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旅のしおり

 ここには、宮崎カーフェリー「みやざきエキスプレス」宮崎−大阪南港、の乗船記があります。
 フェリーターミナルへのバスは、宮崎駅西口の2番乗り場を、17:50に発車するよ。
 何分か遅れて到着したバスには、10人程が乗り込んで。
 料金260円は、駅前の宮崎交通案内所内の券売機で、事前に購入しておきました。
 バスは、カーフェリー乗船口を経由して、ターミナルの玄関前へ。
 放送でもこのバス停が案内されて、降車ボタンも押されましたが、そのまま通過です。
 まあ、そうですよね。
 宮崎港からフェリーに乗船するのは、本当に久しぶり。
 懐かしいな。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■13/05/30 宮崎カーフェリー「みやざきエキスプレス」乗船記 宮崎19:00−大阪南港07:30

 まずは窓口へ行って、ネット予約の明細と、おれんじ会の会員カードを提出します。
 オレンジフェリーの会員カードで、割引になるのでっ。
 1等シングルの利用で、16,320円。
 西日本の航路は、お高いのです(^^;。
 券面には、「1等C」と「オレンジ2割」の文字が印字されていて。
 その昔は、等級の後にAとかBとかCとか付いていたような記憶が…。
 その名残なのでしょうか。

 お隣の、マルエーフェリー乗船券発売所は閉鎖されています。
 掲示によると、2006年10月から寄航を休止して、ずっとそのまんまみたい。
 もう、寄航が復活することは無いのでしょうね…。
 宮崎カーフェリー自体、「フェリーひむか」やら何やらで、色々と有りましたっけ。
 もう駄目なのかと思ったりもしました。
 取り敢えず、ここの航路は現在も存続しています。

 船を見に岸壁へ出てみると、ターミナルの建物から乗船口への通路には屋根が付いていて、それが長く延びていて。
 下船口ぎりぎりまでトラックが積まれているのも見えます。
 あ、ぱらぱらと雨が降って来ました。

 船名は、間違い無く「みやざきエキスプレス」だあ。
 まだ乗ったことが無かったのですよー。
 これで、「おおさかエキスプレス」と併せて、コンプリート。
 ちなみに、船籍は東京になってます。
 これはマリンエキスプレスの頃から変わってないみたい。

 既に乗船開始になっているので、船内へと進みましょう。
 階段をぐるぐる登って船内に入り、案内所でキーを受け取ります。

 前回の「おおさかエキスプレス」は2等寝台だったので、今回は個室にしてみたよ。

 船内の通路を進むと、手摺には傘やタオルを掛けないよう、注意書きが有って。
 船体動揺時に、歩行の妨げになるからだそうです。
 今回は、タオルが掛かっているのは見ませんでした。
 あの手摺、便利なのですよねー。
 確かに見栄えとかは良く有りませんけど。

 エントランスには、新型インフルエンザに伴い空間除菌を行っています、とのことで空気清浄機?が置かれていて。
 随分と物々しい掲示を出すのですね。

 自販機前の喫煙コーナー、全く仕切りが有りませんけど(^^;。
 分煙にならないよお。
 一つ下のフロアは、ちゃんと個室になっているのに。
 冷食の自販機は350円均一で、お馴染みの品揃え。
 最近、これを食べる機会がなかなか無いなあ。

 案内所からの急な階段を登って、1等船室のフロアへ行くよ。

 うんせうんせ。
 本当に急なのですよ(^^;。

 私のお部屋は、階段から程近い、インサイドの個室です。

 ベッドと机と洗面台が有って、平均的な作りでしょうか。
 配置の関係か、ちょっと狭く感じたです。
 ベッドと机の間、仕切りが有るのが面白いね。
 荷物を散らかしてくつろぐ前に、クローゼットや棚を開けてごそごそします。

 お茶の缶が、ころんと転がして有ったりして。
 私は、個室のポットを使ったことが有りません。
 基本、面倒臭がり屋さんだもん。
 同室者が居るときは、みんなお湯を貯めてたっけ。
 マメだなあ。

 繰り返し流れている自動放送を聞いていると、迷惑行為への注意もやっぱり流れます。
 そういう対応に苦労しているのでしょうね…。
 「旅行商用が不愉快なものになってしまいます」ってはっきり案内されましたし。
 困ったものなのです。
 航路の案内としては、「500キロを25ノットで航行」っていうのも有りました。
 そういう放送は大歓迎だよ。

 出航時間になったので、デッキに出てみます。
 ファンネルには扉が有って、中に入って行けるようになっているのが楽しいの。
 勿論、クルー専用の通路なのですけど。

 定刻を過ぎても、さっぱり出航する気配は無く、岸壁には乗船待ちのトラックがまだ沢山残っています。
 ん、結構時間がかかりそうだね。
 需要はかなり有るんだあ。
 宮崎県からのフェリーは、もうここにしか無いのですし。
 あ、そう言えば、1日だけ日向港に入港するような掲示が有るのを見掛けたですよー。
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7月12日(金)大阪発便の運航について
7月12日(金)大阪発便は、記紀編さん1300年記念クルーズ実施の為、大阪〜細島(瀬戸内海経由)航路で運航致します。
大阪南港18:45発、細島港2号岸壁(宮崎県日向市)入港は、翌朝13日(土)08:30となります。
尚、細島港入港後は「JR日向市駅経由 宮崎港・JR宮崎駅行」無料バスを運行致します。バスの宮崎港到着時刻は10:30頃を予定しております。
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 サイトにもお知らせが有りました。

 結局、20分遅れとなり、汽笛を鳴らして、「みやざきエキスプレス」は出航しました。
 宮崎港の港内は、結構狭く感じます。
 漁船の出入りも結構有りますし。
 19:37になると、放送で船長さんの挨拶が有りました。
 「船橋より」って言っていたのが、船らしさを感じさせます。
 お名前の紹介は有りませんでしたが、概況説明はちゃんと有って、「雨と南風での視界不良」により更なる遅れが出るかもしれない、とのことでした。

 レストランはとっくに営業開始になっていますが、宮崎駅で食べ過ぎてしまったので、バイキングに参戦するのは躊躇しちゃいます。
 レストランの店内を覗いてみると、細かい分別は健在みたい。
 お客さんもちゃんと居ましたよー。
 サイトによると、バイキングは約25品なのですって。
 20:30になると閉店したよ。
 放送と掲示で紹介されていた「鶏のゆずこしょう焼きそば」は、「宮崎のB級グルメ、数量限定で売店販売」とのことで。
 確か500円だったかな…?。
 買いませんでしたけど。

 お風呂にも入りたいので、何回か様子を見に行ってみたのですが、いっつも満員なのですよね。
 そんな広いお風呂じゃ有りませんし。
 22:00のクローズ直前に行ってみましたが、やっぱり混んでいて。
 諦めて、そのまま入ったのでした。
 きつきつ(^^;。

 2等船室を覗きに行ってみると、本当に大部屋だあ。

 こういうの、ちょっといいかも。
 細かく区切られた船室よりも、いかにも船!って感じで。
 宴会とかで騒いでいる人が居ると、音は筒抜けになっちゃいますけどねー。

 私は折角の個室なので、さくっとお部屋に戻って、ごそごそします。
 ごろごろじゃなくって、ごそごそ(^^;。
 だらしない格好を出来るのが、個室のいいところですよねえ。
 日付が変わる前には寝てしまったのでした。

 翌朝は、例によってレストランオープンの放送で目が覚めます。
 時計を見ると、06:15。
 レストランは06:30からなので、随分と早めの放送です。
 まあ、入港が07:30なのですし。
 定刻に戻ったみたい。
 レストランは和食と洋食のセットで、それぞれ500円です。
 これも、前回と一緒。

 私は、案内所でコーヒーだけ買いました(^^;。
 おばちゃんに200円を払って、と。
 好きなクッキーをひとつ選べるのが嬉しいな。

 足元に海面を覗けるような窓も有って。
 この窓、何処だったか忘れちゃいました。
 トイレとかじゃあ無いと思いますけど(^^;。
 外の景色を見ていて感じた違和感は、ここの航路が瀬戸内経由じゃ無いからでした。

 ルームキーは早めに返却して、荷物をまとめてデッキに出ます。
 まだ志布志航路は到着していませんね。
 海面を覗いてみると、お馴染みのクラゲがたっくさん。
 中には、赤くて触手の長い、いかにもヤバそうなヤツも混じっていて。
 刺されたら、大変なことになりますよー。

 いよいよ接岸だあ。
 岸壁の、海面ぎりぎりみたいなところにも、無人航送の自動車が停めて有るのが見えます。
 敷地内、狭そうですものねー。

 07:36に徒歩下船開始の放送が流れたので、デッキから真っ直ぐ下船口へ。
 「この度は宮崎カーフェリーをご利用いただきありがとうございます」との放送に送り出されたのでした。

 取り敢えず船体の写真を撮って、ターミナル内を見て歩きます。
 バスの発車まで、ちょっとした時間が有りますし。
 志布志航路では、船内でのクレジットの取り扱いを13/01/01で取り止めた旨の掲示が有ったよ。
 乗船の最終手続きは30分前まで、ですって。
 うう、厳しいなあ(^^;。
 程無くバスが到着して、10人程の人達と一緒にフェリーターミナル駅へと。
 終点までは乗らず、ここでニュートラムに乗り換えちゃいます。
 Suicaなら、自動的に乗り継ぎ割引が適用されるね。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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