■12/11/13 商船三井フェリー「さんふらわあだいせつ」乗船記 苫小牧01:30-大洗19:45
苫小牧出航は深夜01:30ですが、電話予約のときに22:30には乗船手続きをして下さい、との案内が有りました。
はあい。
いっつもぎりぎりになって、必ず当日、商船三井フェリーから携帯に電話がかかって来る私なのですが、今回は大丈夫です。
かなり早くからターミナルに着いていて、21:30の乗船手続き開始と同時に、列に並びましたもん。
そもそも、予約時に携帯電話の番号を間違えて伝えてしまったので、電話がかかって来ることは絶対に有り得ません。
って、こらあ(^^;。
私の前に並んでいた老夫婦は、結構な常連さんらしく、カウンターのおねーさんとも顔見知りみたい。
デラックスルームを勧められたりしてましたよん。
あ、てことは、もう1室は空室なんだあ。
今日の深夜便はがらがらみたいですし、お客さんもそれぞれ分散するでしょうから、わざわざデラックスルームを使う人は居ないでしょうね。
私以外は…。
私だって、一度利用したら、以降はカジュアルルームにするって思いますし(^^;。
私の順番が来たので、乗船手続きをしましょう。
クレジットカードを提示して、と。
運賃は21,500円になります。
乗船券の他に、チラシを2枚渡されました。
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「お車の同乗者様及び徒歩でご乗船のお客様」
2012年9月3日(月)より、苫小牧西港フェリーターミナル第1号バース歩道橋の改修工事が実施されます。
徒歩でご乗船のお客様及びお車の同乗者様にはご不便をお掛けいたしますが、以下の期間内のご乗船はマイクロバスにて苫小牧港内を循環送迎致しますので、予めご了承くださいませ。
ご利用のお客様には大変ご不便をお掛け致しますが、ご理解とご協力のほど何卒お願い申し上げます。
【運行期間】2012年9月3日(月)~12月15日(土)
【運行区間】フェリーターミナル前~第1号バースボーディングプリッジ前
尚、ご乗船の際は下記の循環バス待合所にお集まりいただきますようお願い申し上げます。
01:30発は22:30頃より随時運行致します。
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バス待合所って表記になっていますが、見に行ってみたら、特に区分けされたスペースが有る訳では無いので、かえって分かりにくいかも…。
玄関前で待っていれば良いってことですよね。
ちなみに、工事は予定よりも早く終了して、11/30から人道橋が使えるようになったそうです。
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「深夜便デラックスルームをご利用のお客様へ」
【順路①】
乗船券をお持ちいただき、船内の案内所にて、お部屋のカギをお受け取りください。
※ご案内まで少々お待ちいただく場合がございます。
<その他、注意事項>
●デラックスルームヘの通路は、当社乗組員も通行いたします。ご了承お願いいたします。
●立ち入り禁止区域や、乗組員区画へは、絶対に立ち入らないよう、お願いいたします。
●順路⑦をお進みいただく際は、必ず扉の施錠をお願いいたします。
●順路⑦の扉より、デラックスルームご利用のお客様以外は立入禁止となっております。
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カラーで両面印刷されたマニュアルで、何も知らない人は、これがないとお部屋に辿り着けません…。
実際には、船内の案内所のクルーが、お部屋まで案内してくれました。
フォワードサロンの右手が、順路⑦の扉でーす。
乗船開始時間になるまで、ターミナルの無線LANを使って、ごそごそと暇つぶしをしていましょう。
21:15に「シルバープリンセス」が出航するので、売店はまだ営業していたです。
ここで、六花亭のお菓子を買ったり出来ますよー。
私はレーズンが苦手なので、有名なマルセイバターサンドを買ったりすることは有り得ませんけど…。
雪やこんこが好きです(^^)。
そんなこんなで、乗船開始時間。
玄関前に、マイクロバスが停まっていました。
バスの扉が開いていないので、ぽけーっと待っていると、運転手さんが降りて来ようとするので、ようやく自動ドアじゃ無いことに気が付きました(^^;。
慌てて自分をドアを開けて、乗り込みます。
無線でOKが出るまで、この場で待機となるそう。
その間に、先ほどの老夫婦のうち、おばーちゃんが乗って来たです。
バスはあっという間に本船の真横に着いて、搭乗口へと続く階段を案内されます。
あ、直接船内へと入るわけでは無いのですねー。
一緒のおばーちゃんは、乗船の段取りが全く分からないみたいなので、エレベーターに案内して、部屋の場所も教えてあげて。
あれれ、常連さんじゃ無かったのかしら。
「さんふらわあだいせつ」のエレベーターとか、とても無骨で荷物用みたいですし、初めてで1人だと、不安になっちゃいますよね。
私は、久しぶりの深夜便に、わくわくどきどきなのです。
しかも実は、「さんふらわあだいせつ」に乗船するのは、これが初めてだったりしますしっ。
「ニューれいんぼうらぶ」には、何度も乗船したのですけど。
深夜便では、いつも「さんふらわあしれとこ」だったのです。
巡り会わせって、不思議だね。
それはいいのですが、船内の案内所には誰も居なくって、呼び掛けてみても反応が有りません。
奥の事務室に、人の気配は有るのですけど(^^;。
暫く待っていたら、クルーが出て来てくれました。
ルームキーを持って、一緒にお部屋まで案内してくれるみたい。
順路①から⑦までが、一気に進んでしまいましたねん。
お部屋の扉を開けてくれて、後は私の時間です(^^)。
このデラックスルーム、乗組員区画の中に有るので、お部屋のキーの他に、もう一つキーが付いています。
更に、マニュアル代わりのプレートまで。
面白いね。
このキー、他の立ち入り禁止区画の扉と共通なのかなって、好奇心で差し込んでみましたが、さすがにそれは無かったです。
ヘンなことはしちゃ駄目。
めっ。
実際、お部屋の周囲には、立ち入り禁止の看板が沢山掲げられています。
階段の方にはクルーの食堂が有るので、何かいい匂いがして来たりして。
あそこに忍び込んで、摘み食いをしたら、怒られちゃうだろうな。
レッツ背徳。
…そういうことをされないよう、通路には監視カメラが設置されています(^^;。
センサーでブザーが鳴るようになっていれば、更に完璧かと。
フォワードサロンへ直結の扉は、ブリッジ見学のときに、ここから出入りした記憶が有るです。
「営業航海中開閉禁止」と「立入禁止」の掲示が出ていたよ。
ちなみに、お部屋の外の通路をクルーが通る気配は、全く感じませんでした。
お部屋の中をざっとチェックしてみると、なかなかに豪華な感じなのです。
インテリアも落ち着いているよ。
トイレとバスルームも広々していて。
ドライヤーは、正面の棚の中に有りました。
季節外れな扇風機が、?な感じなのですけど、これが存在している理由は、後で分かります。
取り敢えず、セイコーマートで調達して来た食料を冷蔵庫に放り込んで、と。
これが、食料の一部です。
って、一部なのですかあ(^^;。
色々と買い込みましたよお。
ユカたんとレモンケーキは、ニシムラファミリーで購入。
美味しいですよ♪。
ちなみに、メキシコにはユカタン半島っていう地名が有って、Wikipediaによると、
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ユカタンとは現地の言葉で「お前の言っていることが解らない」を意味するYuk ak katán(あるいはMa' k u'uyik a t'àani')に由来すると言われている。交易商人が地名を聞いたときに現地人が答えたものを勘違いして伝えてしまったのが語源であると広く信じられているが、正確な語源については諸説がある。
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勿論、このケーキのユカたんとは何の関係も有りません(^^;。
ユカタン半島、一度は行ってみたいけれど、ロケーション的に、無理ゲー過ぎるのです…。
お風呂にも入りに行かなくっちゃ、ね。
室内のお風呂は、結局全然使いませんでした。
大浴場が好き。
お部屋からサロンまで、扉を2つ開け閉めして出入りするのが、何気に面倒だったりしますけど…。
お風呂も自販機もさんふらわあ文庫も、みんな同じフロアに有るのは、助かりますよねー。
あ、フォワードサロンもお隣りなのですし。
ちなみにお風呂のロッカー、故障していて使用不可なものが多過ぎなんじゃ…(^^;。
お酒類の自販機は、サッポロとアサヒが併設されていました。
日本酒が有ったのかは、気付かなかったです。
以前は、大洗の月の井酒造が有ったですよね。
私はサッポロクラシックを買って来て、湯上りに飲んだりしていたよ。
そのうち、「さんふらわあだいせつ」は定刻に出航したみたい。
なんせ、船内放送が全く入らないので、状況は全く分かりません。
翌日も、大洗港内に入って、ようやく初めての放送が入った程で。
勿論、遅れていたりすれば、途中で案内が有るのでしょう。
私は、またまた02:00頃まで起きていて、安らかな眠りに落ちたのでした。
個室だと、好き勝手していられるので、楽ちんなのです。
服装とか、全く気にしなくていいですしっ(^^;。
翌朝は、09:30頃に起床です。
船旅の時間は短くって、無駄にしているヒマなんて有りません。
うそ。
むしろ、無駄を楽しむのが船旅なのですよねっ。
スピードを上げると逆に、目的地までの距離は近くて遠くなります。
今から始まる時間はイノセンス。
窓のカーテンを開けてみると、雨は上がっているみたい。
雨上がりのミライ、という程の爽やかさは有りませんけど。
かなり陸に近いところを航行しています。
電子レンジを借りにホールへ出てみても、誰も居ないなあ。
とっても静かな空間が広がっていました。
閑散期にばかり乗船するので、いつもこんななのですけど。
対向してくる「さんふらわあしれとこ」の存在はすっかり忘れていたので、はい、完全に見逃しました(^^;。
サロンの片隅には「さんふらわあ写真館」っていうコーナーが有って、本船で撮影された「仮面ライダーW」の収録風景等が記録されていたよ。
「さんふらわあ文庫」は、冊数は少ないものの、中々に興味深いラインナップ。
いつも思うのですが、どんな基準でのチョイスなんだろ…?。
「さんふらわあだいせつ」のスタンプが押された、「ご愁傷さま二ノ宮くん」を借りて読んだりしてましたあ。
私は、ベッドでごろごろ、お風呂、ご飯、お散歩っていうサイクルで、夜までぐーたら過ごしてました。
お部屋に居ると、船首独特の揺れが有って、頭が痛くなってしまったりしつつ。
ソファーに座っているより、ベッドに寝ている方が楽なのですよー。
なので、折角のデラックスルームなのに、ベッドが定位置。
あ、あと、空調の調節が効かないので、もお暑くって。
エアコンの装備は無く、温度の調節は天井の吹き出し口の開閉のみだから…。
それが、季節外れの扇風機が置かれていた理由。
この二点により、実はお部屋から出ていた方が快適に過ごせるっていう…(^^;。
外はそろそろ暗くなって来たので、デッキに出てみると、雲の中から、ちらっと夕日が見えました。
ぴんく色に染まった空がいい感じ。
何かメロディが聞こえそうな海なのです。
デッキでは、夕日の撮影をしておられる方がいましたねー。
この頃になると、暇を持て余した人達がサロンに出て来ています。
ドライバーさんが2名と、一般の方が2名、それしかお見かけしませんでしたけど…。
なので、自販機の商品が売り切れることも無くって。
フロアの片隅に、冷凍食品のストッカーが設置されていたので、随時補充はされるのかな?。
お菓子やアイスに、ぷるぷるさんふらわあ等のグッズ、タオルや歯ブラシ等のアメニティも自販機で売ってますよー。
いよいよ大洗が近付いて、19:15にクルー向けの放送が何か入ったのが聞こえてきました。
内容までは聞き取れませんでしたけど…。
以前、東日本フェリー時代の「ニューれいんぼうらぶ」に乗船したとき、ブリッジにはこんな掲示が出ていましたが、これは今でも有るのかな?。
今回の乗船では、特に音や声が聞こえたりとかは有りませんでしたよー。
19:20過ぎには、キー回収の為にお部屋の扉がノックされて。
入港しても、接岸作業の為にすぐの下船は出来ません、との放送が繰り返し流されます。
一般徒歩の下船は、20:00頃になるとのことで。
実際には、それよりかなり早く、19:50頃の下船になりました。
徒歩で下船したのは、どうも私だけみたい。
入れ替わりに出航していく「さんふらわあふらの」を眺めつつ、ターミナルへの通路を歩いたのでした。
全然関係有りませんが、私は商船三井の株を持っているので、「平成24年度中間報告書」が送られて来ます。
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フェリー事業については、前年度、東日本大震災の影響を受けた北海道航路が、今年度は正常化したことにより、大幅に損益が改善しました。内航事業については、引き続きエネルギー輸送関連が好調を維持し、前年同期を上回る損益を確保しました。フェリー・内航事業セグメント全体では、前年同期比で損益は大幅に改善しました。
客船事業については、目標の集客数に届かず、損失を計上しました。
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震災の翌年に損益が改善するのは、当たり前なのですけどねー。
中間配当が無くなってしまい、私はとっても困ってますよお(笑)。