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旅のしおり

 ここには、太平洋フェリー「きたかみ」苫小牧−仙台、の乗船記が有ります。
 同僚と別れてすぐに、札幌駅前ターミナル15:00発の高速「とまこまい」号に乗るよ。
 中央バス運行便。
 踏切みたいな遮断機の有る横断歩道を渡って。
 学校帰りな、制服姿の高校生も列に並んでいました。
 この便は、苫小牧西フェリーターミナルまで直通です。
 出航時間から考えて、随分と早い出発な気がしますけど、パシフィックストーリーもなかよしきっぷも、この便が指定便になっていて。
 はやっ。
 まあ、フェリーターミナルへの到着は16:54なので、結構時間がかかります。
 次の便でも、余裕ですけどねー。
 バスは定刻で走り、苫小牧駅からの乗車は無く、終点まで乗って行ったのは、私の他におねーさんの3人グループだけでした。
 いつの間にか、バスターミナルは閉鎖になってしまったのですね。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ。

■18/01/31 太平洋フェリー「きたかみ」乗船記5 苫小牧19:00−仙台10:00

 早速、乗船手続きを済ませましょう。
 予約番号を申告して、クレカを提示して、と。
 今日はA寝台の利用です。
 9,200円。
 以前に乗船したときと比べて、設備の更新とかはしているのかな…?。
 ちょっと楽しみかも。
 程無く、乗船開始の案内が流れました。

 でも、そんなに早くから乗船しても仕方ないので、ベンチに座って、ネットを見たりしてうだうだします。
 無料のWi-Fiが使えますもん。
 そんなにお腹は空いていないけれど、ターミナルのレストランでご飯を食べたり。
 ここ、入ってみたかったんです。
 お勧めメニューの五目あんかけやきそばを食べました。

 ちょっと油っこいかなあ。
 箸袋には、とまチョップが居ますねん。

 まだまだ時間は有るので、ターミナルの玄関前に飾られている、イルミネーションを見に行ったり。
 とまチョップとフェリーのイルミネーション。

 クリスマスツリーも、まだ飾られていました。
 冬!雪国!って感じの雰囲気がいいですね。
 音の殆ど無い、白くて青くて寒い、夜の北海道が私は大好きです。
 そんなこんなで、もう出航まで40分位。
 そそくさと乗船なのです。

 この看板、裏はきっと名古屋行きになってるよね。
 気になったので、わざわざ確認したけれど、そんなことは有りませんでした(^^;。
 何やってるんだか。
 実は、新しいボーディングブリッジの利用は初めてかも。
 途中に、車イスやカートの準備も有りました。

 船内では、ベッドの場所を案内して貰いますよー。
 行ってみると、私のベッド(カプセル)は上段なのでした。
 わ、上段なんて、凄く久しぶり。
 A寝台、混んでましたものねー。
 B寝台なら、下段になっていたのでしょうけど。
 そっちに変更して貰おうか、ちょっと悩んだのは内緒です。
 いつも解けないで投げたパズルみたい。

 ともあれ、梯子をよじ登ります。
 意外と登りやすい感じ。
 腰痛とかだったりすると、非常に厳しいでしょうけど…。

 ベッドに横になってみると、設備は昔のまんまでした。
 テレビも古くって。
 コンセントも無いのです。
 まあ、テレビは全く使いませんし、充電はパブリックスペースで出来ますし、そんなに不都合は感じないかも。
 ただ、白熱灯がちょっと暑くって、お隣のテレビの音が聞こえて来たりするので、神経質な方は眠れないかもしれません。
 このコンパネとか、見てるだけで、ちょっとわくわく。

 ベッドでごろごろしているうちに、船長さんの挨拶が放送で流れて。
 前途の天候は良好。
 クルーは37名とのことです。
 今日は全等級に空席が有って、等級変更を勧める放送が何回か流れます。
 レストラン「グロブナーハウス」は20:00までの営業、スタンドコーナー「フェリカクラブ」は19:30からオープンするそう。

 レストランの様子を見に行ってみると、かなり余裕が有る感じ。
 本船「きたかみ」は、レストランのお値段が少しお安くなっています。
 ちょっと不思議な感じ。
 品数を絞っているのかにゃ。
 私は今回、レストランを全く使わなかったので…。
 スタンドコーナーも、飲み物だけの縮小営業です。
 簡単なおつまみ的なもの、本当にささやかなのは有りますけどね。
 ホットコーヒーのおかわりは100円。

 券売機で食券を買って、ずんだソフト350円を食べたりしたよ。

 私は、「フェリカクラブ」横のイスに座って、のんびり過ごしていました。
 日付が変わって、01:00近くまで居たような。
 だって、全然眠くないんですもん!。
 めずらしー。
 大抵、私はフェリーに乗ると、ひたすらぐーぐー寝てるのに。

 お風呂も夜中に入ったりしています。
 誰も居なくって、のんびり出来たよ。
 24時間お風呂に入れるのって、嬉しいです。
 その方が、混雑も分散して、良いと思うのですけどねー。
 管理は大変でしょうけど…。

 ちなみに、お風呂に入ったりしたら、その都度荷物を取りに、ベッドの上段へよじよじ昇り降りすることになるので、下段の人を起こさないよう静かに動くの、結構大変だったりしました。
 構造上、なかなか厳しいですよねー。
 いや、早く寝ろ、と(^^;。
 ベッドに横になっても、全然眠くならず、何だか暑いなあって、そんなことを考えて過ごしていたのでした。

 翌朝も、レストランは利用しませんでした。
 お腹空いてなくって。
 珍しいね。
 最近、バイキングのレストランは、利用を避ける傾向が有ったりとかして。
 缶コーヒーだけ買って、デッキから寒そうな海を眺めながら、両手を温めたのでした。
 もう入港だね。
 仙台港に、雪は殆ど有りませんでした。

 「きたかみ」も、さすがに古さを感じさせるようになって、太平洋フェリーも格差を意識してか、運賃を下げたりしています。
 同期のフェリーは、殆ど引退してしまいましたもの。
 それでも、船内の設備は綺麗に維持されていますし、特に不満は無くって。
 新造船も既に発注済みとのことなので、もしかしたら「きたかみ」への乗船はこれが最後になるかもしれません。
 そんなことを思いつつな、6回目の「きたかみ」乗船なのでした。

 ターミナルには「いしかり」のでっかい模型が展示されていて、船尾には「震災で破損した箇所」との注記が有って。
 「いしかり」本体が破損したわけではなく、この模型が破損したということなのですね。
 バスの発車は11:28なので、ちょっとした時間が有ります。
 暇なので、周囲をお散歩。
 遠くの線路を、コンテナが走って行くのが見えるよ。
 バスに乗ったのは、7人程。
 中野栄で下車したのは、私1人だけでした。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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