「Top」 [旅のしおりのMenu]
旅のしおり
ここには、商船三井フェリー「ニューれいんぼうべる」苫小牧−大洗、の乗船記があります。
新日本海フェリー「らいらっく」で苫小牧東に着いて、その日のうちに「ニューれいんぼうべる」で家に帰るっていう、ろくでもない旅も、いよいよ後半です。
帰省ラッシュの混雑が予想されたので、早めにネットから予約を入れていました。
ネット割引とカジュアルフェリー割引で8,550円って、何だか安く感じちゃいますね。
実は室蘭から「びるご」で青森へ出て、そこからは電車で帰るっていう案もあったのですが、繁忙期にそんなルートを辿るのは疲れそうなので、却下。
「ニューれいんぼうべる」も満席だろうし、実は結構やる気が無かったりしてます(^^;。
でも、「ニューれいんぼうべる」の名前は、もうすぐ消えちゃいます。
その前に乗っておきたいですよね!。
この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。
■07/01/04 商船三井フェリー「ニューれいんぼうべる」乗船記 23:45→19:15
苫小牧で色々と用事を片付けて、ターミナルへと辿り着いたのは、2320でした。
あのあの、出航まで、もう30分を切ってるんですけど…?(^^;。
ターミナル内、既にもう他のお客さんは誰も居ません…。
とにかく乗船手続きをすると、チケットには「れいんぼうべる」と印字されていました。
LEDの案内表示は単に「べる」ですね。
「レストランがありませんので…」と、自販機の価格表を一緒に渡されたよ。
すっかり忘れてましたけど、スタンプラリーはまだ有効なので、二巡目のスタンプを押して貰って。
でも何故か、なかなか押して貰え無くって、待たされちゃったりするのでした。
あれれ…?。
何げに、ホワイトボードは空席有りになってます。
誰も居ない待合室で写真を撮っていたら、商船三井の人が来て、「お早くご乗船下さい」と。
すいません…(^^;。
船内へ進むと、あんまり人の気配が無いなあ。
もう皆さん、寝ちゃってるのかしら。
ホールを覗いてみても、ドライバーさんが数組居らっしゃる位。
自分のベッドへ行くと、私を含めて、4つのベッドが全て埋まっていました。
この部屋を4人で使うの、実は初めてだったりします。
日本海では、いつもがらがらだったから…。
あわわ。
デッキから出航を見届けて、と。
静かな出航です。
今の所、放送は全く流れませんし。
お風呂、何時までなんだろ。
そういう掲示が全く無いんですよね。
暫くすると、おじさんの放送が入り、明朝は08時からお風呂が使えるんですって。
案内所の業務もこれで終了するそう。
おねーさんは乗船していませんでした。
お風呂へ行くと、あ、扉に時間が書いてある。
0050までですって。
翌日は下船前までずっと。
出て来たときに、気が付きました。
分かりにくいよお(^^;。
のんびりしてたら、私一人だけになっちゃった。
浴室内、リンスインシャンプーとシャンプーとコンディショナーとボディソープと普通の石鹸と、色々並べてありますが、これは東日本フェリーと商船三井フェリーの装備が混ざっているからみたい。
商船三井フェリーになって変わった所は、自販機が大幅に入れ替わっているのと、マッサージ機が無くなったこと、案内所でさんふらわあグッズを売っていること、寝具が新しくなっていること、レストラン関係の諸々が無くなっていること、レインボーホールの名前が消えたこと、そんな所でしょうか。
自由に使えるお箸は、イルカマーク入りのがそのまま残っていました。
それと、各お部屋に掲示してある「安全航海のお願い」にも、イルカマーク。
イルカさんが残っているのは、それだけみたい。
さすがに、船内配置図イラストの「博多←→直江津←→室蘭」までは消していませんでした(^^;。
さんふらわあ文庫は無し。
まだそんな大きな変化はありませんね。
アサヒビールの自販機は、何故か使用中止なの。
サッポロビールのは動いていて、ヱビスやクラシックも装備されています。
カップ麺210円は案内所のみ販売で、自販機はありません。
ニチレイのめんくい亭はありますけど、売り切れ。
アイスはハーゲンダッツからセブンティーンになって、半額以下の120円になりましたが、日本酒は種類が変わって大洗の月の井になり、ちょっとだけ値上げ。
おつまみの自販機も設置されていました。
食べ物の自販機は充実していますが、設置台数はオーシャン東九のカジュアルフェリーと比べて、かなり少なめです。
電子レンジは3台。
ニチレイの自販機、「ニューれいんぼうらぶ」にはたい焼きがあるけれど「ニューれいんぼうべる」には無い、っていう法則があるの、ご存じでした?。
商船三井フェリーになっても、そのまんま。
たい焼きー!(^^;。
たこ焼きは最初から売り切れでした。
NREのO-bentoの自販機は初めて見たなあ。
小型サイズの販売で、500円。
アジア風チキン弁当と、豚生姜焼き弁当と、豚角煮弁当と、焼き鳥丼の4種類あります。
これは自分でレンジアップしなくちゃいけません。
かつてアメリカからの輸入ということで話題になったO-bento、私も当時、発売初日に買って食べたのですが、それでお腹を壊してしまって…。
勿論、O-bentoが悪い訳じゃ無くって、私の体調が良く無かったせいなのですけど。
もう二度とO-bentoは食べないと、その日私は決めました(^^;。
そんなことを観察しつつ、私はホールでのんびり。
皆さん夜が早くて、ドライバーさんも早くに引き上げちゃいました。
0230まで起きてましたけど、残っていたのは、私ともう一人だけなのでした。
翌朝。
0930に放送が入り、間もなく右舷側で「ニューれいんぼうらぶ」とすれ違うそうです。
それだけを告げるシンプルな放送ですが、飛び起きちゃいました。
「ニューれいんぼうらぶ」っていう船名を読み上げるのが、ちょっとだけたどたどしかったりして。
急いで着替えて、デッキへ。
「さんふらわあみと」や「さんふらわあつくば」の頃と同じ位の距離でした。
「ニューれいんぼう」同士がすれ違うのを見るのは初めてなので、嬉しかったです。
勿論、汽笛は鳴らしませんけど。
デッキに出て来たのが4人だけなのは寂しいなあ…。
そういえば、船長さんからの放送も無いですねー。
皆さん自分のベッドでくつろいでいるのか、船内はとても静かです。
ソファーも殆ど空いていて。
昼間のフォワードサロンはちゃんと開いていますが(誰だ閉鎖なんて言ってたの(^^;)、そこも常に空いていました。
静かに旅が出来て、私は嬉しい。
いつも通りに、のんびり過ごすことが出来ました。
同じお部屋の人達は、皆さんカーテン締めてたし、下船まで、とうとう一度も顔を合わせることが無かったのでした(^^;。
案内所で、季刊さんふらわあの第6号と、大洗航路のパンフレット「さんふらわあ〜ロマンチック海道〜」を貰いました。
バリアフリー関係で、本船にはカーデッキから客室へのエレベーターが無いので、パンフレットでは夕便の利用を推奨していますね。
船内は色々とお正月です。
勿論、お飾りと鏡餅もありました。
お腹が空いたので、缶コーヒーとニチレイを買います。
出来立ての唐揚げがべちゃべちゃになってしまうのは、仕方無いですね。
それでも結構美味しく頂きました。
すっかり暗くなって、私は船内を散歩して歩いたり、ベッドでごろごろしたり。
デッキに出ると、大洗を出航して来た「へすていあ」の灯りが見えました。
もう入港だね。
荷物をまとめて、蝶ネクタイのおじさんに見送られて、私はタラップへの階段を降りたのでした。
というわけで、1925に下船したよ。
大洗に「ニューれいんぼうべる」って、実際に見ると、不思議な光景なのです。
お隣りには「さんふらわあみと」が居ますねん。
さあ、さくっと帰りますよー。
1955にターミナル前から水戸駅行きのバスがあるのですが、それを待っているよりも大洗駅へ歩いてしまった方が性に合うので、てくてく歩きます。
2007の電車に乗れば、2022にバスよりも03分早く水戸に着いて、しかも運賃は半額ですもん。
何かせこいですね(^^;。
大洗駅まで、25分てとこですかあ。
パンフレットでは徒歩20分になっていますが、20分ではちょっときつそう。
大洗駅の改札内には、ターミナルまでの地図が自由に持ち帰れるようになっていました。
この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。
さて、家に帰ったら夜中だよお。
「Top」 [旅のしおりのMenu]
ゆかねカムパニー ©C.Maya 2007