■15/05/08 宮崎カーフェリー「こうべエキスプレス」乗船記 神戸19:30−宮崎08:40
フェリーターミナルへの連絡バスは、ミント神戸の6番乗り場から発車します。
予定では、18:25発の便に乗るつもりでしたが、17:50発に楽々間に合ってしまいました。
料金は210円。
40人位の人達がバスに乗り込みます。
幕車のバスですが、ちゃんと「神戸三宮フェリーターミナル(宮崎カーフェリー)」っていうコマが用意されていたよ。
10分ちょっとで、船体がぴかぴか光った「みやざきエキスプレス」が見えて来て。
あ、ジャンボフェリーの岸壁のお隣なのですねー。
てゆーか、ターミナルはジャンボフェリーと一体になっていました。
ターミナルも、まだぴかぴか。
今回は、「【早割14】2等寝台プラン(神戸発) (募集型企画旅行)」の利用で、乗船前には「ご出発のご案内」っていうメールまで送られて来て。
乗り場が分からない場合の心配までしてくれます。
至れり尽くせりなのですよ。
事前に決済は済ませて有りますし、予約確認書をプリントして持って来たので、そのまま窓口へ提出したら…。
乗船名簿の記入が必要とのことで。
まさか、公式サイトからの予約で、別途乗船名簿が必要になるとは思いませんでした。
これは盲点。
追記っ。
乗船から4日経った05/12、「ご乗船ありがとうございました。(宮崎カーフェリー)」っていう、自動送信のメールが届いたです。
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この度は宮崎カーフェリーをご利用いただき、まことにありがとうございました。
神戸港(三宮)⇒宮崎港/【早割14】 2等寝台プラン(神戸発)のご乗船はいかがでございましたか?
またのご乗船を心よりお待ちしております。
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特にアンケートのお願い等は無く、お礼のメールで。
マメなのですね。
私なんぞより、ずっとマメです(^^;。
2階に上がって、暫くベンチでごそごそ。
一般徒歩は、既に乗船開始になっています。
程無く、乗用車とバイクも乗船開始の放送が流れました。
売店では、ドーナッツやコーヒーも売ってますねん。
団体さんの受付を、乗船口の前でしています。
「いってらっしゃい、宮崎へ!」。
丸窓の付いた通路をてくてく歩いて、乗船口へと。
船内のエスカレーター前には、防疫マットが有って。
エントランスで、お部屋の場所を教えて貰うです。
懐かしい、とっても急な階段を登ります。
ちなみに、本日の空席状況は、案内所前の掲示によると、特等室と1等室Aが△で、他は全て○。
空いてます。
私のベッドは、12人部屋の、真ん中だね。
最初、番号が何処に付いているのか分からなくって、素通りしちゃいました。
最終的には。下段が全て埋まったです。
シーツを敷いて、と。
この2等寝台、ベッドランプにコンセントが有りますし、でっかい棚も有って、使い勝手は凄くいいのです。
スリッパも用意されてますよん。
お腹ぺこぺこな私は、すぐレストランへ行きます。
1,350円のバイキングなのです。
入り口には、お勧めメニューも掲示されていて。
以前と比べて、メニューにそれ程の変化は無いみたい。
チキンとポテトが充実していて、結構美味しかったよ。
ドリンクバーが薄かったりとかもしませんし。
デザートはフルーツミックスだけと寂しいけれど、仕方有りませんね。
食後のコーヒーを飲んで、結構満足。
下膳は、トレーを棚にそのまま置けるようになっていました。
デッキに出てみると、神戸の夜景が綺麗に見えます。
観覧車が見えるのは、東京や横浜と同様。
対面には、何時の間にか「こんぴら2」が到着していたよ。
トラックが下船して来ます。
何か、すっごく雰囲気の有る、港の光景なのでした。
あ、旅に出たんだ、っていう実感が凄く感じられて。
幸せ(^^)。
私は、自分のベッドに戻って、もう寝てしまうのでした。
だって、今朝は03:30起きだったのですもん。
眠くって。
お風呂も明日でいーや。
出航の案内も、ベッドで夢うつつで聞きました。
太平洋上5OOキロを25ノットで航海します、っていう、宮崎カーフェリーの変わらない案内を聞きつつ。
その後は、寝たり起きたりを繰り返して。
意外と、眠りは浅かったみたい。
22:00の消灯時間になると、クルーが各部屋に回って来て、「灯りを消します」って声を掛けて、スイッチで消灯していたのを覚えています。
翌朝は、とっても早くに目が覚めた。
当たり前ですね。
そんな早く起きても仕方無いので、06:00まではベッドでうだうだしてました。
起きたら、船内を 一回り。
ゲームコーナーには、懐かしいファイナルロマンスRが健在なのです。
このゲームを見ると、旧ニフティでお会いしたぱふさんを思い出してしまうのですが、お元気なのかなあ。
私は麻雀のルールが分からないので、プレイ出来ないのが残念です。
既にお風呂がオープンしていたので、昨晩は入らなかったお風呂に入るよ。
入れ違いに2人の方が出て行って、私1人で貸し切り。
のんびりなのです。
貴重品ロッカーは入り口に有って、脱衣場はカゴだけ。
この棚も、以前は扉付きだったのを、改造したみたいですねー。
お風呂のお湯が少ないのは残念でしたが、シャワーは水圧も十分で、汗を流してすっきりしたです。
更に船内を回ってみると、例によって注意書きが色々と有って。
2段ベッドの上段はお子様には危険です、2等寝台部屋の内鍵はかけないで下さい、通路の手摺にタオルを干さないで下さい、22:00以降はお静かに、深夜はデッキに出ないで下さい、etcetc。
これが、それぞれ別途に掲示されているので…。
確かに、全部一つにまとめるよりは、アピールするかもですね。
びっくりしたのは、英文の掲示で…。
遠くから見たとき、「We are TERRORIST」に見えて、私達はみんなテロリストなのかと…(^^;。
冷水器や電子レンジも、ちゃんと有りますよん。
それぞれ分散配置。
「あの頃、みんな宮崎をめざした フェニックスハネムーンの時代」っていうポスターが郷愁を誘います。
昭和40年代の宮崎は、新婚旅行で大賑わいだったのですね。
以前、タクシーの運転手さんも、そんなことを言ってたっけ。
今は遠い、昭和の時代の物語。
朝ご飯も、レストランで食べるです。
利用者さんは、結構居たよ。
私は、朝カレーを採用。
和定食も洋定食も、3つ全て500円。
ちょっと一味足りないような、そんなカレーなのでした。
私は、カレーにはうるさいのだ。
大盛りは50円増し、玉子は50円、オレンジジュースは100円、ご飯のおかわりも別料金で対応してくれるみたい。
和歌山の高校のミニ団体さんが乗っていて、それぞれにご飯を食べていました。
カレー派は極少数だあ。
案内所では、200円のコーヒーを購入です。
クッキーがひとつ選べるのは、以前と一緒だね。
自販機前のテーブルで頂きました。
その後は、ベッドに戻って、入港までうだうだします。
車で乗船した人は、着岸後に車留めを外すので、暫くお待ち下さいとの放送が流れて。
お外は雨なので、接岸を見学する気にはなれません。
自分の乗船記を読み返してみると、宮崎カーフェリーの乗船は、何と全て雨降りだったりしています。
凄い偶然。
ベッドでごろごろしていたら、一般徒歩の下船が開始になりました、なあんて放送が流れて、慌てて荷物をまとめて、シーツを畳みます。
ばたばた。
慌しいね。
カーテンもまとめて、と。
さあ、下船です。
クルーの皆さんに丁寧に見送られて、下船したのでした。
おばーちゃん2人が左に進んだので、私は右の階段へ。
そうしたら、こちら側には屋根が無くって、雨に濡れてしまうとゆートラップが(笑)。
宮崎駅へのバスが到着するのが見えたので、ターミナルには寄らず、そのままバス停に並びます。
そこから、写真を何枚か撮って。
カーデッキには、ぎりぎりまでトラックが積み込まれているよ。
「こうべエキスプレス」の船名、船内の掲示は、全てテプラで上からシールを貼ってましたけど、さすがに船体はちゃんとしているのですね。
船籍は、変わらず東京のままなのでした。