■15/09/28 新日本海フェリー「すいせん」乗船記2 01:00→20:30
乗船手続きで窓口に寄る必要も無いので、エスカレーターでさくっと2階に上がります。
ここはイスが沢山有りますし、乗船を待つ人も少ないので、快適と言えば快適だよ。
レストランは勿論閉店していますが、「えび味噌ラーメン限定6食」なんてチラシを眺めて過ごします。
おっきな窓からは、忙しく行き来するシャーシが見えて。
船旅の始まり、って感じですよね。
今回は、ツーリストAの利用です。
9,570円。
グリルディナー「秋味会席」をセットしたので、そちらが4,500円。
窓側の、S寝台感覚で使える区画をネットから指定したです。
今回は、154番。
ここ、いいですよね。
通路側なら、145番です。
そちらは、人の出入りがちょっと気になるかも。
このA10のお部屋は、その2つのベッドだけが埋まって。
私ともうお1人、2人揃って、殆どベッドには居ませんでしたけど…。
「すずらん」「すいせん」が新しくなってから、個室は一度も利用してないよー。
空いている時期しか乗らないですし、ツーリストAが快適過ぎて。
ベッドランプには、勿論コンセントが有ります。
すぐ目の前に窓が有って、お得な感じだよ。
S寝台も覗きに行ってみましたが、テレビが有る位の違いしか無いのですよね。
イヤホンは案内所での受け渡しが必要ですし。
乗船開始になって、私は一番最後にゆっくりと乗船します。
プリントして来た「e乗船券お客さま控」の2次元バーコードをスキャンして貰って、と。
船内で、私のお部屋を教えて貰いましょう。
あ、また、グリルの案内受けるの忘れちゃってて…。
今回は、素で忘れていたです。
後で、わざわざおねーさんが私のベッドまで案内に来てくれました。
突然だと、びっくりしちゃいます(^^;。
ともあれ、船内を歩いてみましょう。
やっぱり空いてるみたい。
でも、カフェはしっかり営業中。
嬉しいな。
後で、何か食べようっと。
デッキに出ると、お隣にはお馴染みの近海郵船のROROが停泊中。
雰囲気有ります。
最近の大型フェリーには、ドッグランも標準装備になりました。
ペットと一緒の乗船って、結構需要有るのですね。
まあ、他の交通機関では融通の利かない、フェリーならではの部分ですから。
船内は華やかで、センス良くまとめて有るです。
実は結構、落ち着いた印象なのがポイント高いよ。
華美でも質素でも無い、絶妙なバランスなのです。
売店の品揃えも充実していて。
船旅に必要なものは、何でも揃います。
北海道限定のドリンク類も充実していて、お勧めです。
ポテトなんかのスナック系の冷食は、自販機で買えますよー。
レストラン横のモニタでは、お勧めメニューの紹介なんかが有って。
メニューそのものも掲げられているので、これを見て、次のご飯は何を食べるか、作戦を考えるです。
ちなみにこれが、翌朝の朝食。
カフェテリア方式で、好きな物をチョイスします。
1,150円。
ちょっと割高になってしまうのが難点ですが、私はバイキングよりこの方が好きなのでっ。
そうそう、グリルのチラシなんかも置いて有りましたよー。
これは新潟発着の関東便のメニューなので、私の「すいせん」関西便は、内容と価格が異なります。
何故、わざわざメニューを別にしているのかは不明。
パソコンコーナーも有りますよ。
コンセントとテーブルが有るのは、お守り代わりにいいかな。
個別のライトは有りませんけど。
今回、私は使いませんでした。
ネット関係は、ドコモのテザリングで、お昼過ぎ以降、ほぼずっと繋がりますし。
Wi-Fiとかは、新日本海フェリーには有りません。
もし有ったとしても、船内のは全くアテになりません(^^;。
それじゃあ、カフェで、ビーフカレー700円を食べましょう。
夜食にカレーが食べられるのは、個人的には凄く嬉しかったりします。
今回の旅は、大成功の予感です。
…大袈裟だなあ。
ゴミ箱の分別は4種類。
ペットボトルはプラスチック類に分類されるみたい。
船橋市民の感覚だと、もう一つ箱を用意して、ペットボトルは別に、プラスチックは燃えるゴミなのですが。
これって、苫小牧と敦賀、どちらのルールに準拠しているのでしょうね。
まあ、どちらにも対応出来るように、ペットボトルがプラスチックになっているのでしょうけど。
実は、私は今も、新日本海フェリーと言うと、ゴミ箱から溢れたゴミの山、っていうイメージが有って(^^;。
一番最初に乗船したときのイメージって、ずっと引きずるものなのですね…。
それじゃあ、さらっとお風呂に入って寝てしまいましょう。
脱衣場もお風呂場も、広々していて、いいですよね。
あと、あのシャンプーとソープの匂いが好き。
この時点で、露天風呂の存在をすっかり忘れてます(^^;。
翌朝は、ご飯の前に、ちゃんと露天風呂に入ったです。
他には誰も居ないので、のんびりだよ。
やっぱり、風は冷たいね。
でも、それが気持ち良くって。
私は、レストランで朝ご飯を食べましたけど、カフェではモーニングセットの販売もしています。
結構お得なのではないかと…。
両方食べてみたかったかも。
…そんなに食べられません(^^;。
09:21になると、船長さんからの挨拶と案内の放送が入ります。
機関長さんと事務長さんのお名前も紹介されたよ。
時間の案内は、まるいちじちょうど、みたいな感じで。
現在地は、佐渡島の沖70キロ。
現在の速度は27ノット、約50km/h。
低気圧と前線の影響で波は高いけれど、概ね平穏とのこと。
実際、揺れを感じることは全く有りませんでした。
16:00には、竜飛岬に到達するみたい。
フォワードサロンに移動してみると、既にいくつかの窓は閉鎖されていますが、2つだけでもオープンしていると、雰囲気が全然違うのですよね。
ちゃんとフォワードサロンです。
これが、単なる陰気なお部屋になってしまいますから…。
外が見えないのって、かなりのストレスで、居心地良くないのですよー。
10:03頃には、遥か遠くに「すずらん」が見えて来ました。
ゆっくりゆっくり近付いて来ます。
前方の海面には、鳥が沢山飛んでいるね。
ゆっくりとは言っても、比較対象になるものが無いだけで、実際にはかなりのスピードですから。
油断していると、行き過ぎてしまいます。
タイミングを見計らって、後部のデッキへ移動だよ。
皆さん、一生懸命写真を撮られていました。
船旅で最大のイベントですもの。
陸から遥か離れた海上での、出会いと別れ。
「すいせん」が長い汽笛を鳴らして、「すずらん」が短い汽笛で応えます。
いいものなんです(^^)。
船内のイベントとして、この後、ビンゴゲーム大会が開かれました。
最初に、船内コンサートの演者さんが、ギターを披露。
ちょっとした事前プロモーションなのですよ。
これはいい構成です。
ビンゴの参加者は35人。
うち、17人に何か景品が当たるので、これはなかなか期待出来そう。
ちなみに私は、ソフトクリーム券を貰ったです(^^)。
これ、下位の賞の中では一番人気だそうですが、私は新日本海フェリーグッズの方が嬉しかったかも…(^^;。
あと、船内クイズラリーが開催されています。
船内を回って、五択式のクイズの解答を用紙に記入、それを時間までに回収箱に投函すると、5人に記念品が貰えるの。
問題は、苫小牧市の人口とか、トマチョップのモデルの鳥とか、本船の全長とか。
まあ、大体分かりますよね。
ヒントは特に有りませんでした。
探せば有ったりするのかな…?。
当選者を見に行ってみると、私も5人のうちの1人でっ。
商品は、ソフトクリーム券か生ビール券が選べるそう。
ソフトクリーム券は既に持っているので、生ビールを採用です。
凄いねえ。
私、そこそこ運が良いです。
お昼ご飯は、ホエー豚丼800円と、ひじき140円。
それから、特典の生ビールです。
このホエー豚丼は、ちょっとハズレかも(^^;。
ビーフシチューの方が良かった感じ。
まあ、不味くは有りませんけどねー。
その後は、ベッドでごろごろしたり、フォワードサロンへ行ったり、デッキに出たり、のんびり気ままに過ごします。
自由だなあ。
お風呂にも入りに行って。
自分のお部屋の通路、S寝台とA寝台のフロアから、エントランスへ出るときに、自動ドアのボタンを押さないといけないのがちょっと面倒です。
ソフトクリーム券の消化も兼ねて、カフェでアフタヌーンティーセット、500円を注文してみたです。
優雅だよ。
いいですね。
でも、ちょっと食べ過ぎみたい。
こういうメニューが有るのは、嬉しくって。
グループにホテルを持っているのは、強みなのです。
片隅のテレビでは、JR北海道、鉄路の闇とか、そういう番組の予告が流れていました…。
そろそろ夕暮れ。
色々な形の雲が見えて、退屈しません。
ゆっくり空を見上げる機会なんて、地上じゃなかなか有りませんもの。
1日の終わりを告げて、太陽が沈んで行きます。
雰囲気有るのですよー。
「すいせん」は津軽海峡を通過して、遠くには津軽海峡フェリーの「ブルードルフィン」らしい船影が見えるよ。
函館山を眺めつつ。
「すいせん」は苫小牧を目指します。
さあ、晩ご飯はグリルなのですよー。
お昼にちらっと覗いてみたら、2組位のお客さんが居た感じ。
なので、安心してグリルへ行ったら…。
夜は、私1人だけなのですって。
貸切ですね、と。
あらら…。
居心地が悪い、とゆーか、手持ち無沙汰だったりします(^^;。
まあ、仕方無いですね。
運ばれて来るお料理を、どんどんやっつけます。
今回初めて、下船後に車を運転する予定は無いか聞かれたです。
実は、今まで無かったのが不思議な感じ。
結構なペースだったと思うのですが、それでも1時間位はかかっちゃいます。
まあ、何をやってるんだかって感じなのですよー。
てことで、ドリンク代830円を払って、領収書を貰ったのでした。
さあ、もうすぐ下船です。
船内の1時間って、あっという間なんですよね。
ベッドのシーツと毛布を畳んで、荷物を片付けて。
カフェの前のイスから、接岸の様子を眺めます。
タラップが架かったら、すぐに下船しなくっちゃ。
また、バーコードをスキャンして貰って。
のんびりしていて、連絡バスに置いて行かれたら、大変なのですよー。