■11/07/27 太平洋フェリー「きたかみ」乗船記3 仙台19:40→苫小牧11:00
バスは10分遅れで到着したよ。
車内には、数人のお客さん。
ここ中野栄駅からの乗車は、私だけでした。
バス停の掲示によると、津波で仙石線が不通になっていた04/18まで、このバスを多賀城駅まで延長運転していたのですって。
更に、途中の信号機が復旧していない為、夢メッセみやぎ前は経由しないとの掲示も。
信号機なんて、簡単に復旧出来そうなのにな。
後で調べてみたら、競争入札の絡みで、そう簡単では無いみたい。
って、単に手続き上の問題なのですかあ…。
途中、津波の破壊力の物凄さを見せ付けられつつ、ターミナルに到着です。
電車好きの私としては、仙台臨海鉄道の路盤の荒廃ぶりが、とってもとっても胸に迫って…。
フェリーターミナルも、建物内にハエがたっくさん飛んでいて、参ってしまいました。
でも、それ位は我慢しなくっちゃ、ですものね。
今回、ネットから予約と決済は済ませて有って、乗船者名簿登録もしたのですが、乗船名簿記入の要否は不明だったので、一応は記入して、列に並びます。
名簿の記入は必要無かったみたい。
運賃は9,900円。
乗船開始は18:15とのことで、とっくに始まっていますね。
のんびりと歩いて、乗船だよ。
B寝台の352号室。
24人部屋だね。
対面は上段にも人が居たからびっくりしたけれど、グループのお客さんだったみたい。
ですよねー。
私も、自分の上段に人が来たことって、他社を含めて、今までに一度も有りませんもの。
「きたかみ」のB寝台には個別のコンセントが無いのは残念ですが、それは事前に分かっていたので、別にどーとでもなります。
それじゃあ、まずはご飯だよー。
お腹が空いたあ。
とても出航まで待っていられません。
カフェがオープンするのも待ってはいられません(^^;。
レストランを覗いてみたら、席は沢山有ったもん。
私の他に、お一人様は見当たらなかったけれど…。
すいません、ここに、一人ぼっちでご飯を食べる私が居りますわ(笑)。
レストランは、2,000円のバイキングです。
あ、名物(?)のステーキを、その場で焼いてくれてますねー。
私なんかは、ステーキって1枚食べれば十分で、この為だけにナイフとフォークを用意するのが面倒に思えたりもするのですけど、なかなかの人気だったです。
常に誰かが待っていたよ。
他には、鱚のお寿司なんかが珍しかったかな。
ただ、正直、このお値段は割高に感じてしまいます…。
デザートのプチケーキも、またえらく簡略化されてしまって。
うわあ、さすがにこれはショボイですよお(^^;。
ちょっと残念な気持ちになりつつ、船内の散策です。
船内図を貰って、と(^^)。
もうとっくに出航しているので、デッキには出なくってもいいかな。
ショップも含めて、何処もかなりの人出なのでした。
なので、写真は深夜に撮ってみたです。
2等和室の503号室は、出航時にはいつも扉が開いているので、ついつい写真を撮ってしまいます…。
船内のモニタによると、現在の速度は20.8ノット。
秒速1,070センチメートルですかあ。
ということは、桜が舞い散る速さの214倍で進んでいる計算になります。
って、何のことやら(^^;。
翌朝は、元気にデッキに出ますよお。
海は本当に穏やかです。
「きたかみ」の進行方向左手を海面すれすれに海鳥が沢山飛んで行って。
白いお腹を見せて、魚が沢山跳ねます。
トビウオなのかと思ったけれど、もっと大きなお魚さんみたいでした。
空を見上げてみると、信号旗が掲げられていますが、当然ながら、その意味はさっぱり分かりません…(^^;。
「きたかみ」で嬉しいのは、フォワードサロンが有ること。
光が差し込むスペースに佇んで、進行方向の景色を楽しめちゃうのは、ちょっとした贅沢ですよねー。
苫小牧への入港のときは、私はずっとここに居て、くるっと展開する様子を眺めていたのでした。
この日はBSデジタル衛星アンテナの工事が有って、テレビがずっと消されていたのは、逆に有り難かったり。
朝ご飯は、フェリカクラブのカウンターに座って、モーニングセットB:700円です。
モーニングセットA:500円との違いは、サラダとフルーツの有無なので、Aの方がお得かも(^^;。
目の前でピアノ演奏が始まったので、暫くここでピアノを聴いていたよ。
程無く入港時間となって。
フェリーならではの案内放送と言えば、私は「原型自転車」を思い浮かべちゃいます。
軽車輌としての自転車と、手荷物としての自転車、扱いも料金も全然違うのですよねー。
一度、自転車でフェリーへの乗下船をしてみたいかもっ。
サイドランプを登るだけで力尽きたりして…(^^;。