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旅のしおり

 ここには、新日本海フェリー「すいせん」敦賀−苫小牧東の乗船記があります。
 今では新造船に置き換わった「すいせん」、旧型船にはこれが最後の乗船です。
 最終的には、「すずらん」に3回、「すいせん」に4回乗ったことになりますね。
 実は、新日本海フェリーの中では、一番好きな船でした。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■12/05/03 新日本海フェリー「すいせん」乗船記4 01:00→20:30

 今回、私としては珍しく、GW真っ最中の旅立ちとなりました。
 久しぶりに連休が取れたので、もお嬉しくって。
 ちなみに、私のお仕事は、暦とは全く関係が有りません(^^;。
 行き先は、勿論、大好きな北海道!。
 新潟発着だと混雑しているので、困ったときの敦賀航路ってことで☆。
 ネットから個室の予約をして、ご飯は昼と夜、両方共グリルにしてみたよ。
 グリルが大好きな私なのです。
 レストランの混雑を回避したいっていう理由も有って。
 本当は、帰路もフェリーにしたかったのですが、さすがにどの航路も満席で、隙が全く有りませんでした…。

 敦賀までは、「のぞみ」と「しらさぎ」の乗り継ぎ。
 この時間、敦賀の駅前はお迎えの乗用車で埋まっていて、連絡バスがバス停に着停出来るような状態では有りません。
 運転席で寝てしまっている方まで居て、私が窓ガラスをこんこん叩いて、車を移動して貰ったりしたのでした。
 やっとバスが到着だあ。
 連絡バスの利用者さんは、21:55発のバスが10人、22:35発が17人。
 やっぱり、いつもよりは多いみたい。

 今日の敦賀は、小雨だよ。
 低気圧の影響で悪天候が続いていて、公式サイトには「はまなす」遅延のお知らせが出ていたりしました。
 取り敢えず、この先の海上模様に問題が無いことは確認済みです。
 折角のお休み、船酔いは辛いですもん。
 私自身、日本海側で時化たことは、あんまり無いのですけど。

 乗船手続きをして、1等貸切室(ステートB)の18,500円、それからグリルのランチ2,500円とディナー5,250円を、全て別々に決済します。
 ちょっと面倒なのですよ。
 今ではシステムが変わって、全て事前決済になりましたから、この手続きも過去のものとなりました。
 新船の就航に合わせて等級の呼び名が変わるので、括弧書きが付いています。

 乗船開始までは、ターミナルの周囲をとことこお散歩。

 「すいせん」の細長い船体やファンネルとは、もうこの乗船でお別れです。
 もう一度、明るいところでじっくり見たかったにゃあ。

 ターミナル内では、繁忙期の警戒なのでしょう、海上保安庁の方が3名程巡回されていて。
 一緒に「すいせん」へ乗っていたのかな?。
 船内でお見かけしたような、しないような…。
 もう忘れちゃいました(^^;。

 23:30を回った所で、ゆっくりと乗船して、案内所でルームキーを受け取り、グリルの案内を受けます。

 勝手知った船内を歩いて、指定されたお部屋へと。
 空調を入れて、備え付けの冊子をぱらぱらめくったりして過ごします。
 液晶テレビでは船内の案内が放送されていて、太平洋フェリーと同じく、船内での迷惑行為や犯罪行為の実例が…。
 これを見ると鬱になるので、すぐに電源を落としちゃいました(^^;。

 洗面台のスイッチ、ちょっと変わった所に有るので、テプラで文字が入っていたよ。
 私自身が今までどうしていたのかは、全く記憶に有りません(^^;。
 新日本海フェリーの社名が入った歯ブラシを、ひとつ記念に貰って行くです。
 タオルは船の備品なので、持ち帰りは不可。
 このタイプのタオルは、あんまり見掛けなくなりました。
 コスト的には、持ち帰りとどちらの方がお安いのでしょうね。

 私はもう、さくっと寝てしまいます。
 雨、降ってますし。
 車両の積み込みに時間がかかって、出航は約15分遅れになったみたい。
 そんな放送が流れているのを、夢うつつに聞きました。

 翌朝も、やっぱりお天気は悪くって。
 波は高くないので、元気に過ごせたのは幸いです。
 10:22、酒田沖140キロにて、「すずらん」とのすれ違い。
 私は怠惰に、船室の窓から、雨の中やって来た「すずらん」の影を追っていたのでした。

 朝ご飯はパスして、お風呂に入ったり、船内を歩き回ったり。
 いつも通りに過ごします。
 カフェの営業は無かったです。

 ジャグジーには、ブルーシートがかけられていました。
 水が張られている時期に乗船したことも有りますが、実際、利用者さんは居たのかしら。
 船内でわざわざ水着に着替えるのって、面倒ですよねー。

 サウナも水着着用ですから…。
 ガラスに手を当ててみたら、ちゃあんと加熱はされていて、暖かかったです。
 リゾートを意識した設計は、実際の利用形態とは合わなかったのかも。

 私は、誰も居ないジャグジーデッキで、ぼーっと航跡を眺めて過ごします。
 風が冷たくって、気持ちいいよ。

 さあて、お昼のグリルです。
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◎スープ 越冬かぼちゃの温かいスープ
◎メイン ・桜鱒 野菜ブイヨン煮
・春野菜ヘルシーサラダ仕立て
(ホワイト&グリーンアスパラ、春キャベツ、新蕗、寒芋、カリフラワー, ミニトマト)
〜2種のソース添え〜(アイヌネギのバーニャカウダーソース、ショロンソース)
◎デザート バニラアイス フルーツカクテル添え
パン、コーヒー

オーセントホテル小樽 菅原料理長監修
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 今になって写真を見直してみると、食べ物の写真しか撮っていないことが発覚。
 まあ、いつもそうなのですけど…。
 なので、ずらずらと並べてみます。


 確かに、ヘルシーな感じかな。
 利用者さんは、他に3組程。
 お一人で来られている方も居ました。
 仲間仲間♪。
 特に話しかけたりはしませんでしたけど(^^;。
 ドリンクの会計は、夜にまとめてでいいとのことで、そのままお部屋に戻ったのでした。

 さあて、さくさく行きますよー。
 もう晩ご飯の時間です(笑)。
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◎前菜 ・菜の花からし和え ・天豆の黄味酢(博多) 
・いか酒盗 おろし添え
◎吸物 男爵芋の冷製スープ仕立て
◎お造り 寒八と北海甘海老 あしらい色々
◎春の薫り一皿 ・アスパラサーモン巻き  ・たらんぼ芽揚
・北海縞蝦 ・鰊昆布巻き ・桜鱒木の芽味噌焼き
・かに砧(きぬた)巻き ・道産牛諸味噌焼き 桜麩添え
◎食事 ・ちりめん山椒御飯 ・香の物
◎椀物 ほっけつみれ汁 大根 人参 万能葱
◎水菓子 マンゴープリン ココナッツミルクソース

金見総料理長監修
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 見た目も楽しい、メインのお皿です。

 ただ、ちょっとだけ揺れが始まって、私の心も揺れ動いたり…。
 大丈夫、大丈夫だよね…?。
 ご飯、きっと食べられるよ!。
 席に着いたとき、クルーに「揺れ出しましたが大丈夫ですか?」なんて声を掛けられつつ。
 何とか大丈夫でしたあ。
 取り敢えず、イカの酒盗を速攻で片付けて。
 船酔いしかけのときには、とっても危険な食べ物ですもの(^^;。

 2回分、1,150円の領収証を貰って、グリルは終了。
 きちんと「すいせん」の領収印が押されていたよ。

 ルームキーの回収の後、お部屋でのんびりと接岸を待っていたら、クルーが「そろそろロビーへ…」って巡回に来たのでした。
 この時点では、もう一度位は乗船の機会が有るかな?、なんて思っていたので、淡白なお別れになってしまったみたい。

 GWのこの時期は、札幌への高速バスが有るので、便利です。
 ただ、私は船内で整理券を貰うのを忘れていたので、乗車することが出来ません(^^;。
 雨の中、暫く待って、ようやく乗車することが出来たのでした。
 大谷地までは、1,800円。
 約15分遅れの、乗客17名で発車です。
 関越道でツアーバスの大事故が有ったせいか、車内は驚異のシートベルト装着率で。
 ちなみに私は、以前からシートベルトは必ず着用していたです。
 職業柄、義務感みたいなものが有ったからで、別に危機管理とかそういう理由では有りません(^^;。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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