■13/07/08 川崎近海汽船「シルバーエイト」乗船記 八戸22:00−苫小牧06:00
元東日本フェリーだった「べが」の運航が終了して、06/30からは「シルバーエイト」での運航に切り替わりました。
これで、ここの航路からレストランが無くなってしまったです。
私的にはとっても残念なのですが、時代の流れですから、仕方有りません。
運航開始初日の「シルバーエイト」はほぼ満席で、賑わっていたみたい。
今日は、ネットから照会すると、1等2人部屋だけが満席で、他には余裕が有る感じ。
シャトルバスで辿り着いた八戸港で、早速窓口に並びます。
自動発券機も有るのですが、今回の私は発券条件を満たしていないので、使うことは出来ません。
事前に予約、決済の上、窓口でカードキーの受け渡しが必要無い場合のみ、自動発券機が使えます。
これは、苫小牧に設置されていた自動発券機です。
私の前に並んでいたのは5人位で、2つの窓口で順番に処理しているのですが、列の進みはかなりゆっくり。
程無く、乗船開始の放送が流れたです。
ネットから2等寝台を予約して、明細をプリントして来たので、乗船名簿を改めて記入する必要は有りません。
クレジットカードで決済を済ませ、乗船券とカードキーを貰います。
運賃は6,080円。
相部屋承諾の確認を受け、乗船名簿にその旨の赤いスタンプが押されたです。
相部屋承諾自体、随分と久しぶり。
実際に相部屋になるかどうか、乗ってみないと分かりませんけど、大丈夫そうな気がするよ。
さすがに、就航記念のストラップは、もう貰えませんでした。
乗船券は、大型のレシートみたいな感熱紙になりました。
バーコードが印字されていますが、まだ使用はされず、乗船時に「検札」のスタンプが押されて。
改札じゃなく、検札なのですねー。
ルームキーは、最近お馴染みのタイプです。
ちなみに私は、乗船券類、帰宅後にスキャナで読み取って、本片は捨ててしまいます。
以前はちゃんと保管してましたけど、さすがに邪魔なので…。
感熱紙タイプだと、現物の保存は無理が有りますしねー。
船内へと進み、乗船券を提示して、お部屋の場所を教えて貰います。
案内所では、ショーケースでグッズやお土産を販売中。
スナック菓子も有りますよー。
自販機にお菓子は無かったような。
アイスは売ってましたけど。
乗船から暫くすると、案内所で毛布のレンタル300円が開始になって、結構な利用者さんが居ましたです。
通路を進むと、進行方向に対して垂直方向に、2等寝台の区画が有りました。
スペースをうまく使っています。
隣りのお部屋との壁が薄めなのは、仕方無いかなあ。
キーで扉を開けて中に入ると…。
せ、狭い(^^;。
扉のすぐ前にイスが有って、二段ベッドが迫って来ます。
テーブルの上には、ハードカバーの立派な案内冊子が置かれていて。
これは固定されているので、手に取ることは出来ません。
イスも、座る位置でかっちり固定されていて、机の下に押し込んだりは出来ません。
これが、狭さに拍車をかけているみたい…。
机にはコンセントとランプのスイッチが有って、足元にはゴミ箱。
1人で居ても狭いので、ここを2人で使うのは、かなりきっついです。
知り合い同士でも息が詰まりそうなのに、全くの他人だと…。
なので、「シルバープリンセス」最強説。
まあ、普通は、船に合わせてスケジュールを決めるのでは無く、スケジュールに合わせて船を決めるのでしょうから、選択の余地はあんまり無くって。
机より、むしろ棚を設置した方が良さそうな感じなのですが、繁忙期以外は1人使用前提なのかしら。
定員の確保も必要ですから、そんな感じの運用になると予想。
あ、ベッドランプにも、勿論コンセントは装備されています。
ランプは、2段階に明るさを切り替え出来ます。
空調制御は、天井の吹き出し口の開け閉めで調整するようになっています。
2等寝台の近くには、ベビールームが有って、ここにはポットも置かれています。
ナビのシステムは、津軽海峡フェリー「大函丸」と同じものみたい。
津軽海峡フェリーと言えば、案内所に、津軽海峡フェリーからのお花が飾られていたです。
2等区画を覗きに行ってみると、誰も居ない区画も有りましたあ。
テレビとナビは別々のモニタが設置されています。
頭上に、100円返却式のロッカーが個別に設置されて、セキュリティが強化されていました。
2等室の先、デッキへの通路の途中、左右に洗面台が有ります。
部屋にはせず、通路の途中に置いているのは、「シルバープリンセス」と同じですが、こちらの方が広々としています。
面白いですね。
オートレストランは、他社と同じような品揃えとお値段で、ポットや電子レンジ、お箸が自由に使えるようになっていました。
片隅には、お一人様用のカウンター席も有りましたよお。
そこはコンセント付き。
船内のあちこちにWifiのアンテナが見えましたが、特に試してみたりはしなかったので、使えるのかは分かりません。
お風呂場の前は、ちょっとしたロビーになっています。
お風呂が終了する直前に入りに行ってみたら、「シルバープリンセス」と作りは似ていますが、シャワー類の配置は湯船と逆向きになって、木の雰囲気を残したデザインでした。
ちなみに、お湯が循環していなかったので、ちょっと汚れが気になったり(^^;。
出港時間が近付いたので、デッキに出てみましょう。
デッキから見ると、船内への扉は、2等室とドライバールームが2つ並んでいるので、面白いの。
程無く時間になって、定刻の出港です。
まきますか、まきませんか、みたいな。
取り敢えず、「巻きます」と言っておきましょう(笑)。
船内放送は、8音のディナーチャイムでした。
22:17に、船長さんからの挨拶が有って。
早口で、ごく簡単なもの。
新造船ということにも触れませんでしたし。
お風呂は23:00で終了して、翌朝04:30に再びオープンします。
22:50を回ったところで、お風呂にクルーが回って来て、「間もなく終了になります」って告げられて。
22:57には、早くもお風呂終了の放送が流されます。
はやっ。
私も、消灯と同時に寝てしまうことにします。
お腹は空いていないので、オートレストランの利用はしなくっても良さそう。
翌朝は、04:30過ぎに放送で起こされます。
順次、下船の案内が流れ、カーデッキも早くから解放されていたよ。
2等寝台の区画にも、クルーが各部屋回って、寝ている人が居ないか確認に来たです。
「シルバーエイト」は、汽笛を何度も何度も鳴らしながら航行しています。
外を覗いてみると、霧がかなり濃いみたい。
船の多い時間ですし、大変そうだあ。
程無く下船開始となって、エスカレーターを降り、かなり広々とした通路を進んだのでした。
06:00前には下船出来ちゃいましたねー。
フェリーターミナルの案内所は、06:00から開いているそうで、どうせレンタカーを使うなら、ここに配車して貰えば良かったなあ。
06:46のバスで苫小牧に出ても早過ぎるので、07:25のバスを採用です。
ここにも、JR北海道の特急列車運休のお知らせが出ていたっけ。
大変ですよね…。
とまチョップの撮影コーナーも有りました。
改装したばかりのレストラン、さすがにこの時間にはオープンしていないのが残念でした。