も皆無なのですよー。
それはちょっと寂しいね。
デッキから見ていたら、19:30発の宮崎カーフェリーの方が、先に出航して行っちゃいました。
満員だったレストランにも空きが出来たみたいなので、ご飯を食べよー!。
今夜はレストランの営業時間、延長していたみたい。
メニューは豊富で、少しずつおかずを取って行ったのに、お皿が山積みの凄いことに…。
関西汽船お得意のおでんもやっぱりあって。
マグロとカツオのお刺身もありました。
個人的に嬉しかったのは、お稲荷さんがあったこと。
デザートのミニケーキは、抹茶オンリーなのがちょっと寂しかったけれど、おかずを取り過ぎちゃったので、とてもそんなには食べられません。
入口からは見えない右手奥に座ったら、ここは殆どドライバー区画みたいな感じになっていて、賑やかなのです。
クルーが回って禁煙の説明をしていましたが、知らない人もいるみたいで、いきなり守られていません。
それは困り物なのですよー。
船が遅れてるのは参ったなあ、なんて声も聞こえてたっけ…。
レストランの営業時間は、夕食が18:15〜20:15、朝食が05:30〜06:15ですって。
夕食だと、大人は1,500円、子供は1,000円のバイキング。
朝食だと、大人は800円、子供は600円の、これまたバイキングです。
寄港便の松山港限定で、とろろ昆布うどん500円、きつねうどん500円、総菜ミックス300円が出現します。
あ、むしろこっちを食べてみたいかもっ。
味は普通だと思いますが、殆ど冷めてしまっているので、実はあんまり有り難みがありません。
船では珍しくコーンスープがあったので飲んでみたら、コーンスープと中華スープとカレーが混ざったような、不思議な味がしたのでした。
自分の味覚が変になったのかと思って、友人にもその場で飲んで貰って、確認しちゃいましたもん。
ドリンクバーは、まあ普通かな。
私は食べていませんが、パンも3種類あったっけ。
丁度明石海峡大橋が近付いて来たので、デッキに出て見学したよ。
お風呂は、やっぱりちょっと小さめみたい。
洗い場が8箇所、ロッカーが16個ありますが、ちょっとした順番待ちになってます。
ロッカーのキーは本当にキーだけで、腕に付けるバンドとかは無いので、無くしちゃったりしそうだし。
何時迄開いているのかは、もう忘れちゃいました。
こら。
翌朝も、覗いてみたら鍵はかかっていなかったので、入れたのかしら。
さあて、私は二段ベッドの上段によじ登って、もう寝ちゃいます。
さすがに眠くって。
翌朝、レストラン開店の放送が流れるまで、ぐっすり眠っていたのでした。
友人は、深夜2時頃に廊下が騒がしかったって言ってたけれど…。
レストランはどうせ混んでるだろうし、食欲も無いので、利用はパスしちゃいました。
コーヒーや軽食の販売があるのか、特に案内は無かったです。
もう下船だねー。
デッキに出ると、丁度朝日が上る所で、別府観光港に到着。
30分遅れになりましたが、やっぱりその理由は明らかにされません(^^;。
船内放送では、別府駅までのバスがちゃんと案内されて、料金まで伝えてくれるのは親切だって思います。
下船口では、テレビのカメラが撮影をしていましたねん。