■08/02/23 太平洋フェリー「きたかみ」乗船記 20:00→17:00
あおなみ線で野跡まで出て、17:56の市営バスに乗ってターミナルまで行こー!。
先払いで200円ですって。
バスを待っていたら、風が強くって、もうすっごく寒かったです。
バス停には、この路線の収支が書かれたシールが貼られていて、100円稼ぐのに166円の経費がかかっているそう。
赤字だよう。
バスは何処も厳しいです…。
終点のフェリーターミナルまで乗って行ったのは、3人だけでした。
まあ、まだ乗船には早いですもんね。
出航2時間前の18:00には、乗船手続きを済ませます。
運賃は10,900円。
乗船開始は18:30からとのことで、2階のイスに座って暫く待機だね。
悪天候により、本日の新日海は全便欠航になっているので、そちらから回って来たっていう方も居ましたあ。
乗船開始の放送が流れた所で、ささっと乗船。
お部屋のキーを貰ったときに、入港30分前のキー返却と、夜間はカーテンを開かないよう、お願いがありました。
はあい。
船首にある私のお部屋は、以前の「いしかり」とほぼ同じ作りだね。
棚に対して、テレビが随分とおっきいです。
BSデジタルも受信出来て、番組表は案内所に置いてあるクリアファイルで閲覧出来ます。
室内にシャワーもあるけれど、私は使いません。
トイレの水は、ずっとレバー倒して無いと止まっちゃうんだ。
流すのに、これは面倒です(^^;。
19:00にレストランがオープンしたので、早速ご飯を食べに行こー。
早めの方がいいもんね。
1,800円のバイキングも、本当に久しぶり。
確か、ステーキを目の前で焼いてくれて、新たにお寿司が加わったんですよね。
お寿司は烏賊と鮭と海老があって、私は烏賊と鮭だけ食べてみました。
ん、そんなに美味しいって程ではありませんけど、まあこんなものかな…?。
結構な人気みたいでしたし。
他のおかずはちょうどいい品揃えで、一品ずつ取っていったら、2枚のお皿がいっぱいになりました。
まあ、私はミニケーキとアイスばっか食べてましたけど(^^;。
「きたかみ」のレストラン、意外と手狭な感じがしますが、出て来るときにもテーブルの空きは結構あったし、やっぱり空いているのですねー。
ご飯を食べていたら、操舵室の船長さんから放送が入り、この先は波高4メートルですって。
結構揺れそうですね。
あ、船長さんの苗字って、私と一緒でしたあ(笑)。
船内の「きたかみ新聞」を見たら、インタビューが載っていて、去年の春から「きたかみ」に乗られているそう。
あと、「きたかみ」の乗員さんも、もう35期になるのですねー。
「きたかみ新聞」は楽しかったよ。
そういえば、カウンターに思い出ノートも置いて有ったっけ。
皆さん、気合いの入った書き込みをされてます。
壁がきしんで全く眠れなかった、っていうお怒りの書き込みには、クルーの丁寧なお詫びの言葉が署名入りで書かれていたりして。
船内、手作りのメッセージがあちこちに添えてあるのは、気持ちいいです。
一旦お部屋に戻ると、出航の時間です。
デッキに出ると、もうやたらと寒くって。
この寒い中、わざわざデッキに出て来る人なんて、他に誰も居ません…。
「きたかみ」はゆっくりゆっくり後退して、そのまま名港トリトンの真横まで進み、そこでやっと向きを変えて、仙台へと進み始めたのでした。
私は橋を潜った所で、船室に逃げ帰ります。
ふええ、寒かったよう。
んで、私はそのまま寝てしまうのでした。
こら。
だって、昨日は殆ど徹夜だったし…。
船に乗ると、大体このパターンになっちゃいます。
目が覚めたのは03:00過ぎ。
結構、仮眠が取れました。
…6時間も寝たら、立派な睡眠だってば…。
お風呂が24時間開いているのは、私みたいな生活パターンの人には、凄く嬉しいです。
こんな時間なのに、お風呂には結構人の出入りがあったりしました。
今日は結構揺れているので、ゆっくりとお湯に浸かっているのは難しいけれど…。
シャンプーとソープは沢山置いて有るので、混んでいても大丈夫ですね。
船内を一回りしてみると、宴会が終わった後、力尽きてソファーで寝てしまったらしい方が何人か…。
飲み過ぎにはご用心(^^;。
私は自販機でジュースを買って、ナビゲーションを眺めていたのでした。
現在地は、伊豆大島付近です。
23.5ノットで航行中。
そんなこんなで、05:30過ぎ、またまた私はお部屋で寝てしまうのでした。
別に起きててもいいんですけど、激しく船酔いしそうで…。
ゆらゆらゆらゆら、結構しんどい揺れ方をしてるのですよねー。
夜間はカーテンを開けられない窓には、雨が凄い勢いで打ち付けていて…。
ずっと眠りこけていたので、朝食バイキングは勿論パスです。
「怪我人が発生したので、お医者さんか医療関係者は居らっしゃいませんか…?」みたいな放送も流れてたっけ。
急病じゃ無くって、怪我ですかあ。
そこまでは揺れてなかったと思うけれど、どうしたのかしら。
海の上じゃあ、消防も警察も来てくれませんから、大変です。
昼前に目を覚まして、テレビでお昼のNHKニュースを見ていたら、今日の首都圏は凄い強風みたい。
JR各線も大混乱なんだって。
というか、東北新幹線まで抑止になっているそうで、私、仙台から千葉に帰れないじゃん!。
困りましたねえ。
まあ、先のことは仙台駅に着いてから考えようっと。
とりあえず、レストランの前までは行ってみたけれど、どうにも食欲が無くって。
頭が重いよう。
お部屋が船首にあるせいかしら。
他の皆さんは元気そうなのに、私だけへろへろみたいな…。
なので、お昼ご飯もパスです。
外を覗いてみると、別に雨は降ってなくって、お部屋の窓に打ち付けていたのは、風であおられた潮だったみたい。
ひゃあ。
でもまあ、折角取った1等なので、揺れ揺れのお部屋に戻って、また寝てしまう私なのでした。
船酔いのせいで、やたらと眠いのですよー。
まあ、元々寝るのが目的で乗船したので、予定通りではあります。
あんまり嬉しく無いですけど。
14:10頃、「いしかり」とのすれ違いの放送が流れたので、のろのろ起きます。
かなりの強風ですが、ちゃんと接近してくれるみたい。
というか、お互いにしっかり定刻での運航なのですねー。
凄いなあ。
まずはフォワードサロンへ行って、「いしかり」がある程度まで近付いて来るのを待つよ。
サロンには誰も居ませんね。
場所が分かりにくいからか、穴場です。
揺れてる今は、長居したくありませんが(^^;。
さあて、それじゃあデッキに出ようっと。
デッキへの扉は閉鎖されていないし、特に注意もありませんでしたし。
予想通りというか、デッキに出ると凄い風で…。
同じ場所に立ち続けるのは、かなり困難です。
しかも、この高さまで波を被ったりするからびっくりしたよー。
危ないので、手摺に近付くのは断念。
「いしかり」が鳴らした汽笛も、風の音にかき消されてしまって、あまり良く聞き取れません。
こんな状況ではありますが、他にもデッキに出て来た人が一人居らっしゃいました。
ちゃんと「いしかり」を見れて満足しましたけど、楽しくはありませんね。
潮と波を被ってべちゃべちゃになってしまったので、お風呂へ行くよ。
揺れはそんなでも無くなったので、のんびり浸かることが出来ました。
脱衣場にも液体ソープがあって、ティッシュや綿棒まで置いて有るのは嬉しいです。
入港まで、後り2時間。
さすがに、何か食べておかなくっちゃ。
てことで、フェリカクラブのカウンターで、ホットケーキとコーヒーのセットを食べたのでした。
550円。
何となく、ケーキセットよりもホットケーキセットを選んでしまう私なのです。
冷凍だし、そんなに有り難みはありませんけど…。
ちょうどミニショーが終わった所で、音楽を聴いていた人達も引き上げて行きました。
私は、船内のショーって、ちゃんと参加したことが一度もありませんです(^^;。
最後に、もう一度船内を一回りして、と。
「きたかみ」のスタンプを押して、船内図を貰って。
売店を覗いて、お土産を探したり。
結局、何も買わなかったよお。
入港30分前になったので、鍵を案内所に持って行きます。
特に放送は流れなかったけれど、案内所前の階段で擦れ違ったおねーさんが、鍵を受け取ってくれました。
何かメモを持っていたし、私の部屋まで訪ねてくれようとしていたのかしら。
すいません…。
久しぶりの「きたかみ」、もっと元気なら良かったけれど。
それでも楽しかったです。
私は、太平洋フェリーを滅多に利用しませんし。
船内のこと、もう殆ど忘れちゃってたし。
色褪せない思い出は、そこにありますか…?。
とりあえず、「きたかみ」に乗船すると、私は船酔いをするみたい(^^;。