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旅のしおり

 ここには、新日本海フェリー「すいせん」敦賀−苫小牧東の乗船記があります。
 千葉から敦賀までは、小松空港からバスで福井に出て、そこからJRっていう経路を採用したよ。
 22:00のバスに乗ったのは、2人だけ。
 22:16には、早くもターミナルに到着です。
 乗船開始は23:30なので、ちょっと手持ち無沙汰かな。
 以前は2便有ったバスも、1便だけになっちゃいました。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■15/09/28 新日本海フェリー「すいせん」乗船記2 01:00→20:30

 乗船手続きで窓口に寄る必要も無いので、エスカレーターでさくっと2階に上がります。
 ここはイスが沢山有りますし、乗船を待つ人も少ないので、快適と言えば快適だよ。
 レストランは勿論閉店していますが、「えび味噌ラーメン限定6食」なんてチラシを眺めて過ごします。
 おっきな窓からは、忙しく行き来するシャーシが見えて。
 船旅の始まり、って感じですよね。

 今回は、ツーリストAの利用です。
 9,570円。
 グリルディナー「秋味会席」をセットしたので、そちらが4,500円。
 窓側の、S寝台感覚で使える区画をネットから指定したです。

 今回は、154番。
 ここ、いいですよね。
 通路側なら、145番です。
 そちらは、人の出入りがちょっと気になるかも。
 このA10のお部屋は、その2つのベッドだけが埋まって。
 私ともうお1人、2人揃って、殆どベッドには居ませんでしたけど…。

 「すずらん」「すいせん」が新しくなってから、個室は一度も利用してないよー。
 空いている時期しか乗らないですし、ツーリストAが快適過ぎて。

 ベッドランプには、勿論コンセントが有ります。
 すぐ目の前に窓が有って、お得な感じだよ。
 S寝台も覗きに行ってみましたが、テレビが有る位の違いしか無いのですよね。
 イヤホンは案内所での受け渡しが必要ですし。

 乗船開始になって、私は一番最後にゆっくりと乗船します。
 プリントして来た「e乗船券お客さま控」の2次元バーコードをスキャンして貰って、と。
 船内で、私のお部屋を教えて貰いましょう。
 あ、また、グリルの案内受けるの忘れちゃってて…。
 今回は、素で忘れていたです。
 後で、わざわざおねーさんが私のベッドまで案内に来てくれました。
 突然だと、びっくりしちゃいます(^^;。

 ともあれ、船内を歩いてみましょう。
 やっぱり空いてるみたい。

 でも、カフェはしっかり営業中。
 嬉しいな。
 後で、何か食べようっと。

 デッキに出ると、お隣にはお馴染みの近海郵船のROROが停泊中。

 雰囲気有ります。
 最近の大型フェリーには、ドッグランも標準装備になりました。
 ペットと一緒の乗船って、結構需要有るのですね。
 まあ、他の交通機関では融通の利かない、フェリーならではの部分ですから。

 船内は華やかで、センス良くまとめて有るです。
 実は結構、落ち着いた印象なのがポイント高いよ。

 華美でも質素でも無い、絶妙なバランスなのです。

 売店の品揃えも充実していて。
 船旅に必要なものは、何でも揃います。
 北海道限定のドリンク類も充実していて、お勧めです。
 ポテトなんかのスナック系の冷食は、自販機で買えますよー。

 レストラン横のモニタでは、お勧めメニューの紹介なんかが有って。
 メニューそのものも掲げられているので、これを見て、次のご飯は何を食べるか、作戦を考えるです。

 ちなみにこれが、翌朝の朝食。
 カフェテリア方式で、好きな物をチョイスします。

 1,150円。
 ちょっと割高になってしまうのが難点ですが、私はバイキングよりこの方が好きなのでっ。

 そうそう、グリルのチラシなんかも置いて有りましたよー。
 これは新潟発着の関東便のメニューなので、私の「すいせん」関西便は、内容と価格が異なります。
 何故、わざわざメニューを別にしているのかは不明。

 パソコンコーナーも有りますよ。
 コンセントとテーブルが有るのは、お守り代わりにいいかな。
 個別のライトは有りませんけど。

 今回、私は使いませんでした。
 ネット関係は、ドコモのテザリングで、お昼過ぎ以降、ほぼずっと繋がりますし。
 Wi-Fiとかは、新日本海フェリーには有りません。
 もし有ったとしても、船内のは全くアテになりません(^^;。

 それじゃあ、カフェで、ビーフカレー700円を食べましょう。

 夜食にカレーが食べられるのは、個人的には凄く嬉しかったりします。
 今回の旅は、大成功の予感です。
 …大袈裟だなあ。

 ゴミ箱の分別は4種類。
 ペットボトルはプラスチック類に分類されるみたい。

 船橋市民の感覚だと、もう一つ箱を用意して、ペットボトルは別に、プラスチックは燃えるゴミなのですが。
 これって、苫小牧と敦賀、どちらのルールに準拠しているのでしょうね。
 まあ、どちらにも対応出来るように、ペットボトルがプラスチックになっているのでしょうけど。
 実は、私は今も、新日本海フェリーと言うと、ゴミ箱から溢れたゴミの山、っていうイメージが有って(^^;。
 一番最初に乗船したときのイメージって、ずっと引きずるものなのですね…。

 それじゃあ、さらっとお風呂に入って寝てしまいましょう。
 脱衣場もお風呂場も、広々していて、いいですよね。
 あと、あのシャンプーとソープの匂いが好き。
 この時点で、露天風呂の存在をすっかり忘れてます(^^;。

 翌朝は、ご飯の前に、ちゃんと露天風呂に入ったです。
 他には誰も居ないので、のんびりだよ。
 やっぱり、風は冷たいね。
 でも、それが気持ち良くって。

 私は、レストランで朝ご飯を食べましたけど、カフェではモーニングセットの販売もしています。

 結構お得なのではないかと…。
 両方食べてみたかったかも。
 …そんなに食べられません(^^;。

 09:21になると、船長さんからの挨拶と案内の放送が入ります。
 機関長さんと事務長さんのお名前も紹介されたよ。
 時間の案内は、まるいちじちょうど、みたいな感じで。
 現在地は、佐渡島の沖70キロ。
 現在の速度は27ノット、約50km/h。
 低気圧と前線の影響で波は高いけれど、概ね平穏とのこと。
 実際、揺れを感じることは全く有りませんでした。
 16:00には、竜飛岬に到達するみたい。

 フォワードサロンに移動してみると、既にいくつかの窓は閉鎖されていますが、2つだけでもオープンしていると、雰囲気が全然違うのですよね。

 ちゃんとフォワードサロンです。
 これが、単なる陰気なお部屋になってしまいますから…。
 外が見えないのって、かなりのストレスで、居心地良くないのですよー。

 10:03頃には、遥か遠くに「すずらん」が見えて来ました。
 ゆっくりゆっくり近付いて来ます。
 前方の海面には、鳥が沢山飛んでいるね。
 ゆっくりとは言っても、比較対象になるものが無いだけで、実際にはかなりのスピードですから。
 油断していると、行き過ぎてしまいます。

 タイミングを見計らって、後部のデッキへ移動だよ。

 皆さん、一生懸命写真を撮られていました。
 船旅で最大のイベントですもの。
 陸から遥か離れた海上での、出会いと別れ。
 「すいせん」が長い汽笛を鳴らして、「すずらん」が短い汽笛で応えます。
 いいものなんです(^^)。

 船内のイベントとして、この後、ビンゴゲーム大会が開かれました。
 最初に、船内コンサートの演者さんが、ギターを披露。
 ちょっとした事前プロモーションなのですよ。
 これはいい構成です。
 ビンゴの参加者は35人。
 うち、17人に何か景品が当たるので、これはなかなか期待出来そう。
 ちなみに私は、ソフトクリーム券を貰ったです(^^)。
 これ、下位の賞の中では一番人気だそうですが、私は新日本海フェリーグッズの方が嬉しかったかも…(^^;。

 あと、船内クイズラリーが開催されています。

 船内を回って、五択式のクイズの解答を用紙に記入、それを時間までに回収箱に投函すると、5人に記念品が貰えるの。
 問題は、苫小牧市の人口とか、トマチョップのモデルの鳥とか、本船の全長とか。
 まあ、大体分かりますよね。
 ヒントは特に有りませんでした。
 探せば有ったりするのかな…?。
 当選者を見に行ってみると、私も5人のうちの1人でっ。
 商品は、ソフトクリーム券か生ビール券が選べるそう。
 ソフトクリーム券は既に持っているので、生ビールを採用です。

 凄いねえ。
 私、そこそこ運が良いです。

 お昼ご飯は、ホエー豚丼800円と、ひじき140円。
 それから、特典の生ビールです。

 このホエー豚丼は、ちょっとハズレかも(^^;。
 ビーフシチューの方が良かった感じ。
 まあ、不味くは有りませんけどねー。

 その後は、ベッドでごろごろしたり、フォワードサロンへ行ったり、デッキに出たり、のんびり気ままに過ごします。
 自由だなあ。
 お風呂にも入りに行って。
 自分のお部屋の通路、S寝台とA寝台のフロアから、エントランスへ出るときに、自動ドアのボタンを押さないといけないのがちょっと面倒です。

 ソフトクリーム券の消化も兼ねて、カフェでアフタヌーンティーセット、500円を注文してみたです。

 優雅だよ。
 いいですね。
 でも、ちょっと食べ過ぎみたい。
 こういうメニューが有るのは、嬉しくって。
 グループにホテルを持っているのは、強みなのです。
 片隅のテレビでは、JR北海道、鉄路の闇とか、そういう番組の予告が流れていました…。

 そろそろ夕暮れ。
 色々な形の雲が見えて、退屈しません。

 ゆっくり空を見上げる機会なんて、地上じゃなかなか有りませんもの。
 1日の終わりを告げて、太陽が沈んで行きます。

 雰囲気有るのですよー。
 「すいせん」は津軽海峡を通過して、遠くには津軽海峡フェリーの「ブルードルフィン」らしい船影が見えるよ。

 函館山を眺めつつ。
 「すいせん」は苫小牧を目指します。

 さあ、晩ご飯はグリルなのですよー。
 お昼にちらっと覗いてみたら、2組位のお客さんが居た感じ。
 なので、安心してグリルへ行ったら…。
 夜は、私1人だけなのですって。
 貸切ですね、と。
 あらら…。
 居心地が悪い、とゆーか、手持ち無沙汰だったりします(^^;。

 まあ、仕方無いですね。
 運ばれて来るお料理を、どんどんやっつけます。
 今回初めて、下船後に車を運転する予定は無いか聞かれたです。
 実は、今まで無かったのが不思議な感じ。




 結構なペースだったと思うのですが、それでも1時間位はかかっちゃいます。
 まあ、何をやってるんだかって感じなのですよー。
 てことで、ドリンク代830円を払って、領収書を貰ったのでした。

 さあ、もうすぐ下船です。
 船内の1時間って、あっという間なんですよね。
 ベッドのシーツと毛布を畳んで、荷物を片付けて。
 カフェの前のイスから、接岸の様子を眺めます。
 タラップが架かったら、すぐに下船しなくっちゃ。
 また、バーコードをスキャンして貰って。
 のんびりしていて、連絡バスに置いて行かれたら、大変なのですよー。

 連絡バスが南千歳行きになってからの利用は初めてです。
 6人位が乗車して、船内で見かけた、レストラン担当のおねーさんも乗ってます。
 真っ暗な中を走り、南千歳の駅前には21:26の到着となりました。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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