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旅のしおり

 ここには、商船三井フェリー「さんふらわあふらの」苫小牧−大洗、の乗船記があります。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。
 行きは飛行機、帰りはフェリーっていうのが、今回の私の選択だよ。
 フェリーなら、旅の余韻に浸りながら、ゆったり帰れますものね。
 そう言っても、周囲の友人達は、誰も分かってくれなくって。
 飛行機で帰れば早いのに、なんていう人達ばかりな人混みの中、立ち竦んだりもしちゃいます。
 自分一人が、選ぶ道を間違えているようで…。
 それでも、わざと少し遅れて帰って、ふわり微笑む位の余裕も大切かなあ、って。

 上の写真は、「さんふらわあふらの」船内の、敷物シリーズっ。
 こんな些細なことを見て歩くだけでも、結構楽しいよ。
 船旅は、楽しいことを沢山くれるのです(^^)。 

■09/10/06 商船三井フェリー「さんふらわあふらの」乗船記4 18:45→14:00

 今回の乗船は、丁度“シングル・スタンダード”キャンペーンが始まったばかりの日だったので、それを利用します。
 二ヶ月も前から、予約センターに電話をしたよ。
 さくっと洋室が取れました。
 支払い方法は、コンビニかカードかを聞かれたので、カードを選んで。
 口頭でカード番号を伝えて、その場で決済は完了。
 何しろ、申し込んだのが早いので、旅立ち前に口座からの引き落としも完了してしまいました。
 乗船手続きの手順を説明してくれようとしたおねーさんは、私の電話番号から乗船履歴を引っ張って、大丈夫ですよね、という確認が有りました。
 はあい。
 そんなに何回も乗っているわけではありませんが、色々なお約束は承知してまあす。

 その後、乗船が近付いた頃になって、日付を間違えて予約してたりしないかが急に心配になって、貰った予約番号をネットから確認してみると、ちゃあんと合っていました。
 ほっ。
 「スタンダード洋室大人1名。無賃ルームチャージ3件」との記載が有ったよ。

 レンタカーで辿り着いた苫小牧、晩ご飯は済ませてしまおうと思ったけれど、やっぱり船内のレストランを使うことにして、そのままターミナルに向かいます。
 レンタカーを駐車場に入れて、カウンターで返却の手続き。
 おねーさんが車の確認をしている間に、私はカウンターに置いて有った、西港フェリーターミナルのスタンプを押します。
 こんな所に、スタンプなんて有ったんだ。

 乗船手続きをすると、徒歩の乗船開始は17:30からと案内されて。
 まだ30分以上あります。
 まあ、私はやることがいっぱい、いっぱーい有るので…。
 もお、怪しいなあ(^^;。

 ここで、「船内レストランのご案内」を貰ったよ。
 秋の新メニューは、「ふらの」と「さっぽろ」で違っていて、「ふらの」は秋刀魚卸し煮と秋野菜の揚げ煮びたしですって。
 メニューは、全部で27品とか。
 実は品数って決まっていたのですねん。
 ちなみに、朝食は26品、昼食のカレーは4品ですって。
 夜の営業は18:00から19:30までで、1,800円です。
 セット券は、2,300円。
 プラス500円で、朝食か昼食が食べられるなら、お得なのです。

 実際の乗船開始は、10分程遅れて、17:45になりました。
 私は、ある程度の時間を空けて、のんびりと乗船します。
 長い通路をとっとこ歩くよ。
 いよいよ船旅の始まりなのです☆。

 まずは、インフォメーションでキーを受け取りましょう。
 何故か、随分と沢山、お出迎えのクルーが居らっしゃいました。
 制服を着ていないから、添乗員さんなのかな…?。
 そんなに沢山、団体さんが乗っているのかしら。
 ともあれ、右舷側のお部屋を案内されたので、まずは荷物を置いて来ちゃおう。

 大洗航路の4人部屋を利用するのって、実は初めてだったりします。
 初めて当時の1等船室に乗ったときは、占有料金を支払っての、ツインルーム利用でした。
 「さんふらわあふらの」のこのお部屋は、お馴染みな東日本フェリー風味みたい。
 以前と違うのは、ポケットティッシュが添えられていること。
 特に商船三井仕様ってことは無く、真っ白けなティッシュだったよ。
 なので、貰っては来ませんでした。
 タオルはお馴染みのさんふらわあですね☆。

 四つベッドが有る場合、何処を使うかは好みによるのでしょうが、私はいつも、窓に向かって右側を使うです。
 何となく…。
 さすがに、わざわざ上段を使おうなんて人は居ないでしょうけど。

 それじゃあ、まずはレストランへ行こー。
 券売機の前でちょっと迷ったけれど、セット券では無く、夕食だけを選んで購入しました。
 朝は何も食べなくっていいや。
 って言うか、昼まで寝ててやるんだから!(^^;。

 レストランのおねーさんに食券を渡すと、すかさずスタンプを押してくれようとしたけれど、あ、私はセット券じゃ有りませんよー。
 その様子から察するに、セット券の利用者さんって、多いのですね。
 差額が500円なら、私だって両方利用したいって思いますもん。
 それが、利用者さんと船社さん、両方の利益に繋がるなら素晴らしいことなのです。
 今回の私はですね、とにかく眠くって。
 人魚姫なら、沫になって消えてしまいそうな位に。
 何ですかそれは(^^;。

 さんふらわあ名物の、色違いケーキ♪。
 最初はまだ凍っていたけれど、少し時間が経つと、いい感じになりました。
 パインとメロンも甘くて美味しかったよ。
 ただ、ちょっと食べにくいので、私はケーキばっか食べていました(^^;。
 バニラ・らんらん、ショコラ・らんらん。
 美味しいは楽しいね。
 女子受けも大事かなって思いますし。
 カロリー計算は、気にしない振りで…。

 それから、オレンジジュース。
 基本、味覚がお子ちゃまなので…。
 ここで思い出しちゃいけないのかもしれないけれど、この前に乗った新日本海フェリー「フェリーあざれあ」のオレンジジュースは、何だか妙に薄かったのです。
 そんな所でコストカットをしているとも思え無いので、設定を間違えていたのかなあ。
 アンケートに書いておけば良かったね。
 この「さんふわらあふらの」は、勿論ちゃんとしていたよ(^^)。
 お刺身は、これが有ると、何だか嬉しくなってしまいます。

 入口横のスペースでは、団体さんが定食メニューでお食事中です。
 おかわり自由なご飯とお味噌汁は、別に置かれていました。
 体格のいい男性ばかりなので、トラックドライバーさん?。
 あ、もしかしたら、自衛隊の方々なのかもしれません。
 ちなみに、レストランの利用者さんは、全部で30人位でしょうか。

 そんなこんなで、出航前に私がケーキを沢山食べていた頃、船長さんからの案内の放送が入ったよ。
 台風18号の影響はほぼ無いでしょう、とのこと。
 ただ、関東地方は低気圧に覆われているので、多少の揺れは有るかもしれないって。
 ふわふわり、ふわふわる。
 船酔いの心配は、そんなにしなくっても大丈夫そう。
 揺れるときは揺れるのですし。
 ふわふわる、ふわふわり。

 レストランでご飯を食べている間に、「さんふらわあふらの」は出航しました。
 私は船内をお散歩。
 殺風景だったミーティングルームも、右と左に備品が増えて、ちょっとだけ賑やかになりました。
 こんなに広く、子供たちが自由に走り回れるスペースが取れるのも、船ならではなのです。
 そんな光景を想像しつつ。
 …今は誰も居ないや。

 私は、外洋での船内からの日の出って、実は見たことが有りません。
 だって、眠いじゃないですかあ(^^;。
 年越しクルーズのときだって寝ていた位ですもん。
 筋金なのだっ。

 ゲームコーナーでは、脱衣麻雀の機種のチェックを…。
 しようと思ったら、いつも先客が居らっしゃって、確認は出来ませんでした(^^;。
 一応18禁なので、ちゃあんとカーテンが有って、仕切れるようになっているのですね。
 何だか怪しい雰囲気。
 とゆーか、こっそりこんな写真を撮っている私の方が、よっぽど怪しいのです。

 それから、奥の方には、謎のペットルーム予備室が有ったです。

 室内はどうなっているのでしょうねー。

 売店も、「さんふらわあふらの」は品揃えが豊富なので、色々と選ぶ楽しみが有って。
 ちゃんとした部屋にはなっていないけれど、ちょっとだけ雑然とした感じが、逆にいいかも。
 後は、お風呂に入って、お部屋でのんびりなのです。
 さんふらわあ文庫から、うめももさくらとか借りて来て。
 懐かしいな。
 私も昔、持ってましたよお。

 翌朝は、何故か早くから目が覚めてしまって。
 そんなに食欲は無いので、お菓子を食べたりしつつ、朝もお昼も、レストランの利用はしませんでした。
 外の景色は、ずっと小雨に煙っていて。
 かなり陸に近い所を進んで行くね。
 昨日に続き、ブリッジからの案内が有りましたけど、この先も特に問題は無さそうです。
 自己紹介が無かったのは、ちょっと残念かも。
 なんて、船長さん以外だと、名乗りにくいっていうのは有りますよね(^^;。

 程無く、キー回収のお願い放送が流れたので、案内所へと持って行きます。
 案内所まで行かなくっても、階段の前でクルーが待っていてくれるので、手渡します。
 私は、クルーが部屋を回ってくれるより、自分で持って行く方が好きかな。
 自分のペースを乱されなくって、済みますものね。

 てことで、雨の大洗に入港です。
 私が思っていたよりも、徒歩下船の方が居らっしゃいました。
 10人位?。
 この後は、バスで水戸まで出ますよお。
 実は、このバスに乗るの、初めてだったりします。
 今までは、大洗まで歩いたり、迎えに来て貰ったりだったから…。

 バスの発車まで、まだ時間が有るので、ターミナルのレストランでご飯を食べます。
 定食は殆どが売り切れだったので、ラーメンセット。
 …結構量が多くって、苦しくなってしまいました(^^;。
 窓の外には、雨の中、「さんふらわあふらの」が佇んでいます。
 そろそろ台風が接近しつつある中、苫小牧へと折り返す「さんふらわあふらの」ともお別れですね。

 カウンターには、既に欠航のお知らせが出ています。
 これから乗船予定の人は、大変そう。
 明日が見えないとき、自分だけを責めないでね。
 それより、時間になってもバスが来ないので、展示されているさんふらわあグッズやポスターを見て歩いていたら、いつの間にかバスが到着していて、しかも既に扉を閉めて発車しかけていたので、慌ててバスを止めました。
 はわわ、置いて行かれる所でしたよお(^^;。
 放送が流れる訳では無いので、気を付けなくっちゃ駄目ですね。
 ターミナルからのお客さんは7人だったよ。
 終点の水戸駅前では、バスから傘をささずに駅まで歩いて行けたので、助かっちゃいました。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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