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旅のしおり

 ここには、四国開発フェリー「おれんじ8」ワンナイトクルーズ、の乗船記があります。
 9月末に昼便が廃止になって、今ではこのワンナイトクルーズも過去のものとなってしまいました。
 このワンナイトクルーズ、前回の参加が03/11/25なので、もう9年近くも経っていたりします。
 当時と同じ友人に誘われて、もう一度、クルーズに参加して来た記録だよ。
 友人の都合で、行程が夏休み中の土日とかになってしまいましたが、1週間前の申し込みでも受け付けて貰えて。
 ほっ。
 ただ、復路の上等級は全て満席で、かなりの混雑が予想されます。
 私達は、勿論、2等寝台なのですけど。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■12/07/28 四国開発フェリー「おれんじ8」ワンナイトクルーズ乗船記 大阪南港12:40−20:00新居浜20:40−21:50東予22:30−大阪南港06:00

 乗船開始時刻に合わせて、12:00に大阪南港に戻って来ましたっ。
 一応、乗船名簿も記入して、カウンターに並びましょう。
 私の順番になると、ワンナイトクルーズの乗船券は既に印字されて、案内の冊子と一緒にクリアファイルにまとめられていました。
 2等寝台の利用で、1人13,500円だよ。
 乗船券と一緒に、3食分のお食事券、船内スケジュールやキャビンプラン、ビューポイントの案内が同封されていて。
 お食事券には、「オレンジパック」というゴム印が押されています。

 前回と比べて、随分と親切になりました。
 当時はですね、かなり出たとこ勝負ってゆーか、現場の判断で進行して行くってゆーか…。
 手作りで手探りな感じが満載でしたもん(笑)。

 船内スケジュール表によると、12:10に案内所前で段取りの説明を受けて、12:20からレストランでウェルカムランチ、13:05にブリッジ見学の為に案内所集合、とのことで。
 結構慌しいのです。
 出航前から、分刻みのスケジュールなんだあ。
 取り敢えずお風呂に…、なあんてことは許されません(笑)。
 まあ、慌しいのは最初だけなのですけどねー。

 ターミナルの2階に上がって、先に到着していた友人と合流して、段取りの確認をするよ。
 ついでに、前後の行程を報告し合って。
 お互い、行動を共にするのは、この「おれんじ8」だけなのです。
 それでは、乗船しましょうかあ。
 私が新門司から乗船して来た「フェリーきょうと2」の横を通って、とてとて歩いて行きます。
 外は滅茶苦茶暑いねえ。

 案内所へ行くと、往路と復路、両方の半券が回収されて。
 2人分のアメニティが渡されました。
 1等に置かれているのと同じものですねー。
 希望すれば、バスタオルも貸して貰えるのですって。
 さすがクルーズ、至れり尽くせりなのです(^^)。
 船内スケジュール表には、明石海峡大橋と瀬戸大橋の通過時間、手書きで日の出と日の入の時間もちゃんと書かれてますし。
 助かります。

 私達のお部屋は、8号室。

 出入り口脇の上下段が指定されていたよ。
 年長者の友人に敬意を表して、私が上段を使いましょう。
 上段なんて、久しぶりだにゃあ。
 ちなみに、往路は私達の貸切ですが、復路は満席になっているそうです。
 それはそうですよねー(^^;。

 まずは、荷物を片付けたり、チケットの写真を撮ったりして、ごそごそ。
 携帯の充電もしておきましょう。
 ベッドランプの下には、コンセントがちゃんと有りますよー。

 ハンガーや浴衣の装備も有って。
 でもでも、さすがに上段は狭いなあ(^^;。
 満席になったら、梯子の上り下りにも気を遣うから、大変そうだあ。

 程無くウェルカムランチの時間になります。
 時間は厳守だからね。
 前回みたいに、遅刻してお部屋までクルーが迎えに来たりしたら、申し訳無いですもん。

 ウェルカムドリンクは、それぞれアイスコーヒーとミニビールをチョイス。
 懐かしい懐かしい、唐揚げ定食とエビフライ定食を頂きましょう。
 2人居ると、おかずを交換出来たりするのがいいですね。
 お味噌汁の味は変わらなかったけれど、具は少な目の、普通な感じになりました。

 おれんじ定食も気になります。
 意外にも、ボリューム満載!って感じでは無いのですね。
 銘酒の数々は、お酒好きの人には嬉しいでしょう。
 利き酒セットみたいなものも有りましたよお。

 出航時間になって、「おれんじ8」が転回すると、フェリーターミナル対岸のジェイエフイー物流の流通センターに、RORO船が泊まっているのが見えます。
 何気に、私はこれが凄く楽しみだったりして(^^)。
 今日の船は何かな…?。
 「紫隆丸」でしたっ。
 この船も、以前私が市川に駐在していたとき、関わりが有ったりするのですよー。
 「紫隆丸」は、私の転勤直前にロールアウトして来たんだっけ。
 コイルのパレット式キャリア専用のRORO船なのです。

 暫くすると、窓の外には謎の人工島が見えます。
 大阪湾の真ん中みたいな所を埋め立てて、どうするんだろ…?。
 空港とかじゃ無いよね。
 どうも、ゴミを埋める為の島だったみたい。
 ゴミの処理って、何処も大変ですよね…。

 ご飯の後は、案内所前に集合です。
 ここで、今日のワンナイトクルーズの参加者さんの全容が明らかに!。
 なあんて。
 合計で、6グループ10名ってとこですかあ。
 お1人で参加の方も、家族連れも居らっしゃいます。
 年齢層は、予想よりも低め。

 クルーの引率で、デッキ経由でブリッジへと。
 簡単な説明を受けて、双眼鏡で進行方向を眺めて見たり。

 前回は、結構長い時間お邪魔してしまったのですが、今は手持ちが10分と決まっているみたい。

 ささっと見て、そそくさと退散する感じでしょうか(笑)。
 私も、特に質問とかは用意していませんでした…(^^;。

 これ以降は、ご飯以外、自由時間です。
 まずはお風呂でしょー。
 他に誰も居ない、広々としたお風呂は快適でした。
 サウナ併設の水風呂に浸かってみたり、同行者のスタイルで過ごすのも新鮮だったよ。

 この後、普段の私ならお昼寝タイムに突入してしまうのですが、折角の昼便ですし、話相手も居ることですし、スカイラウンジに上がって、瀬戸内海の景色を眺めることにしましょうか。
 自販機で缶ビールを買って、進行方向左側のソファーに座って。
 のんびり。
 いいですねー。
 売店でおつまみ買うのを忘れていたのは、痛恨の極みでした(^^;。

 フォワードのラウンジも居心地は良さそうですが、やっぱり視界の広いスカイラウンジの方がいい感じ。

 あ、フォワードラウンジは、特等専用なのでした。

 15:45頃には、商船三井フェリーの「さんふらわあとうきょう」が対向して来て。
 その後も、小豆島航路や宇高航路のフェリーが前後を横切って行きます。
 現在地は、片隅に掲げられている航路図と照会しつつ確認です。

 沢山の船が行き交うね。
 橋が出来る前は、もっと沢山の船が瀬戸内海を横断していたのでしょうね。
 今からは、とても想像出来ません。

 16:50頃に、大阪南港行きの「おれんじ7」と擦れ違い。
 特に案内の放送は流れませんでした。

 今ではもう、見ることが出来なくなってしまった光景なのです。

 17:10頃には、予定よりも早く瀬戸大橋を通過です。
 丁度、高松行きのマリンライナーが駆け抜けて行きました。

 他のお客さんもデッキに出て、橋を見上げていたよ。
 でっかい橋は、やっぱり迫力有りますねー。
 私達は、ずっとスカイラウンジとデッキを行き来していて、とうとう全くお昼寝をしなかったのでした。
 これは、快挙です!(^^;。
 やっぱり、楽しいですよね。

 18:10には、クルージングディナーの時間だね。
 前回は和食にしたので、今回は洋食のディナーだよ。



 ずらずらと並べてみましたっ。
 オードブルからデザートまで、ボリュームたっぷりなのです(^^)。
 優雅なお食事を満喫だあ。

 新居浜港に入港すると、「おれんじホープ」がお出迎えしてくれました。
 そろそろ日が暮れて、夜の帳が降りて来ます。

 今のうちにお風呂に入って、東予からの混雑に備えましょうか。

 入港の前後には、自動ピアノのスイッチが入って、いい雰囲気に。

 ずっと流しっぱなしでも良さそうですが、さすがにそれは難しいかな…。
 24:00になると、照明も落とされました。

 船内には、団体さん専用のお部屋も有ったよ。

 「高校生友の会」って、高校生の団体さんなのかな?。
 高校生が好きな人達の団体ってことは無いのでしょうし(^^;。
 私、気になります!。
 でも、船内では巡り会うことが無く、確認は出来ませんでした。

 東予からは、私達のお部屋もほぼ満席になりました。
 私達以外は、みんな家族連れ。
 私の反対側のベッドは、父娘の2人旅みたい。
 上段は荷物置き場にして、下段を2人で使って寝ていました。
 小学校中学年の娘さんと一緒は、さすがに狭くないですかあ…?。
 それに、凄く暑いでしょお(^^;。
 そう、室内は暑いのですね。
 さすがに私も熟睡は出来ませんでした…。

 レストランが開いている間は、友人の飲みに付き合って、24:00頃まではスカイラウンジで過ごしていました。
 またお風呂に入ったり。
 朝も、下船前にも、お風呂に入ったよ。
 入り過ぎとゆーか。
 まあ、外に出たら、すぐに汗だくになってしまうのですけどねー。
 暑いせいもあって、私はとっても早起きでした。

 朝はレストランでバイキングです。
 利用者さんも結構多くって。
 名物らしい梅干を食べて、「おれんじ8」との名残を惜しみつつ…。
 そろそろ下船の時間だね。

 カーデッキを覗くと、「滞船車」の紙を掲示した乗用車が結構残っていました。
 のんびり下船出来るのって、助かりますよね。
 後ろからは、宮崎カーフェリーが追いかけて来ています。
 オレンジ会の入会申込書を貰って来たのですけど、この先、そんなに利用する機会が有るかなあって、ずっとお悩み中。
 千葉県在住の私は、関西航路の利用頻度って、それ程多くないのですもん。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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