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旅のしおり

 ここには、商船三井フェリー「さんふらわあふらの」大洗−苫小牧、の乗船記があります。
 ターミナルへの到着は、やっぱりぎりぎり。
 チケットの裏面には、120分前までにお越し下さい、って書いて有るのですけど…。
 カウンターで乗船手続きの順番待ちをしていたら、商船三井フェリーから携帯に電話がかかって来ちゃいましたもん。
 あ、もう窓口に居まーす。
 私の前で、まさに乗船手続をしている人の携帯にも、電話がかかっていました。
 今やってますよー、みたいな。
 って、同じ事務所の、すぐ後ろの席から電話をかけていたみたい(^^;。
 すると、お隣りの窓口が開いて、その方が乗船手続きをしてくれました。
 帰りの為に、受け付け印を押した往復無料優待券のコピーを貰うのも忘れずに、ね。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■08/10/01 商船三井フェリー「さんふらわあふらの」乗船記3 18:30→13:30

 車から荷物を降ろしていたら、西鉄観光のセレガがやって来ました。
 こんな所に西鉄のバスなんて、珍しいね。
 一体どんな団体さんなのかと思ったら、「西鉄創立100年記念日本一周ツアー」だそうで。
 09/27に福岡を出発して、14日間であちこち回るそう。
 他に利用するフェリーは、新日本海フェリーの苫小牧東−秋田と、阪九フェリー、名門大洋フェリーですって。
 行きと帰りで、阪九と名門大洋を使い分けてる辺りに、配慮が感じられるです。
 かつては、東京の電鉄系バス会社も、持ち回りでフェリー利用のバスツアーを主催していたんですよね。
 旧ブルハイの営業の方が頑張っていたそうで。
 今ではもう、遠い昔の思い出話になっちゃいました。
 そのツアーパンフを見せて貰ったことが有りますけど、なにしろフェリー利用が前提なので、あちこち激しく移動しまくりの弾丸ツアーだったです(^^;。
 ちなみに、この「西鉄創立100年記念日本一周ツアー」も、行程は結構凄かったよ。
 お値段は\328,000とか。

 それじゃあ、乗船しましょう。
 何か持ち込みをする?、って聞いたら、売店もレストランも船内に有るなら、別にいいって返事だったので…。
 やる気有りますねん(^^)。
 車の積み込みは友人に任せて、私は先に船内へと進みます。
 お部屋は、右舷側の105号室ですって。
 前回乗船したお部屋とは、ベッドの配置が真逆になってるね。
 あれから五ヶ月近く経ってますけど、「さんふらわあふらの」のこと、ついこの間みたいに覚えています。
 さすがに日は短くなって、出航する頃には、もう真っ暗。
 汽笛を鳴らして、定刻で大洗から離れたのでした。
 私達は、「さんふらわあふらの」が港外に出るまで、ずっとデッキに佇んでいて…。
 また、船旅の始まりなのですよ☆。

 同行の友人は食べるのが大好きだし、早速レストランへ行って、券売機で\2,300のセット券を買いました。
 これで、明日は早起きしなくっちゃ、なのです。
 船旅に耐性の無い友人が船酔いしないか心配だけれど、特に強くも無ければ弱くも無いみたいなので、大丈夫だよね。
 船酔いで倒れてくれた方が、静かでいいかもしれませんし…。
 こら(^^;。

 レストランの入口にはハロウィンの飾り付けがしてあって、利用者さんは30人弱位かしら。
 秋刀魚の白雪造りや塩ねぎエリンギといった秋メニューが有って、4種類のお刺身とか、メニューは結構充実しています。
 私は、さんふらわあマークの入ったケーキばっか食べてましたけど(^^;。
 団体の添乗員さんもご飯を食べてます。
 ちなみに、別の友人が添乗員をやっていて、つい先日、ここの航路を利用したって言ってたっけ。
 添乗員さんは、\1,000ちょっとで3食セット券を購入出来るそうで、勿論、ドライバーレストランでは無く、通常のレストランの利用となります。
 お部屋も、ツアーのお客さんがカジュアルルームなのに、デラックスルームを割り当てて貰えるそう。
 いいですねえ(^^;。
 お客さん、行きは一段ベッドだったのに、帰りは二段ベッドだから、ちょっと揉めたりしたそうですけど…。
 あ、それは確かに有りそう。

 ご飯の後は、デッキに出て、夜空の星を見上げます。
 すっごい星空が広がってるね。
 冬の星座を見る為だけに、フェリーに乗るっていうのも、楽しいかもしれません。
 現在地は、いわき沖辺りかしら。
 友人は灯台や星を見るのが大好きみたいなので、何だか色々と感動していたよ。
 そうだよね、船から見える景色って、日常とはちょっと違うもんね。
 空と海と陸と…。
 波間を漂うゴミにだって、思うことはたあくさんありますもん。

 その後、私は船内をくまなく一回り。
 あちこち歩き回って、以前乗船したときの自分の記憶を辿って、更に今回のことを追記するのだ(^^)。
 ミーティングルームは無人だね。
 売店では、新製品のさんふらわあアマンドショコラが売られていて、帰りに買おうと思いつつ、そのまま忘れちゃいました。

 お部屋のテレビは、ずっとナビゲーション表示のまま。
 そういうのが好きな友人で助かります。
 「なんとか沖」っていう案内がえらく大雑把な区切りなのが、微妙に不満そう。
 津軽海峡に差しかかった辺りで、既に「苫小牧沖」だったもんね。
 確かに、沖には変わりないのでしょうけど…(^^;。

 翌朝、ご飯の後にデッキへ出ると、むつ小川原の沖合いでした。
 程無く尻矢崎が見えて来て、放送でも尻矢崎の案内も流れたよ。
 間もなく、北海道だね。
 私は、遠くに見えている「べにりあ」が気になったし、そのまま1時間以上もデッキで景色を眺めていたのでした。
 その後、風が強くなって、レストランの陰に隠れていないと、立ってられなくなりました(^^;。

 そうこうするうち、苫小牧への港内へと入って。
 太平洋フェリーの「きたかみ」を間近に見つつ、うんせうんせと転回して…。
 廊下には、小さくさんふらわあの歌が流れています。
 ここでようやくルームキー回収の案内放送が流れたので、お部屋を出て返しに行って。
 今回も、階段前でクルーが待っていてくれました。

 乗用車の下船案内は一番最後なので、そのままお部屋でのんびりします。
 のんびりって言うか、この時間はなかなか落ち着きませんよねー。
 窓の外を、船のクレーンに吊られて、サッポロクラシックのビールケースが運ばれて行きましたあ。
 窓は、潮で真っ白です。

 トラックドライバーさんの呼び出しの後、間髪を入れずに乗用車と同乗者の案内も有って、カーデッキへと降りました。
 トラックは結構沢山乗ってますねー。
 どーでもいいのですが、トラックドライバーを略して「とらドラ!」とかって、駄目ですか…?。
 駄目ですよね…(^^;。
 なんてことはともかく、西鉄観光のバスに続いて下船し、私達も北海道へと踏み出したのでした。
 この旅の後の様子は、こちらをどうぞ(^^)。

 苫小牧フェリーターミナルは、建物の工事中なのですねん。
 苫小牧駅経由の札幌行高速バスを待つ人達は、10人位でした。


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