■13/04/04 商船三井フェリー「さんふらわあふらの」乗船記5 大洗18:45→苫小牧13:30
「ガールズ&パンツァー」のファンで賑わっているらしい大洗、駅構内にもその片鱗が窺えます。
バスの車窓から見ていたら、「ガールズ&パンツァー」への取り組みに熱心なお店やホテルも、結構沢山有りました。
商売繁盛に繋がるなら、いいですよね。
どんな分野でもそうですけど、熱心なマニアはお金を惜しみませんし。
幸い、ここ大洗は、ファンと地元の関係も良好みたい。
普段なら、駅からフェリーターミナルには歩いて向かうのですが、丁度17:30発の循環バス海遊号が停まっていたので、そちらに乗り込みます。
電話予約のときに、「17:30には乗船手続きを済ませて下さい」って言われていたのですけど…。
そもそも、電車の到着が17:22なのに、間に合う筈が有りません。
分かりましたあ、って返事はしたけれど、守る気が全く無かったとゆー…。
ごめんなさい(^^;。
でも、出航が18:45なのに、いくらなんでも早過ぎませんかあ?。
そうこうするうち、17:42になると、携帯に催促の電話がかかって来ました(^^;。
それとは別に、私が乗車したバスは、「アクアワールド大洗ルート」だったことが判明!。
フェリーターミナルへ入るのは、「大洗サンビーチルート」なのですけど…。
まあ、しょーがないや。
車内に掲示してあった路線図を見て、フェリーターミナルに一番近い、ほっとサロン何とかっていうバス停で降りましょう。
…何とか?。
文字が細か過ぎて、読み取れないのですよう(^^;。
バスは地元の人達数人を乗せて、既に閉館しているアクアワールド大洗を大回りしつつ、のんびり走ります。
これで、ますます乗船手続きが遅くなりますねえ。
バス停からは、徒歩10分程で、フェリーターミナルに到着っ。
18:00ぴったり位だったかしら。
うん、いい感じ。
何がいい感じなんですかあ(^^;。
乗船名簿を記入して、カジュアルの運賃11,500円を、クレジットカードで支払います。
窓口前の案内板を見ると、上等級はほぼ埋まっているみたい。
カジュアルも△印なので、ちょっと意外な感じです。
さくっと船内へと進むと、私のベッドは、12人部屋の真ん中の下段でした。
上段もいくつか埋まっていますが、私の直上には誰も来られず。
このタイプのカジュアルルームは初めてなので、ちょっと新鮮な気持ち。
ベッドランプにコンセントが有るのは、助かりますね。
シーツが既に敷いてあるのも、嬉しいです。
同室の皆さんは凄い大荷物なので、一体どんな旅をしているのか、かなり気になったり。
私は、荷物がとっても少ないです。
その少ない荷物を置いて、私は船内の探索に出ます。
うーろうろ。
勝手知った船内では有るのですけど、最近は「さんふらわあさっぽろ」にばかり乗船していたので、体が「さんふらわあさっぽろ」のモードから切り替わらず、色々と堂々巡りをしちゃいました。
例えば、展望ラウンジが独立しているのに、ここを経由してレストランへ行こうとしたり。
お風呂場の場所とかも…。
方向感覚は間違い無いけれど、それが構造と一致しないっていう実例なのです(笑)。
ともあれ、レスランでご飯にしましょう。
セット券2,300円を自販機で購入したよ。
スタンプを押してくれたおねーさんから、「船酔いで明日のご利用が出来なくても、払い戻しは出来ませんので」っていう確認が有ります。
はあい。
船内放送でも、レストランとセット券の案内の後、同様の注意を促していました。
もう既に、揺れるのは確定なのですかあ。
ちょっと憂鬱な気持ちに…(^^;。
実際、前日まで爆弾低気圧が猛威をふるっていて、欠航が続いていたのですよね。
入れ替わりに大洗へと到着する深夜便も、大幅に遅れているみたい。
実はこの後、またまた爆弾低気圧が発生して、欠航が続いたりしていました。
私は丁度、その隙間で乗船したことになります。
程無く船長さんからの挨拶と案内の放送が流れて、大洗の港外に出てすぐ、それなりの揺れが予想されます、とのことでした。
22ノットまで加速して、船体が陸地と平行になれば、揺れはかなり小さくなるそうなので、それまでの辛抱かなあ。
船体がナナメになっていると、それは確かに揺れそうなのです。
私は、さくっとご飯を食べてしまいましょう。
船内の人の多さと比べて、レストランの利用者さんは少な目みたい。
家族連れの多くは、皆さん万全の体制で食料を持ち込んでいましたし。
それが普通なんだと思います。
だからか、翌日のお昼の営業は、15分短縮されていましたよん。
私も、お昼は利用しませんでした。
公式サイトによると、お昼のレストランは、コーヒーのみの喫茶利用も出来るようになったのですね。
夕食の「さんふらわあふらの」季節メニューは、筍と椎茸の煮物と菜の花のお浸し。
他にもおかずは沢山で、全種類を食べるのは大変そう。
私は勿論、無理でした。
それでは、メニューの一例です。
左の写真は、コーヒーといちごのアイス、ケーキにパイナップル。
以前は、ケーキにさんふらわあのマークが入っていたのですが、それは止めてしまったのですね。
残念です。
右の写真は、コーンポタージュスープとアップルジュース、マンゴープリン。
コーンポタージュスープがなかなか美味しくって、おかわりしちゃいました。
ただ、常時加熱しているわけでは無いので、ちょっと生温い感じなのが残念かなあ。
メロンパンとナタデココヨーグルト。
って、私は、デザートメニューばかり食べていたのでした。
夕食なのに、ひとり喫茶利用状態なのです。
そうこうするうち、「さんふらわあふらの」は出航。
1分ちょっと、早発しています。
そして、港外に出た途端、揺れ出しましたよお。
レストランでは、台の下に積まれていた、予備のお皿が揺れで崩れて、通路に散らばります。
その大きな音に、皆さんびっくり。
私もびっくり。
急いで自分のベッドに戻ったのでした。
疲れのせいか船酔いのせいか、何だかとっても眠くなって、私はそのまま寝てしまうのでした。
寝てしまえば、船酔いで吐いたりすることもないでしょうし。
それは作戦成功だったみたい。
夜中に目を覚ましたときには、揺れも収まっていました。
あ、お風呂に入り損なっちゃったなあ。
なあんてことを考えながら、またそのまま寝てしまうのでした。
翌朝は、かなり早くから目が覚めます。
そうしたら、空気が乾燥していたせいか、せきが止まらなくなっちゃって…。
いくらなんでも同室の皆さんに迷惑なので、ベッドを脱出。
デッキに出てみると、お外はいいお天気なのでした。
さすがにちょっと寒いかも。
お風呂がオープンしたところで、お風呂に直行なのですよ。
昨晩入り損ねてしまったので、のんぴりのんびりします。
ついでに、滅多に食べない朝ご飯を食べにレストランへ。
昨晩の夕食とは、メニューを変えているのが凄いのです。
デザート類はそのまんまだと嬉しいのですが、さすがにそれは有りません。
メロンパンも無いよお。
もふもふしたかったのに!(笑)。
後はもお、入港までのんびりなのです。
売店を覗いたり、デッキに出たり、またお風呂に入ったり。
さんふらわあ文庫には、特に読みたい本は無かったです。
その代わり、沢山のパンフレットを眺めて過ごすのでした。
売店も、品揃えは充実しているよ。
エディも使えますし。
案内所のカウンターには、JRの時刻表も置かれています。
壁には苫小牧港からのバス時刻表が掲げられていますが、私が乗る予定の新千歳空港行きはフォローされていません。
あれれ?。
バス利用に備えて、両替機で1,000円札を100円玉に両替しておきましょう。
お腹が空いたので、自販機でお菓子と牛乳を買って、デッキで食べます。
真っ白な雪を頂いた、北海道の山々が見えて来ました。
恵山岬の沖合いでは、放送で現在地と入港の案内が流れていたっけ。
長距離フェリーでの入港前って、ものすごーく時間が経つのが早い気がします。
1時間があっという間なんですもの。
1時間前になると、もう入港したも同然ですよねー。
デッキでは接岸の準備が始まって、船内も慌しい雰囲気になって来ます。
案内放送では、入港後も接岸作業に時間がかかります、徒歩での下船は13:45頃になるでしょう、とのことで。
接岸してから下船を待つ時間って、とっても長く感じますよねえ(^^;。
実際には、13:35には下船することが出来ました。
時間短縮の為に、下船用の半券はあらかじめ切り離して貰えると助かります、みたいな放送が流れて。
むー、時間、そんなに厳しいのかしら(^^;。
お隣りには、太平洋フェリーの「きたかみ」が居ますねん。
徒歩下船の人達は、やっぱり少な目なのでした。