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旅のしおり

 ここには、太平洋フェリー「きたかみ」名古屋−仙台、の乗船記があります。
 前回の乗船が03/12/19なので、もう4年以上も経っちゃいました。
 本当にお久しぶり。
 房総沖でテレビを見ていて船酔いしたのも、懐かしい思い出なのです。

 前回はA寝台だったので、今日は1等洋室にしてみましたあ。
 ネットから予約をかけて、と。
 全等級が空席多数なので、空いてるみたい。
 朝ご飯はいらないから、ネット割引でいいね。
 乗船名簿が事前に印刷出来るようになったのは嬉しいです。
 しかも、必要事項は既に印字されていて。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。
 ここの所忙しかったので、船でゆっくりのんびり過ごせれば、きっとどんな夢も断てる気がするです。
 それじゃあ「きたかみ」だよ、はい☆。

■08/02/23 太平洋フェリー「きたかみ」乗船記 20:00→17:00

 あおなみ線で野跡まで出て、17:56の市営バスに乗ってターミナルまで行こー!。
 先払いで200円ですって。
 バスを待っていたら、風が強くって、もうすっごく寒かったです。
 バス停には、この路線の収支が書かれたシールが貼られていて、100円稼ぐのに166円の経費がかかっているそう。
 赤字だよう。
 バスは何処も厳しいです…。
 終点のフェリーターミナルまで乗って行ったのは、3人だけでした。
 まあ、まだ乗船には早いですもんね。

 出航2時間前の18:00には、乗船手続きを済ませます。
 運賃は10,900円。
 乗船開始は18:30からとのことで、2階のイスに座って暫く待機だね。
 悪天候により、本日の新日海は全便欠航になっているので、そちらから回って来たっていう方も居ましたあ。

 乗船開始の放送が流れた所で、ささっと乗船。
 お部屋のキーを貰ったときに、入港30分前のキー返却と、夜間はカーテンを開かないよう、お願いがありました。
 はあい。
 船首にある私のお部屋は、以前の「いしかり」とほぼ同じ作りだね。
 棚に対して、テレビが随分とおっきいです。
 BSデジタルも受信出来て、番組表は案内所に置いてあるクリアファイルで閲覧出来ます。
 室内にシャワーもあるけれど、私は使いません。
 トイレの水は、ずっとレバー倒して無いと止まっちゃうんだ。
 流すのに、これは面倒です(^^;。

 19:00にレストランがオープンしたので、早速ご飯を食べに行こー。
 早めの方がいいもんね。
 1,800円のバイキングも、本当に久しぶり。
 確か、ステーキを目の前で焼いてくれて、新たにお寿司が加わったんですよね。
 お寿司は烏賊と鮭と海老があって、私は烏賊と鮭だけ食べてみました。
 ん、そんなに美味しいって程ではありませんけど、まあこんなものかな…?。
 結構な人気みたいでしたし。
 他のおかずはちょうどいい品揃えで、一品ずつ取っていったら、2枚のお皿がいっぱいになりました。
 まあ、私はミニケーキとアイスばっか食べてましたけど(^^;。
 「きたかみ」のレストラン、意外と手狭な感じがしますが、出て来るときにもテーブルの空きは結構あったし、やっぱり空いているのですねー。

 ご飯を食べていたら、操舵室の船長さんから放送が入り、この先は波高4メートルですって。
 結構揺れそうですね。
 あ、船長さんの苗字って、私と一緒でしたあ(笑)。
 船内の「きたかみ新聞」を見たら、インタビューが載っていて、去年の春から「きたかみ」に乗られているそう。
 あと、「きたかみ」の乗員さんも、もう35期になるのですねー。
 「きたかみ新聞」は楽しかったよ。
 そういえば、カウンターに思い出ノートも置いて有ったっけ。
 皆さん、気合いの入った書き込みをされてます。
 壁がきしんで全く眠れなかった、っていうお怒りの書き込みには、クルーの丁寧なお詫びの言葉が署名入りで書かれていたりして。
 船内、手作りのメッセージがあちこちに添えてあるのは、気持ちいいです。

 一旦お部屋に戻ると、出航の時間です。
 デッキに出ると、もうやたらと寒くって。
 この寒い中、わざわざデッキに出て来る人なんて、他に誰も居ません…。
 「きたかみ」はゆっくりゆっくり後退して、そのまま名港トリトンの真横まで進み、そこでやっと向きを変えて、仙台へと進み始めたのでした。
 私は橋を潜った所で、船室に逃げ帰ります。
 ふええ、寒かったよう。

 んで、私はそのまま寝てしまうのでした。
 こら。
 だって、昨日は殆ど徹夜だったし…。
 船に乗ると、大体このパターンになっちゃいます。
 目が覚めたのは03:00過ぎ。
 結構、仮眠が取れました。
 …6時間も寝たら、立派な睡眠だってば…。

 お風呂が24時間開いているのは、私みたいな生活パターンの人には、凄く嬉しいです。
 こんな時間なのに、お風呂には結構人の出入りがあったりしました。
 今日は結構揺れているので、ゆっくりとお湯に浸かっているのは難しいけれど…。
 シャンプーとソープは沢山置いて有るので、混んでいても大丈夫ですね。

 船内を一回りしてみると、宴会が終わった後、力尽きてソファーで寝てしまったらしい方が何人か…。
 飲み過ぎにはご用心(^^;。
 私は自販機でジュースを買って、ナビゲーションを眺めていたのでした。
 現在地は、伊豆大島付近です。
 23.5ノットで航行中。

 そんなこんなで、05:30過ぎ、またまた私はお部屋で寝てしまうのでした。
 別に起きててもいいんですけど、激しく船酔いしそうで…。
 ゆらゆらゆらゆら、結構しんどい揺れ方をしてるのですよねー。
 夜間はカーテンを開けられない窓には、雨が凄い勢いで打ち付けていて…。

 ずっと眠りこけていたので、朝食バイキングは勿論パスです。
 「怪我人が発生したので、お医者さんか医療関係者は居らっしゃいませんか…?」みたいな放送も流れてたっけ。
 急病じゃ無くって、怪我ですかあ。
 そこまでは揺れてなかったと思うけれど、どうしたのかしら。
 海の上じゃあ、消防も警察も来てくれませんから、大変です。

 昼前に目を覚まして、テレビでお昼のNHKニュースを見ていたら、今日の首都圏は凄い強風みたい。
 JR各線も大混乱なんだって。
 というか、東北新幹線まで抑止になっているそうで、私、仙台から千葉に帰れないじゃん!。
 困りましたねえ。
 まあ、先のことは仙台駅に着いてから考えようっと。

 とりあえず、レストランの前までは行ってみたけれど、どうにも食欲が無くって。
 頭が重いよう。
 お部屋が船首にあるせいかしら。
 他の皆さんは元気そうなのに、私だけへろへろみたいな…。
 なので、お昼ご飯もパスです。
 外を覗いてみると、別に雨は降ってなくって、お部屋の窓に打ち付けていたのは、風であおられた潮だったみたい。
 ひゃあ。

 でもまあ、折角取った1等なので、揺れ揺れのお部屋に戻って、また寝てしまう私なのでした。
 船酔いのせいで、やたらと眠いのですよー。
 まあ、元々寝るのが目的で乗船したので、予定通りではあります。
 あんまり嬉しく無いですけど。

 14:10頃、「いしかり」とのすれ違いの放送が流れたので、のろのろ起きます。
 かなりの強風ですが、ちゃんと接近してくれるみたい。
 というか、お互いにしっかり定刻での運航なのですねー。
 凄いなあ。
 まずはフォワードサロンへ行って、「いしかり」がある程度まで近付いて来るのを待つよ。
 サロンには誰も居ませんね。
 場所が分かりにくいからか、穴場です。
 揺れてる今は、長居したくありませんが(^^;。

 さあて、それじゃあデッキに出ようっと。
 デッキへの扉は閉鎖されていないし、特に注意もありませんでしたし。
 予想通りというか、デッキに出ると凄い風で…。
 同じ場所に立ち続けるのは、かなり困難です。
 しかも、この高さまで波を被ったりするからびっくりしたよー。
 危ないので、手摺に近付くのは断念。
 「いしかり」が鳴らした汽笛も、風の音にかき消されてしまって、あまり良く聞き取れません。
 こんな状況ではありますが、他にもデッキに出て来た人が一人居らっしゃいました。
 ちゃんと「いしかり」を見れて満足しましたけど、楽しくはありませんね。

 潮と波を被ってべちゃべちゃになってしまったので、お風呂へ行くよ。
 揺れはそんなでも無くなったので、のんびり浸かることが出来ました。
 脱衣場にも液体ソープがあって、ティッシュや綿棒まで置いて有るのは嬉しいです。

 入港まで、後り2時間。
 さすがに、何か食べておかなくっちゃ。
 てことで、フェリカクラブのカウンターで、ホットケーキとコーヒーのセットを食べたのでした。
 550円。
 何となく、ケーキセットよりもホットケーキセットを選んでしまう私なのです。
 冷凍だし、そんなに有り難みはありませんけど…。
 ちょうどミニショーが終わった所で、音楽を聴いていた人達も引き上げて行きました。
 私は、船内のショーって、ちゃんと参加したことが一度もありませんです(^^;。

 最後に、もう一度船内を一回りして、と。
 「きたかみ」のスタンプを押して、船内図を貰って。
 売店を覗いて、お土産を探したり。
 結局、何も買わなかったよお。
 入港30分前になったので、鍵を案内所に持って行きます。
 特に放送は流れなかったけれど、案内所前の階段で擦れ違ったおねーさんが、鍵を受け取ってくれました。
 何かメモを持っていたし、私の部屋まで訪ねてくれようとしていたのかしら。
 すいません…。

 久しぶりの「きたかみ」、もっと元気なら良かったけれど。
 それでも楽しかったです。
 私は、太平洋フェリーを滅多に利用しませんし。
 船内のこと、もう殆ど忘れちゃってたし。
 色褪せない思い出は、そこにありますか…?。
 とりあえず、「きたかみ」に乗船すると、私は船酔いをするみたい(^^;。

 ちゅことで、ぎりぎりまで部屋に居て、下船したのでした。
 10分位の早着となってます。
 仙台に雪は全く無いけれど、やっぱり風は強くて冷たいです。
 乗り場でバスを待っていたら、掌の感覚が無くなってしまった…。
 バスに乗ったのは10人位だったし、わざわざ外に並んでなくても良かったね。
 バスが来たときには、待っていた全員から溜め息が漏れました(^^;。
 後払い490円のバスで、仙台駅まで進みます。
 道は渋滞も無く、18:03頃には到着っ。
 この旅の後の様子はこちらこちらをどうぞ(^^)。


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