■10/03/19 太平洋フェリー「いしかり」乗船記2 名古屋19:00→仙台16:40
今回も、インターネット割引で申し込みは済ませて有りますが、乗船名簿を印刷するまでの余裕は有りませんでした。
なので、乗船名簿を記入して、と。
窓口の掲示によると、今日は全等級に空席が有るみたい。
乗船後の感覚としては、前回の「きたかみ」よりは人が多いような感じ…?。
空いていることに変わりは有りませんけどねー。
ちなみに私は、B寝台の利用だよ。
運賃は7,600円です(^^)。
ターミナルの2階から「いしかり」を眺めると、先週よりも陽が延びていることを実感しちゃいます。
…単に、私の乗船時間が早まっただけかもしれませんけど(^^;。
それでも、確実に今日の方が暖かいのです。
先週に続いてまたここに来るなんて、本人も予想していませんでした。
「いしかり」への乗船は、これで2回目っ。
それじゃあ乗船して、船室へと行きましょう。
指定されたB寝台の区画へ行くと、対面には既に先客さんが居らっしゃいます。
その方は荷物がすっごく多くて、食料なんかもしっかり調達済みみたい。
私はと言えば、何も持ち込みをしていないので、戦闘力不足は否めません(笑)。
出航後に確認してみたら、このお部屋には、私達2人だけなのでした。
40人部屋に2人だけなの。
でもでも、わざわざ通路を挟んで対面、向かい合わせのベッドが指定されているので…。
き、気まずいっ(^^;。
せめて、同じ列でも、お隣りにしてくれれば嬉しかったけれど。
しょーがないですね。
ちなみに、私はお部屋から激しく出たり入ったりを繰り返していたのですが、同室の方とは、とうとう一度も顔を合わせることが無くって…(^^;。
不思議だね。
とりあえず、ベッドメイクをしちゃいましょう。
シーツは最初から敷いてあるので、助かります。
毛布も、堅めのタイプを使っているので、下船前に折り畳んで片付けるのが楽だったよ。
こういうのって、私は嬉しい(^^)。
壁際の棚は、1人で3つを使えちゃうので、助かります。
残念なのは、ベッドランプにコンセントが無いこと、かな。
念の為、上とか横とかナナメとか、よーく確認しましたが、やっぱり付いていませんでした(^^;。
まあ、これは事前に分かっていたことなので。
ちなみに、お部屋の入口にはコンセントが1つ有って、そこには黄色いテプラで何か貼って有るので屈んでみたら、「延長コード使用禁止!」って書いて有ったです。
それじゃあ、レストラン「カリブ」へ行きましょう。
バイキングの夕食は先週も利用したし、正直あまり気が進まないのですが…。
もうお腹が空いちゃって。
我慢出来無かったのでした。
入口で2,000円を払って、と。
レストランは空席が目立っていて、1人でも特に気兼ねすることは有りません。
メニューを見て歩くと、「きたかみ」とは少しずつ違っているのですねー。
モツの煮込みが有ったり、北寄貝のカレーが有ったり。
カレーは、ご飯と一緒に、おねーさんが盛り付けてくれました(^^)。
今回も、ご飯は少なめに、って言うのを忘れてしまって、たっぷり盛って貰っちゃって(笑)。
この北寄貝のカレー、かなりの甘口だったにゃあ。
全体的に、バイキングのメニュー、特別美味しいって思えるものが無いのは残念でした。
勿論、決して不味くは無いのですけど。
おかわりしてまで食べたいって思えるものが特に無くって。
お値段を考えると、今後の利用は考えちゃいます。
ケーキはしっかり2つ食べましたけど(^^;。
レストランから出て来た所で、出航時間になりました。
それじゃあ、デッキに出ましょう。
「いしかり」は、何層にも分かれたデッキが、とっても広々しています。
オープンスカイホール、サンセットデッキ、星のデッキ、ブリッジデッキ、トップデッキと、名前もちゃんと付いてるんだ。
これは歩き甲斐がありますね(^^)。
先週とは違って風も無く、寒さもかなり和らいだので、船尾に立って、デッキで暫く過ごしてみたよ。
ゆっくりゆっくり後退して、広いところで転回して…。
ここで、甲板のクルーが、皆さん引き上げて行きました。
程無く伊勢湾岸道の橋を潜って、私は真上の橋を見上げたのでした。
走の下を潜るのって、やっぱり凄くわくわくするね。
喫茶スタンド「ヨットクラブ」のソファーとショップコーナーを回ってみますが、まだ誰も居らっしゃいません。
ショップコーナーは、エキナカのインショップみたいなデザインで、陸上の普通のお店みたい。
そして、この「いしかり」は、座れる場所が沢山有るのがいいですね。
壁には色々なプレートが掲げられていますが、2007年の12/31には、宿毛港にも入港したんだって。
普段は絶対に見られない光景が見れたんだあ。
あ、掲げられていたクルーのお名前と写真を見たら、今日の船長さん、私と名字が一緒だったです。
「きたかみ」と同様、メダルの刻印器もちゃあんと有りました。
それじゃあ、自分のベッドに戻って、ちょっとだけ寝ようっと。
また寝るですかあ(^^;。
お食事の後にすぐ寝るのは、お行儀が悪いけれど…。
たまにはいいですよねっ。
21:00過ぎには起き出して、お風呂へ行くです。
ん、これなら、常識的な時間だよね。
喫茶スタンドの、自由に使える冷水器でお水を飲んで、と。
この後は、パソコンを持ち出して、喫茶スタンドの片隅のソファーで、ごそごそずっと起きている私なのでした。
06:00近くまで起きていたもん。
今回は、もおすっごくやる気です!。
…一体どーいうやる気なんだか(^^;。
ちなみにここって、窓が低い位置に有るので、海面がすうっと見通せて、すっごく気持ち良く過ごせるのですよー♪。
その間に、懐中電灯を手にしたクルーが巡回して来て、喫煙コーナーのチェックをしたりしていたよ。
私も時々、船内を巡回っ。
02:00過ぎまでは、ぽつりぽつりと起きておられる方が居て。
03:30になると、さすがに誰も居なくなりました。
全てのパブリックスペースにおいて、私1人だけになったです。
ソファーを寝床にしている人も居なくって。
05:00が近付くと、今度は逆に、早起きな方々が起きて来ます。
ふと気が付くと、外はもう、うっすらと明るくなっているのですよね。
もう朝だあ。
千葉県民な私としては、房総半島を見届けないわけには行きません。
左舷側へ移動してみると、黒い影のように房総半島が見えました。
灯台がちかちか点滅していたよ。
あれはきっと、太東埼灯台だね。
船内で貰って来た、「いま、どこ?!」っていうチラシによると、野島埼の通過が04:50、犬吠埼は08:20になっています。
房総半島は、結構おっきいのです(^^)。
他の通過時間は、中部国際空港20:10、伊良湖岬21:20、御前埼00:20、石廊埼01:50、日立市11:20、塩屋埼12:15、相馬市14:45、なんて感じだそうで。
名古屋から仙台までは、約420マイル、777kmの旅になるとか。
ついでに、いしかり乗船記念のスタンプも押したよ。
ちゃあんと用紙も用意されていて、日付も入るようになっています。
それじゃあ、私も寝ましょうかあ。
B寝台のお部屋の入口の扉は開いたままで、室内の照明も点いたままになっていますが、私はそういうのを特に気にしないので、そのままにしちゃいます。
同室の方だって、もう寝ちゃってる筈ですものね。
ごそごそとベッドに潜り込んだのでした。
翌日。
いえ、とっくにもう翌日だったのですが、気分的には、朝起きた時点で翌日です。
11:00近くに起きました。
お風呂に入った後、デッキを一回りお散歩して、また喫茶スタンドのソファーへ。
パソコンをいじったりしつつ、12:30に喫茶スタンドがオープンするのを待ったのでした。
あ、レストランから、コックさんがタッパーをひとつ運んで来たよ。
中身は…、おにぎりさん?(笑)。
私は、ホットケーキセット550円を注文したよー。
いかにも冷凍って感じなのが、かなり残念な所では有ります。
いい歳した大人がホットケーキなんぞを注文したので、よっぽどの甘い物好きって思われたのか、コーヒーにはお砂糖のスティックを2つも付けてくれました。
優しいのです。
でもでも、さすがの私も、ホットケーキを食べた上、甘いコーヒーは飲まないですよお(^^;。
これだけだとお腹が減るので、メニューを眺めて、多分冷凍では無い筈の、おにぎりを二つ注文したです。
アツアツのおにぎりなのです。
実は、これが一番のお勧めかもっ。
各150円。
係のおねーさんによると、右がサケで、左がたらこ。
いやいや、右がたらこで、左がサケだったかしら。
聞いたそばから忘れたです(^^;。
あ、貰ったレシートには、いしかりスタンドって印字されていました。
メニューは「きたかみ」と同じでしたが、「いしかり」にはカレーの大盛りなんかが追記されていたっけ。
そろそろ「きたかみ」と擦れ違う時間が近付いたので、デッキを下から順に一回り。
色々なアンテナが立っていて、それを近くで観察出来ちゃうので、アンテナマニアの人は喜びそお。
でも、「きたかみ」はまだ全然見えなくって。
そっかあ、先週は約20分の早着だったから、定刻の今日は、単純に約10分遅くなるのですよねー。
一旦船内に戻ろうかと思った所で、人がぞろぞろ上がって来たので、案内放送が流れたみたい。
14:30が近付くと、小さく「きたかみ」が見えて来ましたあ。
波は殆ど無いように見えるけれど、やっぱりそれなりには有るのですね。
今回も「きたかみ」が先に汽笛を鳴らして、それを合図に、みんなで一生懸命手を振るのでした。
「きたかみ」の人達は、誰も手を振り返してくれなかったのが、寂しい所なのです(^^;。
デッキに出て来た皆さんのうちの何人かは、船尾で「きたかみ」が見えなくなるまで、ずっとお見送りをしていました。
程無く、喫茶スタンドでミニコンサートが始まるとのことなので、私は最上階(5階、Aデッキ)へ移動して、窓際の窪み?に座っていたのでした。
開催場所は喫茶スタンドって何回も放送が流れているのに、熟年さんが何組か階段を上がって来て、ラウンジ前の扉に掲げられた「リハーサル中」っていう掲示を見て首を傾げているので、その度に私が、「下ですよ」って声を掛けたのでした。
てゆーか、私もコンサートを見ればいいのにね(^^;。
そうこうするうち、入港案内が流れて…。
今日は定刻ですって。
私は、そのままずっと最上階に居ることに決めて、B寝台のベッドを片付けて、荷物をまとめたのでした。
2回目の、仙台港入港だね。
今日は自動車運搬船が2隻も居るよ。
太平洋フェリーで嬉しいのは、大判の船内案内図が、持ち帰り自由で置かれていること。
前回の「きたかみ」、今回の「いしかり」、1部ずつ貰って来ましたです。
これを見れば、船内の設備の正確な名前とかも、ちゃあんと分かります。
後で記憶を呼び起こすきっかけにもなるのでした(^^)。
下船後、バスの発車まではまだ時間が有るし、船首から船尾へと、岸壁を歩いてみました。
ブリッジを見上げると、ノズルから水が吹き出して、窓の洗浄をしていたよ。
一瞬、窓回りに霧がかかったみたいになって。
スターンランプでは、トラクタがせっせとトレーラーの搬出を続けていたのでした。