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旅のしおり

 ここには、太平洋フェリー「きそ」仙台−苫小牧、の乗船記があります。
 仙石線の中野栄駅前から、18:24発のバスでフェリーターミナルへと向かいます。
 若干遅れて到着したバスには、お1人だけしか乗っていませんでした。
 太平洋フェリーの公式サイトでは、このバスが最終連絡になってますけど、この後、18:54の最終バスでも十分間に合うよね。
 …ぎりぎりなのは、もう止めましょうよう(^^;。
 「きそ」への乗船は、就航初日以来の、長い長いご無沙汰でした。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■10/06/30 太平洋フェリー「きそ」乗船記 仙台19:40−苫小牧11:00

 ターミナルの窓口で、プリントして来た乗船名簿を提出して、乗船券の発券を受けます。
 帰りの商船三井フェリーと合わせて、ネットから予約済みなのですよー。
 乗船名簿、太平洋フェリーは1枚なのですが、商船三井フェリーでは2枚のプリントが必要です。
 会社毎に違いが有って、面白いね。
 今は、おかげさまで40年のキャンペーン中なので、B寝台は6,000円で利用が出来ちゃいます。
 本当なら、乗船時間の長い名古屋へ向かいたかったけれど、名古屋には2回も行ったばかりなので…。
 それに、そろそろ「きそ」にも乗りたかったですからっ。

 出航まで、まだ時間が有るので、2階の待合室のイスに座って、パソコンで調べもの。
 暫く通信が途絶しちゃいますものね。
 明日の、苫小牧からのレンタカーの空き状況を検索したら、何故か満車だったりしたので、レンタカーの利用は諦めたです。

 それじゃあ、乗船しよっ。
 入り口で乗船券を提示して、B寝台のお部屋の場所を教えて貰って。
 案内所の前を横切ったら、案内所のおねーさんが丁寧にお辞儀してお見送りしてくれて、びっくりなのです。
 私は、上等級の利用じゃ有りませんよお(^^;。
 何だか申し訳ないみたい。
 下船のときも、展望浴室前、通路の途中におねーさんが立っていて、ありがとうございました、ってお辞儀してくれたもん。
 凄いなあ。
 私は、そんな所に人が立ってるなんて思わないので、「…うわわっ!?」なんてぎょっとしたのは内緒です(^^;。

 B寝台の私のベッドは、随分と奥まった所の部屋でした。
 通路を4回も曲がって、ようやく辿り着いたよ。
 旅館の、増築した離れみたい(^^;。
 手前のお部屋には、室内にインターホンが有りましたけど、ここには有りません。
 まあ、別に使い道は有りませんし。
 それはいいのですが、B寝台の廊下の床、どうしてあんなべこべこになっているのでしょうね。
 床自体よりも、敷いてあるビニールがべこべこなの…?。
 これはかなり情け無いです(^^;。

 「きそ」のB寝台には、太平洋フェリーで唯一、ベッドランプにコンセントが有るので、利用価値は大なのですよー。
 ネットから予約状況を確認したら、全等級に空席が有って、船内でも、上等級に空席が有ることを繰り返し放送で案内していました。
 空いてるみたい。

 これは上段のベッドですねー。
 私のベッドは下段、場所は一番奥で、対面は窓でした。
 いいポジションなのです(^^)。
 翌日、窓を開けてみたら、デッキが見えるだけで、海はかなり遠かったのが残念なところなのです。
 お部屋は完全に満室でしたが、お隣のご夫婦は、等級変更をされたらしく、程無く移っていかれました。

 ロールカーテンを下ろして、暫くはベッドでごそごそ。
 出航15分前の銅鑼が鳴って、船長さんからの挨拶が有って。
 もう間もなく、出航だね。
 外は雨で、やっぱりデッキに出て行く気にはなれませんでした。

 船内を歩くと、結構お客さんは乗っているみたい。
 今日のステージは、フルートのコンサートとのことで、これは見てみたいです。
 でも、結局は見に行かなかったのでした…。

 晩ご飯は食べて来たので、後でマメクラに行かなくっちゃね。
 ちょっと楽しみにしていたけれど、お腹が空かなかったので、とうとう行かないままなのでした。
 翌朝も、ずっと寝ていたりしたから…。
 あらら。

 「きそ」のゲームコーナーは、相変わらず充実しています。
 結構お歳のご夫婦が、クレーンゲームをやっていたりしたよ。
 メダルの刻印機もちゃあんと有りました。

 私は一旦眠ってから、午前01時過ぎに、また起き出したりして。
 お風呂に行こー!。
 「きそ」のお風呂は、脱衣場も広々としていて、紙コップや綿棒が置いてあったりして、他のフェリーとはちょっと違う感じなのです。
 ただ、浴槽のお湯が、また随分と少なくって。
 肩まで浸かろうとすると、殆ど寝転がるような感じに…。
 お湯は循環しているのに、不思議だよー。
 これは、翌朝になっても同じなのでした。
 これは何とかして欲しいかな。

 お風呂でも、びっくりしたことが有って。
 警備で船内を回っているクルー、脱衣場どころか、何と浴室の中にまで巡回にやって来たです。
 徹底していますねー。
 もう、午前02時近いような時間なのに。
 お風呂上りに、自販機でアイスを買って、案内所の前のソファーに座っていたら、先程のクルーが戻って来て、案内所の電話前に置かれていた「巡回中です」の立て札をひっくり返して、「御用の方はこの電話で…」に戻していました。
 そう言えば、「船内で盗難等が発生しますと、海上保安庁への捜査協力の為、全てのお客様の下船が出来なくなりますので、貴重品の管理には十分注意して下さい」的な放送も、繰り返し繰り返し流れてたっけ。
 船内、そんなに盗難が多いのかなって、逆に心配になってしまう位なのでした。

 てことで、私は03時位まで起きていて、ベッドに戻ったのでした。
 お部屋の中が真っ暗だったから、自分のベッドに辿り着くまで、ちょっと大変だったりしましたよん。

 翌朝は、レストランオープンを告げる放送で目が覚めたものの、そのまま寝続けちゃいました。
 起きてすぐ、お風呂には入ったものの、その後は、またまた自分のベッドでごろごろしていたのでした。
 本当、特別なことをなあんにもしてないみたい。
 朝ご飯も食べませんし(笑)。
 たちまち、苫小牧の入港案内が流れたのでした。

 タラップを通って、新しく設置されたエスカレーターを降ります。
 小雨の苫小牧に到着だね。
 ターミナルには、無料のレンタサイクルが出来たり、無線LANが使えるようになったりしていました。
 便利になりましたね(^^)。
 ただ、雨なので自転車は使えず、深夜に無線を試してみたら、何故か信号が来ていませんでした(^^;。

 苫小牧駅行きの市営バスには、10人ちょっとが乗ったです。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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