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旅のしおり

 ここには、九四オレンジフェリー「おれんじ九州」八幡浜−臼杵、の乗船記があります。
 さあて、「おおいた」で八幡浜にやって来ましたよお。
 折り返しの「おれんじ九州」までは、1時間40分程の手持ち時間があるのですけど、外は暑いので、ターミナルでうだうだして過ごします。
 やる気なーい。
 とりあえず、外に出て、バス停の時刻表を眺めてみたり。
 ポールが3本も立っていて、凄く便利そうなのですが、一つは既に撤退していて廃止のお知らせが貼ってあるだけですし、更に一つは神戸方面への高速バスなので、フェリーからの接続はあまり良くありません。
 八幡浜駅への連絡は、歩くかタクシーになっちゃいますね。
 ちなみに、ここのターミナルは、無料の無線LANが使えたりします。
 片隅のテレビでは、宇和島運輸と「おれんじ九州」のCMが繰り返し流れていました。
 夢の翼っていうやつ(^^)。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■07/07/28 九四オレンジフェリー「おれんじ九州」乗船記 八幡浜12:45−臼杵15:00

 乗船開始の1時間前に、九四オレンジフェリーの窓口が開いて、乗船券の発売が始まりました。
 暇を持て余していた私が、真っ先に受け付けて貰って。
 2等寝台でお願いしまあす。
 って、こんな昼下がりから、またごろごろ寝る気だなあ。
 まあ、結果的には寝ませんでしたけど(笑)。
 窓口のおねーさんは、ちょっと考えて、お隣りのおねーさんに確認を取ってから、乗船券を発券してくれました。
 「2等寝台って、売っていいんだっけ?」。
 「うん、おけおけ」。
 みたいな会話があって。
 2等との差額は、550円です。
 名門大洋フェリーのシティラインカードを見せれば1割引きになったこと、乗船してから気が付きました。
 あらら。
 本日の海上模様は、全て良好の「状況レベル1」ですって。

 乗船開始を待っていると、観光バスが続々と到着して、更に乗用車のお客さんも多いみたい。
 今日は夏休みの土曜日なんですよねー。
 あんまり混んでも困るなあ、なんて思っていたら、殆どが宇和島運輸の臼杵行き「おおいた」、同じく別府行きの「えひめ」の利用者さんなのでした。
 宇和島運輸の方が、団体さんに強いのかしら。
 それとも、時間帯の関係かにゃ?。
 別府行きは、足場がいいですものね。

 乗船開始の放送が流れたので、てくてくと乗船口へと移動します。
 お隣りの岸壁には、「おおいた」が出て行った後、懐かしい「えひめ」が泊まっていたのでした。
 去年の夏、あれに乗ったのですよね。
 夜中だったし、台風で大変だったっけ。

 さあて、新しい「おれんじ九州」ですよー。
 タラップから船内へと入ると、結構階段は狭くて急なのでした。
 あれれ、エスカレーターがあるかと思ったのにな。
 下船のときに覗いてみたら、カーデッキへはちゃんとエスカレーターがありました。

 エントランスへ行き、ショップのおねーさんに乗船券を見せて、2等寝台の場所を聞きます。
 だって、インフォメーションには誰も居ないんですもん(^^;。
 ショップのおねーさんがクルーを引っ張って来てくれて、すぐ隣りの2等寝台室に案内して貰ったのでした。
 12人部屋ですが、何処でも好きなベッドを使っていいそうです。
 合わせて、ホチキス止めされた上陸券は降りるときに回収するので、無くさないようにっていう注意がありました。
 荷物を置いて、とりあえず船内の探検に出よー♪。

 エントランスから2等室へと向かうと、車椅子を置くスペースが、かなり広く取ってありました。
 凄いなあ。
 こんなに広いスペースは、初めて見ました。
 2等区画は、結構小さなスペースに分割されていて、クルーが交通整理中。
 テレビをご覧になる方は、椅子席へどうぞって案内していました。

 コンセントは、必ずしも区画内にあるって訳ではありません。
 かなり少なめなのでした。
 充電をしたい方は、ベッドランプにコンセントのある、2等寝台がお勧めです。

 私はデッキに出たり、階段を登ったり降りたり、うーろうーろと…。
 電車の新車と同じような匂いがしてます♪。
 シャワールームの場所を確認して、中を覗いてみたり。
 シャンプーとボディソープとドライヤーの装備があって。
 そういえば、ドライヤーは洗面所にも置いてあったっけ。
 置いてある場所が、面白いの。

 お腹空いたし、とりあえず何か食べよう♪。
 メニューを見ると、暖かい出来立てが食べられるのは、カレーとハヤシとじゃこ天うどんみたい。
 それから、コーヒーも。
 私はカレーとコーヒーを注文しました。
 そんなに待つことも無く、すぐに出来たよ。
 トレーを持って、両サイドにあるスナックコーナーで頂きます。

 個人的には、ルーとライスが別々になっていると食べにくいので、一緒にして欲しいかな。
 見栄えはこちらの方がいいですけどねー。
 味はまあ、普通です。
 私の他にも、何人かの方がカレーやうどんを食べていました。
 ハヤシの人は確認出来ず。
 ハヤシがどんな味なのか気になるので、次の機会があったら、ハヤシにしてみようっと。

 出航の時間になったので、デッキに出て、遠離る八幡浜と「えひめ」を眺めつつ…。
 デッキへの扉が自動ドアだったのには驚きました。
 しかも、でっかい扉なんだもん。
 デッキにペットルームがあったので覗いてみたら、簡易型の2等寝台みたく、棚が4区画ありました(笑)。
 今日の利用者さんは無し。
 デッキから、後部にあるサロン風のソファーを覗いてみたり。
 ここにはお花(勿論造花ですけど)が飾ってあったりして、ちょっと豪華な雰囲気のスペースなのでした。
 くつろぎ空間が沢山あるお船って、いいですよね。

 さあて、自分のお部屋に戻ろうっと。
 他に誰も来なかったので、私一人で貸し切りです。
 2等寝台室はもう一部屋あって、そちらにはドライバーさんが一人入っていました。

 枕元にコンセントがある、平均的な作りの2等寝台ですね。
 一応ここは、ドライバー区画になるらしく、出航後には入口の自動ドアが閉じられました。
 それまでは開いたままだったの。
 娯楽室の他、シャワールームが二つ並んでいて、これは私も使っていいのかな…?。
 ちらっと覗いただけで、実際には使いませんでしたけど。
 ベッドでごろごろしていたら、途中、クルーが巡回にやって来たりします。
 下船前には、何故か何回もやって来ましたけど、私のこと、呼びに来てくれたのかしらん(^^;。
 そういえば、下船前に流れた自動放送の「輪留めの無断取り外しは、勝手になさらないよう、お願い致します」は、日本語としてはちょっとおかしいなあ(笑)。
 なんて、どうでもいいツッコミですね。
 たまたまパソコンを開いていたので、思わず書き留めてしまいました。

 エントランスに移動して、タラップが取り付けられるのを待ちます。
 「おれんじ九州」はゆっくりゆっくり接岸して、程なく下船となったのでした。
 徒歩で乗船して、タラップから乗り降りすると、エスカレーターには一度も乗れないことに気が付いたりして。

 さあて、臼杵に戻って来ましたよお。
 暑いけれど、物凄ーく暑いけれど、駅まで歩かなくっちゃ、ね。
 荷物が軽いのが幸いです(^^;。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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