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旅のしおり

 ここには、川崎近海汽船「シルバープリンセス」八戸−苫小牧、の乗船記があります。
 就航翌日に乗船出来たよっ(^^)。
 八戸の中心街、三日町バス停近くのホテルで目覚めると、雨でした。
 傘を使う程では無いので、建物の陰に隠れながら、バス停へと向かいます。
 まだちょっとだけ時間が有るし、モスバーガーで朝ご飯を食べつつ休憩して、っと。
 ホテルの近くにはドトールが2軒も有るのですが、07:00の時点ではどちらもオープンしていませんでした。

 爆弾低気圧が猛威をふるっていた頃、シルバーフェリーは青森から発着していたのでしょうか。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■12/04/09 川崎近海汽船「シルバープリンセス」乗船記 八戸08:45−苫小牧16:00

 三日町のバス停には、「シルバーフェリーシャトルバス」の記載がちゃあんと有るです。
 なかなか来ないバスを待っていると、東京からのWILLERが到着して、お客さんが4名程下車。
 これに乗って来ようかな、なあんて思わなくも無かったのですが…。
 夜行バスは苦手です。
 ツアーバスはもっと苦手(^^;。
 フェリーターミナルに直接入るバスが有って、川崎近海汽船の公式サイトにも載っているのですけど。

 三日町からのシャトルバスに乗ったのは私1人だけで、途中の本八戸駅からのお客さんは無し。
 なかなかに厳しい利用状況で。
 閑散期のフェリーシャトルバスは、何処もこんなですけどねー。
 300円の料金を支払って降りると、「べが」乗り継ぎで折り返しのバスを待っていた方も、1名だけなのでした。

 雨が上がり、薄日がさして来たフェリーターミナルを歩いて、まずは乗船手続きをしてしまいましょう。
 ネットからの予約は済ませて有るので、事前に用意しておいた乗船名簿を提出して、クレジットカードで支払いをします。
 2等寝台の利用で、6,080円。
 折角なので、個室化された2等寝台を使ってみますよー。
 この便の予約状況は、特等のみが△になっていたっけ。

 乗船券と一緒に2等寝台のカードキーが渡され、記念の「シルバープリンセス」ストラップも頂きました。
 このストラップ、非売品なのか販売品なのかは分かりません(^^;。
 イメージカラーのぴんくがカワイイのです♪。

 舫の一部もぴんく色。
 拘りが有るのでしょうね。
 私は、一旦ターミナル2階の待合室へ上がって、無料の公衆無線LANスポットから調べ物。
 今晩のホテルの予約もしなくっちゃ。
 食堂はオープンしていませんでした。
 売店で、菓子パンとチョコレートを購入したよ。

 それでは、そろそろ乗船しちゃいましょう。
 雨も上がって、薄日がさして来ましたねん。
 良かった良かった。
 乗船口から船内へと進み、ぐるぐると階段を登るです。
 階段を登り切ると、草と東北北海道の地図が有って…。
 …草って、なあに?。
 草です!(^^;。

 案内所で2等寝台の場所を教えて貰って、階段を上がります。
 新造船特有の、ペンキ?の匂いがするね(^^)。

 2等寝台でーす。
 個室になっていて、扉はカードキーの自動ロック。
 デスクの正面には、鏡と可動式ライトとコンセントが2つ。
 上には時計、下にはゴミ箱、左には全身が写せる鏡が有って。
 扉付近には、船内放送のボリュームコントロールと、照明のスイッチと、ここにもコンセント。
 コンセントが合計3つも有ります。
 スリッパ付き。
 無いのは、空調制御とハンガー。
 あ、ハンガーを掛けるフックは2つ有りますよお。
 広さは「おれんじホープ」と同じ位かなあ。
 使い勝手いいです(^^)。

 それじゃあ、船内の探索に出ましょうかあ。

 くつろげるスペースが、結構あちこちに有りますね。
 左写真奥は、フォトフレーム9枚で建造時の写真が見れます。
 ここにはテレビが有って。
 ちなみに、部屋では無く、通路です。

 マッサージチェアも快適そう。
 クッションがいい感じに(^^)。

 階段やオートレストラン横は、鋼板をインテリアに取り入れた面白い作りなの。
 「この壁(6mm)は船の構造鋼板です」との記載が有って。
 一部は穴になっているので、厚みが実感出来るです。
 お仕事の関係で、NKKで扱っていた厚板と関わりが有った頃、これは一体何に使う鋼材なのかなって、不思議だった記憶が蘇りました(笑)。

 おっきなハート模様に、「シルバープリンセス」と関わりの有る協力会社さんの社名が壁にプリントされていて。
 IKEAの名前が有るねー。
 こちらにでっかいサイズを置いておきます。
 面白いですねん。

 程無く出航の時間になって、長い汽笛を鳴らして、いよいよ出航です。
 船長さんの挨拶は、もう既に放送で流れていました。

 多数の関係者さんが手を振ってお見送りをしてくれました。
 デッキに出て来たお客さんは、3組程。
 岸壁に設置したスピーカーから、マーチが流れて。
 「べが」も一緒にお見送り。
 この後、「べが」にタグが引っ付いたのが見えました。
 バースのチェンジをするのでしょう。

 案内所横の、ささやかなお土産コーナーと、緊急用のインターホン。
 営業時間外には、シャッターが閉じます。

 ちなみに、お酒は10:00まで案内所のみでの限定販売です。
 ビールと日本酒とチューハイ、合計4種類のみ。
 チューハイを買ったドライバーさんが、開けたら中身が凍っていて飲めないって、案内所で交換して貰ってました。
 それは困ります(^^;。

 キッズスペースは、子供のイラストが可愛いよ。
 このカラフルなちっこいイス、何かのゲームでこんなモンスターが居たような…。
 何だか、4本足で歩き出しそう(^^;。

 2等室も、セパレートされて、マットやロッカーが装備されて、今までとは雰囲気が大きく変わりました。
 ちなみに、誰も人が居ないお部屋もちらほら。
 通路の椅子(クッション)とミニテーブルが面白いです。
 この他、船内には通路の途中にしれっとロッカーや洗面台が有って、びっくりしちゃいました。

 オートレストランでは、ニチレイやカップ麺の他に、冷食の自販機が2台(9種類)。
 両替機もここに有るです。

 就航記念で、500円に割引中。
 定価で一番お高いのは、チキンドリア650円だねー。
 なので、私はお昼にそれを買ったです。
 せこい。
 でも、そんなに美味しい物では有りません(^^;。
 ニチレイのたこ焼きか、から揚げにすれば良かったかも。
 ちなみに、たい焼きの装備は有りませんでした。

 電子レンジは、冷食用と一般用で別れています。
 カランの他に、お箸やポットの装備も有るです。
 ただし、調味料や布巾の装備は無くって。
 オーシャン東九のカジュアルフェリーには、ちょっとだけ負けてるかも。
 テーブルが汚れていたので、布巾が欲しかったにゃ。
 レストランの窓には、ブラインド付きだよ。

 Edy対応の公衆電話が2台。
 「船内LAN用モジュラージャック」と書かれたコネクターが有りますが、使えませんよね…。
 喫煙所は、味も素っ気も無い、無機質な小部屋だね。
 居心地悪そう(^^;。
 あ、ゲームコーナーは普通でした。
 そんなに広くは有りませんけど。

 お風呂は、6箇所ある洗い場の位置が逆になった、面白い作りなの。
 シャワーヘッドは、大型の、湯量の調整が出来るタイプだよ。
 湯船へ行き来するときの段差は、厚みが結構有るので、お年寄りや荒天時は辛いかも。
 現状でも、結構怖いですよー(^^;。
 湯船にお湯が少なったのは、仕方無いかなあ。
 ロッカーは100円返却式ね。
 脱衣場には、ドライヤーの装備も有ります。
 女性用のお風呂は、案内所に合わせて、10:00まで。

 案内所前のテーブルには、コンセントが埋め込まれています。

 収納式なので、最初は灰皿なのかと思ったですよー。
 ここがPCコーナーなのかなあ。

 男性用と女性用のトイレの入り口には、ビニール袋が吊るして有ります。

 何げにかなり目立ちますよね、これ(^^;。

 ここの航路って、船内のあちこちに掲示物が有る印象だったのですが、本船には全く見られません。
 シャトルバスの時刻表も無いのですよねー。
 デッキに出てみると、波はそれなりに有る感じなのですが、全然揺れていません。
 助かります(^^)。

 船内をうろうろ歩いたり、お昼寝したりしていたら、あっという間に苫小牧なのです。
 乗船時間、丁度いい感じかもっ。
 太平洋フェリーの「きそ」がお出迎え。
 苫小牧も小雨で、風が強く、デッキで接岸を眺めていたら、かなりびしょびしょ。
 どーでもいいのですが、この「シルバープリンセス」っていう船名、「シスター・プリンセス」と2文字違いじゃ無いですかあ。
 お兄ちゃんの日には、きっと乗りたくなっちゃう船なのです。
 もお、何のことやら(^^;。

 あ、にむさんが初日の特等にご乗船されたそうで、こちらに特等船室の写真を頂きました。
 豪華です(^^)。
 私とは、丁度入れ違いだったのですねー。
 早朝の下船、お疲れ様でした☆。

 苫小牧での徒歩下船は、約15名程。
 皆さん、八戸ではどうやって港まで来たのかにゃ(^^;。
 私は、この04/01から運行を開始した、16:30発の新千歳空港行きシャトルバス(北斗交通)に乗り換えますよー。
 新千歳空港までノンストップで30分、650円。
 …利用者さん、居るのかしら(^^;。
 今日は、私の他にももう1人居らっしゃったです。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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