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旅のしおり

 ここには、ジャンボフェリー「こんぴら2」高松東港−神戸三宮、の乗船記があります。
 高松駅から、連絡バスが発車する、高松港旅客ターミナルビルへと移動しました。
 玄関前には、宇高連絡船をイメージして、レールが敷かれているのが楽しいよ。
 説明板によると、このレールはJR四国から支給されたとのこと。
 支給って、何だか古臭い言葉だにゃあ。
 1階にはカウンターが並んでいますが、発券業務はここでは行なわれておらず、今では全て閉鎖されているのが寂しいです。
 私は2階の待合室へ上がって、暫く待機。
 こちらは、理髪店と喫茶店が営業中で、どちらにもお客さんが居らっしゃいますね。
 3階の連絡船記念展示場までは、見ている時間が有りませんでした。
 それは、また次の機会にね。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■09/12/10 ジャンボフェリー「こんぴら2」乗船記 高松東港10:35−神戸三宮14:45

 出航の30分前に高松駅を発車するバスには5人が乗車されて、高松築港駅からも、同じく5人が乗車されたのでした。
 バスは、以前の派手なラッピング車から変わっていたよ。
 私が前回乗車したのって、もうかなり前ですものね。

 まずは乗船手続きをしなくっちゃ。
 高松駅前の、朝早くから開いているチケットショップで、ばら売りしていた回数券を買って来たので、乗船名簿に記入して、その回数券をカウンターに出しました。
 そうしたら、回数券はそのまま乗船口で渡せばいいとのことで。
 あ、なあるほど。
 既に乗船は始まっているので、私もすぐに船内へと進みます。
 ちなみにこの回数券、正規の運賃が1,800円のところ、1,450円で売られてましたです。

 ジャンボフェリーのサイトを見たとき、トップページから安さを強調する構成になっていて、更にはJRの回数券までばら売りしているとのことで、びっくりしちゃいました。
 それだけ、競争は激しいのですね。
 船内にもJR回数券のお知らせが貼られていて、フェリー存続の為の署名コーナーも2箇所に有りました。
 生き抜く為にそれが必要で、貫く為に出来ること。
 フェリーを取り巻く環境は厳しくなるばかりで、利用する側の私も、その状況についていけなくなりつつ有ります。
 輸送の秩序を崩すピースはとっても軽く、日々を過ごす片隅に、ずっと潜んでいるのですよね…。

 それとは別に、トップページからリンクされている、「初めてご利用される方は、こちらをクリック。これさえ読めば、あなたも玄人(プロ)!」は良く出来ていると思います(^^)。
 PDFなので、すぐ印刷して持って行けるのもいいですね。

 船内を歩くと、何故か洋室の方に人気が有って、そちらは殆どの区画が埋まっていました。
 景色が見やすいのは、確かに洋室ですよね。
 この乗船時間だと、寄りかかれるイスの方が楽なのかしら。
 でも、わざわざイスに寝転んでいる方も居らっしゃいますし…。
 謎なのです。
 女性専用ルームはさすがにがらがらで、子供専用ルームも使われた様子は有りませんでした。
 何故か、女性専用ルームにだけコミックの本棚が二つ有ったりもします。
 確かに少女コミック中心の品揃えでしたけど、何だか不公平な感じ(^^;。
 子供専用ルームを覗いてみたら、売店のデザートメニューが貼って有ったりしたよ。

 私は、和室に荷物を置いたです。
 コンセントも手近に有って、嬉しいな。
 和室は、一区画に1グループって感じなので、かなり余裕が有ります。
 皆さんお昼寝中なので、あちこち動き回っていたのは、私だけなのでした。
 以前はいくつか置かれていた箱形の枕は、全て無くなってしまったのですねー。

 出航した所で、私はデッキに出て、高松の港を眺めます。
 景色がどんどん変わって退屈しないので、ずっとデッキに居てもいい位なのですが、さすがにちょっと寒いかも。
 フォワードデッキにも出て行けるので、暫くそこにも立ってみたりして。
 ただ、ここはかなり風が強くって、そう長くは居られません。
 それと、客室への扉を開け閉めすると、近くに座っている方に冷風が吹き込んでしまうので、これは物凄ーく気が引けます(^^;。

 程無く、前方に「りつりん2」が見えて来ました。
 港内にて待機中なのですねー。
 「りつりん2」には、私も2回乗ったことが有ります。
 減便でダイヤが減ってしまったので、高松で「こんぴら2」と「りつりん2」が出会う訳なのです。

 更に進むと、右手にくろしおラインの「ひまわり5」が並んだよ。
 大きく日通の社名が書かれたRORO船です。
 この「ひまわり5」、私にはちょっと懐かしい船だったりします。
 下船後に訪ねた神戸海洋博物館には、まさにこの「ひまわり5」の模型が有ったりして、ご縁を感じてしまう私だったり。
 翌々日の日経新聞には、「ひまわり6」をデザインした全面広告が載ったりもしましたね。
 その後、「ひまわり5」はするすると「こんぴら2」を追い越して、遥か先へと行ってしまったのでした。

 私は、船内を歩いて、売店を覗きます。
 お弁当は、かなり充実していますよお。
 スナックコーナーも、アメリカンドックとかソフトクリームとか、色々なメニューが有って。
 勿論、うどんがメインなのです。
 私は、カレーうどん480円をオーダーしてみましたあ。

 カウンターに座って、のんびり頂きましょう(^^)。
 売店のおねーさんは、一人でレジを打ったり、うどんを作ったり、大変そうだなあ。
 でも、お客さんがとてもとても少ないので、列が出来たりはしませんし、何とかなっているみたい。
 後でまた覗いてみたら、ストローでドリンクを飲みつつ、ポテトか何かを食べながらお仕事をされていたです。
 あ、何か親近感が…(笑)。
 でもでも、せめてポテトは、お客さん側から見えない所に置いた方がいいかと思いますよお(^^;。
 私はですね、何かお腹が空いたので、下船前に、今度はアメリカンドックを食べたりしちゃいました。
 売店では、毛布も売っていたよ。
 貸し出し用では無く、販売用の毛布なんて有るのですねー(^^;。

 私は、とてとて船内をお散歩。
 歩く所がかなり有るのは嬉しいな。
 誰も居なかったので、お風呂場の脱衣場を覗いてみたら、洗濯機と冷水器が置かれていたよ。
 節水の為に、浴槽内への給水はご遠慮下さい、なんていう船長名のお願いが掲示して有ったりしました。

 船内には暖かな日射しが差し込んで、眠くなって来てしまいます。
 私は、頑張ってずっと起きてました。
 明石海峡大橋を、ちゃあんと下から見上げたりして。
 ぱらぱらと小雨が降って来たね。
 カーデッキには、やっぱり40フィートコンテナが積まれていますが、スカスカです。
 それでも、よくあれだけきつきつに置けるなあって、感心しちゃいます。
 あと、ハイキューブ1本の扉が開いたままだったのが、何だか凄く気になりました(^^;。
 臭いでも抜いてるのかしら。

 そんなこんなで、三宮に接岸です。
 接岸後、すぐにタラップがかかって、下船が始まりました。
 三宮駅までの連絡バスは200円とのことで、合わせて、徒歩でも15分位との案内が有って。
 きめ細かな案内ですよねー。
 今回、私は歩いちゃいます。
 どうせなら、三宮側のバスを無料にして、高松側のバスでお金を取った方がいいような気もしますけど…。
 三宮側を無料にすると、フェリーに乗船しない人達が、別の用途に使ったりしそうだから、その対策の為なのでしょうか。


 船内は、あちこちツリーやリース、シールで飾られていて、強烈にクリスマスだったです(^^)。
 ここまでやっているのは、かなり凄いって思うな。
 ジャンボフェリー、侮れません(^^)。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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