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旅のしおり

 ここには、ジャンボフェリー「りつりん2」高松東港−神戸三宮、の乗船記があります。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。
 今回は関西空港プランでの乗船です。
 夜行便の、個室だよ。
 2日前までの予約が必須とのことですが、自分の気が変わらないうちに、1ヶ月以上も前に予約を済ませちゃいました。
 関西空港からの便名と行き先を聞かれたので、慌てて時刻表をめくって、帯広行きだったかを申告して。
 便名は、その場ですぐに忘れちゃったので、乗船手続きのときに再度確認されたら困りそお。
 …特に聞かれませんでした。
 荷物を預かる都合上、23:15までに受け付けをして欲しいとのことでしたが、私は預ける荷物が無いので、もっと遅くても良さそうな感じかな。
 ただ、早めに乗船させてくれるそうなので、その時間に行くことにしたよ。
 そうすると、送迎バスじゃ間に合わないね。
 地図を見ると琴電志度線の沖松島駅から歩いて行けそうなので、歩いちゃお。

 でも、その日はもうすっごく暑くって、歩く気は完全に失せてしまって…。
 なので、瓦町からタクシーで。
 10分ちょっと、1,230円で運ばれたのでした。

■08/07/20 ジャンボフェリー「りつりん2」関西空港プラン乗船記 00:30→04:10

 ターミナルに着くと、金曜日の夜にしては、待っている人は少なめです。
 まあ、まだ送迎バスも着いてませんものね。
 乗船手続きは23:30から開始します、っていうお知らせが出ていますが、私は23:15と言われていたので、乗船名簿を記入して、カウンターでおねーさんを呼びます。
 3,700円に個室使用料1,000円、合計で4,700円を支払いました。
 ルームキーもここで渡されたよ。
 乗船券も既に発券されていましたが、そのまま回収されたので、私の手元には渡りません。
 折り返し便が入港次第、23:40頃にはご案内します、とのことなので、カウンター前のイスに座って待機してよう(^^)。

 ターミナル内には、『800字のフェリーの旅・第1回「胸キュン」編』の入選作品集が置いてあったので、ぱらぱらめくって読んでいました。
 私には、こういう文章、絶対に書けそうに無いや。
 人間を描写するのが、ものすごーく苦手なんですもん。
 そもそも、フェリーの旅で「胸キュン」していませんから…。
 駄目じゃん(^^;。
 私なりの個性としては、もっと萌えを持ち込むべき…?。
 …止めなよお。

 時間になると、係の人が呼びに来てくれたので、一緒に乗船口へと進みます。
 乗船口前には、もう既に並ばれている方が何人か居たよ。
 そこを素通りするのは、ちょっとした優越感が…。
 階段を上がると、丁度目の前で、「りつりん2」が接岸する所。
 あ、成る程、タラップを架ける係の人が、私を案内してくれていたのですね。
 効率いいです。
 ほどなくタラップがかかって、徒歩下船のお客さんが続々と降りて来ました。
 私は邪魔にならないようにしてましたけど、お隣りに立っている係の人が「ありがとうございました」って声をかけ続けているので、つられて「ありがとうございました」って言いそうになります。
 徒然なるままに、下船して来るお客さんの人数を数えていたら、丁度60人でしたあ。

 下船のお客さんが途切れた所で、いよいよ乗船だよ。
 客室区画には入らず、デッキの左手を進んですぐの所にある扉から、個室へと案内されました。
 結構沢山の個室があるんだあ。
 私は中程の111号室。
 他は全て空室みたい。
 会社の会議室みたいに、空室と使用中を表示するプレートがあったので、使用中にスライドさせて、と。
 明朝は05:30に起こしに来てくれるそうです。
 また、売店等は清掃が終わるまで使えません、とのことでした。

 室内は、凄くシンプルな作りです。
 ベッドと簡単な棚だけ。
 まあ、乗船時間が短いので、これで十分ですよね。
 個室のベッドで寝れるだけでも、十分有り難いもん。
 コンセントは無いので、充電とかは出来ません。
 通路の扉前にひとつだけコンセントがあったので、緊急時にはそこを借りるしかありませんね。
 その扉の前には、野菜の段ボールが沢山積んでありました。
 本当に業務用の区画なんだ。
 通路の真ん中には、上階へと上がる階段が有りますが、ガラス張りの扉は施錠されていて、通り抜けることは出来ません。

 私は個室にこもると、携帯電話のアラームをセットして、もうそのまま寝てしまうのでした。
 売店とか夜食の販売とか乗船人数とかにも興味は有りましたけど、とにかく寝不足だったんですもん。
 スイッチを切って有るらしく、放送も全く入らないので、もうすぐに寝ちゃえそうなのです。
 出航したのも夢うつつ。

 翌朝。
 04時前からジャンボフェリーの歌が繰り返し繰り返し流れて、これじゃあとても寝ていられません(^^;。
 まだ1時間以上は寝ていられる筈なのですが、一度眼が覚めてしまうと、時間が気になっちゃってもう。
 結局、05:00過ぎには本格的に起きました。
 自分のお部屋を出ると、入口付近の3室が「使用中」になっていたので、クルーがお休みしているみたい。
 乗船口のタラップも外されてるね。

 無人の船室内に進むと、売店にはクルーが一人見えました。
 頼めば、何か買ったり出来るのかなあ。
 特に用事は無いので、尋ねたりはしませんでしたけど。
 売店前には、この便でのうどんの販売は有りません、っていう掲示が出ています。

 個室に戻ると、クルーが既に出迎えに来てくれていて、間もなくタクシーが到着します、とのこと。
 はわわ。
 05:30丁度にお部屋を出ればいいのかなって、油断しまくりでした。
 荷物はもうまとめてあったので、急いで毛布を畳んで、クルーの先導で下船したよ。
 乗船口には、折り返し高松行きの便を待つ人達が、もう行列を作っていました。

 玄関前でMKタクシーの到着を待ちますが、なかなか到着しませんねえ。
 なので、一旦2階の待合室に戻っちゃいました。
 係の人が来て、タクシーの到着が遅れているので、到着次第ご案内します、とのことでした。
 05:40、名前が呼ばれて、タクシーまで案内されたよ。
 でっかいジャンボタクシーです。
 他に何人位乗るのかと思ったら、今日は私一人だけなんですって。
 タクシーはそのまま高速道路に入って、関西空港へと向かったのでした。
 住吉、南港、泉大津と、お馴染みのフェリーが見えるのは楽しいよ。
 運転士さんが、色々と案内もしてくれて。
 有名な大阪市の清掃工場は、何てアミューズメントパーク!?って思う程の豪華さなのでした。
 そんなこんなで、きっちり1時間後、06:40には関西空港に到着っ。
 丁寧に送り出して貰って、私はがらがらの国際線ターミナルへと踏み出します。
 折角空港に居るのですが、この時間はもう、JALの東京への便が無いので、私はJRで帰ります。
 えと、着いてみたら、ぎりぎり間に合わなくは無かったのですが…。
 無理はしません。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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