■11/04/16 太平洋フェリー「いしかり」伊勢湾ランチバイキングクルーズ乗船記 名古屋12:00−名古屋14:45
貰って来たパンフレットによると、伊勢湾ランチバイキングクルーズ、当初のスケジュールは以下のようになっていました。
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04/10「きそ」
04/16「ニューいしかり」
04/30「きそ」
05/08「きそ」
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04/10の「きそ」は中止になってしまいましたが、04/16の「いしかり」以降は予定通り開催されるんだあ。
私はですね、教えて頂くまで、それには全く気が付かなくって。
04/16に日帰りで名古屋へ行く予定を組んでいたのも、全く偶然なのですよー。
太平洋フェリーの公式サイトを確認すると、該当のクルーズが確かにスケジューリングされていて、前日までネットからの予約が可能とのことなのです。
早速、申し込んじゃいました。
その前に、会員登録を済ませて、と。
そこから始まるですかあ(^^;。
通常、太平洋フェリーのクルーズは、早くから満員になってしまうみたいなのですが、さすがにこの時期、全てが予約可能な状況だったよ。
その後、GWのクルーズは全て定員に達したみたいで、良かった良かった。
自粛ばかりだと、大変なことになってしまいますものね。
さて、当日。
09:16着の「こだま」で名古屋に来たよっ。
あおなみ線に乗り換えだね。
まだ時間はたっぷり有るし、終点の金城ふ頭まで行って、ターミナルまでは歩いちゃおうかな。
350円の切符を購入。
ホームへと向かうと、09:21発の列車の発車ベルが鳴っていたので、慌てて飛び乗って。
あ、これなら、野跡からの市営バスに間に合いそう。
てことで、予定を変更して、野跡からのバスに乗ったのでした。
本当は、1時間後のバスに乗っても、受け付けにはぎりぎり間に合うのですけどねー。
今回は、余裕を重視なのですよ。
野跡のバス停には、10人位の人達がバスを待っていました。
車内の人達と合わせて、約20人が太平洋フェリーの利用者さん。
徒歩乗船の人は、やっぱり少ないのです。
皆さん、やっぱり車で来られるのでしょうね。
ターミナルの入り口で見ていたら、乗用車が次々と到着して、駐車場へと誘導されていました。
岸壁に、いつもの乗船待ちの要領で、縦に並んで駐車して行くです。
程無く10:00になって、クルーズの乗船受け付けが始まったよ。
ターミナルのカウンターに、ずらっと行列が出来ます。
私は、一番最後でいっか。
そんなに急いで手続きをしても仕方無いですし、そもそも私は行列が大の苦手なので…。
堪え性が無いのですよー(^^;。
まずは「いしかり」をじっくり眺めましょう。
トラックの下船が続く中、船首へと岸壁を歩いて行くです。
新しい「いしかり」の就航を告げるラッピングを纏ったトラックが、何台も停まっていました。
新造船のプロモーションにはかなり力を入れていたと思うのに、就航のタイミングが悪かったのは、さすがに気の毒になってしまいます。
東京港でのお披露目の真っ最中に地震が発生して、更には津波警報まで発令されて…。
当然見学は中止になって、直ちに沖へと出航したそうですね。
津波の被害が無かったのは、不幸中の幸いでした。
今日この日、ここでぴかぴかボディの「いしかり」を眺めることが出来た幸せを感じつつ。
一番大切なことって実は、何気無いありふれた日常、なのかもしれません。
失くして初めて分かることでは有りますけど…。
今日の名古屋はとってもいいお天気で、歩き回っていると、汗ばんでしまう位。
あつ…。
歩き疲れたので、ターミナルに戻ってみましたけど、行列はやっぱり解消していなくって。
なので、バス停のベンチに座って、時間を潰します。
日が翳ったら、風が出て来て、ちょっと肌寒くなりました。
錆の浮き上がったバス停に傾く影…。
さすがに時間を持て余して、お隣の埠頭の、スクラップの山から磁石で鉄を選別しているクレーンを眺めてみたりして。
野跡10:43発の市営バスに乗って来られたのは、お1人だけでした。
このバスだと、受け付け時間ぎりぎりになってしまいますものね。
ただ、公式サイトにもこのバスの時間が乗っているので、太平洋フェリー公認なのです。
ずるじゃないよ。
いえ、ずるってゆーか(^^;。
私もそろそろ、クルーズの受け付けをしましょうかあ。
一番最後かと思ったけれど、私の後にも、順番待ちの方が居らっしゃったです。
むむむ(笑)。
いつもと同じように、カウンターにクレジットカードを提示して、と。
さすがに、乗船名簿の記入は必要有りません。
ネット予約だと、6,700円から5%割引なのですよ♪。
周遊搭乗券と、お食事券が発行されたよ。
食事の時間は選べません。
てゆーか、最後の受け付けなので、当然のように一番最後の時間になります。
別にお腹は空いてませんしねー。
C班、13:00スタートです。
同時に渡された船内案内図は、伊勢湾ランチバイキングクルーズの専用バージョン。
プログラムの紹介も兼ねています。
今回のイベントは、ストリートパフォーマンスですよー。
「いしかり」の主機は2軸推進で、JFEの16PC2-6Bが採用されているのが、この船内図から分かります。
調べてみると、PC2シリーズはシリンダ径400mmの、JFEエンジニリアリングのエンジン。
最大速力は26.50ノット。
旅客定員は777名で、車輌の積載台数は、12メートルボディのトラックやバスが184台と乗用車100台。
さっすが大型フェリー、偉大な輸送力なのです。
ちなみに、個室の利用も可能なんだそう。
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客室利用料金【船内の客室がご利用いただけます(別途有料)】
・セミスイートルーム:10,000円
・特等室:5,000円
・1等室:4,000円
※ 客室のお申し込みは当日、船内案内所にて先着順になります。 客室の数には限りがございます。
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乗船時間を考えると、ちょっと割高かなあ。
私は、個室なんかに乗ったら、絶対そのまま寝てしまいます(^^;。
スケジュールはこんな感じ↓で。
運航している時間は、結構短いのです。
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10:00〜11:00 受付
11:00 乗船開始
12:00 出港
14:45〜15:00 帰港・下船
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既にもう乗船開始になっていて、皆さんほぼ全員が乗船済みなのですよ。
私も乗船しちゃいます。
初めての新しい「いしかり」、わくわくしちゃうね。
入り口でクルーに半券を渡して、と。
この「いしかり」、事前に瀬戸の銅鑼猫さんからお写真と解説をして頂いたので、それなりに把握は出来ていました(^^)。
大まかな作りは、「きそ」と一緒なのですね。
大浴場のサウナが廃止されていたり、吹き抜けが無くなって、インサイドの1等2人部屋が若干広くなっていたり。
ブリッジにバイザーが装備されたり。
レストランの作りも、バイキングの効率重視で、入り口近くにレーンが2列配置になったり。
それをひとつひとつ確認して行きたいなって。
さすが、ブリッジには入れませんけど。
船内へ進むと、エントランスコーナーには色々な出店?が出ていました。
似顔絵、英国式マッサージ、占い、お酒の試飲、ピアノ伴奏のお歌。
ちなみに、グランドピアノは河合楽器製でした。
スピーカーは…。
ちゃあんと確認したのに、もう忘れてしまいました(^^;。
ともあれ、イベントがいっぱい有るのは、楽しいのですよ。
どこも結構賑わっていましたです。
私はですね、取り敢えず船内を見て回ることにします。
パンフレットによると、デザインコンセプトは「エーゲ海の輝き」だそう。
エレベーター周りのデザインが、確かにそんな感じなのですよ。
ちなみに、601号室と604号室と611号室と511号室が、モデルルームとして見学可能なのですって。
それぞれ、ロイヤルスイート、スイート、特等洋室、特等和洋室ですね。
ロイヤルスイートのやけくそな広さには、びっくりしてしまいます。
こんなの、絶対に使い切れないですよー。
広過ぎだもの。
なんて、貧乏性な私は思うのですけど。
さすが船、スペースを贅沢に使っています。
こんなに広いの、他の交通機関では絶対に有り得ません。
窓も大きくって、外の景色が見やすいです。
船首にはカメラが有って、テレビで前面展望を楽しむことも出来ます。
左下に、「ソウダシツ」ってカタカナで表示されているのが、何気に楽しかったりして。
他のお客さんが写り込まないように写真を撮っていたので、お部屋の全てを写すのは無理みたい。
てゆーか、今になって見直してみると、どれがどのお部屋の写真なんだか、既に分からなくなっていたりします(^^;。
お風呂からだって、景色をしっかり楽しめてしまいます。
このお風呂も、かなり広いですよねー。
私としては、スイートやセミスイートの方が、使い勝手が良さそうです。
広さが手頃なんですもん。
ゆったりのんびり船旅を楽しんでみたいけれど、現状では乗船の前日に徹夜だったりするから、乗ったらすぐに眠りこけてしまいそうで、どう考えても設備を持て余してしまいます。
生活時間に、もっとゆとりが欲しいにゃあ。
てゆーか、お仕事に。
長い休みをくれー!(^^;。
ベッドランプの上の飾りが、太平洋フェリーのトナカイさん風になってます。
通常の特等室は、スイートと比べたその狭さが逆に好感。
いえ、十分に広いのですけど。
もっといいのは、和洋室なのです。
小上がりがくつろげそうだよー。
ただ、このお部屋を4人で使うのは、さすがにちょっと狭い気がしますね。
マットで寝床を作るのが、微妙に面倒っていうのは、確かに有りますし(^^;。
ベッドの作り方は、写真付きのマニュアルが置いてありました。
休憩室として開放されていた、2等室。
出航前には、誰も居らっしゃいませんでした。
一人当たりのスペースは、かなり違いますよねえ。
そんな感じに船内を歩いても、まだ出航時間になりません。
てことで、お風呂へ行くです。
折角ですものね。
この短い時間でお風呂に入ろうって方はそんなに居ないらしく、お風呂はがらがらでした。
脱衣場にはカゴが並んでいて、貴重品のみ、入り口付近の小型ロッカーに預けます。
「きそ」と一緒だね。
100円玉を忘れずに。
「きそ」と違うのは、サウナやジェットバスが無くなってしまったこと。
そして、若干狭くなっています。
それでも、展望大浴場は、やっぱり快適なのですよ。
明るいうちからお風呂に入れるのって、何か幸せ。
ちなみに、男女の浴室は、女性用の方が広いのでした。
お風呂から出て来ると、ようやく出航時間なのです。
デッキに出ますよお。
お昼のこんな時間に名港トリトンを潜るなんて、「クルーズフェリー飛龍」以来なのですよ。
本当に久しぶり。
下から見上げていると、レーダーとか、結構ぎりぎりみたい。
橋とぶつかりそうな位に近いよ。
ファンネルからは、黒い煙がもくもくと上がって。
この瞬間、橋を車で走っていたら、ちょっとした不思議体験が出来ちゃいそう。
そんなタイミング、一生の間に、滅多に無いって思うのですよね。
いいなあ。
まあでも、船はですね、眺めているより、実際に乗った方が絶対に楽しいと思うのでっ。
デッキには人が沢山です。
ただ、ちょっと肌寒いので、少しずつ少しずつ、人は減って行って。
デッキはかなり広くって、歩き甲斐が有ります。
ベンチが無いのは、ちょっと残念だけれど。
私は手摺りにもたれて、工業地帯の景色を眺めて過ごします。
IHIのクレーンには、知多って書いてあったり。
知多みるくの故郷ですよねー。
船内放送では、ときどき景色の案内が流れて、金城信号所の紹介も有りました。
現在表示されている管制信号の解説とかもしてくれたら、楽しいと思うんだけどな。
海や船をアピールしよう、っていう雰囲気はあまり感じられなくって。
太平洋フェリーとしては、あくまで楽しい思い出作りの場所の提供に徹しているみたい。
その為のツールが、この新しい「いしかり」なんですものね。
小型のコンテナ船と行き会ったよ。
船体には、アルファベットで「妹ライン」って書いて有るです。
…え、あれ、妹なんですか!?。
うそうそ(^^;。
真っ赤なコンテナにはハンブルグって書いてあるから、ドイツから来たのかしら。
積荷は、ラウラ的な何かだったりしそう。
帰路、もう一度デッキに出たら、この船が港で荷卸ししているのが見えたです。
私はせっせと写真を撮って。
何とゆーか、妹的な、ネタ命…?。
ばか。
遥か遠くに見えていたセントレアが近付いて来ると、そろそろ13:00。
お昼ご飯の時間だよ。
このセントレアの先で、「いしかり」は方向転換をするみたい。
それにしても、セントレアの駐機場には飛行機が3機位しか見えなくって、見ていた間に離着陸したのも2機だけ。
寂しいね。
すっごいレンズのカメラを持った方が、熱心に空港を撮影されていましたです。
私は、空港に特別な拘りは無いから…。
でも、この伊勢湾クルーズにおいて、景色の大きなポイントは、橋と空港ですものね。
すっかり人気の無くなったデッキから船内に戻って、レストラン「サントリーニ」前に並んで、入れ替え開始を待ちましょう。
入場すると、本当に入り口前にレーンが配置されていたよ。
今日は、奥の方にも、お料理のテーブルが置かれていました。
ドリンクバーの機械が2つ。
入場した直後は、お料理前にお客さんの行列が出来ましたけど、その後はゆとりが有って。
席にも余裕が有ったよ。
海側に、お一人様対応のカウンター席が用意されていたのは、一人旅メインの私には嬉しいです。
なんて、そんな混む時期に乗船したりはしないのですけど。
私は最終のCグループだったので、終了時間になっても、退出を促されたりはしませんでした。
レストランの外のヨットクラブでは、コーヒーやスポーツ飲料の無料サービスが有って、おつまみも提供されていたよ。
さすがにお腹いっぱいなので、食指は全く動きません(^^;。
他の人達も、バイキングでたらふく食べているせいか、アルコールとおつまみには人気が無かったみたい。
コーヒーの方は、人混みで写真は撮れませんでした(笑)。
ショップも通常通りの営業で、北海道の物産品を買ったり出来ます。
白い恋人でも買おうと思いつつ、そのまま忘れてしまったにゃあ。
私は、またまた船内を一回り。
あんまり人が多いって感じでは有りません。
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乗船定員 550名
※ 250名に満たない場合は運航を取り止める場合があります。
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とのことですが、今日この日、何人位の方が乗船されているのでしょうね。
赤ちゃんからお年寄りまで、老若男女、たっくさんの人達が居たよ。
プロムナードの1人席には、テーブルにコンセントが配置されていました。
便利そうなのです。
案内所横のカウンターには、お祝いのお花が飾られていたりして。
写真で確認出来るのは、三菱重工と三陸運輸からのお花だね。
ラウンジ「ミコノス」では、参加料100円のビンゴゲーム大会が開催されていましたが、出遅れてしまったので、参加はしていません。
てゆーか、私は何のイベントにも参加していないです。
まあ、広い船内で好き勝手出来るのが、クルーズのいいところなのですものね。
またまた伊勢湾岸道を見上げて、名古屋港に戻って来たです。
接岸後も、イベントはまだ続いていて、早々に下船される方、まだまだ船内に残る方、それぞれ自由に過ごされていました。
面白いね。
ただ、車で来られた方は、縦列に並んで駐車しているので、前の車が出てくれないと帰れません(^^;。