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旅のしおり

 ここには、宮崎カーフェリー「こうべエキスプレス」神戸−宮崎、の乗船記があります。
 関西側の乗り場が、大阪南港かもめ埠頭から神戸三宮に移って、船名も「こうべエキスプレス」に変わって。
 ならば、新船扱いとして、乗りに行くしか有りません。
 宮崎カーフェリーに乗船するのって、「みやざきエキスプレス」からは13年05月以来。
 前身の「おおさかエキスプレス」からだと、07年10月以来なのです。
 久しぶりだね。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■15/05/08 宮崎カーフェリー「こうべエキスプレス」乗船記 神戸19:30−宮崎08:40

 フェリーターミナルへの連絡バスは、ミント神戸の6番乗り場から発車します。
 予定では、18:25発の便に乗るつもりでしたが、17:50発に楽々間に合ってしまいました。

 料金は210円。
 40人位の人達がバスに乗り込みます。
 幕車のバスですが、ちゃんと「神戸三宮フェリーターミナル(宮崎カーフェリー)」っていうコマが用意されていたよ。

 10分ちょっとで、船体がぴかぴか光った「みやざきエキスプレス」が見えて来て。
 あ、ジャンボフェリーの岸壁のお隣なのですねー。
 てゆーか、ターミナルはジャンボフェリーと一体になっていました。
 ターミナルも、まだぴかぴか。

 今回は、「【早割14】2等寝台プラン(神戸発) (募集型企画旅行)」の利用で、乗船前には「ご出発のご案内」っていうメールまで送られて来て。
 乗り場が分からない場合の心配までしてくれます。
 至れり尽くせりなのですよ。
 事前に決済は済ませて有りますし、予約確認書をプリントして持って来たので、そのまま窓口へ提出したら…。
 乗船名簿の記入が必要とのことで。
 まさか、公式サイトからの予約で、別途乗船名簿が必要になるとは思いませんでした。
 これは盲点。

 追記っ。
 乗船から4日経った05/12、「ご乗船ありがとうございました。(宮崎カーフェリー)」っていう、自動送信のメールが届いたです。
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この度は宮崎カーフェリーをご利用いただき、まことにありがとうございました。
神戸港(三宮)⇒宮崎港/【早割14】 2等寝台プラン(神戸発)のご乗船はいかがでございましたか?
またのご乗船を心よりお待ちしております。
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 特にアンケートのお願い等は無く、お礼のメールで。
 マメなのですね。
 私なんぞより、ずっとマメです(^^;。

 2階に上がって、暫くベンチでごそごそ。
 一般徒歩は、既に乗船開始になっています。
 程無く、乗用車とバイクも乗船開始の放送が流れました。
 売店では、ドーナッツやコーヒーも売ってますねん。
 団体さんの受付を、乗船口の前でしています。

 「いってらっしゃい、宮崎へ!」。
 丸窓の付いた通路をてくてく歩いて、乗船口へと。
 船内のエスカレーター前には、防疫マットが有って。
 エントランスで、お部屋の場所を教えて貰うです。
 懐かしい、とっても急な階段を登ります。
 ちなみに、本日の空席状況は、案内所前の掲示によると、特等室と1等室Aが△で、他は全て○。
 空いてます。

 私のベッドは、12人部屋の、真ん中だね。
 最初、番号が何処に付いているのか分からなくって、素通りしちゃいました。
 最終的には。下段が全て埋まったです。

 シーツを敷いて、と。
 この2等寝台、ベッドランプにコンセントが有りますし、でっかい棚も有って、使い勝手は凄くいいのです。
 スリッパも用意されてますよん。

 お腹ぺこぺこな私は、すぐレストランへ行きます。
 1,350円のバイキングなのです。

 入り口には、お勧めメニューも掲示されていて。
 以前と比べて、メニューにそれ程の変化は無いみたい。
 チキンとポテトが充実していて、結構美味しかったよ。
 ドリンクバーが薄かったりとかもしませんし。
 デザートはフルーツミックスだけと寂しいけれど、仕方有りませんね。
 食後のコーヒーを飲んで、結構満足。
 下膳は、トレーを棚にそのまま置けるようになっていました。

 デッキに出てみると、神戸の夜景が綺麗に見えます。
 観覧車が見えるのは、東京や横浜と同様。
 対面には、何時の間にか「こんぴら2」が到着していたよ。
 トラックが下船して来ます。
 何か、すっごく雰囲気の有る、港の光景なのでした。
 あ、旅に出たんだ、っていう実感が凄く感じられて。
 幸せ(^^)。

 私は、自分のベッドに戻って、もう寝てしまうのでした。
 だって、今朝は03:30起きだったのですもん。
 眠くって。
 お風呂も明日でいーや。
 出航の案内も、ベッドで夢うつつで聞きました。
 太平洋上5OOキロを25ノットで航海します、っていう、宮崎カーフェリーの変わらない案内を聞きつつ。

 その後は、寝たり起きたりを繰り返して。
 意外と、眠りは浅かったみたい。
 22:00の消灯時間になると、クルーが各部屋に回って来て、「灯りを消します」って声を掛けて、スイッチで消灯していたのを覚えています。

 翌朝は、とっても早くに目が覚めた。
 当たり前ですね。
 そんな早く起きても仕方無いので、06:00まではベッドでうだうだしてました。
 起きたら、船内を 一回り。
 ゲームコーナーには、懐かしいファイナルロマンスRが健在なのです。
 このゲームを見ると、旧ニフティでお会いしたぱふさんを思い出してしまうのですが、お元気なのかなあ。
 私は麻雀のルールが分からないので、プレイ出来ないのが残念です。

 既にお風呂がオープンしていたので、昨晩は入らなかったお風呂に入るよ。
 入れ違いに2人の方が出て行って、私1人で貸し切り。
 のんびりなのです。
 貴重品ロッカーは入り口に有って、脱衣場はカゴだけ。
 この棚も、以前は扉付きだったのを、改造したみたいですねー。
 お風呂のお湯が少ないのは残念でしたが、シャワーは水圧も十分で、汗を流してすっきりしたです。

 更に船内を回ってみると、例によって注意書きが色々と有って。
 2段ベッドの上段はお子様には危険です、2等寝台部屋の内鍵はかけないで下さい、通路の手摺にタオルを干さないで下さい、22:00以降はお静かに、深夜はデッキに出ないで下さい、etcetc。
 これが、それぞれ別途に掲示されているので…。
 確かに、全部一つにまとめるよりは、アピールするかもですね。
 びっくりしたのは、英文の掲示で…。
 遠くから見たとき、「We are TERRORIST」に見えて、私達はみんなテロリストなのかと…(^^;。

 冷水器や電子レンジも、ちゃんと有りますよん。
 それぞれ分散配置。

 「あの頃、みんな宮崎をめざした フェニックスハネムーンの時代」っていうポスターが郷愁を誘います。

 昭和40年代の宮崎は、新婚旅行で大賑わいだったのですね。
 以前、タクシーの運転手さんも、そんなことを言ってたっけ。
 今は遠い、昭和の時代の物語。

 朝ご飯も、レストランで食べるです。
 利用者さんは、結構居たよ。
 私は、朝カレーを採用。

 和定食も洋定食も、3つ全て500円。
 ちょっと一味足りないような、そんなカレーなのでした。
 私は、カレーにはうるさいのだ。
 大盛りは50円増し、玉子は50円、オレンジジュースは100円、ご飯のおかわりも別料金で対応してくれるみたい。
 和歌山の高校のミニ団体さんが乗っていて、それぞれにご飯を食べていました。
 カレー派は極少数だあ。

 案内所では、200円のコーヒーを購入です。
 クッキーがひとつ選べるのは、以前と一緒だね。
 自販機前のテーブルで頂きました。

 その後は、ベッドに戻って、入港までうだうだします。
 車で乗船した人は、着岸後に車留めを外すので、暫くお待ち下さいとの放送が流れて。
 お外は雨なので、接岸を見学する気にはなれません。

 自分の乗船記を読み返してみると、宮崎カーフェリーの乗船は、何と全て雨降りだったりしています。
 凄い偶然。

 ベッドでごろごろしていたら、一般徒歩の下船が開始になりました、なあんて放送が流れて、慌てて荷物をまとめて、シーツを畳みます。
 ばたばた。
 慌しいね。
 カーテンもまとめて、と。
 さあ、下船です。
 クルーの皆さんに丁寧に見送られて、下船したのでした。

 おばーちゃん2人が左に進んだので、私は右の階段へ。
 そうしたら、こちら側には屋根が無くって、雨に濡れてしまうとゆートラップが(笑)。
 宮崎駅へのバスが到着するのが見えたので、ターミナルには寄らず、そのままバス停に並びます。
 そこから、写真を何枚か撮って。
 カーデッキには、ぎりぎりまでトラックが積み込まれているよ。

 「こうべエキスプレス」の船名、船内の掲示は、全てテプラで上からシールを貼ってましたけど、さすがに船体はちゃんとしているのですね。
 船籍は、変わらず東京のままなのでした。

 連絡バスに乗ったのは、5人だけ。
 神戸側のバスにはあんなに大勢居た皆さん、何処へ消えてしまったのでしょう。
 自分以外の徒歩乗船の方の行動は、全く読めないのでした。
 時間はたっぷり有るので、終点の宮交シティまで乗って行くつもりだったのですけど。
 雨降りなので、止めちゃいました。
 もう、宮崎駅の構内から出ません。
 料金は270円。
 ICカードのアンテナが有ったから、Suicaも使えたのかなあ。
 バスの車内には、ANA宮崎就航60年記念のポスターが貼って有ったよ。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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