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旅のしおり

 ここには、四国開発フェリー「おれんじ8」大阪−新居浜、の乗船記があります。
 大阪南港で、「フェリーきょうと2」からの乗り継ぎなのです。
 昼便はがらがらでしょうけど、折角なので、事前にネットからの予約を済ませておいたよ。
 備考欄に、シティラインカードを持っています、と記載して。
 「おれんじ8」への乗船って、実に7年ぶりだったりとかします。
 四国開発フェリーを利用する機会って、あんまり無いのですよね。
 今回は、12/01の朝、香川県近辺に居なくちゃいけないっていう、馬鹿な事情が有ったもので…。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■10/11/30 四国開発フェリー「おれんじ8」乗船記 大阪12:40→新居浜20:00

 朝ご飯を食べたりしてから、大阪南港のターミナルには、11:00過ぎに戻って来たよ。
 ちょっと早過ぎたけれど、カウンターで乗船手続きを済ませちゃおうっと。
 クレジットカードは使えないので、現金で4,400円を払います。
 シティラインカードの提示で、2割引なのです。
 2等指定だよ。
 私の場合、昼間から2等寝台を取って、ずっと寝ていたりとかを平気でするのですけど、今日は別に眠くないので…。

 特に乗船開始時間の案内は無かったので、船の前までぶらぶらと歩いて行ってみたり。
 まだタラップは閉じられています。
 それじゃあ、待合室で待機だね。
 出航30分前の12:20になると、乗船開始の案内放送が流れたのでした。
 後で予約確認のメールを見たら、乗船開始時間の案内、ちゃあんと記載されてましたです(^^;。

 乗船したら、すぐに案内所へ行って、通信ルーターの貸し出しをお願いします。
 これ、試してみたかったのですよね。
 名前や船室の番号を記載して、3,000円の保証金を支払うと、auの、カゴに入ったルーターが出て来たです。
 当然ながら、電源が必要なのですよ。
 本来は、個室での利用が前提なのでしょうね。

 私は早速、ネット接続を試してみようと、部屋から近い、ラウンジへ。
 カーテンが下ろされていて真っ暗ですけど、今は景色とか別にいーです(^^;。
 あ、普通に繋がるね。
 取り敢えずの用事を片付けて、と。
 そうこうする間に、「おれんじ8」は出航しちゃうのでした。
 出航のとき位は、デッキに出ていたいのですけど…。
 何か駄目駄目だなあ。

 程無く、「おれんじ8」は陸から離れたらしく、圏外になりました。
 大阪湾の、中心付近に居るのかな?。
 これを機会に、パソコンは暫く中断しようっと。
 荷物をまとめて、自分のお部屋へと向かったのでした。
 同室の方は、他に2名。
 席はきっと連番なのでしょうけど、適当な所に荷物を置いて、と。
 今日の私は、マットも毛布も使いませんし。

 お昼ご飯を食べますよー。
 レストランには誰もお客さんが居なくって、ちょっと寂しい感じ。
 後から、お2人程来られてましたけど…。
 ちりめん丼650円と、ホッキサラダ。

 ホッキはたっぷりだし、凄く美味しかったですよー。
 あ、テーブルにパンくずみたいなものが沢山落ちていたのは、ちょっと残念だったかな。

 次は、お風呂。
 洗い場にしっかり仕切りの付いた、明るい雰囲気のバスルームでのんびりします。
 やっぱり誰も居ませんし。

 殆ど人気の無い船内を一回りしてから、スカイラウンジへ移動しましょう。
 コンセントが近いテーブルを探して、と。
 ここなら、景色も見やすいですものね。
 カゴから、ルーターやら電源ケーブルやらLANケーブルやらを取り出して、机の上に並べます。
 紋別のホテルを思い出すね。
 あのときは、フロントで巨大なケーブルモデムを渡されて、びっくりしたっけ。

 「おれんじ8」は、明石の街並みに沿って、ゆっくりゆっくり進んでいます。
 13:55、もうすぐ明石海峡大橋を通過だね。
 目の前の扉からデッキへ出て、今度こそ真下から吊り橋を眺めたのでした。
 風はちょっと冷たいけれど、とっても気持ちのいい景色なのです。
 テーブルの前の壁には「運航基準経路図」が掲げられているので、経路図と景色を照合することが出来て、嬉しいな。
 島の名前も、すぐに分かってしまいます。
 原速復帰発令地点、船長甲板上指揮、なんていう、船ならではの記載も有って。

 私はですね、結局、ずーっとこの場に居たりして。
 見晴らしはいいし、快適なんですもん。
 眠くないっていうのは、素晴らしいです。
 時々、他のお客さんが上がって来たりしていたよ。
 それ以上に、クルーが度々巡回して来ます。
 後ろから突然現れるので、ギョッとしたりとか。
 …一体、ナニやってたですかあ(^^;。

 瀬戸大橋も、しっかりデッキから見届けたよ。
 「南風」らしき特急が、走って行くのが見えたです。
 時々は、反対側、四国側の景色もチェックして。
 ネットはですね、しばしば途切れたりはしますけど、陸に近付けば回復するので、特に問題は無いかと(^^)。

 18:00になるとレストランがオープンするので、晩ご飯を食べましょう。
 18:30までの、とっても短い営業で、しかもオーダーストップは10分前なので、結構タイトだったりします。
 メニューも7種類限定だったり。
 東予から、また50分だけ開店するので、なかなかきめ細かい対応なのですよ。
 利用者さんは、私の他には、お1人だけだったみたい。

 壁にポスターが貼られていた、銘酒呑み比べ500円っていうの、ちょっと気になります。
 テーブルに置かれていた、フンドーキン醤油もかなり謎。
 …フンドーキン?。
 ネットで調べてみたら、臼杵のお醤油メーカーさんでした。
 九州オレンジフェリーの繋がりなのですねん。

 新居浜が近付くと、クルーが自動ピアノのスイッチを入れたらしく、ピアノ演奏が始まったよ。
 雰囲気たっぷりなのです。
 ここで下船なのは、ちょっと寂しいな。
 案内所にルーターを返却して、保証金を返して貰って。
 乗船券の残りは回収されるので、手元には何も残りません。
 券面は、左側が(控)で、右側が(上陸券)っていう表記になっていますね。
 新居浜での徒歩下船は、2人だったです。

 それはいいのですが、四国開発フェリーの社員さんって、陸上の窓口や船内の案内所で、あれれ?と思うような対応をされる方に、何故か必ず出くわしちゃいます。
 詳細はともかく、今回もやっぱりそうなのでした。
 私が今までに乗船した船社さんの中で、四国開発フェリーの印象は最下位クラスだよー。
 残念なことですが、それがあんまり乗船したくない理由でも有るのですよね…。

 今夜はこのまま新居浜泊まりなので、下船後は、タクシーでホテルまで直行しちゃいましょう。
 なんて思ったのですけど、ターミナルにタクシーは居ませんでした。
 徒歩下船なんて、滅多に居ないでしょうしねー。
 電話をすればすぐに来てくれるのですけど、時間はたっぷり有るし、多喜浜まで歩くことにしたよ。
 30分位ですもの。
 列車本数は少ないけれど、幸いなことに、20:55には新居浜行きが有るです。
 てことで、のんびり歩いて、113系で一駅だけ移動したのでした。

 そう言えば、starboardとportの表記を実際に見るの、今回が初めてだったよ。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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