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旅のしおり

 ここには、宮崎カーフェリー「おおさかエキスプレス」大阪南港−宮崎、の乗船記があります。
 今回は、飛行機でさくっと伊丹空港まで飛び、そのまま大阪南港へと。
 千葉から大阪発着のフェリーに乗るのって、大変なんですよね。
 大阪南港のさびれたバスターミナルで時間を潰しつつ、かもめ埠頭へのバスを待って。
 ここのバスターミナルって、ニュートラムが出来る前には、もっと賑やかだったのかなあ。
 今は、敷地をかなり持て余し気味だもん。
 かもめ埠頭のバス停で降りてフェリーに乗り換えたのは、私の他に3人だったよ。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■07/10/04 宮崎カーフェリー「おおさかエキスプレス」乗船記 19:30→08:20

 バス停からターミナルへと歩いて行くと、遠くに夕陽が沈んで行くのが見えました。
 ちょっと早く着き過ぎちゃったみたい。
 正面には、「さんふらわあきりしま」が見えます。
 私は明日、この「さんふらわあきりしま」で帰って来ますよん。
 お隣りには、これから乗船する「おおさかエキスプレス」が居るです。
 間もなく、「さんふらわあきりしま」の出航準備が整ったみたいなので、私は「さんふらわあきりしま」がうんせうんせと転回して出航して行く様子を、岸壁からぼーっと眺めていたのでした。

 さあて、乗船手続きをしようっと。
 クーポンと乗船名簿を提出します。
 今回は2等寝台なので、発券された乗船券に、寝台番号のシールが貼られました。
 その後、ターミナルのイスに座って待機です。
 私の感覚では結構沢山のお客さんが待ってますけど、イス自体には余裕がある感じ。
 後で船内の空室案内を見たら、特等のみ満室の×印が付いていました。
 乗船開始は18:30とのことでしたが、18:20には乗船開始の放送が流れたので、タラップを上がり、早速乗船します。
 早めに乗せてくれるのは、嬉しいな。
 ご飯食べたいし。
 お風呂に入りたいし。
 もう寝たいし…(^^;。

 私のお部屋は、階段を上がってすぐ左手でした。
 扉を開けたら真っ暗だったので、電気を点けて、と。
 番号を確認すると、私のベッドは一番奥の下段だね。
 とりあえず荷物を置いて、お風呂へ行くです。
 今日は暑かったもんね。

 お風呂は、もう、ちょっとした混雑になっていました。
 混雑とゆーか、ロッカーが奥の方にあって、脱衣場がかなり狭いから…。
 他の人とぶつからないようにするのが大変なのでした。
 お風呂場自体もそんなに広くはなくって、洗い場の数がちょっと不足気味みたい。
 とりあえず、人数ぴったりだったので、順番待ちになったりはしませんでしたけど。
 湯船に浸かって、手足を延ばすと、本当に気持ちいいよ。
 のんびり♪。
 フェリーはこれが嬉しいです。

 自分のベッドへ荷物を置きに行くと、12人部屋の下段が全て埋まっていました。
 とりあえず、先にベッドメイクを済ませちゃおう。
 シーツを敷いて…、と。
 「おおさかエキスプレス」の2等寝台には、ちゃんと個別のコンセントがあるので、充電とかに使えて嬉しいです。
 足元には棚もあるので、小物を置けたりしますねん。

 それじゃあ、ご飯を食べよー。
 レストランは1,300円のバイキング。
 チキン南蛮があったり、カツオのタタキがあったり、結構地元のメニューを取り入れているみたい。
 ご飯も、普通のとまぜご飯の両方があったよ。
 普通のご飯は係の人がよそってくれて、まぜご飯はセルフサービス。
 写真にはサラダが写ってませんけど、いくらなんでも、おかず取り過ぎです。
 お腹が苦しいよう(^^;。
 バイキングだと、ついつい食べ過ぎてしまうのが困り物。
 下膳はセルフサービスなので、ゴミやお皿を種類毎に分けて、と。

 自分のベッドに戻った私は、もうそのまま寝てしまうのでした。
 あのー、まだ出航もしてないんですけど…(^^;。
 とにかく眠くって。
 出航まで、あと10分位かな。
 夢うつつで、只今出航しました、みたいな放送を聞いた記憶が…。

 6時間位ぐっすり眠って、目を覚ますと2:00過ぎでした。
 ごそごそとベッドから出て、船内の探索に出ます。
 まずはデッキへ出ると、雨がぱらぱら降っていて、しかも風が結構あるので、ちょっとここに居るのは遠慮したい所なのです。
 真横に灯台の灯りが見えて、携帯も圏内になりました。
 船内の地図と時間を照合すると、室戸岬付近。
 さすがに、足摺岬ってことはありませんよね。

 階段前にいくつかイスとテーブルが並んでいるので、そこにパソコンを持ち出して、自販機の紅茶を飲みながら、真夜中のティータイムへ突入です。
 レストラン横にもテーブルとイスがありますが、真っ暗なので…。
 ビールの自販機は全て夜間販売停止になっていますが、チューハイや水割なんかが4つセットされた自販機が1台だけ生きていて、こんな時間にも結構利用者さんが居るのでした。
 ゲームコーナーの前には、電子レンジもありましたよん。
 私は1時間ちょっとここに居て、また寝直しです。
 良く寝るなあ。

 翌朝。
 朝食付きのプランなので、食欲は無いけれど、レストランへ行くです。
 定価500円の定食なので、食べ過ぎちゃう心配は無いよね。
 和定食か洋定食を選べるのですが、おかずのお皿はいっぱい並んでいる中から取るので、洋定食のおかずにご飯を選んだり、和定食のおかずにパンを選んだりも出来ちゃいそお。
 洋定食だとコーヒーが無料なので、私は洋定食です。
 これ位の方が、私には軽くっていいや。

 さあて、後は下船に備えようっと。
 現在、15分遅れで航行中とのことです。
 宮崎港にはほぼ垂直に入るので、なかなか陸が見えて来ません。
 2等寝台にも窓がちゃんとあって、私のベッドは窓の前なのでした。
 シーガイアが見えて来た所で、デッキへと移動します。
 今は無き「フェリーひむか」と「フェニックスエキスプレス」で何度も出入りした、懐かしい宮崎港なのですよ。
 タグが付いて、ぐるっと転回して、接岸。
 とうちゃーく。

 下船して、ちょっと先に停まっていた、宮崎交通のバスに乗り換えです。
 バスに乗り換えたのは5人位しか居なくって、徒歩客の少ない時期なのですねん。
 今回は、ターミナルの建物には寄ることも無く、離脱しちゃいました。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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