■13/05/30 宮崎カーフェリー「みやざきエキスプレス」乗船記 宮崎19:00−大阪南港07:30
まずは窓口へ行って、ネット予約の明細と、おれんじ会の会員カードを提出します。
オレンジフェリーの会員カードで、割引になるのでっ。
1等シングルの利用で、16,320円。
西日本の航路は、お高いのです(^^;。
券面には、「1等C」と「オレンジ2割」の文字が印字されていて。
その昔は、等級の後にAとかBとかCとか付いていたような記憶が…。
その名残なのでしょうか。
お隣の、マルエーフェリー乗船券発売所は閉鎖されています。
掲示によると、2006年10月から寄航を休止して、ずっとそのまんまみたい。
もう、寄航が復活することは無いのでしょうね…。
宮崎カーフェリー自体、「フェリーひむか」やら何やらで、色々と有りましたっけ。
もう駄目なのかと思ったりもしました。
取り敢えず、ここの航路は現在も存続しています。
船を見に岸壁へ出てみると、ターミナルの建物から乗船口への通路には屋根が付いていて、それが長く延びていて。
下船口ぎりぎりまでトラックが積まれているのも見えます。
あ、ぱらぱらと雨が降って来ました。
船名は、間違い無く「みやざきエキスプレス」だあ。
まだ乗ったことが無かったのですよー。
これで、「おおさかエキスプレス」と併せて、コンプリート。
ちなみに、船籍は東京になってます。
これはマリンエキスプレスの頃から変わってないみたい。
既に乗船開始になっているので、船内へと進みましょう。
階段をぐるぐる登って船内に入り、案内所でキーを受け取ります。
前回の「おおさかエキスプレス」は2等寝台だったので、今回は個室にしてみたよ。
船内の通路を進むと、手摺には傘やタオルを掛けないよう、注意書きが有って。
船体動揺時に、歩行の妨げになるからだそうです。
今回は、タオルが掛かっているのは見ませんでした。
あの手摺、便利なのですよねー。
確かに見栄えとかは良く有りませんけど。
エントランスには、新型インフルエンザに伴い空間除菌を行っています、とのことで空気清浄機?が置かれていて。
随分と物々しい掲示を出すのですね。
自販機前の喫煙コーナー、全く仕切りが有りませんけど(^^;。
分煙にならないよお。
一つ下のフロアは、ちゃんと個室になっているのに。
冷食の自販機は350円均一で、お馴染みの品揃え。
最近、これを食べる機会がなかなか無いなあ。
案内所からの急な階段を登って、1等船室のフロアへ行くよ。
うんせうんせ。
本当に急なのですよ(^^;。
私のお部屋は、階段から程近い、インサイドの個室です。
ベッドと机と洗面台が有って、平均的な作りでしょうか。
配置の関係か、ちょっと狭く感じたです。
ベッドと机の間、仕切りが有るのが面白いね。
荷物を散らかしてくつろぐ前に、クローゼットや棚を開けてごそごそします。
お茶の缶が、ころんと転がして有ったりして。
私は、個室のポットを使ったことが有りません。
基本、面倒臭がり屋さんだもん。
同室者が居るときは、みんなお湯を貯めてたっけ。
マメだなあ。
繰り返し流れている自動放送を聞いていると、迷惑行為への注意もやっぱり流れます。
そういう対応に苦労しているのでしょうね…。
「旅行商用が不愉快なものになってしまいます」ってはっきり案内されましたし。
困ったものなのです。
航路の案内としては、「500キロを25ノットで航行」っていうのも有りました。
そういう放送は大歓迎だよ。
出航時間になったので、デッキに出てみます。
ファンネルには扉が有って、中に入って行けるようになっているのが楽しいの。
勿論、クルー専用の通路なのですけど。
定刻を過ぎても、さっぱり出航する気配は無く、岸壁には乗船待ちのトラックがまだ沢山残っています。
ん、結構時間がかかりそうだね。
需要はかなり有るんだあ。
宮崎県からのフェリーは、もうここにしか無いのですし。
あ、そう言えば、1日だけ日向港に入港するような掲示が有るのを見掛けたですよー。
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7月12日(金)大阪発便の運航について
7月12日(金)大阪発便は、記紀編さん1300年記念クルーズ実施の為、大阪〜細島(瀬戸内海経由)航路で運航致します。
大阪南港18:45発、細島港2号岸壁(宮崎県日向市)入港は、翌朝13日(土)08:30となります。
尚、細島港入港後は「JR日向市駅経由 宮崎港・JR宮崎駅行」無料バスを運行致します。バスの宮崎港到着時刻は10:30頃を予定しております。
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サイトにもお知らせが有りました。
結局、20分遅れとなり、汽笛を鳴らして、「みやざきエキスプレス」は出航しました。
宮崎港の港内は、結構狭く感じます。
漁船の出入りも結構有りますし。
19:37になると、放送で船長さんの挨拶が有りました。
「船橋より」って言っていたのが、船らしさを感じさせます。
お名前の紹介は有りませんでしたが、概況説明はちゃんと有って、「雨と南風での視界不良」により更なる遅れが出るかもしれない、とのことでした。
レストランはとっくに営業開始になっていますが、宮崎駅で食べ過ぎてしまったので、バイキングに参戦するのは躊躇しちゃいます。
レストランの店内を覗いてみると、細かい分別は健在みたい。
お客さんもちゃんと居ましたよー。
サイトによると、バイキングは約25品なのですって。
20:30になると閉店したよ。
放送と掲示で紹介されていた「鶏のゆずこしょう焼きそば」は、「宮崎のB級グルメ、数量限定で売店販売」とのことで。
確か500円だったかな…?。
買いませんでしたけど。
お風呂にも入りたいので、何回か様子を見に行ってみたのですが、いっつも満員なのですよね。
そんな広いお風呂じゃ有りませんし。
22:00のクローズ直前に行ってみましたが、やっぱり混んでいて。
諦めて、そのまま入ったのでした。
きつきつ(^^;。
2等船室を覗きに行ってみると、本当に大部屋だあ。
こういうの、ちょっといいかも。
細かく区切られた船室よりも、いかにも船!って感じで。
宴会とかで騒いでいる人が居ると、音は筒抜けになっちゃいますけどねー。
私は折角の個室なので、さくっとお部屋に戻って、ごそごそします。
ごろごろじゃなくって、ごそごそ(^^;。
だらしない格好を出来るのが、個室のいいところですよねえ。
日付が変わる前には寝てしまったのでした。
翌朝は、例によってレストランオープンの放送で目が覚めます。
時計を見ると、06:15。
レストランは06:30からなので、随分と早めの放送です。
まあ、入港が07:30なのですし。
定刻に戻ったみたい。
レストランは和食と洋食のセットで、それぞれ500円です。
これも、前回と一緒。
私は、案内所でコーヒーだけ買いました(^^;。
おばちゃんに200円を払って、と。
好きなクッキーをひとつ選べるのが嬉しいな。
足元に海面を覗けるような窓も有って。
この窓、何処だったか忘れちゃいました。
トイレとかじゃあ無いと思いますけど(^^;。
外の景色を見ていて感じた違和感は、ここの航路が瀬戸内経由じゃ無いからでした。
ルームキーは早めに返却して、荷物をまとめてデッキに出ます。
まだ志布志航路は到着していませんね。
海面を覗いてみると、お馴染みのクラゲがたっくさん。
中には、赤くて触手の長い、いかにもヤバそうなヤツも混じっていて。
刺されたら、大変なことになりますよー。
いよいよ接岸だあ。
岸壁の、海面ぎりぎりみたいなところにも、無人航送の自動車が停めて有るのが見えます。
敷地内、狭そうですものねー。
07:36に徒歩下船開始の放送が流れたので、デッキから真っ直ぐ下船口へ。
「この度は宮崎カーフェリーをご利用いただきありがとうございます」との放送に送り出されたのでした。