■07/07/28 九四オレンジフェリー「おれんじ九州」乗船記 八幡浜12:45−臼杵15:00
乗船開始の1時間前に、九四オレンジフェリーの窓口が開いて、乗船券の発売が始まりました。
暇を持て余していた私が、真っ先に受け付けて貰って。
2等寝台でお願いしまあす。
って、こんな昼下がりから、またごろごろ寝る気だなあ。
まあ、結果的には寝ませんでしたけど(笑)。
窓口のおねーさんは、ちょっと考えて、お隣りのおねーさんに確認を取ってから、乗船券を発券してくれました。
「2等寝台って、売っていいんだっけ?」。
「うん、おけおけ」。
みたいな会話があって。
2等との差額は、550円です。
名門大洋フェリーのシティラインカードを見せれば1割引きになったこと、乗船してから気が付きました。
あらら。
本日の海上模様は、全て良好の「状況レベル1」ですって。
乗船開始を待っていると、観光バスが続々と到着して、更に乗用車のお客さんも多いみたい。
今日は夏休みの土曜日なんですよねー。
あんまり混んでも困るなあ、なんて思っていたら、殆どが宇和島運輸の臼杵行き「おおいた」、同じく別府行きの「えひめ」の利用者さんなのでした。
宇和島運輸の方が、団体さんに強いのかしら。
それとも、時間帯の関係かにゃ?。
別府行きは、足場がいいですものね。
乗船開始の放送が流れたので、てくてくと乗船口へと移動します。
お隣りの岸壁には、「おおいた」が出て行った後、懐かしい「えひめ」が泊まっていたのでした。
去年の夏、あれに乗ったのですよね。
夜中だったし、台風で大変だったっけ。
さあて、新しい「おれんじ九州」ですよー。
タラップから船内へと入ると、結構階段は狭くて急なのでした。
あれれ、エスカレーターがあるかと思ったのにな。
下船のときに覗いてみたら、カーデッキへはちゃんとエスカレーターがありました。
エントランスへ行き、ショップのおねーさんに乗船券を見せて、2等寝台の場所を聞きます。
だって、インフォメーションには誰も居ないんですもん(^^;。
ショップのおねーさんがクルーを引っ張って来てくれて、すぐ隣りの2等寝台室に案内して貰ったのでした。
12人部屋ですが、何処でも好きなベッドを使っていいそうです。
合わせて、ホチキス止めされた上陸券は降りるときに回収するので、無くさないようにっていう注意がありました。
荷物を置いて、とりあえず船内の探検に出よー♪。
エントランスから2等室へと向かうと、車椅子を置くスペースが、かなり広く取ってありました。
凄いなあ。
こんなに広いスペースは、初めて見ました。
2等区画は、結構小さなスペースに分割されていて、クルーが交通整理中。
テレビをご覧になる方は、椅子席へどうぞって案内していました。
コンセントは、必ずしも区画内にあるって訳ではありません。
かなり少なめなのでした。
充電をしたい方は、ベッドランプにコンセントのある、2等寝台がお勧めです。
私はデッキに出たり、階段を登ったり降りたり、うーろうーろと…。
電車の新車と同じような匂いがしてます♪。
シャワールームの場所を確認して、中を覗いてみたり。
シャンプーとボディソープとドライヤーの装備があって。
そういえば、ドライヤーは洗面所にも置いてあったっけ。
置いてある場所が、面白いの。
お腹空いたし、とりあえず何か食べよう♪。
メニューを見ると、暖かい出来立てが食べられるのは、カレーとハヤシとじゃこ天うどんみたい。
それから、コーヒーも。
私はカレーとコーヒーを注文しました。
そんなに待つことも無く、すぐに出来たよ。
トレーを持って、両サイドにあるスナックコーナーで頂きます。
個人的には、ルーとライスが別々になっていると食べにくいので、一緒にして欲しいかな。
見栄えはこちらの方がいいですけどねー。
味はまあ、普通です。
私の他にも、何人かの方がカレーやうどんを食べていました。
ハヤシの人は確認出来ず。
ハヤシがどんな味なのか気になるので、次の機会があったら、ハヤシにしてみようっと。
出航の時間になったので、デッキに出て、遠離る八幡浜と「えひめ」を眺めつつ…。
デッキへの扉が自動ドアだったのには驚きました。
しかも、でっかい扉なんだもん。
デッキにペットルームがあったので覗いてみたら、簡易型の2等寝台みたく、棚が4区画ありました(笑)。
今日の利用者さんは無し。
デッキから、後部にあるサロン風のソファーを覗いてみたり。
ここにはお花(勿論造花ですけど)が飾ってあったりして、ちょっと豪華な雰囲気のスペースなのでした。
くつろぎ空間が沢山あるお船って、いいですよね。
さあて、自分のお部屋に戻ろうっと。
他に誰も来なかったので、私一人で貸し切りです。
2等寝台室はもう一部屋あって、そちらにはドライバーさんが一人入っていました。
枕元にコンセントがある、平均的な作りの2等寝台ですね。
一応ここは、ドライバー区画になるらしく、出航後には入口の自動ドアが閉じられました。
それまでは開いたままだったの。
娯楽室の他、シャワールームが二つ並んでいて、これは私も使っていいのかな…?。
ちらっと覗いただけで、実際には使いませんでしたけど。
ベッドでごろごろしていたら、途中、クルーが巡回にやって来たりします。
下船前には、何故か何回もやって来ましたけど、私のこと、呼びに来てくれたのかしらん(^^;。
そういえば、下船前に流れた自動放送の「輪留めの無断取り外しは、勝手になさらないよう、お願い致します」は、日本語としてはちょっとおかしいなあ(笑)。
なんて、どうでもいいツッコミですね。
たまたまパソコンを開いていたので、思わず書き留めてしまいました。
エントランスに移動して、タラップが取り付けられるのを待ちます。
「おれんじ九州」はゆっくりゆっくり接岸して、程なく下船となったのでした。
徒歩で乗船して、タラップから乗り降りすると、エスカレーターには一度も乗れないことに気が付いたりして。